木のぬくもりが感じられるオフィスをデザインするときのポイントとは?

一昔前と比較して、オフィスのデサインも多様性に富んできました。

3 FEB 2022

目次

1.オフィスに木のぬくもりがあることのメリットとは

2.木の匂いがもたらすメリットとは

3.木目調もありなのか

4.什器類や小物類にもこだわってみる

5.木を使う場合の注意点は?

6.簡単なようで難しい。オフィスにピッタリな木材選びはオフィスデザインのプロに相談を

1.オフィスに木のぬくもりがあることのメリットとは


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一昔前と比較して、オフィスのデサインも多様性に富んできました。「オフィスはこうでなければならない」といった固定概念も薄れ、従来あまり使われなかったダークトーンや、むき出しのコンクリートも脚光を浴びています。

そんなクールでスタイリッシュなオフィスが増えるなか、ぜひ着目していただきたいのが「木のぬくもり」。木材は古くから我々人間の生活を支えてきた材質であり、天然由来の模様や風合いが楽しめます。

また「自然界」を象徴する素材ゆえ、木材に囲まれているとまるで自然の中にいるような心地になり、心身をリラックスさせる効果も持ち合わせています。

いくらスタイリッシュなオフィスでも、あまりに人工物が多すぎると緊張感や閉塞感の一因となりやすいものですが、そうした空間に木目のアイテムを取り入れると、非常にバランスのよいデザインに仕上がります。

2.木の匂いがもたらすメリットとは


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木材には、見た目だけでなく匂いによってもリラックス効果をもたらします。もともと樹木は、自らを害虫や細菌から守るため「フィトンチッド」という化学物質を生成・放出しているのですが、この物質が木材の匂いの主成分となっています。

化学物質といっても、森林浴で体調が悪くなることがないように、人間の健康に支障をきたすものではありません。むしろ、自律神経を安定させたり、血圧を下げたりと、人間にとっては癒しの効果がある優れモノ。

また、殺菌効果もある成分なので、オフィスの空気をキレイにする働きも持ち合わせているのです。木の匂いは木材の種類によってさまざまですが、特に芳香が強いのはマツやヒノキなどの針葉樹。

いずれもフィトンチッドを多く放ちますが、選ぶ木材によって匂いにも違いがありますので、「これは何の木の匂いだろう?」と意識してみるのもおもしろいでしょう。

ただし、ニスや塗料・を塗布してしまうと、木材から匂い成分が気化しなくなってしまいます。木材をつなぎ合わせた集成材も接着剤が使われているため、天然の香りを楽しむためには無垢材の使用が一番です。

3.木目調もありなのか


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木を取り入れたデザインはメリットが盛りだくさん。

ですが、やはり天然素材はお値段が高いのが悩みどころ。世界三大銘木として名高い、ウォールナット・マホガニー・チークが高価なのはもちろんのこと、ヒノキやマツも安価とはいえません。

多くの国民が花粉症に悩まされるほど生えているスギですら、国産品は高級木材の部類です。そこで着目したくなるのが「木目調」。
“調”というだけあって、合板に木目模様のシートを貼り合わせた、いわば木材のイミテーションです。

木目調を視野にいれるとコストをかなり下げることができますが、中には「いかにも安っぽいのではないか?」と不安に思う方も多いかもしれません。

ですが、大手家具メーカーでもかなり取り入れられている素材であり、一見して本物と見まがうような美しい模様も存在します。イミテーションゆえ、木の匂いを感じることはできませんが、視覚的効果は木目調でもじゅうぶんに得ることが可能なため、コストを押さえつつもぬくもりのあるオフィスに仕上げたい場合にオススメです。

4.什器類や小物類にもこだわってみる


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内装のみならず、木製の什器や小物にも着目してみましょう。木はどんな風合いの材質とも相性がいいため、どんなオフィスにも気軽に取り入れることができる万能選手。

デスク周りに置きたいペンスタンドやトレーは執務中にも目につきやすく、ちょっとした癒しを感じられるはず。さらに木材ごとの特性を把握しながらアイテムをチョイスすれば、より一層こだわり感あふれる空間に仕上がります。

例えば、筆跡や使用キズなどが付きがちなデスクなら、カエデ・ケヤキ・オーク・キリといった広葉樹がおすすめ。広葉樹の幹には繊維がギッシリと詰まっていて木目が細かく、重さがあるぶん固くて丈夫。

そのためキズが付きにくく、反りやゆがみも生じにくいため、天板にはピッタリな木材なのです。また、一般的に家具には不向きといわれている針葉樹にも、針葉樹ならではの魅力があります。

密度が低く柔らかい幹の針葉樹は、木目が大きめでソフトな印象。軽量ゆえに移動もさせやすく、加工がしやすいためさまざまな形の製品が生み出せます。

サラりとした肌触りが希望であったり、柔らかな風合いを醸し出せる木材なため、丸型などのカーブを描いた什器などにピッタリ。

ぜひたくさんの製品と触れ合って、オフィスにマッチする木を見つけてください。

5.木を使う場合の注意点は?


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魅力満載の木材ですが、使用するなかで気を付けなければいけないポイントも。
いくつか注意点をあげてみましょう。

●変色

よくいえば経年劣化=風合いなのですが、使用していると歳月とともに色合いが徐々に濃くなっていくのが木材の特性です。特に淡い色の木材ほど色の変化は目立つため、導入当初プレーンな色であっても、徐々に黄色っぽくなってしまうことを念頭に入れておく必要があります。むしろそうした変化を楽しみながら付き合うのも、木の魅力の1つなのです。

●汚れやシミに注意

コーティングなどがされていない無垢材の場合、水分によるシミが付きやすいのが難点。お茶やコーヒーのような、色が付いた飲み物をこぼしてしまうと、染み込んで落ちなくなってしまうことも。結露したカップも放置すると輪染みが付いてしまうので、コースターやマットで防ぐのが◎。
汚れに気付いたらただちに濡れ雑巾で拭き、そのあとよく乾燥させることが大切です。

●急な温度・湿度の変化はNG

現代の気密性の高い建築でなら、温度変化の心配はさほどないかもしれません。ですが冷暖房の吹き出し口付近などで、急激な温度・湿度の上がり下がりを加えると、反りやヒビ割れの原因となることもあるので注意が必要です。
また、梅雨時期などは湿気でカビが生えてしまう場合があるので、なるべく常に通気性のよい環境を整えましょう。

●メンテナンスが必要

天然の風合いが魅力の無垢材は、あえてコーティングされていない状態で加工されています。しかし、使っているうちに木材そのものが持っていた水分が失われ、徐々に乾燥して見た目にもツヤが失われます。
適度な保湿のため、数か月に一度はオイルやワックスを軽く塗り込んであげましょう。そうすることでキズ・汚れ防止にもなり、末永く愛用できます。

6.簡単なようで難しい。オフィスにピッタリな木材選びはオフィスデザインのプロに相談を


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人間誰しもが自然を感じることのできる木材。いざオフィスに導入しようと下調べをしてみると、ひとことに「木」といっても実にさまざまな種類があることに驚くでしょう。

はじめは「オフィスに木のぬくもりがあったらいいな」というスタート地点から始まって、ゆくゆくは木材の種類にもこだわりたくなる方も多いはず。

ですが、趣味だけを追うわけにはいかないオフィスとなると、いったいどのような材質であれば気軽に付き合っていけるのか、経験がないと判断しかねる部分も多いもの。

「高価なイメージで予算面が不安…」
「メンテナンスを怠らない自身がない…」
「よそのオフィスにはない珍しい木を使いたい…」etc…

まずは悩みや要望をを、オフィスデザインのプロに相談してみませんか?無垢材・集成材・木目調、多くの選択肢のなかから、貴社のニーズにマッチするものを提案します。

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