オフィスの「会議室 兼 応接室」を設計・デザインするときのポイントとは?

まず初めに「会議室 兼 応接室」を考えるにあたり、それぞれの役割を把握しておきましょう。

3 MAR 2022

目次

1.会議室と応接室の違いとは?

2.会議室と応接室を兼ねる理由と目的を突き詰めてみよう

3.「会議室 兼 応接室」を設計・デザインするときのポイントとは?

4.会議室と応接室を兼ねるメリットとは?

5.会議室と応接室を兼ねるデメリットとは?

6.専門家ならではの知見を持つ、オフィスデザインのプロに任せるべき理由とは?

1.会議室と応接室の違いとは?


出典:https://stock.adobe.com/

●会議室

議論や打ち合わせなどといった、話し合いをするために使われます。参加者全員の顔が見渡しやすいようなテーブルレイアウトがなされており、チェアとテーブルは、資料を見たりメモを取ったりと、着座での作業にふさわしい高さが採用されます。また、前方にプロジェクタースクリーンやボードが掲げられるケースも。社内の人のみならず、外部の人を交えて使用する場合もあります。

●応接室

主にお客さまを迎え入れるために使われます。会議室も来訪客と使用する場合がありますが、応接室は打ち合わせや議論よりも、おもてなしをするための空間。そのためチェアはソファなどのゆったりしたタイプであり、飲み物やお茶菓子を置けるローテーブルも設置されます。会議室と応接室、いずれも外部の人を招き入れることを前提に考えると、応接室のほうが「おもてなし」の色が強いことになります。

2.会議室と応接室を兼ねる理由と目的を突き詰めてみよう


出典:https://stock.adobe.com/

一般的に、応接室があって会議室はない、といったオフィスは少ないでしょう。大抵この問題に取り組むオフィスの場合、ミーティングルームはあるが改まってお客さまをお迎えする部屋がない、という声のほうが多いもの。もしくは、応接室はあるが使用頻度が低いがゆえに1つにまとめたい、といったケースもあります。

それゆえ会議室と応接室を兼ねるとなると、「省スペース」が目的のネガティブなアイディアに思われがちですが、実はそうではありません。会議室と応接室の共通点は、社外の人間にも見られる場所である点。
加えて、外部の人間をおもてなしする空間でもあります。
限られた面積内に無理矢理2種類の部屋を作るよりも、少しでも広さを確保したほうが、来訪客が感じる居心地のよさもアップするのは間違いないでしょう。2つのモノを1つにまとめることで、より質感の高いインテリアを演出。これこそが「会議室 兼 応接室」の目的です。

3.「会議室 兼 応接室」を設計・デザインするときのポイントとは?


出典:https://stock.adobe.com/

ミーティングと接待、どちらもこなせる空間に仕上げるためには、ちょっとした工夫が功を奏します。設計・デザインの際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

●チェアとテーブルのチョイスがカギ

会議室よりは快適に座れるチェアを、応接室よりは物書きのしやすいテーブルを選択。1人掛けのコンパクトソファや革張りのチェアならば、一般的な応接室向けソファよりもスペースをとらずに配置できます。会議の際など、ある程度の人数分が必要となるならば、スタッキング(積み重ね)タイプを採用することで、不要時には収納してしまうことも可能となります。
いずれも移動を考えて、キャスター付きだとなお便利。レザーやジャガード、厚みのあるツイルなど、高級感のあるテキスタイルで格上げを。

●場所はオフィスのエントランス付近にする

スムーズに来客を案内できるよう、会議室 兼 応接室はオフィスのエントランス付近に配置します。
外部の人間がオフィスの奥まで立ち入らずに済むため、セキュリティ面でも安心です。

●上座側にゆとりを持たせる

ミーティング・接待いずれにおいても、入口から見て一番奥の座席が上座です。

立ったり座ったりするのにチェアがじゅうぶん動かせるスペースを確保するのはもちろんのこと、入口から上座までの間にも余計な動線が生じないよう気を配ります。

4.会議室と応接室を兼ねるメリットとは?


出典:https://stock.adobe.com/

会議室と応接室を兼ねるメリットには、以下があげられます。

●オフィス面積の有効活用ができる

目的別に部屋数を用意するとなると、それぞれが狭くなったり複雑化する恐れがありますが、1つの空間を多目的利用すれば、そのぶんゆとりを持った設計が可能となります。

●オフィス家具が1部屋分で済む

会議室・応接室を兼用するので、当然用意する家具や什器類も1部屋分に。
コストの削減はもちろん、1点に特化させ、ワンランク上のアイテムをそろえやすくなります。

●動線が簡略化できる

来訪客を案内する際の行き先が絞られるため、「会議室→応接室」「応接室→会議室」といった、移動の手間を省くことができます。

5.会議室と応接室を兼ねるデメリットとは?


出典:https://stock.adobe.com/

冒頭で説明したように、会議室・応接室それぞれの役割は異なるもの。兼用とすることで、コンセプトが会議室・応接室どちらか寄りに偏ってしまうケースが懸念されます。特に応接室としての機能にいえることですが、会議室と兼ねる都合上、どうしても従来の大型な応接室向け家具が配置しにくくなります。

そのため、威厳を感じさせるという点に関しては、兼用のほうが劣るでしょう。客層や使用頻度などを照らし合わせたうえで、応接室と会議室の差別化を図るべきかどうかを熟慮する必要があります。

6.専門家ならではの知見を持つ、オフィスデザインのプロに任せるべき理由とは?


出典:https://stock.adobe.com/

ひとことに「会議室 兼 応接室」といっても、企業ごとに大きくそのコンセプトは異なるもの。

設計・デザインの難易度としては、それぞれ別個につくるよりも大幅に難しくなってきます。インテリアの美術的な面のみならず、組み合わせるオフィス家具の知識にも長けていなくてはなりません。こうした問題は、たくさんの引き出しと経験がある専門家に相談するのが◎。

プロフェッショナルの力を借りて、ビジネスを活性化させられる空間を創り上げましょう!

オフィスデザイン・オフィス家具のご相談は  問い合わせはこちら