センスの良さを感じさせるオフィスの壁紙選びのコツとは?

目次

1.オフィスにおける壁紙がもたらす効果とは?


出典:http://blog.wallpaperwarehouse.com

オフィスインテリアの中で、もっとも多くの面積を占める「壁紙」。

貼りものであるクロス材は、壁に限らず天井や床材としても用いられることがありますが、とりわけ壁は、どのようなシチュエーションでも一番目につく存在です。つまり、壁紙のデザイン1つでオフィスの印象が大きく左右されるということ。

今のオフィスのイメージチェンジを図りたいと思っても、引っ越しをするにはコストがかかりすぎてしまいます。かといってオフィス家具を入れ替えただけでは、ベースの部屋が変化しない限り、ちょっとした模様替えレベルにしかならないかもしれません。

そんなときに推奨したいのが壁紙リフォーム。間取りや家具がそのままでも、壁面のデザインが変わるだけで、まるで新しいオフィスになったかのような新鮮味が体感できます。

面積の大きいアイテムなだけあり、その色や素材から感じられる印象はさまざま。作業効率を高める色であったり、リラックス効果をもたらす天然素材であったりと、視覚によるイメージは脳に働きかける効果があるため、「働く場所」であるからこそ真剣に捉えるべきポイントなのです。

また、クロス材は経年とともにシミ・くすみや剥がれが生じるもの。汚れた壁紙では従業員全体のモチベーションも低下しますし、なによりお客様からの印象が良くありません。インテリアデザインは据え置きでも、日頃の掃除で対処できないほどに劣化してきたならば、張り替え時のサインです。

2.自社のイメージやコーポレートカラーにマッチする壁紙選びが重要


出典:https://assets.wallpapersin4k.org

オフィス空間において抜群の存在感を放つからこそ、壁紙は自社イメージをアピールするには絶好のスペースです。

一番採用されやすい色は白やアイボリー、次いで落ち着いたアースカラーや目に優しいパステル調。これらは飽きにくい上、万人受けもよいことから定番となっています。適度に無難さを押さえつつ、ここへコーポレートカラーをマッチさせることにより、他社との印象の差別化を図りましょう。

スタンダードな手法としては、コーポレートカラーを淡くした色を選択するもの。例えばブルーが御社の色であるならば、壁紙は水色に…といった具合です。もしくは白や天然素材をベースに、どこか一面だけワンポイントとして、コーポレートカラーそのままのブルーを配置するのもオススメ。もともとコーポレートカラーが薄い色合いならば、この限りではなく全面に取り入れてもよいでしょう。

また、ワンポイントの色使いには、壁紙のみならずウォールステッカーを使ったスタイルも近年人気となっています。壁紙の上からロゴやライン、模様などを貼り付けることができ、剥がすのもDIYでできるほど容易なので、今後ちょっとした模様替えをする際にも重宝するアイテムです。

もちろん斬新さを狙って原色系のコーポレートカラーをそのまま主張させるのも1つのアピール手段。

コーポレートカラーは社外へのアプローチとして考えられる方が多いのですが、実は社内の従業員に一体感を感じてもらうための役割も担っています。エントランスだけでなく、作業スペースなどへも積極的に取り入れましょう。

3.「どんなオフィスにしたいのか?」をすべてキーワード化する


出典:https://www.modus.space/case-studies/valspar-uk-head-office/

いざ壁紙リフォームをしようと思い業者にカタログを見せてもらっても、あまりにバリエーションが多すぎるため、選ぶのにも一苦労です。デザインにより面積あたりの価格は異なるにせよ、同価格帯の中でも実に多くのデザインが発売されています。
迷っているうちに、自社のコンセプトから段々と個人の好みの方へと傾倒してしまったりするのもよくある話。そうならないためにも、各空間ごとに「どんなオフィスにしたいのか?」をリストアップしておきましょう。

例としては、
・1日中PCに向かうことが多いので集中力を向上させたい
・商談スペースは活気あふれる色使いにしたい
・会議室は明るく開放的に感じられるようにしたい
・エントランスにはコーポレートカラーを使ってメリハリある空間にしたい
・休憩スペースはリラックス効果を演出したい
・食堂は食べ物がおいしく見えるようにしたい
など。
もしくは「ナチュラル」「モダン」「ビタミンカラー」「リゾート」など、名前をつけて

簡単でも構わないのでアウトラインを設けておけば、カタログを閲覧する際、はなからイメージとかけ離れた物は消去法でパスできるので、スムーズです。

4.色合いだけでなく、質感や防火対策などの機能も重視!


出典:https://www.officescapellp.co.uk

ここではわかりやすく壁紙と表していますが、その材質はさまざま。その名の通り紙素材があるのはもちろん、木材・ビニール・石(タイル)・塗り壁・布地・コンクリート打ちっぱなしなど、多岐にわたります。

木材や石(タイル)であれば、天然の風合いが感じられ、塗り壁は刷毛の運び次第でフラットにもハンドクラフト風にもなり、塗りならではの味が楽しめます。布地のクロス材は、織りの凹凸から適度な立体感や光沢感が得られ、高級な印象をもたらします。これらの材質は少し割高であり、かつ手入れにやや気を使わなければなりませんが、間近に寄っても本物ならではの風合いが味わえるため、こだわりの逸品といえるでしょう。

ですが壁紙やビニールクロスも、一昔前と比べて実にバリエーション豊かになっています。タイル調・木目調・レンガ調などの再現度も、本物と見まがうほどに向上し、かつ材質は紙やビニールなため、掃除はホームクリーニングレベルで手軽にできます。

安全面の配慮も見落としてはなりません。とりわけオフィスであれば、防火対策も重視したいところです。

防火素材には特定の種類・ランクが設けられているのですが、万一火災が起きた際、延焼しにくいということだけでなく、クロス材から有毒ガスが発生しないかどうかも配慮された素材です。

オフィスの面積や階数・間取りによっては、これらの防火基準を満たさねばならない場合もありますので、見本帳に記載されている表記もチェックしましょう。

下記「一般社団法人日本壁装協会」HPもぜひ参考にしてください。

・防火性能について
https://www.wacoa.jp/fire/
・内装制限について
https://www.wacoa.jp/fire/naisouseigen.html

5.担当者次第で、その出来栄えは大きく変わってくることを知るべき!


出典:https://assets.wallpapersin4k.org

壁紙を貼るにあたっては、通常工務店などに依頼するのが主流です。中にはDIYで手がけてしまう器用な人もいるのですが、大きな裁断機がないとうまく作業できません。職人さんであれば必要な道具はすべて用意してありますし、壁紙の切れ目の柄合わせ(絵柄だけでなく凹凸の模様も含みます)をするのも当然です。これはほぼどの業者でも、さほど腕の良しあしに差はないといえるでしょう。

ならば、一番安く最短で仕上げてくれる業者であれば、どこに依頼しても構わないのでしょうか?

実は、壁紙リフォームの完成度を左右するのは「下地施工」の部分です。古い壁紙を剥がしたままの状態では、以前の壁紙の糊の残りや、石膏ボードに打ってある釘の頭などによる凹凸が見受けられます。これらをどのレベルまで平らにすることができるかが、職人さんによって大きくばらつきがあるのが現状。

下地施工を怠ったまま新しいクロスを貼られてしまうと、壁紙表面に不自然な凸凹ができてしまいます。

パっと見の材質だけでなく出来栄えも重視するならば、担当者とはじっくりコミュニケーションを取り、見えないところまで丁寧に施工してくれるかどうか、見極めて決めましょう。
完成度こだわりを持っている担当者であれば、当然自身のサポートをしてくれる職人選びにもこだわりがあるはずです。

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