オフィスのグッズの定番として、最近ではオフィス内にウォーターサーバーを設置しているところが多いのではと推測します。設置の目的は、社員や従業員の方々につかってもらうための、福利厚生の一貫として導入している企業が大半でしょう。社内にウォーターサーバーを設置する際には、どのメーカーの、どういった用途のウォーターサーバーがいいかなど、どういった基準や目線で導入すべきかについて、本記事では述べてみたいと思います。
ウォーターサーバーは軟水が一般的
オフィス用のウォーターサーバーとして一般的なものは、家庭用と同様で日本人に好まれやすい優しくまろやかな軟水が人気です。飲用水としては勿論、料理用等にも広く活用することができ、お湯を使えばカップラーメンをつくったりもできます。大体のメーカーが全国配送の対応が可能なケースがおおく、電話1本で会社までボトルを届けてくれたり、飲み終わったボトルも回収してくれます。 気になるお水の品質ですが、実際に水を製造している全国各地の製造拠点と、その品質を支えている諸施設で管理されているため、徹底した品質管理をしているメーカーが多い印象です。最新の施設で水の製造、ボトルの洗浄・殺菌が行われ、施設では、定期的に全国の製品水を検査・分析し、品質の改善が行われているところもあるそうです。 ウォーターサーバーのメーカーについては、ネット上には様々な評判や口コミがありますが、実際にそういった比較サイト・ランキングサイトを見てみると想像以上に多くの業者があることに驚かされます。しかし、どのサイトでも評判も高く、根強いファンがついている業者もあります。自社の体制に合っているかなどの目線で、根気よく探してみましょう。各ウォーターサーバー業者によって特徴は様々で、お水の種類も多種に及びますから、自社のオフィス導入するという目的にぶれない基準が重要です。
ウォーターサーバーの電気代
ウォーターサーバーを使うにあたって、気になるのが電気代。お水やサーバーの値段ばかりに目がいきがちですが、電気代も毎月かかるものなので重要です。業者やメーカーによっては、省エネに特化した機能をもっているサーバーもあり、消費電力を大幅にカットできるそうです。使用状況にもよりますが、年間で考えれば、かなりの節約が見込めることになります。節電についてもサーバー選びのポイントにして間違いありません。
市販との違いとは
ウォーターサーバーのお水は、市販のミネラルウォーターとはなにが違うのでしょうか。市販されているミネラルウォーターは天然水をそのままボトリングしたものがほとんどです。一方で各ウォーターサーバーのお水は、専用のフィルターでお水をろ過したりなど、よりクリアで安全性が高いという点が大きな違いになるかと思います。天然水は産地の環境に左右されやすく、海外製の場合は輸送経路での品質管理も心配です。業者によっては自社工場で徹底した品質管理を行なっている上にミネラル添加も行うなど、安全性と美味しさもしっかり追求されています。また、ミネラルウォーターには軟水と硬水の2種類があり、軟水のほうが飲みやすいと評判です。 あわせて、浄水器の水との違いはどうでしょうか。浄水器には一般的に活性炭と中空糸膜の2種類のろ過材が使われており、水道水を綺麗なお水へと変えているようです。ただ、浄水器のろ過には限界があり、より細かな不純物まで取り除くことができるかといえば厳しいかもしれません。また、浄水器に使われている活性炭は鉄さびの除去が苦手で、塩素を分解してしまうため、細菌の温床となりやすいという欠点があります。
そして最後は、もしもの時に備えてというお話です。昨今でいうと阪神・淡路大震災や東日本大震災がありました。そいった震災の影響もあり、備蓄水としてウォーターサーバーを検討されている企業も多いのではないでしょうか?非常時にはガス・電気・水道等のライフラインが一定期間完全に止まってしまうケースが想定されます。やはり、命に最も直結するのが水と言えるのではないでしょうか。日常の飲用水としてはもちろん、万一の際にもウォーターサーバーが活用できるのです。
断水したら、電気も使えないケースも考えられます。ウォーターサーバーによっては、停電時でもお水を出すこと自体は可能なモデルもあります。冷たい水や温水は出ないと思いますが、サーバーにセットされているボトルから、お水を飲むことができれば、まずは充分な機能といえます。また、一般的にインフラの中でも電気は比較的早く普及するケースが多いと言われています。まさに「備えあれば憂いなし」ではないでしょうか。 いろいろと本記事では述べてきましたが、各メーカーは無料お試し期間の適用などのキャンペーンを実施していることも多いため、まずはそちらで試してみても良いかと思います。その上で、自社の基準や目線と合うサーバーをセレクトしていきましょう。さまざまな企業、オフィス、病院などがあります。そういった多種多様な環境、いろいろなシーンに活用できるウォーターサーバーがあるので、しっかり検討していき自社の福利厚生も充実させていきましょう。