スタンディングデスク向けのオフィスデザインは「あり」か?

立って仕事ができる環境を取り入れているオフィスが増えています。これは、「立って仕事を行う方が効率化が進む」「座ったままの作業を日常的に行うことで、死亡率40%も増加する」という研究結果が知られてきたためです。

30 JUN 2017
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出典:http://www.smallbiztechnology.com/archive/2016/02/should-you-switch-to-a-standing-desk-a-look-at-the-pros-and-cons-to-help-you-decide.html/#.WWhU3NOLTBI

オフィスワークのほとんどは座って行う作業です。立つ動作は、移動するときのみという方も多いでしょう。立って仕事ができるスペースがあれば、座りっぱなしの状況を改善できるかもしれません。今回は、立って仕事をするメリットと、オフィスにスタンディングデスクを取り入れるべきか否かを考察してみましょう。

立って仕事をするメリットとは

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出典:http://gahag.net/008897-businessman-back-pain/

オフィスワーク等で座りっぱなしの状態が毎日行われると、死亡リスクが高まるといわれています。6時間以上座ったままの状態が続くと40%の死亡率増加、1日に11時間以上座っている人は、そうでない人に比べて1.4倍の死亡率、テレビを座って1時間見ると平均寿命が22分短くなる、デスクワークの女性はそうでない人と比べて60%死亡率が上がるなど、軽く「オフィスワークだから仕方ない」と見逃せない問題です。

なぜこのように座る時間が続くことで死亡率が上がるのかというと、その原因は「血流低下」と考えられています。リンパや血液の流れを促しているのは、筋肉です。座ったままの状態が長く続き、脚の筋力がなくなると、この働きも衰えてしまい、血流が悪くなってしまいます。また、ふくらはぎは、「第二の心臓」と言われ全身に血液を運ぶ役割を担っています。血液の流れがうまくいかなくなると、糖や脂肪が血中に溜まり、血液はドロドロの状態となってしまうのです。

立って仕事ができるスタンディングデスクを取り入れることで、座りっぱなしの時間を減少させることができます。また、集中力が上がった、効率が上がったという声もあり、これがスタンディングデスクを取り入れる大きな理由となっているようです。

立ちっぱなしで仕事はできるのか

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出典:http://www.npr.org/sections/health-shots/2016/03/17/470713717/stand-to-work-if-you-like-but-dont-brag-about-its-benefits

スタンディングで仕事をすることで健康となり、仕事効率がアップすることはわかりました。では、立ちっぱなしで疲労が出ないのか心配になります。しかし、立って仕事をすることに慣れてしまうと、座った作業が苦痛になる声が案外多いようです。それは、体に現れる様々な快適な変化にあるようです。例えば、立った状態で仕事を続けていると、脚の疲労は気にならなくなり、肩こりがなくなるという人がいます。肩こりの減少は、スタンディングで姿勢が良くなることと関係があるようです。

立って仕事をするといっても、ずっと同じ姿勢で行うわけではありません。休憩で座ることもありますし、会議や打ち合わせは座って行います。たまに足踏みをしてみたりストレッチをしたりなど、適度に脚を動かすことが疲労をためないコツのようです。また、スタンディングデスクで仕事を行うようになってから、「ランチタイム後の眠気がなくなった」「痩せた」「ジムに行かなくても済むようになった」という嬉しい効果もあるようです。

あの企業も?スタンディングデスクを取り入れたオフィス例

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出典:https://foundrmag.com/standing-desk/

では、実際にオフィスに取り入れている例をみてみましょう。デザインを手がけるとある企業では、電動で高さが変えられるデスクを導入しています。従業員が自分で机を上下させ、立ったり座ったりの動作を適度に行っているようです。「腰痛が改善し、作業効率がアップした。フットワークが軽くなり、従業員同士のコミュニケーションも増えた」といいます。「楽天」でも、従業員全員の机を高さが変えられるタイプに変更しています。

作業スペースではなく、交流スペースや会議室をスタンディングにしている企業があります。Microsoftでは、社長室と会議室にスタンディングデスクを導入しました。「立ったままの方がクリエイティブな仕事ができる」とし、働き方改革の一環で取り入れたといいます。平野社長は「立って打ち合わせや会議を行うようになってから、全員の意見交換が活発になった。会議時間が短くなった」と語っています。平野社長自身もスタンディングデスクで立って仕事を行っているそうです。

まとめ

オフィスでスタンディング環境を取り入れることは、メリットが大きいようです。しかし、急に社内全体をスタンディング環境にすることは、各々の事情もあり難しいかもしれません。そうはいっても、Microsoftの平野社長や楽天など、クリエイティビティな企業がスタンディング環境を取り入れていることは、大変興味深いところではあります。 apple社のスティーブ・ジョブズも、大切な打ち合わせは歩きながら行ったという逸話もあります。立って仕事をすることは、確実に健康と脳の働きに影響しているようです。

スタンディングの効果が浸透してきたこともあり、高さが変えられるスタンディングデスクは各メーカーから様々な形のものが出ています。希望者のみスタンディングにする、会議室にだけ取り入れるなど、できることから始めてみてはいかがでしょう。企業の働き方改革の一環となるかもしれません。

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