全然違う!?オフィスでの観葉植物の効果とは?

今ではどのオフィスでもデザインの一部として設置されている観葉植物。植物の鮮やかな緑はストレスフルな毎日に癒しを与えてくれます。一言に観葉植物と言っても、たくさんの種類があったり、大きさも様々。またどのくらいの効果をもたらすのかなどもあまり知られていることではありません。

1.オフィスでの観葉植物の効果とは?

実は観葉植物の効果は科学的にも証明されています。主に以下4つ効果があると言われております。

・温熱環境調節

・快適性向上効果心理的効果

・視覚疲労緩和回復効果

・空気浄化効果

 

1ー1.温熱環境調節

温熱環境調節とは、いくつかの要素によって成り立ちますが、例えば空気中の水分量、湿度を指す「相対湿度」や、壁、天井、床、家具などから伝わる熱の「放射温度」、身体から発生する熱量「活動量」などの環境要素や人的要素が関係しています。人間は自分で温度調節ができない生き物です。例えば、暑すぎる場合は、運動しなかったり、服を脱いで薄着になったりして体温を調整します。また空気中の湿度や温度もエアコンなどので調整したりします。このような活動を温熱環境調節をいいますが、観葉植物は置くだけでこのような調節をやってくれます。 植物の蒸散作用により水分を放散し快適な湿度にします。植物が放出する水分は完全な蒸留水なので加湿器のように水道水に含まれる水垢分まで振りまく事がありません。

植物は葉面から蒸散する水分が、夏は気化によって熱を奪うことにより気温上昇を抑え、冬は熱を放出して気温の低下を防ぎます(スプリンクラー効果)。 室内の相対湿度が乾燥状態の30%前後になると、目・鼻・喉などの粘膜に影響がではじめ、風邪や乾燥肌の原因に直結し、逆に60%以上の相対湿度はカビやダニが発生しやすくなり、アレルギー障害を引き起こしやすくなる事がわかっています。また戸外では、植物の有無によって気温が3~5℃も変化すると言われています(緑陰効果)。
出典:www.nettaien.com/

1−2.快適性向上効果心理的効果

いわゆるリラックス効果です。人間には植物の緑を見てリラックス状態になるのは、遺伝子に組み込まれた当然の反応だという学者もいます。人間も動物なので自然に存在する色には精神的に落ち着くものなにかもしれません。

植物が目に入る環境では、アルファ波が増幅されるのです。その結果、血圧が低くなり筋肉の緊張がほぐれ、皮膚の電気抵抗が少なくなります。そして心拍数が減少すなわち”リラックス”してしまうのです。こうしたストレス低減作用は、一般に植物の持つ”心理的効果””生理的効果”と言われています。
出典:www.nettaien.com/

1−3.視覚疲労緩和・回復効果

現在ではパソコンなどのディスプレイ作業の増加に伴い、眼の疲れ、視力低下、ドライアイ、肩こり、腰痛などが社会的問題となっています。観葉植物を視覚に置いたり、デスク上に置いたりすることにより眼睛疲労を予防または回復させる効果があることがわかっています。

パソコン画面を見る仕事をさせ植物のある場合と無い場合でフリッカー値が測定され、眼精疲労が小さいことが確かめられました。(点滅する光を見せ、どの周波数までちらついて見えるかを調べる実験方法)
出典:www.nettaien.com/

1−4.空気浄化効果

NASA(アメリカ航空宇宙局)は室内の建材や家具などから、揮発性の有機化合物が放出され、それらが目や皮膚のかゆみや、のどや鼻の痛みなどの症状を引き起こすシックハウス(ビル)症候群の原因になることを突き止め、1984年に植物が人体に有害な揮発性有機化合物を除去する効果があるという研究結果を発表した。

観葉植物にはシックハウス(ビル)症候群の原因となる有害物質(ホルムアルデヒドやトルエン、キシレン、アセトンなど)を吸収する力があることを、アメリカのNASAが実証しています。 私達は、有害物質は目には見えないためビルやオフィスの中にいるだけでも微量ではありますが有害物質にさらされています。観葉植物はこのような有害物質をも吸収してしまう力があるのです。

2.初心者でもおすすめの観葉植物

2−1.ポトス

potos
出典:bloom-s.co.jp/

ポトスは観葉植物としてはとてもポピュラーな植物で、ゴールデンポトスやライムポトスなど種類も多様です。非常に丈夫な植物で葉の寿命が長いという性質を持っています。元気に育つには15℃以上必要で、8℃以下の気温になると元気がなくなってしまいます。

2−2.オーガスタ

ogassta
出典:hanagoods.com/

こちらも人気の品種で、非常に育てやすい観葉植物の一つです。蒸散作用が他の植物に比べ、葉っぱあたりでみると大きくなるので、生きた加湿器の役割もしてくれます。 また見た目にもインパクトのある葉の大きさなのでエントランスなどに置いても良いと思います。

2−3.シュロチク

shurotiku
出典:skygreen.co.jp/

熱帯の植物なので、比較的育てやすい品種です。シュロチクは明るい日陰を好み、水分を好むので、排水のよい用土で植えて、頻繁に水やりするとよく生育しますが、乾燥させると葉先が枯れ込んだり、落葉したりします。

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