スタートアップ企業のオフィスデザインの重要性について考える

ビジネスシーンにおいてすっかり定着しつつある『スタートアップ企業』。とりわけ若い起業家にとっては身近に感じられるキーワードなのではないでしょうか。

3 MAR 2020

目次

1.スタートアップ企業とは?


出典:https://www.businessinsider.com/

もともとアメリカのシリコンバレーで発祥したスタイルですが、今では日本を含め世界中で注目される存在となりました。しかし、スタートアップ企業とはあくまで一種の“起業”形態であり、“企業”形態を表すものではありません。解釈のしかたはいくつかありますが、ここでは一般的にスタートアップと定義づけられる目安をご紹介します。

まず、スタートアップ企業は短期間において急激に成長させるビジネルスタイルであることがあげられます。いまだかつて世の中に浸透していなかったモノ(サービス・商材など)を発信、つまりイノベーションを主軸にし、かつ新しい価値観において社会に貢献しうるビジネスを展開します。

そして起業に際して必要な資金を、これらに賛同してくれたベンチャーキャピタルの投資によって調達するのも大きな特徴。起業側も投資側も、段階こそ履むものの、極力短期間で利益を得ることを目標としますので、これらの条件とともに設立から間もない(2~3年以内)企業を『スタートアップ』と定義づけることもあるようです。

あくまでイノベーションという点に重きをおくので、既存のサービスから派生した会社の設立は『スタートアップ』に当てはめません。

2.ベンチャー企業との違いは?


出典:https://www.realestate-tokyo.com/

ベンチャーキャピタルからの投資を資本とするプロセスにおいては、スタートアップ企業・ベンチャー企業どちらも共通ですこれら2つの違いもまた明確な定義はなく、スタートアップもベンチャーの一種とする考え方も存在します。

より細かく分類する場合、ベンチャー企業の方が利益を回収しつつも、もう少し長期的な運営を目指しているパターンが多いでしょう。そのため設立から3年以上が過ぎていればベンチャーという見方もあるようです。

また、人々のイメージとして、スタートアップは少人数、ベンチャーは社員数が多いといったとらえ方も。ちなみに『ベンチャー企業』という言葉は日本独自の言い回しであり、和製英語。

日本においては近年のブームのために両者を区分けする傾向にありますが、英語にしてしまうとどちらも“startup”という表現方法に。いずれにせよ、どちらも企業形態を表しているわけではありませんので、これらの曖昧な定義は今後、もしかしたら時代の流れとともに変化していくかもしれませんね。

3.スタートアップ企業に入社したいと思う年齢層は?


出典:https://techcrunch.com/

新進気鋭さもある反面、先行きもまだ未知数であるスタートアップ企業。今の時代、どんな企業に入社しても終身雇用が望めるとも限りませんが、とりわけスタートアップ企業は、今後自分で企業したいという野望を抱く若い世代から一定の支持を得ているようです。

未知数であるがゆえ、企業が急成長していく様や、いまだかつて誰も考えなかったような斬新なアイディアの宝庫…そんな一面が彼らにとって非常に魅力的なのでしょう。

ある調査によれば、スタートアップ企業に就職を希望した人たちは、そもそも長く勤続しようとは思っていないのだそう。むしろ将来自分が起業するための勉強の場として、あえてスタートアップ企業に身を置こうとしている人が多いのです。

昨今では学生が起業するケースも珍しくなくなってきました。これらの“イノベーション”に感化されるのは、やはり世代や価値観が近い若者にこそ集中するのも頷けます。

既存の企業に就職するよりも、自らが発信者となって成功を収めることにやりがいを感じる彼らは、あまりライフワークバランスを重視せず、とにかく情熱をもってビジネスを展開させてゆくことに生きがいを見出す傾向にあります。

プライベートも仕事の一部になるほどに、非常にバイタルが要求される世界なので、必然的に若さが求められるという要因もあるのかもしれません。しかし、ある程度キャリアを積んだ年齢の人が、これまでの経験を活かしスタートアップをさらに成長させる目論みで入社することも。これらの層は、今までの自分にはなかった“若者の可能性”に魅了され、それを吸収してビジネスに繋げていきたいという野心家が多い模様。

いずれにせよ、伸びしろがあり、いかようにも進化を遂げていける点がメリットであることは間違いありません。

4.スタートアップ企業の魅力的なオフィスデザイン事例集

◎airbnb(アメリカ・サンフランシスコ)

民泊仲介サービスをメインビジネスとするエアビーアンドビー。今でこそ世界に名を知らしめる存在となりましたが、こちらもスタートアップとして設立された企業です。彼らの掲げる“Belong Anywhere”(どこにでも居場所がある)を体現したオフィスには、社員も1つのデスクに縛られず好きな場所で仕事ができるよう、さまざまなテーマのワークスペースが用意されています。


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/

◎GrabTaxi Holdings Pte Ltd(シンガポール)

タクシー配車アプリの運営をおこなうグラブ。今ではUberの東南アジア事業を吸収するなどし、ユニコーン企業としても注目を浴びています。ここでもやはり重宝されているのがフリースペース。エントランスには目を引く社名オブジェが構えられ、シンプルな配色の中にもところどころにイメージカラーであるグリーンが添えられている点も見逃せません。


出典:https://grab.careers/


出典:https://grab.careers/


出典:https://grab.careers/


出典:https://grab.careers/

◎ByteDance Ltd.(中国・北京)

動画SNSアプリのTikTokをヒットさせた企業ですが、Toutiaoなどアプリ名の方が浸透し、バイトダンスという社名はまだ馴染みが薄いかもしれません。そのオフィスは非常にユニークで、メインフロアは非常にガラス張りの空間ですが、ミーティングルームや各作業スペースは部屋ごとに異なるテイストが取り入れられ、遊び心も兼ね備えています。それでも全体的に規則性のある什器配置がなされているあたり、我々日本人がお手本にしやすいインテリアなのではないでしょうか。


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/


出典:https://officesnapshots.com/

5.結論:スタートアップ企業にとってオフィスデザインが重要である理由とは?


出典:http://www.furbishdesigner.com/

要約すると、スタートアップと呼ばれる条件としては

・今までになかった新しい価値観
・社会貢献を軸にしたビジネス

最低限これら2つがマストであることは間違いありません。つまり世の人々のためになる、いまだかつて誰も考えもしなかったアイデアを発信するわけですが、そのアイデアが真新しすぎるがばかりに、始めはどのようにして周囲の理解を得るかが重要な課題になるはずです。

まだまだ実績はこれからというスタートアップ企業。“人”から“人”へ新しいものを伝えるために、言葉だけでは物足りず、かえって有り体になってしまいうまく自社の魅力を発揮できないこともあるものです。

そんな中で視覚的にアプローチをすることができるとすれば、まずは自社のオフィスデザインがもっとも適したツールなのではないでしょうか。これは今後繋がりゆくであろう相手へのメッセージのみならず、社内で過ごす自分たちへ向けた抱負・ビジョンの役割も果たします。

成長期を過ごすスタートアップ企業就労者にとって、目の前の忙しさのあまり経営理念や目標を見失ってしまうこともあるでしょう。そんな時こそふと見渡して、自分たちのビジョンは何なのかを再確認できるオフィスデザインが本領を発揮します。

誰かにモノを伝えるためには、まず自らがそれを心に灯していなければなりません。そんな風に、“見られる”ためのものだけでなく、“見る”意味合いをも込めたオフィスデザインこそが、スタートアップ企業に必要な存在なのではないでしょうか。

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