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真夏の恒例行事!?オフィス内におけるエアコン温度設定戦争勃発!
では、オフィス内のエアコン風の流れを把握して席を替えられないか?
真夏のエアコンの温度設定は28度厳守というオフィスの避難場所
エアコンはもはや必須アイテム
「猛暑日」とは、最高気温が35度以上の日です。真夏の日中に屋外を歩いていたら、倒れてしまう人が出るほど危険なレベルです。
ある一定以上の年齢層の方は「昔はエアコンなどなかった。暑いからとむやみに使うべきではない」と主張される方もいらっしゃいます。しかし、いまや室内にいて熱中症で具合が悪くなることが実際に起こる時代であり、気候なのです。現代の日本の夏にはエアコンが必需品です。これが地球温暖化を加速させる要因のひとつなのかもしれないと思うと複雑な気持ちになりますが…。
ビジネスマン、特に営業職の方は、暑いからとオフィスで涼んでいるわけにはいきません。真夏の炎天下でも必死に外回りをしています。スーツ姿で汗だくになって営業活動…。本当に頭が下がります。せめて、自分のオフィスに戻ったときくらいは涼しい風にあたり、文字通り「クールダウン」したいのが人情というものです。
真夏の恒例行事!?オフィス内におけるエアコン温度設定戦争勃発!
オフィスには営業職など外回りが仕事の方もいれば、事務職などの内勤の方もいます。内勤の方は、1日中エアコンの効いた涼しい部屋で仕事をしています。なんて贅沢な…と思う営業職の方がいるかもしれません。しかし、これはこれで「苦行」なのです。特に女性はエアコンの冷たい風を1日中当たり続けることで身体が冷えてしまい、真夏でもカーディガンや膝掛けが手放せないという方もいます。
そこで真夏に日本のオフィスで起こるのが、恒例行事である「エアコンの温度設定戦争」です。総務は設定温度28度を厳守します。しかし、外回りから戻ってきた営業マンにとって、生ぬるいオフィスはサウナと変わらない環境です。つまり、クールダウンできないのです。そこで「こっそり設定温度を下げる〜女性社員が寒がる〜強制的に28度に戻る」のバトルが永遠と繰り返されるのです。この行為自体が非効率ですし、ムダに電気代が掛かっていることを見過ごしているのです。
では、オフィス内のエアコン風の流れを把握して席を替えられないか?
まず「オフィス内のエアコン風の流れを把握」してみましょう。特定の席やエリアにのみエアコンの涼しい風が「当たって」いることに気がつきませんか?しかも、よりにもよって涼しい風が当たる場所には冷え性で悩む女性社員の席が…。まさにオフィスあるあるです。そして、外回りの営業マンの席は日当たりが良かったり、エアコンの風が当たらない席だったり…。こうなるとまさしく「悲劇」です。
不思議と冬場のエアコン戦争が起こるオフィスは少ないようです。そこで、夏場を基準にして「暑がりな男性社員」を中心に涼しい風が当たるような配置にできれば理想的です(女性社員でも暑がりの方がいるかもしれませんが、さすがに自己申告するのは抵抗があると思うので…)。もちろん、そんな簡単にいくわけないだろう!というお叱りがあることは予想しています。ですので「暑がりな男性社員」を把握しておくだけでも、席替えの際の参考となるのです。
エアコンの「涼」が欲しいひと、不要な人を分ける手順
実際には相当面倒なことですが、これができれば真夏のエアコン戦争はかなりの確率で回避できます。
- 1.オフィス内のエアコンの風の流れを把握する
- 2.オフィス内の暑がりと寒がりの人を把握する(リスト化)
- 3.そのニーズに応じて、可能な範囲で席の配置を行う(または次に配置換えするときの参考にする)
これだけでも、双方のストレスはかなり軽減するはずです。現実問題として、3は難しいとしても、1と2なら業務時間の合間にできそうです。担当は総務部になるのでしょうか?最初の取り掛かりは面倒ですが、真夏のエアコン戦争を回避するため、社内の人間関係の平和を堅持するため、ここはぜひご尽力いただければと思います。
真夏のエアコンの温度設定は28度厳守というオフィスの避難場所
経験がある方であればお気づきだと思いますが、真夏のオフィスで、まして人が多い社内…。エアコンの温度設定が28度厳守だと、涼しいというより蒸し暑さを感じる人が増えます。社内にいて不快指数が上がってしまうのも考え物です。
筆者が勤めていた企業でも、毎年のように真夏のエアコン戦争が勃発していました。そこで上司を含む筆者や他の男性社員で、総務のトップ(いわゆるお局様?)に「せめてあと1度、設定温度を下げて欲しい」と直談判に行きました。結果は推して知るべし。当然「No」です。逆に、いかにエアコンの温度設定は28度厳守が会社にとって重要かを100倍返しでプレゼン(?)され、こちらは戦線離脱するしかありませんでした。
そこで考えたのが「社内での打ち合わせを増やすこと」でした。会議室は密閉された狭い空間であるため、同じ28度設定でも空気がひんやりとしています。これでは仕事のための仕事をしているようなもの。まさに本末転倒ではありますが、昼間は会議室や外の喫茶店などを利用し、夜は涼しくなったオフィスで業務に…。似たような経験がある方も少なくないのではありませんか?何とも不毛な話しですが、これも実話なのです。
エアコンの風をデザインするアイテム
エアコンの冷えた風を求める人と、避けたい人。手軽に対処できるのがルーバーです。また経費削減のため、見た目はちょっとみすぼらしいですが、段ボールで即席ルーバーを作ることもできます。
エアーウィング スリム エアコン風除けルーバー
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エアーウィング スリム AW-10-021-01
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2016年最新版 ハイブリッドファン HBF-FJR CW 業務用エアコン 風よけ 直撃風緩和 空調効率
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また、サーキュレーターをオフィス内各所に置くことで、エアコンの風を循環させることもできます。
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山善(YAMAZEN) 25cm首振りボックス扇風機 (リモコン) タイマー付 メタリックシルバー YSBR-A255(MS)
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「弱冷房車」の逆転の発想。オフィスに「強冷房室」的なエリアを設置してみる
出典:http://s.webry.info/sp/tobu1819.at.webry.info/201307/article_4.html
日常業務に追われていて対応できない、あるいはオフィス内の絶対的権力者である影の部長(お局様?)が君臨していてどうにも話しがまとまらない…など、事態が進展しないうちにお盆休みを迎え、そのまま秋を迎えることも充分に予想できます。そこで、涼しい風に当たりたい勢力と、エアコンの室温が28度厳守の一大勢力がギリギリ共存共栄できる妥協点の提案です。社内の特定のエリアや会議室など、共有スペースの一区画に「強冷房室(またはエリア)」を設けてみてはいかがでしょうか?
通勤電車の多くには「弱冷房車」の車両があります。猛暑日のときや湿気が多い日など、車内が生ぬるい空気に支配されているときがあります。汗っかきの方はたまらず他の車両に移りたくなるのではないでしょうか。そこで逆転の発想として、オフィスに「強冷房室」的なエリアを設置してみるのです。
営業マンや外回りの人たちが帰宅したら、まず「強冷房室」に立ち寄ってもらい、クールダウンする。エアコンの風で身体は冷えれば、常時28度のオフィス内にいてもそれほど暑さを感じなくなるはずです。「強冷房室」は普段あまり使われず、四方が囲まれて扉のある部屋であれば理想的です。
しかし、小規模なオフィスの場合、狭い室内に大勢の人が「押し込められている」ことも珍しくありません。つまり「強冷房室」を作るスペースがない場合です。このケースの対処法として、30分〜1時間程度、エアコンの室温を下げる「紳士協定」を結んでおくことをオススメします。エアコンの設定温度の上下で電気代は掛かりますが、ここはオフィス内の平和維持のための必要経費として割り切るところかもしれません。
真夏のエアコン戦争は、長くても数ヶ月以内には終結します。次の年に持ち越さないためにも、ここはぜひ、オフィス内で一致団結しましょう!そして、各々が快適に過ごせるよう、工夫して暑さを乗り切りたいですね。