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  1. オフィスデザインに気の流れや風水を取り入れるべきか?

    オフィスデザインに気の流れや風水を取り入れるべきか? はコメントを受け付けていません

    目次

    1.オフィスデザインがプラスにもマイナスにもなることがある?

    2.気の流れ・風水・家相の概略まとめ

    3.そもそも気の流れや風水を気にした方がいいのか?

    4.気の流れや風水を気にする企業向けのオフィスデザインとは?

    5.オフィスデザインに気の流れや風水を取り入れるべきか?

    1.オフィスデザインがプラスにもマイナスにもなることがある?


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    家相や風水を意識しているオフィスとそうでないオフィス。

    この違いは、少しでも家相学や建築風水を学んだことがある者ならば、すぐに気が付きます。果たして現代の建築様式において、これらの要素はオフィスのプラスになるのでしょうか?

    「験(ゲン)担ぎ」「縁起担ぎ」といった言葉をよく耳にするかと思いますが、やはり経営をになう立場の人間は、少しでも縁起のいい物事にはあやかっておきたいもの。現代でも社寺への奉納や酉の市など、商売をしている者がこうした行事に参加するのは珍しいことではありません。

    家相や風水も同様で、運気があがるとされている事柄は、率先して取り入れたいと思うのも自然でしょう。これにより経営者や従業員のモチベーションが上がるのならば、それはプラスに働いていることになりますね。

    反対に、これらがマイナスに働いてしまうケースはどうでしょうか。

    オフィスデザインに気の流れを照らし合わせた際、どうしても一般的に推奨される動線や使い勝手のよいレイアウトと合致しない場合があります。例えば、備え付けの出入口の方角が悪いからと、使用できない状態にしてしまったり…。このようなパターンでは、かえってオフィスの使い勝手が悪化する面もあるでしょう。

    本来、家相や風水は人間の生活に寄り添うためのものなので、極端に動線に不具合がでるような要素はありません。

    ですが、ビルの間取りが気の流れを意識して設計されていない場合、時としてこのような齟齬が生じるケースもあるのです。

    2.気の流れ・風水・家相の概略まとめ


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    さて、普段私たちがインテリア・エクステリアにおいて直面することの多い風水や家相。

    改めてこれらはどういった内容なのか、簡単におさらいしてみましょう。

    ●風水

    風水とは中国から伝わったもので、現在では一部が日本独自の解釈となっているものもあります。(よって学者によって諸説あり)もともと風水は大地の気脈を読む占いから始まった環境学なため、建築とも密接な関係。八方位の中から吉方位を見出し、どの方向にどの要素を組めばより多くの運気が入ってくるかで、「気の流れ」を変化させようというものです。

    オフィスにおいては、鏡を置くと人間関係に有効、エントランスに植物を置いて生気をあげるなどといったものがあります。

    ●家相

    風水と混同されがちな部分もありますが、日本に家相が普及したのは江戸時代。

    例えば北東(鬼門)に水まわりがあるのは凶であるなど、こちらもやはり八方位と鬼門を意識するものです。しかし鬼門である北東は日陰であることが多く、今ほど建築が発展していなかった江戸時代ではジメジメした場所でした。そのため建材が腐りやすいため水まわりを避けていたなど、当時の建築基準法のような働きをしていた面もあるのです。


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    気の流れや風水は、観葉植物や文具類、インテリアグッズなどで簡単に取り入れられるものも存在します。仮にまったく興味なくレイアウトしていたとしても、偶然風水のとおりになっているなんて場合もあるくらい、実はかなり身近です。
    ただし、せっかくであれば意識的に気にして取り入れていきたいもの。

    例えば、なにか特定のことに悩みがあったり、今後の抱負をかかえているなど…こういった場合に風水を取り入れてみることで、気分的にもモチベーションをアップさせることが可能です。

    また、自分たちは気にしていなくとも、頻繁に付き合いのある取引先の人が風水にこだわっているなど、そういったケースでもインテリアをコミュニケーションツールとして活用できるでしょう。

    4.気の流れや風水を気にする企業向けのオフィスデザインとは?


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    それではオフィスにピッタリな風水の一例を見てみましょう。

    ●電話

    電話は顧客や取引先と連絡を取り合うための必須アイテム。
    電話を置くのにベストな方角は東南。東南に配置することで、円滑な人間関係やよい商談が舞い込んできます。
    反対に西側はなるべく静かであるべき方角なので、音が鳴るものは避けましょう。

    ●デスク配置

    人が座ったとき、背後には通路などの空間が空くのはあまり良くありません。
    また同時に、全面が壁などで大きくふさがれているレイアウトも、財運が悪化してしまいます。
    壁沿いにデスクを配置するオフィスデザインはメジャーですが、運気を意識する際は向きにも注意しましょう。

    ●観葉植物

    植物の生気はオフィス中どこに配置されてもいい要素。
    風水の中でも万能アイテムといえるでしょう。
    特にオススメなのが、建物の構造上変更できない部分に悪いポイントがある場合。
    エントランスの向きが風水上好ましくない…などといった悩みがある際も、悪い気の流れは植物の生気に正してもらえばよいのです。他にも悪い気が入ってしまいそうな箇所があれば、植物やパーテーションを使って防ぐことが可能です。

    ●傘立て

    雨に濡れた傘は外からの悪い気も一緒に持ち込んでしまいます。
    ですからエントランスには必ず傘立てを置き、オフィス内には持ち込まないようにするのが◎。
    汚れも運気を下げる元なので、常に清潔に保つのも忘れずに。

    5.オフィスデザインに気の流れや風水を取り入れるべきか?


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    気の流れや風水には、それらを信じる・信じないは別としても、人間の生理上とても理に適っている部分が数多く存在します。

    例えば前項を例にあげると、コロナ禍でトレンドとなった背面式デスクレイアウト(壁に向かってデスクを並べる)は、背後の人通りが気になるといったデメリットが。また、傘はオフィス内に持ち込むと汚れやシミの原因にもなりますし、エントランスに傘立ての用意があることで「きちんと感」が芽生えます。

    もしもオフィスデザインで迷いがあれば、目安としてでも風水を取り入れてみてはいかがでしょうか?

    あまり固く考えず、よいと思ったものだけチョイスするだけでも、理にかなった美しいオフィスに仕上がりますよ。

  2. オフィスのデザインをDIY or 専門のプロに任せるべきポイントとは?

    オフィスのデザインをDIY or 専門のプロに任せるべきポイントとは? はコメントを受け付けていません

    目次

    1.そもそもオフィスデザインって簡単にできる?

    2.オフィスデザインのプロが成立する理由とは?

    3.自分たちでオフィスデザインをした方がいい場合とは?

    4.DIYのオフィスのメリット&デメリットとは?

    5.迷ったときは自分たちorプロに任せるべき?そのポイントとは?

    1.そもそもオフィスデザインって簡単にできる?


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    オフィスのデザインをDIYで手がける場合、自分たちで簡単にできるのか…?

    この疑問について答えるならば、身も蓋もない言い方ですが「人によるが簡単とは言い切れない」…となってしまいます。インテリアの専門誌やWEBサイトを見れば、たくさんの事例が見つかります。
    DIYの情報も数多く出回っているため、身近な材料から器用にデザインされる方もいらっしゃるでしょう。

    また、インテリアコーディネートを趣味としている方も数多くいるはず。こうした人であれば、そのノウハウをオフィスに活かすことも可能かと思われます。

    では、一般的なインテリアとオフィスデザインの違いとはなんでしょう?

    自宅のインテリアもそうですが、とりわけオフィスデザインとなると、ただ見栄えがするだけでは不十分。あくまで企業の顔であることを前提としなければならないうえ、使い勝手や適切なゾーニング・動線の意識も加えなければなりません。

    ただ見てオシャレな空間であるのみならず、従業員にとって働きやすい環境であることも重視しなければならないのが自宅とオフィスとの大きな違い。つまり、これらの必要事項をすべて把握しカタチにできる人」ならば適任ということに。思いのほか「簡単」ではない作業かもしれません。

    2.オフィスデザインのプロが成立する理由とは?


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    オフィスは企業にとって戦力の一員です。

    オフィスデザインは、1人の従業員を育て上げるのと同等と考えても過言ではありません。従業員は採用後、少しずつ成長していくのを見守るものですが、オフィスデザインはそうはいかないもの。完成してお客様に明け渡す際には、すでに完成形の戦力となっている必要があるからです。

    加えて防災に関する設備やセキュリティなど、ビルごとに定められた規定に沿った設計も必須です。

    機能面でも、働きやすさを加味した適切な什器選びなど、トータルでノウハウを投入し、かつ納期に間に合うように仕上げるのは、プロでなければ成り立ちません。完成度・スピードetc…さまざまな面においてDIYとは異なるゆえに、オフィスデザインのプロの需要があるのです。

    3.自分たちでオフィスデザインをした方がいい場合とは?


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    プロへ依頼すれば理想通りのオフィスが手に入りますが、相応のコストがかかってしまう面も。オフィスデザインのおける価格は、一般的に面積に応じて高くなり、プラスα建材・什器のランクに比例していきます。予算面で不安がある場合、やはり自分たちでデザインするのが一番リーズナブルに仕上がるでしょう。

    例えば、オフィスの全体ではなく一部分のみをリフォーム・アレンジしたい場合など、小変更で済む場合は、インテリアセンスに長けた従業員に力を借りてしまうのも◎。また、従業員どうしでの共同作業となるため、社内のコミュニケーションを増やす目的でオフィスデザインをDIYするというのもアリ。

    次の項では、具体的にDIYのメリット・デメリットをご紹介します。

    4.DIYのオフィスのメリット&デメリットとは?


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    ●メリット

    1.コストを抑えることができる
    前項と重複しますが、オフィスデザインのプロへ依頼するとなると、最低限数十万円~の予算が必要となってしまいます。大規模なオフィスであったり、高級素材やデザイナーズ家具のような高価な品物を選択すると、何百万円~となるケースも。

    2.愛着がわく
    自分たちで手塩にかけたオフィスデザインは、作業の苦労や想い出も付随するため、よりいっそう愛着のわくオフィスとなるでしょう。
    そうした空間で働くことにより、オフィスを大切に扱おうという気持ちや、執務へのモチベーションが芽生えます。

    3.コミュニケーションが深まる
    DIYでオフィスデザインをする際は、専用のチームが組まれるのが一般的。
    日常業務とは異なるDIYチームなら、異なる部署の人どうしで編成することができますし、社内で「理想のデザイン」のヒアリング調査などもおこなったりと、従業員間のコミュニケーションが深まります。

    ●デメリット

    1.失敗するとコスト削減にならない
    DIYでありがちなのが寸法ミス。特に数ヶ所の寸法を合わせなければならない際、要所ごとの測り方が悪く、最終的に合わなかったなんていうことがしばしばです。
    間違った採寸で部材を切ってしまうとやりなおしとなり、結果そのぶんのロスが発生するケースが。

    2.本業と並行するので時間がかかる
    社内で手がけるということは、日常の執務と並行して作業しなければなりません。
    するとプロに依頼するよりもはるかに時間を要し、なおかつ本業への集中力も落ちてしまう可能性があります。

    3.挫折の可能性がある
    オフィスの内外装は、消防法のさまざまな規定をクリアしなければなりません。
    そのほかにも、思ったよりも難易度が高かったり、素人では限界が見えてくるなど、オフィスづくりが中途半端なところで頓挫してしまう場合もあるでしょう。
    事前に下調べをしていても、いざ作業に入ってみると違って見えてくることも。

    5.迷ったときは自分たちorプロに任せるべき?そのポイントとは?


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    あらためてメリット・デメリットを見比べてみると、それなりに知識や経験がある人材がいればDIYでオフィスデザインを手掛けることも可能そうです。しかし、電気関係の工事には資格が必要なため、たとえDIYをやってみてもどこかしらはプロの力を頼らねばなりません。

    自分たちでやるか・プロに任せるかの境界線を考えるにあたり、まずは全体の何パーセントほどであればDIYできそうかをリストアップしてみるとよいでしょう。例えば「手作り感を出したい」という要望であれば、プロのデザイナーと相談して一部に自作パーツを使ってもらうのも◎。

    少しでも迷いがあるならば、まずは一度相談や見積もりだけでも依頼してはいかがでしょうか?

  3. オフィスを移転するときに使える補助金&助成金とは?

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    目次

    1.補助金&助成金の違いとは?

    2.補助金&助成金は自分で調べなければ誰も教えてくれない

    3.国だけでなく、地方自治体が補助金&助成金制度を設けている場合もある

    4.申請する際に注意すべきポイントとは?

    5.覚えておきたい補助金&助成金一覧

    1.補助金&助成金の違いとは?


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    オフィスを移転する際に避けて通れないのがコストの問題。

    でも実は、オフィス移転に使える補助金や助成金があるのをご存じでしょうか?「補助金」と「助成金」、どちらも事業者を支援するためのお金を指しますが、そもそもこの2つに違いはあるのでしょうか。

    いざ制度を利用する前に、あらためてそれぞれの定義をおさらいしてみましょう。

    ●補助金

    補助金とは、国や自治体の政策にふさわしい小規模事業者を応援する目的の支援金。

    大企業と比較し資金が潤沢でない事業者向けの制度であるため、中小企業や個人事業主などがメインターゲットとなります。
    管轄:経済産業省や地方自治体
    財源:税金

    ●助成金

    雇用や育成など、人材・従業員の労働環境を改善することを目的とした支援金。財源が雇用保険の保険料であるゆえに、原則として雇用保険の適用事業者向けとなります。

    管轄:厚生労働省や地方自治体
    財源:雇用保険料

    要約すると、「補助金」は企業そのものの支援や誘致のため、「助成金」は労働環境向上のため、ということになります。

    支援という面では同じなので、つい混同してしまっていた人も多いはず。簡単にでも違いを理解しておけば、制度の概要に目を通す際にもさまざまな制度の意図がわかりやすくなりますよ。

    2.補助金&助成金は自分で調べなければ誰も教えてくれない


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    条件に見合えば非常に便利でありがたい補助金&助成金。

    ですが、ただ黙ってオフィスの移転を控えているだけではもらえません。

    無論、法務局や税務署などへ、オフィス移転の旨を届け出したところで「制度をお使いください」とオススメしてもらえるわけでもないのです。補助金&助成金を利用するには、どういった制度が自分たちを支援してくれるのか、自分の手で調べなければなりません。

    あとから「使えばよかった」と後悔することのないように、移転を検討し始めた段階であらかじめリサーチ・リストアップしておくようにしましょう。

    3.国だけでなく、地方自治体が補助金&助成金制度を設けている場合もある


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    国の場合、補助金は経済産業省が、助成金は厚生労働省が管轄していますが、そのほかにも地方自治体が制度を設けている場合もあります。地方自治体が補助金&助成金の支援をしている目的としては、その地域の雇用を活性化させることが主。

    なかには特定の業種を応援したり、自治体の政策やカラーにマッチした業種を優遇してくれるケースも。誘致に力を入れている自治体では、本社機能を特定の都道府県に移転(転入)させることで受けられる助成金も存在します。

    都道府県ならびに市区町村ごとに設定しているため、オフィス所在地(移転先)となる各自治体のホームページをチェックしましょう。

    役所に相談窓口や説明会などが開設されている場合も。前項で「自分で調べなければ教えてくれない」と説明しましたが、あらかじめリサーチしていて使いたい旨を伝えるぶんには、条件や必要事項などを相談できる機会もあります。

    4.申請する際に注意すべきポイントとは?


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    補助金&助成金には、当然申請のためのプロセスが必要です。つまり、基本的な執務と同時に、これらの書類を作成したりするのに時間や労力を費やさねばなりません。制度によって金額の大小が異なるので、対費用効果もじゅうぶんに検討したいところ。

    また、過度に援助をアテにし過ぎて、先だって出費を重ねてしまうのも要注意。基本的に「補助金」は後払いであり、かつ申請が認められた場合にしか支給されないので、余力を超えてしまう分については確実に申請が通る見込みのある分だけにしたいものです。

    不採択の可能性があることも留意しておきましょう。なお、「助成金」の場合は必要事項を満たしてさえいれば必ずもらえるため、審査が通らなないことはありません。

    また、補助金&助成金と聞くと、ついお金がもらえることのみに着目してしまいがち。支援金は「収入」扱いであり、課税対象となってしまう点も忘れてはなりません。

    納税のタイミングなども考慮して検討してください。ただし、課税対象とはいえど支援金はモノを売った利益ではないので、消費税はかかりません。

    会計上は「雑収入」となり、発生するのは法人税のみです。

    このように、補助金&助成金はいっけんお得なイメージばかりですが、状況によっては落とし穴となることも。逆に不利益が出てしまったりすることのないように、申請の準備段階から内容まで、各プロセスをしっかりと確認しておくことが肝要です。

    5.覚えておきたい補助金&助成金一覧


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    ●ものづくり補助金

    中小企業庁管轄で、毎年公募要領が発表されています。その名の通り商品の設計・製造やサービスなど、ものづくりをする企業に向けた補助金です。

    ●事業継承補助金

    事業の継承、つまり事業転換の際に利用できる補助金です。継承のタイミングで新規事業を立ち上げる際に利用できます。

    ●小規模事業者持続化補助金

    全国商工会連合会や日本商工会議所などが設定している制度です。まだ操業してさほど年数が経っていない企業にもやさしく、事業計画書を提出することで補助が受けられます。

    ●地域創造的起業補助金

    産業競争力強化法に認定された自治体にて利用可能。現時点で1,460の市区町村が当てはまりますが、創業時に支援が受けられる志向の補助金なため、オフィスの「移転」のみだと該当しない場合があるため注意が必要です。

    ●創業助成金(東京都中小企業振興公社)

    東京都独自の助成金です。創業予定者および創業から5年未満の企業が対象ですが、こちらもあくまで創業が主体なため、「移転」の場合は条件を確認する必要があります。

    ●キャリアアップ助成金

    採用にかかるコストを援助し、優秀な人材の確保・非正規雇用の正社員化など、企業の雇用面をバックアップする助成金です。

    ここでは主な補助金&助成金をご紹介しましたが、先述のように自治体独自の制度も存在します。
    オフィスの移転に有意義な支援がないかどうか、ぜひリサーチしてみてくださいね。

  4. オフィスの「会議室 兼 応接室」を設計・デザインするときのポイントとは?

    オフィスの「会議室 兼 応接室」を設計・デザインするときのポイントとは? はコメントを受け付けていません

    目次

    1.会議室と応接室の違いとは?

    2.会議室と応接室を兼ねる理由と目的を突き詰めてみよう

    3.「会議室 兼 応接室」を設計・デザインするときのポイントとは?

    4.会議室と応接室を兼ねるメリットとは?

    5.会議室と応接室を兼ねるデメリットとは?

    6.専門家ならではの知見を持つ、オフィスデザインのプロに任せるべき理由とは?

    1.会議室と応接室の違いとは?


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    ●会議室

    議論や打ち合わせなどといった、話し合いをするために使われます。参加者全員の顔が見渡しやすいようなテーブルレイアウトがなされており、チェアとテーブルは、資料を見たりメモを取ったりと、着座での作業にふさわしい高さが採用されます。また、前方にプロジェクタースクリーンやボードが掲げられるケースも。社内の人のみならず、外部の人を交えて使用する場合もあります。

    ●応接室

    主にお客さまを迎え入れるために使われます。会議室も来訪客と使用する場合がありますが、応接室は打ち合わせや議論よりも、おもてなしをするための空間。そのためチェアはソファなどのゆったりしたタイプであり、飲み物やお茶菓子を置けるローテーブルも設置されます。会議室と応接室、いずれも外部の人を招き入れることを前提に考えると、応接室のほうが「おもてなし」の色が強いことになります。

    2.会議室と応接室を兼ねる理由と目的を突き詰めてみよう


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    一般的に、応接室があって会議室はない、といったオフィスは少ないでしょう。大抵この問題に取り組むオフィスの場合、ミーティングルームはあるが改まってお客さまをお迎えする部屋がない、という声のほうが多いもの。もしくは、応接室はあるが使用頻度が低いがゆえに1つにまとめたい、といったケースもあります。

    それゆえ会議室と応接室を兼ねるとなると、「省スペース」が目的のネガティブなアイディアに思われがちですが、実はそうではありません。会議室と応接室の共通点は、社外の人間にも見られる場所である点。
    加えて、外部の人間をおもてなしする空間でもあります。
    限られた面積内に無理矢理2種類の部屋を作るよりも、少しでも広さを確保したほうが、来訪客が感じる居心地のよさもアップするのは間違いないでしょう。2つのモノを1つにまとめることで、より質感の高いインテリアを演出。これこそが「会議室 兼 応接室」の目的です。

    3.「会議室 兼 応接室」を設計・デザインするときのポイントとは?


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    ミーティングと接待、どちらもこなせる空間に仕上げるためには、ちょっとした工夫が功を奏します。設計・デザインの際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

    ●チェアとテーブルのチョイスがカギ

    会議室よりは快適に座れるチェアを、応接室よりは物書きのしやすいテーブルを選択。1人掛けのコンパクトソファや革張りのチェアならば、一般的な応接室向けソファよりもスペースをとらずに配置できます。会議の際など、ある程度の人数分が必要となるならば、スタッキング(積み重ね)タイプを採用することで、不要時には収納してしまうことも可能となります。
    いずれも移動を考えて、キャスター付きだとなお便利。レザーやジャガード、厚みのあるツイルなど、高級感のあるテキスタイルで格上げを。

    ●場所はオフィスのエントランス付近にする

    スムーズに来客を案内できるよう、会議室 兼 応接室はオフィスのエントランス付近に配置します。
    外部の人間がオフィスの奥まで立ち入らずに済むため、セキュリティ面でも安心です。

    ●上座側にゆとりを持たせる

    ミーティング・接待いずれにおいても、入口から見て一番奥の座席が上座です。

    立ったり座ったりするのにチェアがじゅうぶん動かせるスペースを確保するのはもちろんのこと、入口から上座までの間にも余計な動線が生じないよう気を配ります。

    4.会議室と応接室を兼ねるメリットとは?


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    会議室と応接室を兼ねるメリットには、以下があげられます。

    ●オフィス面積の有効活用ができる

    目的別に部屋数を用意するとなると、それぞれが狭くなったり複雑化する恐れがありますが、1つの空間を多目的利用すれば、そのぶんゆとりを持った設計が可能となります。

    ●オフィス家具が1部屋分で済む

    会議室・応接室を兼用するので、当然用意する家具や什器類も1部屋分に。
    コストの削減はもちろん、1点に特化させ、ワンランク上のアイテムをそろえやすくなります。

    ●動線が簡略化できる

    来訪客を案内する際の行き先が絞られるため、「会議室→応接室」「応接室→会議室」といった、移動の手間を省くことができます。

    5.会議室と応接室を兼ねるデメリットとは?


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    冒頭で説明したように、会議室・応接室それぞれの役割は異なるもの。兼用とすることで、コンセプトが会議室・応接室どちらか寄りに偏ってしまうケースが懸念されます。特に応接室としての機能にいえることですが、会議室と兼ねる都合上、どうしても従来の大型な応接室向け家具が配置しにくくなります。

    そのため、威厳を感じさせるという点に関しては、兼用のほうが劣るでしょう。客層や使用頻度などを照らし合わせたうえで、応接室と会議室の差別化を図るべきかどうかを熟慮する必要があります。

    6.専門家ならではの知見を持つ、オフィスデザインのプロに任せるべき理由とは?


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    ひとことに「会議室 兼 応接室」といっても、企業ごとに大きくそのコンセプトは異なるもの。

    設計・デザインの難易度としては、それぞれ別個につくるよりも大幅に難しくなってきます。インテリアの美術的な面のみならず、組み合わせるオフィス家具の知識にも長けていなくてはなりません。こうした問題は、たくさんの引き出しと経験がある専門家に相談するのが◎。

    プロフェッショナルの力を借りて、ビジネスを活性化させられる空間を創り上げましょう!

  5. 集中力が高まるオフィスデザインを作ることはできるのか?

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    目次

    1.自席では集中できない!?その理由とは

    2.集中できる環境にもタイプがある

    3.フリーアドレスは有効なのか?

    4.個室にすればok?それとも?

    5.会議室のデザインにも配慮を!

    6.微妙なさじ加減が必要。オフィスデザインのプロに任せるべき。その理由とは?

    1.自席では集中できない!?その理由とは


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    やらなければならない仕事は山積みなのに、いかんせん集中力が続かない…。こうしたお悩みは、誰しも経験があるのではないでしょうか。

    自分が注意散漫なのか、疲れているのか、はたまた環境が悪いのか?「超一流」研究で有名なアメリカ人心理学者、アンダース・エリクソン氏によると、そもそも人間が1日のうちに集中できるのは4時間なのだそう。

    さらに別の研究によれば、スマホやPCで「マルチタスク漬け」になっている現代人は、1つの事柄に対しわずか数秒しか集中できていない、といった報告もされています。

    これを長いとみるか、短いとみるかは人ぞれぞれ。しかし、ことさら自席で集中できない場合は、いまいちどオフィス環境にも着目してみましょう。

    オフィスのデスク配置は、円滑なコミュニケーションが図れるよう、「島型」などの対面式を採用しているのが一般的。執務中、パッと顔を上げればすぐに仲間と意見を交わすことができるため、チームワークにおいては非常に便利です。

    ですが反面、自分1人だけで作業に集中したいとなると、対面式には「声をかけられやすい」「周囲の動きが視界に入りやすい」などといったデメリットも。

    自席で集中できない要因には、こうしたコミュニケーション推進型のデスク配置が関係しています。

    2.集中できる環境にもタイプがある


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    近年、自席とは別に「集中席」をもうけるオフィスが増えてきました。ひとことに集中席といっても、その種類はさまざま。ここでは主な3つのタイプをご紹介します。

    ●個室タイプ

    デスクの周囲をパーテーションで囲み、文字通り個室(簡易的なもの)をを設置するタイプ。
    周囲の視線をシャットアウトすることが可能なため、1人で仕事に没頭するのにふさわしい空間です。

    ●カフェタイプ

    周囲を遮るものはありませんが、自席から離れ、気分転換をしながら働けるスペース。
    それなりに雑音こそ聞こえるものの、カフェへ1人客として入店して作業をするような感覚になれるため、ゆったりとくつろぎながら目の前の仕事にだけ専念できます。
    オフィスによってはリラックススペースと兼ねるケースも。

    ●図書館タイプ

    まるで図書館のように「私語厳禁」なタイプ。
    ほかの人も同じテーブルに着座しますが、周囲も黙々と仕事をしていて静かなので、適度な緊張感が得られます。

    3.フリーアドレスは有効なのか?


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    「集中」というと「1人」で「静か」になれる場所でなければならないイメージがあるかもしれません。ですが、カフェなどの飲食店で仕事をする人がいるように、必ずしも周囲を遮る必要はないのです。

    例えばカフェタイプの集中席ならば、コーヒーや軽食取りながらリラックスすることにより、自席で感じていた「モヤモヤ感」を払拭させることが可能です。

    また、図書館タイプの集中席では、誰にも邪魔されず、かつ周りの人たちも黙々と頑張っている姿を見ることで、気持ちを引き締めて働けます。

    座席が指定されていないオフィスをフリーアドレスと呼びますが、カフェタイプ・図書館タイプもその仲間といえるでしょう。反対に、自席を集中席とする場合には、フリーアドレスはコミュニケーションの場として活用されます。

    「1人」「静か」の両方を満たさずとも、「気分転換」「緊張感」といった心の緩急は、集中力向上に繋がります。

    4.個室にすればok?それとも?


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    1人で黙々と作業に専念できる個室型は、主にエンジニアやプログラマー職に人気です。それ以外の職種の人も、ここぞという場面に単独集中したい人は多いでしょう。

    1人とはいっても、最近はミーティングや商談をオンラインでおこなうことも増えてきました。個室タイプの集中席ならば、こうしたシーンでも周囲の映り込みや雑音を気にせず済みますし、話の内容も頭に入ってきやすくなります。

    従業員の大半が個室タイプにふさわしい場合、別途コミュニケーションスペースを設ける必要があります。しかし、必要な人数分のブースを設置するとなると、パーテーションやパネルのスペース分の面積を消費するため、オフィスにある程度の広さがなければなりません。

    オフィスの面積と従業員規模に応じて、適量の座席数を用意できるかどうか、専門家と相談するのがよいでしょう。

    また、仕事に集中したいと思う反面、「サボりたい」誘惑にかられてしまうのも人間です…。
    他人の視線を気にせず過ごせる個室タイプは、ときに悪用されてしまうパターンも。

    また、目視でどの従業員がどこにいるのか判断しにくデメリットもあります。集中席は生産性向上あってこそなので、個室型の集中席は、どれくらいの閉鎖感・解放感をもたせるべきか、デザイン面での考慮も重要です。

    5.会議室のデザインにも配慮を!

    集中できなくて困るのは、単独作業時だけではありません。会議においても、ついつい集中力が途切れてしまい、内容が耳に入ってこないこともあるものです。
    会議室の座席タイプには複数種類がありますが、ここではそれぞれの座席配置がどのようなシーンにふさわしいかをご紹介します。

    ●スタンダードタイプ


    出典:

    一般的な会議室によくみられる、1つの大きなテーブルをみんなで囲むタイプです。全員が向き合って着席するため、対等に意見を交わしやすいのが特徴。
    もっとも盛んにコミュニケーションが図れる配置です。

    ●カンファレンスタイプ


    出典:
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    一見スタンダードタイプに等しくも思えますが、大きな違いは対面の人との間に距離がある点です。ロの字型に着席することで、全員がお互いの顔を見渡しやすいのがこのタイプ。とりわけ重役会議において重宝されます。

    ●セミナータイプ


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    全員が演壇のある一方向を向く、講堂のような配置タイプ。互いに意見交換をするよりも、講師や司会など、登壇者を介して進行する会合に向いています。
    登壇者は全員の顔を見渡しやすく、参加者は聴くことに専念できるのが特徴です。

    6.微妙なさじ加減が必要。オフィスデザインのプロに任せるべき。その理由とは?


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    集中するための秘訣そのものは、実はそこまで難しいことではありません。人それぞれ「1人になる」「カフェスペースへ移動する」など、しっくりいく方法が見つかればそれを実践するのみです。

    ですが、集中できる環境をオフィスに取り入れようとすると、難易度のハードルがいっきに上がってしまいます。従業員1人1人に望むスペースを与えられるほどの広さがあれば別ですが、現実的には不可能です。

    限られた面積で企業のイメージやデザインを損なわず、新しく空間を生み出すためには、オフィスデザインを専門とするプロの力が必要となってくるでしょう。

    くわえて今はリモートと出社、2つのスタイルでの労働が混戦している状況。オフィスをこれからの時代にマッチさせ、より有用な場所とするためにも、事前にしっかり調査を踏まえたうえでの施工をおすすめします。

  6. 木のぬくもりが感じられるオフィスをデザインするときのポイントとは?

    木のぬくもりが感じられるオフィスをデザインするときのポイントとは? はコメントを受け付けていません

    目次

    1.オフィスに木のぬくもりがあることのメリットとは

    2.木の匂いがもたらすメリットとは

    3.木目調もありなのか

    4.什器類や小物類にもこだわってみる

    5.木を使う場合の注意点は?

    6.簡単なようで難しい。オフィスにピッタリな木材選びはオフィスデザインのプロに相談を

    1.オフィスに木のぬくもりがあることのメリットとは


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    一昔前と比較して、オフィスのデサインも多様性に富んできました。「オフィスはこうでなければならない」といった固定概念も薄れ、従来あまり使われなかったダークトーンや、むき出しのコンクリートも脚光を浴びています。

    そんなクールでスタイリッシュなオフィスが増えるなか、ぜひ着目していただきたいのが「木のぬくもり」。木材は古くから我々人間の生活を支えてきた材質であり、天然由来の模様や風合いが楽しめます。

    また「自然界」を象徴する素材ゆえ、木材に囲まれているとまるで自然の中にいるような心地になり、心身をリラックスさせる効果も持ち合わせています。

    いくらスタイリッシュなオフィスでも、あまりに人工物が多すぎると緊張感や閉塞感の一因となりやすいものですが、そうした空間に木目のアイテムを取り入れると、非常にバランスのよいデザインに仕上がります。

    2.木の匂いがもたらすメリットとは


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    木材には、見た目だけでなく匂いによってもリラックス効果をもたらします。もともと樹木は、自らを害虫や細菌から守るため「フィトンチッド」という化学物質を生成・放出しているのですが、この物質が木材の匂いの主成分となっています。

    化学物質といっても、森林浴で体調が悪くなることがないように、人間の健康に支障をきたすものではありません。むしろ、自律神経を安定させたり、血圧を下げたりと、人間にとっては癒しの効果がある優れモノ。

    また、殺菌効果もある成分なので、オフィスの空気をキレイにする働きも持ち合わせているのです。木の匂いは木材の種類によってさまざまですが、特に芳香が強いのはマツやヒノキなどの針葉樹。

    いずれもフィトンチッドを多く放ちますが、選ぶ木材によって匂いにも違いがありますので、「これは何の木の匂いだろう?」と意識してみるのもおもしろいでしょう。

    ただし、ニスや塗料・を塗布してしまうと、木材から匂い成分が気化しなくなってしまいます。木材をつなぎ合わせた集成材も接着剤が使われているため、天然の香りを楽しむためには無垢材の使用が一番です。

    3.木目調もありなのか


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    木を取り入れたデザインはメリットが盛りだくさん。

    ですが、やはり天然素材はお値段が高いのが悩みどころ。世界三大銘木として名高い、ウォールナット・マホガニー・チークが高価なのはもちろんのこと、ヒノキやマツも安価とはいえません。

    多くの国民が花粉症に悩まされるほど生えているスギですら、国産品は高級木材の部類です。そこで着目したくなるのが「木目調」。
    “調”というだけあって、合板に木目模様のシートを貼り合わせた、いわば木材のイミテーションです。

    木目調を視野にいれるとコストをかなり下げることができますが、中には「いかにも安っぽいのではないか?」と不安に思う方も多いかもしれません。

    ですが、大手家具メーカーでもかなり取り入れられている素材であり、一見して本物と見まがうような美しい模様も存在します。イミテーションゆえ、木の匂いを感じることはできませんが、視覚的効果は木目調でもじゅうぶんに得ることが可能なため、コストを押さえつつもぬくもりのあるオフィスに仕上げたい場合にオススメです。

    4.什器類や小物類にもこだわってみる


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    内装のみならず、木製の什器や小物にも着目してみましょう。木はどんな風合いの材質とも相性がいいため、どんなオフィスにも気軽に取り入れることができる万能選手。

    デスク周りに置きたいペンスタンドやトレーは執務中にも目につきやすく、ちょっとした癒しを感じられるはず。さらに木材ごとの特性を把握しながらアイテムをチョイスすれば、より一層こだわり感あふれる空間に仕上がります。

    例えば、筆跡や使用キズなどが付きがちなデスクなら、カエデ・ケヤキ・オーク・キリといった広葉樹がおすすめ。広葉樹の幹には繊維がギッシリと詰まっていて木目が細かく、重さがあるぶん固くて丈夫。

    そのためキズが付きにくく、反りやゆがみも生じにくいため、天板にはピッタリな木材なのです。また、一般的に家具には不向きといわれている針葉樹にも、針葉樹ならではの魅力があります。

    密度が低く柔らかい幹の針葉樹は、木目が大きめでソフトな印象。軽量ゆえに移動もさせやすく、加工がしやすいためさまざまな形の製品が生み出せます。

    サラりとした肌触りが希望であったり、柔らかな風合いを醸し出せる木材なため、丸型などのカーブを描いた什器などにピッタリ。

    ぜひたくさんの製品と触れ合って、オフィスにマッチする木を見つけてください。

    5.木を使う場合の注意点は?


    出典:https://stock.adobe.com/

    魅力満載の木材ですが、使用するなかで気を付けなければいけないポイントも。
    いくつか注意点をあげてみましょう。

    ●変色

    よくいえば経年劣化=風合いなのですが、使用していると歳月とともに色合いが徐々に濃くなっていくのが木材の特性です。特に淡い色の木材ほど色の変化は目立つため、導入当初プレーンな色であっても、徐々に黄色っぽくなってしまうことを念頭に入れておく必要があります。むしろそうした変化を楽しみながら付き合うのも、木の魅力の1つなのです。

    ●汚れやシミに注意

    コーティングなどがされていない無垢材の場合、水分によるシミが付きやすいのが難点。お茶やコーヒーのような、色が付いた飲み物をこぼしてしまうと、染み込んで落ちなくなってしまうことも。結露したカップも放置すると輪染みが付いてしまうので、コースターやマットで防ぐのが◎。
    汚れに気付いたらただちに濡れ雑巾で拭き、そのあとよく乾燥させることが大切です。

    ●急な温度・湿度の変化はNG

    現代の気密性の高い建築でなら、温度変化の心配はさほどないかもしれません。ですが冷暖房の吹き出し口付近などで、急激な温度・湿度の上がり下がりを加えると、反りやヒビ割れの原因となることもあるので注意が必要です。
    また、梅雨時期などは湿気でカビが生えてしまう場合があるので、なるべく常に通気性のよい環境を整えましょう。

    ●メンテナンスが必要

    天然の風合いが魅力の無垢材は、あえてコーティングされていない状態で加工されています。しかし、使っているうちに木材そのものが持っていた水分が失われ、徐々に乾燥して見た目にもツヤが失われます。
    適度な保湿のため、数か月に一度はオイルやワックスを軽く塗り込んであげましょう。そうすることでキズ・汚れ防止にもなり、末永く愛用できます。

    6.簡単なようで難しい。オフィスにピッタリな木材選びはオフィスデザインのプロに相談を


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    人間誰しもが自然を感じることのできる木材。いざオフィスに導入しようと下調べをしてみると、ひとことに「木」といっても実にさまざまな種類があることに驚くでしょう。

    はじめは「オフィスに木のぬくもりがあったらいいな」というスタート地点から始まって、ゆくゆくは木材の種類にもこだわりたくなる方も多いはず。

    ですが、趣味だけを追うわけにはいかないオフィスとなると、いったいどのような材質であれば気軽に付き合っていけるのか、経験がないと判断しかねる部分も多いもの。

    「高価なイメージで予算面が不安…」
    「メンテナンスを怠らない自身がない…」
    「よそのオフィスにはない珍しい木を使いたい…」etc…

    まずは悩みや要望をを、オフィスデザインのプロに相談してみませんか?無垢材・集成材・木目調、多くの選択肢のなかから、貴社のニーズにマッチするものを提案します。

  7. 小規模オフィスのデザインレイアウト事例

    小規模オフィスのデザインレイアウト事例 はコメントを受け付けていません

    目次

    1.小規模オフィスならではの魅力とは?

    2.意外と見落としがちな、小規模オフィスのレイアウトを決めるポイントは?

    3.人数別!小規模オフィスのレイアウトを決めるときの事例まとめ

    4.小規模オフィスのレイアウト事例いろいろ

    5.小規模オフィスが避難場所になる。災害時に備えておく

    6.小規模オフィスをデザインするメリットとは?

    7.ワークスペースの確保する

    8.ミーティングスペースの確保する

    9.デッドスペースを有効活用する

    10.デスクやチェア、家具にもこだわる

    11.壁紙や照明、床材にもこだわる

    12.小規模オフィスデザインはプロに頼もう

    1.小規模オフィスならではの魅力とは?

    企業の規模や業種によってオフィスの在り方も大きく異なってくることは、経験がある方ならもちろん、そうでない方でも何となく想像できるのではないでしょうか?大部屋的にワンフロアに全部署を集約させる方法もあるはずですし、各自のワークスペースをパーテーションなどで区切り、業務に集中させる方法もあるはず。また、頻繁に席替えをする企業であれば、移動のしやすさを考慮に入れる必要があります。

    家のレイアウトと同様、一度決めた配置を変えるのは(模様替えが趣味という例外を除いて)、なかなかエネルギーのいる作業です。それだけに、レイアウトを決める際に事前をチェックするなどの一連の「仕込み」はとても重要です。そこで今回は「小規模オフィスのレイアウト事例」と題して、さまざまな情報をまとめてみました。

    2.意外と見落としがちな、小規模オフィスのレイアウトを決めるポイントは?

    b.office-decorating-ideas
    出典:http://www.architectdesigning.com/small-office-design-ideas-for-modern-home/

    ●来客時の打ち合わせスペースの確保

    案外、忘れがちなのが来客時の打ち合わせスペース。近くにカフェがある、借りている物件のなかに共同のフリースペースがある場合は問題ありませんが、小規模のレイアウトゆえに置けるものが限られます。打ち合わせスペースは、いざというときにあった方が便利ですが、狭いところに来客を押し込む結果となってしまう事例もあります。レイアウトを決める早い段階で設置の有無を決める必要がありそうです。

    ●収納スペースの確保

    「忙しいから落ち着いたときに片付けよう」。仕事をしていると、書類や関係資料などであっという間に空きスペースが埋め尽くされます。意外に場所を取るのが紙類です。デスクや袖机の上や、その周囲など、無造作に積まれている事例は少なくありません。「そのうち使うかもしれない…」。いいえ、ほぼ確実に使うことはありません。今ならスキャンしてpdfデータとして保存することもできます。小規模レイアウトゆえに、特に物が多い人や片付けが苦手な人は要注意です。

    ●炊事スペースの確認および確保

    小規模オフィスであれば、大なり小なり水道やガスまたはIHヒーター等が備えつけられた炊事スペースがあるはずです。冷蔵庫や電子レンジ、こだわる企業であればカフェマシーンなどを置くスペースになると予想します。筆者も、白物家電が目立つところにあると、一気に生活感のある事例を過去に何度も見てきました。特に気にしないというのであれば問題ありませんが、おしゃれなオフィスを演出したいのであれば、できるだけ生活感を消すレイアウトが必要かもしれません。

    ●男女間のプライバシー

    小規模なオフィスだと、例えばトイレが1つしかなく、無条件に男女共有ということも少なくありません。そういう場合、どうしても女性に対する配慮が欠けてしまいがちです。ひとつの事例として、筆者が勤めていた会社のオフィスもかなりの小規模でした。女性スタッフも、トイレは正直男女別にしてもらいたかったけれど、こればかりは仕方ない。しかも、トイレとみんなが仕事している距離が近かったので、近くのビルのトイレを利用していたという話しを後になって聞きました。女性スタッフがいる場合は(聞きづらいこともあると思いますが)、後々のことを考え、レイアウトを決めるときなどに意見を求めるなどの配慮が必要でしょう。

    ●就寝スペースの確保

    忙しいときはオフィスに泊まり込むこともあるかもしれません。簡易ベッドが必要な状況も出てくるでしょう。徹夜作業の際、デスクに突っ伏して寝るよりも、ソファベッドで少しでも仮眠できれば、疲労度の蓄積が違ってきます。筆者の仕事仲間たちは、徹夜の際、床に段ボールを敷いて寝たり、寝袋を常備していたり、会議室のイスを並べて寝床にしたり…とあまりおすすめできない事例をいくつも持っていますが、打ち合わせスペースがいざというときに仮眠スペースになると、後々とても重宝します。可能であればぜひ検討してみてください。

    ●通路の確保

    あれこれ欲張って物を置くと、人間一人がやっと通れるスペースがやっと確保できた…。そんなレイアウトに陥りがちです。過去の事例からすると、特に縦長の部屋、いわゆる「うなぎの寝床」的な場所は注意が必要です。後述しますが、図面上に物を配置してレイアウトを決めていく。小規模なオフィスならではの限られたスペースで、何パターンも事例を作ってベストなレイアウトを見つける。大変ながらも、自分たちで理想のレイアウトを創り上げる楽しみも見つけてくださいね。

    ●図面上に物を配置して確認

    面倒でも仕事仲間の事例を調べるなど、実際にレイアウトする前の「仕込み」が大事です。事務所の図面のコピーを手に入れ、デスクやコピー機などの什器類、収納スペースの確保などをレイアウトしてみましょう。意外と窮屈だったり、通路が狭かったり、思わぬ発見があるはずです。おおざっぱではなく、事前にきっちりレイアウトを決めておくと、実際引っ越しの際はとてもスムーズになりますよ!今後、小規模オフィスを構える予定がある仕事仲間のよい事例ともなりますので、ここはぜひチャレンジしてみてください。

    ●最初にルール決めをする

    小規模の人数で仕事をすることになるため、個々の距離感も一般的なオフィスよりぐっと近まります。そういう意味では共同生活のような感覚かもしれません。漫然と「誰かがやってくれるだろう」と思っていると、いつも掃除や片付けをする人、見て見ぬ振りをする人が現れ、不公平感が増します。この不満が何かの拍子に爆発すると、多くの場合は何らかの遺恨を残しかねません(笑)。

    そんなトラブルを未然に防ぐためにも、ゴミ出しや掃除当番、片付けのルール、散らからないための配慮など、個々の失敗談などの事例を挙げながらまとめておくことをおすすめします。せっかく少人数・小規模で仕事をするわけですから、気持ちよく働きたいですよね。

    3.人数別!小規模オフィスのレイアウトを決めるときの事例まとめ

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    出典:http://linkedupnow.us

    a.1人

    1人であれば、まさに自分の裁量であらゆることが決められます。同時に、あらゆることを自分でやらなければなりません。反面、誰かに合わせる必要がありませんから、自由度という意味では最高の環境です。それだけに、過去の事例などを参考にして自分に合う環境を創り上げてください。ただ、あまりに快適すぎて、自宅に帰れない。帰るのが億劫…。いつの間にか、オフィスが自宅になってしまったという方が筆者の周りには実在するので、ご注意ください。

    b.2〜5人

    デザイン系やIT系の小規模オフィスだと、このくらいの規模が多いのではないでしょうか。男性のなかに女性が1,2名いるケースもありそうです。レイアウトを決める際、前述の事例を参考に、誰かリーダーを決めてみてください。リーダーを中心に、レイアウト決めや仕事仲間の事例集めなどの役割分担を行い、効率よく動きたいところです。

    c.5〜10人

    5人以上になると、男女の割合も半々に近いケースがあるかもしれません。また、個々の好みや考え方など、小規模ながらも意思統一するのが案外難しい事例もあります。男性・女性ひとりずつリーダーを決めて、お互いが協力しあって居心地の良いレイアウトを構築するとスムーズです。

    d.10人以上

    10人以上となると、小規模から中規模クラスになるケースもあるでしょう。レイアウトを考える際に、オフィス設計のプロに任せるのもひとつの解決策です。その理由として、小規模はもちろんのこと、さまざまなレイアウトを手掛けてきた豊富な事例があるからです。予算も相応に取れる場合もあるはずなので、一考の余地ありです。

    4.小規模オフィスのレイアウト事例いろいろ

    いざオフィスをレイアウトするといっても、イメージが湧かない…。そんな「小規模オフィスのレイアウトを決めなくてはならない」方のために、参考になりそうな事例を集めてみました。まったく同じものを再現するのは難しい場合でも、デスクや色合いなど、各レイアウトの事例としてみてください。


    出典:http://linearc.net/top-small-office-interior-design-pictures/amazing-small-office-interior-design-best-office-interior-design-office-for-small-office-interior-design-pictures/


    出典:http://linearc.net/top-small-office-interior-design-pictures/awesome-the-small-office-interior-design-picture-top-home-ideas-throughout-small-office-interior-design-pictures/


    出典:http://linearc.net/top-small-office-interior-design-pictures/awesome-the-small-office-interior-design-picture-top-home-ideas-throughout-small-office-interior-design-pictures/


    出典:http://linearc.net/top-small-office-interior-design-pictures/awesome-the-small-office-interior-design-picture-top-home-ideas-throughout-small-office-interior-design-pictures/


    出典:http://linearc.net/top-small-office-interior-design-pictures/awesome-the-small-office-interior-design-picture-top-home-ideas-throughout-small-office-interior-design-pictures/


    出典:http://www.greatbuildings.com/buildings/ucsb_bren_school.html

    8.Axis_Height Adjustable Desks_Office Layout
    出典:http://blog.jpofficeworkstations.com.au/2013/05/inspiring-office-workstation-design-layout.html#.VxtMc2OLE7U

    9.top-small-office-decorating-ideas-with-small-business-office-decorating-ideas-world-decor-ideas
    出典:http://adiko.club/4006/office-decoration-ideas-brilliant/small-business-office-decorating-ideas-world-decor-ideas-with-office-decoration-ideas-brilliant/


    出典:http://www.cnttn.com


    出典:http://therealbws.com/office-design-ideas-outstanding-office-design-for-small-spaces-ideas/office-design-for-small-space-home-design-small-office-design-ideas-on-2/


    出典:http://heimdecor.website/detail/fresh-small-office-space-design-ideas-12417.html

    KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
    出典:http://www.scottishscreen.com/content/sub_page.php?sub_id=167


    出典:http://www.allinteriordesigns.com/soho-small-office-home-office/


    出典:http://www.designingcity.com/small-office-design-inspirations-working-space/

    5.小規模オフィスが避難場所になる。災害時に備えておく

    d.WMUK_office_-_March_2012
    出典:http://www.wikihow.com/Lead-a-Team-of-Software-Engineers

    レイアウトの話しとは少し逸れますが、就業中に地震などの自然災害が発生した場合の対応は、事前に準備しておいた方がよさそうです。

    *いざというときにあると便利なもの

    • 飲み水の確保(2Lの水を箱で買っておく)
    • 非常食の確保(カップラーメンを箱で買っておく)
    • カセットコンロ(火を使ってよいオフィスか事前に確認)
    • 懐中電灯(ラジオ付きであれば尚ok)
    • 携帯ラジオ
    • モバイルバッテリー
    • 軍手
    • マッチやライター
    • ロウソク
    • マスク
    • 割り箸・紙コップ・紙のお皿
    • ラップ類・アルミホイル
    • レジャーシート(できれば厚手の物)
    • トイレットペーパーの予備
    • ティッシュペーパーの予備
    • ウエットティッシュ
    • 絆創膏
    • 簡易トイレ
    • 猫砂(トイレ代わりになります)

    小規模なオフィスであれば、全員の安否を確認するような容易だと思われます。あとは飲み水や非常食の確保です。スーパーや100円ショップ、ネットショップなどを活用して、普段から必要なものを揃えておくと、いざというときに安心ですよ!

    6.小規模オフィスをデザインするメリットとは?


    出典:https://canvasoffices.co.uk/

    オフィスデザインの魅力は、オフィスの面積規模や間取りに応じて、自社ならではのオリジナリティあふれる空間をつくれるところにあります。中でも、今回クローズアップする小規模オフィスは、その空間の小ささを活かして「統一感」のあるデザインに仕上げやすいのが最大のメリットです。

    従業員の数も少なく、コンパクトなオフィスゆえに、自分たちの好みを最大限に取り入れたデザインにすることも可能ですし、狭いからこそ広く見せようといった工夫をこらすことができるのも楽しみの1つ。
    また、一般的に施工価格は面積に応じてあがるため、小規模オフィスはコスト面でもおおいにチャレンジしやすいといえるでしょう。

    7.ワークスペースの確保する


    出典:https://www.officelovin.com/

    オフィスの中核を担うワークスペース。

    日々の執務をこなす重要な空間ですから、従業員が快適に過ごせる配慮が必要です。小規模オフィスの利点の1つに、コミュニケーションが円滑にはかりやすいことがあげられます。

    適度な広さがあるオフィスであれば、1人当たりのスペースを広く確保し、パーテーションなどで仕切ることも容易ですが、狭い空間では仕切りは材質や高さを考慮しないと窮屈になりがちです。

    小規模オフィスの場合、デスクや動線を優先してスムーズに作業できることを第一とし、思い切ってパーテーションを設けずスッキリ見せるのがオススメ。ただしパーソナルスペースが確保しにくくなってしまうため、フリースペースやリフレッシュスペースはしっかり遮蔽するなど、別の部分で工夫をすると満足度が上がります。

    それから意外と見落としがちなのがコンセントの数と位置。ここから各デスクに配線することになるわけですが、コンセントの数が不足していたり、位置がきちんと考慮されていないと、延長コードをキレイに隠せなくなってしまいます。

    増設となるとその都度電気工事が発生するため、オフィスデザインの際に必要数を確保しましょう。

    8.ミーティングスペースの確保する


    出典:https://www.peldonrose.com/

    小規模オフィスといえど、ミーティングスペースはきちんとゾーニングすべきです。打ち合わせ内容によっては全社員に知らせられない段階の情報もありますし、来客があった際、きちんと区分けされた空間でないとお互いに気を遣ってしまう元となります。

    特に1on1ミーティングはおこなわれる頻度も多いものなので、落ち着いて話せる空間の存在は必要不可欠。ただし限られた面積では、物理的に複数の会議室をつくることが難しいもの。
    小規模オフィスのミーティングスペースは、多様な使い方ができるように工夫しましょう。

    例えば、重ねて隅に置くことができるスタッキングチェアや、折りたためるテーブルならば、女性でも簡単にセッティングが可能です。また、軽量な折りたたみ式パーテーションを備えておけば、簡易的に個室を設けることができるため、1つのミーティングスペースで複数の打ち合わせができるようにもなって便利。

    小規模オフィスのミーティングスペースでも、アイテムと上手に付き合うことにより使い勝手がグッとよくなります。

    9.デッドスペースを有効活用する


    出典:https://canvasoffices.co.uk/

    柱やドアの位置によって生じるデッドスペース。
    使い道としては収納にあてるのが主ですが、寸法が中途半端なスペースが多いもの。面積に限りがある小規模オフィスでは、こうした場所を有効活用できるかどうかが重要なポイントとなってきます。

    そこでオススメなのがオーダーメイドやセミオーダータイプのラックです。オーダータイプの収納は、本棚や引き出しなどパーツも豊富に選択できるので、書類から小物までひとまとめにしてスッキリ見せることが叶います。

    素材やデザイン次第では作り付けのように自然に見せることも。デッドスペースのそのほかの活用手段としては、空気清浄機や給水機を置く場所にしてしまうこと。空気清浄機は空気の循環効率を考慮すると、なにかの下になるのは望ましくありません。給水機についてもある程度高さがあるものが多く、小規模オフィス内では他のアイテムと場所の取り合いになりがちです。
    このように、通常の場所だとほかの什器や機材と配列しにくいものこそデッドスペースに。

    なるべく空けておきたい空気清浄機の上であっても、ウォールポケットやフック類でならば空気の循環を妨げないのでぴったりです。

    10.デスクやチェア、家具にもこだわる


    出典:https://www.officelovin.com/

    デスクやチェアのデザインは、オフィスのおしゃれ度を格上げしてくれる主要アイテムです。現在では、大小さまざまな企業がデザイン性に富んだオフィス什器を取り入れるようになりましたが、多数の従業員をかかえるオフィスだと、なかなかすべてが希望通りとはいかないことも…。

    しかし従業員の少ない小規模オフィスなら、存分に自分たちの好みを反映させることが可能です。また、必然的に「人数が少ない=オフィス家具も少ない」傾向にあるため、1つ1つのアイテムがオフィス全体の印象を左右します。

    小さくても洗練された雰囲気を演出できるよう、材質選びにも妥協しないことが重要!

    とはいえ、オフィスデザインには予算がつきもの。すべてを最高品質にするのはコストとの兼ね合いもありますから、「もっとも目を引くもの」「インテリアのアクセントになるもの」から優先順位をつけていきましょう。

    11.壁紙や照明、床材にもこだわる


    出典:https://www.officelovin.com/

    小規模オフィスでは、壁紙や照明、床材選びがポイントになってきます。これらをうまく組み合わせることで、手狭な空間も広く見せることができますし、空間の明るさは執務をおこなうにあたって非常に重要です。

    壁紙は普段から視界に飛び込んでくるものなので、あまり情報量の多い柄が入っていると眼精疲労に繋がってしまう恐れも。限られたスペースなら、できるだけ明るく優しい色合いの壁紙を採用し、窓から差し込む日光や照明のあかりを面でとらえると効果的。

    面でとらえることにより、光をより柔らかくして拡散するので、部屋全体に明るさが
    いきわたります。
    ストロボのリフレクター(反射板)の役割をイメージするとわかりやすいでしょう。また、白やパステル調などの明るい壁紙は、部屋そのものを広く見せる効果もあります。
    アクセントとして色を1面だけ変える際も、暖色をはじめとした膨張色を意識すると◎。

    黒やダークトーンでシックにするならば、出入口から見て一番奥の壁のみを白にすると奥行感が演出できます。床材に関しても、小規模オフィスには淡い色合いのほうが圧迫感がありません。こちらも暗めの色にするならば、カーペット床材のようなソフトな風合いや、ツヤのない木材などがよいでしょう。

    面積の狭い空間においては、なるべく全体の情報量を減らすことが肝。タイルで複数色をもちいたり、床材と異なる配色のラグを置いてしまうと、物がたくさんあるような印象を与えてしまいます。

    12.小規模オフィスデザインはプロに頼もう


    出典:https://www.coworkinglondon.com/

    狭い空間のデザインは単純そうに思えますが、実はさまざまなテクニックを要します。面積が小さいということは、それだけそこに存在するモノが目に入りやすいということ。
    つまり、材質や品質、細部にまで気を配らねばなりません。

    こうした審美眼ややりくりの工夫は、大小さまざまなオフィスデザインを手掛けるプロに依頼するのがベスト。
    豊富なノウハウを持ち合わせてこそ、小規模オフィスの魅力を最大限に引き出すことができるのです。

  8. 窓が少ないオフィスをデザインするときに気をつけるポイント

    窓が少ないオフィスをデザインするときに気をつけるポイント はコメントを受け付けていません

    目次

    1.オフィスにたくさんの窓は必要か否か?


    出典:https://www.andcards.com/

    みなさんが今働いているオフィスに窓はありますか?執務をするにあたって適度な光量が必要ですが、その光源は照明によるものと、窓から入ってくる日光の2種類がメイン。窓の枚数が多いオフィスは、解放感に富み空間そのものを広々と見せてくれます。

    しかし適切に調光された室内ならば、自然光がなくても作業をするにあたり、別段困ることはないでしょう。それでもやはり物件として人気を得るのは、やはり窓があるオフィス。
    畳数や立地、築年数などの条件が同じであっても、窓の有無や枚数で賃料が変わってくることだってあるのです。

    今回はそんな「オフィスの窓」について考えます。オフィスの引っ越しを検討されている方、少ない窓でもなんとか工夫を凝らしたいと考えている方、ぜひ参考にしてみてください。

    2.窓が少ないことによるメリット


    出典:http://plusmood.com/

    ●什器・機材が設置しやすい

    窓が多いと、壁際に置きたいデスクや収納棚などの高さに制限が出てしまいます。
    部屋に窓がなければ、そのぶん壁面積が多いということになるので、什器や機材のレイアウトの自由度が広がります。

    ●気密性が高い

    これは壁の材質にもよりますが、同条件の造りの建物ならば、窓が少ないオフィスのほうが気密性に優れるため、冷暖房効率がよくなります。

    ●退色がしにくい

    日光にあたるとどうしても色褪せてしまう物がありますね。
    日光よりも照明のほうが物の色の退色がしにくい傾向にあるため、資料室や保管室など、大切なものが保管してある部屋には窓がない(日光を遮断している)ことがほとんど。退色のみならず、紫外線による素材劣化も同様です。

    ●セキュリティ面で有利

    防犯ガラスが一般的ではありますが、やはり万が一の際は、割れてしまいかねないガラス窓があるよりも、壁ばかりのオフィスのほうが有利といえるでしょう。

    3.窓が少ないことによるデメリット


    出典:https://www.andcards.com/

    メリットは物理的な事柄が多かったのに対し、デメリットとして懸念されるのは、ライフスタイルや健康面に関してなど、直接従業員に関わってくる問題もあるようです。

    ●睡眠の質の低下など健康面へのリスクが高まる

    日勤・夜勤などさまざまな働き方があるなか、やはり体のサイクルにもっともふさわしいのは昼活動して夜眠ること。そして昼の活動時間帯には、太陽の光を浴びて過ごすことで自律神経が整います。
    日中照明の明かりだけで過ごしていると、睡眠の質が下がり、自律神経の乱れによって体調不良を起こしてしまうケースもあります。

    ●モチベーションの低下を招く

    太陽の光を浴びることで分泌される神経伝達物質「セロトニン」は、人間の精神に平常心や安心感をもたらします。私たちは前向きな気持ちを持てるようになるのも、この伝達物質が満たされているお陰。しかし日光を浴びる機会が少ないと、セロトニンが不足しやる気が起こりにくくなってしまいます。

    ●コミュニケーション量の低下を招く

    上記2つと重複しますが、自律神経が乱れモチベーションが低下すると、人と人とのコミュニケーションも減りがちです。
    セロトニンはストレス耐性にも関係するため、温和な気持ちで円滑な人間関係を築くためには、やはり適量の自然光を浴びるなどして、ライフスタイルそのものを改善しなければなりません。

    4.採光に気を配るべきか?


    出典:https://www.andcards.com/

    窓が少ないことによるメリット・デメリット、双方を比べると、やはり日光の重要性がおわかりいただけたかと思います。懸念されるセキュリティに関しては、システムや強固な防犯ガラスで対処することが可能である上、窓があるオフィスと比べて大きく防犯に貢献したケースも稀でしょう。

    日々健康的に働くためには、やはりできる限り太陽の光を取り込むのがオススメ。窓が少ないオフィスにおいても、ちょっとした採光の工夫をすることで、なるべく広範囲に自然光を取り入れることができるのです。

    もっとも手軽なのは、窓がある一面から反対側の壁まで背の高い遮蔽物を置かないこと。しかしこれではゾーニングに困ってしまう場合もあるでしょう。

    どうしても1つの空間を仕切らねばならないならば、ガラスやポリカーボネートなど、透過性のあるパーテーションを用いるのがベスト。こうすることで、ゾーニングされた向こう側にも窓からの光が透けて見え、空間全体を明るく見せることが可能となります。

    また、白に近い色合いの壁紙は、光を優しく拡散してくれるので効果的です。

    5.換気にも気を配るべきか?


    出典:https://www.tes.com/

    エアコンの効きに影響がないレベルの適度な換気は、空気とともに働く人々の脳もリフレッシュしてくれますね。さらに近年はコロナ禍も相まって、より一層換気への関心が高まりました。
    一般住宅でもなじみの深い「引き違い窓」や「片開き窓」、ハンドルで開閉可能な「オーニング窓」であれば、いつでも手軽に換気することができますが、オフィスビルや高層ビルでは「はめ殺し窓(FIX窓)」と呼ばれる、開閉ができない仕様になっていることも多いもの。

    このような開閉不可の窓が採用されているオフィスは、一般的に気密性の高い建物であることが多いため、換気性能については別途空気清浄機などを設けることで対応可能です。設置の際は、畳数に見合ったスペックの機器を選択しましょう。

    6.窓がないオフィスの場合、気をつけるポイントは?


    出典:https://www.andcards.com/

    ここまでは「窓が少ない」ケースを想定してお話しました。では、窓がまるっきりないオフィスの場合、どういったことに気をつければよいのでしょうか。3項目であげたように、日光が浴びられないことによるデメリットは人間のウェルネスに関わる問題がメイン。

    これを踏まえると、代替案として別の方法で快適に働ける環境を整えるのが重要です。

    中でもオフィスに相応しいのは観葉植物を配置すること。日の光が入らないのに植物なんて…と思われるかもしれませんが、観葉植物の中には耐陰性に優れた品種も出回っています。
    背丈が豊富なのはモンステラやドラセナで、床置きできるものからテーブルサイズのものまであります。

    ツル状になるポトスはハンギングや棚上に、テーブルヤシはワーキングデスクの上に添えても邪魔にならないコンパクトさが人気。できれば休業日など、週に1日くらいは日光(直射日光はNG)が当たる部屋に移動することが望ましいものの、普段は照明の光でもじゅうぶん育つ部類です。

    インテリアとしても即戦力になりますが、植物の緑は見る者にリラックス効果をもたらし、ストレスを和らげてくれる優れもの。日光に近いメリットが得られるので、窓がないオフィスにこそ真っ先に取り入れたいアイテムです。

    7.難しいテーマこそオフィスデザインのプロに任せるべき。その理由とは?


    出典:https://www.aisglass.com/

    いかがでしょう。
    「大きな窓があると広く明るく見える」といった風な、見栄えだけの問題ではないことがおわかりいただけたかと思います。窓の有無や日光の差し込む量、これだけで人間のウェルネスが大きく左右されてしまうのです。

    労働環境の善し悪しは、今いる従業員のみならず、将来の雇用にも大きく関わってくる重大なテーマ。長い目で考えるならば、やはり根本的な部分からオフィスデザインのプロに委託するのがベストです。

    窓が少ない(ない)といったお悩みの事例は、これまでにも多数携わってまいりました。

    ぜひ、明るく健康的なオフィスづくりのお手伝いをさせていただければ幸いです。

  9. ●オフィスを「デザインする」とは?

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    1.そもそも「オフィスデザイン」とは?


    出典:https://www.archilovers.com/

    普段なにげなく使っている「オフィスデザイン」という言葉。ここにはどのような意味が込められているのでしょうか。また、「オフィスデザイン」と聞くと、どのような印象を受けますか?

    そう尋ねると、大抵の人が「オフィスの設計のこと」「オシャレそうなイメージ」「著名な建築家やデザイナーにオフィスを作ってもらうもの」などと答えます。

    では、「デザイン」とはいったいどういうモノなのでしょう?広辞苑によれば、デザインの意味は以下のとおり。

    デザイン【design】
    ①下絵。素描。図案。
    ②意匠計画。製品の材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。「建築―」「衣服を―する」

    この定義に「オフィス」という言葉を付け加えたとしましょう。必ずしもオシャレであるとは限りませんし、著名な建築家やデザイナーが造形するとも限りません。
    端的に申せば、誰がどう感じていようが、どんなオフィスであっても最初の段階で「デザイン」されていた、ということになるはずです。
    ならば、あえて「オフィスデザイン」なるキーワードを掲げる意図は、どういったところにあるのでしょうか?

    ■2.オフィスデザインが担う「役目」とは?


    出典:https://www.officelovin.com/

    どんなオフィスであっても「デザイン」されたモノには違いありません。ですが、我々が「オフィスデザイン」と呼称する場合、そのデザインになんらかの「役目」を背負わせることが前提となっています。

    ●従業員にとって居心地のいい環境をつくる

    現代社会において、オフィスはただ働く場所でさえあればいいというわけにはいきません。動線・視覚面ともにストレスなく快適に働ける空間は、疲労軽減や健康面のケアにも繋がります。作業場だけでなく、トイレ・休憩所・食堂などフリースペースも含めて社内環境の向上を図ります。

    ●作業効率向上を図る

    手入れや整理整頓がしやすく、使い手にふさわしい動線が設計されたオフィスは、日々の業務の効率をアップしてくれます。見た目の美しさだけでなく、使い勝手にも着目しなければなりません。

    ●企業の「顔」となるオフィス

    業種や経営理念、コーポレートカラーにふさわしいデザインにすることで、オフィスそのものが企業の広告塔の役割を担います。社外の人々にもより強く会社の存在を認識してもらえるように。社内の人々にとっても常に企業の理念を意識することができ、帰属意識やモチベーション向上効果が見込めます。

    主にこうした要素をオフィスの「役目」とすることにより、企業のイメージアップはもちろん、優秀な人材の確保・定着を狙えるようになるのです。

    3.プロに任せるときに、依頼主がやるべきことは?


    出典:https://www.officelovin.com/

    どんなに優秀なオフィスデザイナーであれど、依頼主の協力は不可欠です。もちろんデザイナーはその道のプロなので、ある程度過去の事例や昨今のトレンドから、依頼主がなにを必要としているかをくみ取ることは可能です。

    しかし、基本的には依頼された企業の担当窓口と打ち合わせをしていくので、社内におけるすべての声までは拾うことができません。そこで、事前に依頼企業側でやっておいてもらいたい要件があります。

    ●コンセプト

    概要でも具体案でも構いませんので、できる限り自社の中でどんなオフィスにしたいかを決めておきます。「北欧風」「カフェ風」「コーポレートカラーをメインに」などのイメージにくわえ、改善したい点など、社内の声をまとめたものがあるとよいでしょう。

    ●テナントの場合は貸方基準の有無をチェック

    どんなにデザイナーとの打ち合わせがスムーズでも、そもそも内装工事ができないとなってしまってはせっかくの計画が頓挫してしまいます。
    テナントであれば、あらかじめ貸主に許可が下りるか話を通しておかなければなりません。
    「貸方基準」がある場合もありますので、いまいちど内容を確認しておきましょう。

    ●予算

    こちらもデザイナーが決めるわけにはいかない点です。
    しかし相場がわからない場合もあるかと思います。まずはコンセプトを決めて、それからデザイン会社に問い合わせるのでも◎。
    同一テイストのデザインでも、建材のランクを調整して提案することが可能になるので、「絶対に譲れない点」「妥協できる点」など優先順位を一緒に考えておくと、社内で再検討しなければならなくなった際にもスムーズです。

    これらの3項目をおさえておけば、円滑に打ち合わせを進められるようになります。もちろんこの中でも不明な点があれば、遠慮なくデザイナーに質問するのがベスト。
    立ち入りが可能であれば、原状の問題点を実際にチェックしてもらうのも手です。

    4.トレンドを押さえつつ、未来を予想する


    出典:https://www.haworth.com/

    日本では働き方改革が施行されて間もないですが、欧米では以前から従業員へのケアが手厚い傾向にありました。そのため、オフィスのトレンドは、アメリカやヨーロッパが発信地であることが大半です。

    例えば最近話題となっている、フリーアドレス、リモートワーク、シェアオフィスなどのスタイルも、海のむこうから伝わったもの。こうした新しいトレンドが欧米で流行し、その後日本でも数年かけて普及するといった流れが基本です。

    トレンド感あふれるオフィスは、オシャレに映り注目度も高まりますが、今しか使えないようではもったいない結果となってしまいます。例えば今後、従業員の数が増える見込みがあるのであれば、面積や座席数も増やさねばなりません。

    また、すっかり生活様式が一変したコロナ禍のように、感染症予防対策を備えたオフィスが必要とされていますが、ウィズコロナ・アフターコロナに応じて執務スペースの配置換えをおこなえるのかも重要です。

    いちどオフィスをデザインしたら、しばらくは大々的に改装する機会はないでしょう。しかし、従業員の声を反映して定期的な見直しはしていく必要がありますので、そういった小変更に対応できるかどうかも考慮したいものです。

    5.一般の方とプロの違いとは?


    出典:https://www.unispace.com/

    youtubeなどをはじめとした動画メディアの視聴により、一般の方でもDIYに挑戦しやすくなりました。
    器用な人ならば、クロス材を貼りかえたりすることもあるようです。
    では、一般の方とプロの違いはいったいどこにあるのでしょうか?

    ●豊富なデザイン

    センスがよければ一般の方でもデザイン自体を起こすことは可能です。しかしプロの場合、それ専門に勉強してきた経験があるためデザインソースも豊富ですし、依頼主を相手に実戦も重ねているため、「自分だけがわかるデザイン」ではなく「人に伝えられるデザイン」をします。

    素早く案を出す能力が身についているプロは、顧客のニーズに合わせて何通りものパターンを提案できます。

    ●矛盾のない設計

    これは建築に関わっている者であれば当然なのですが、図案がどんなに素晴らしくても、立体として具現化するには細部まで寸法を合わせなければなりません。DIYの場合、よく「きちんと測ったつもりなのに合わない・入らない」といった問題が生じます。
    細かなミスは部材のロスとなり、さらに買いなおし代や破棄代にもなってしまうため、最初からプロに依頼したほうがよかった…という結果にも。

    ●スピード

    オフィスである以上、長期間使用不可にしておくと不便が生じます。プロであれば経験上、素早く確実に作業をこなすのは無論、使用する建材の納期も頭に入れつつデザインを考えます。
    着工から完成までも綿密なスケジュールを組んで進行するため、いち早く新しいオフィスを使えるようになります。

    6.安心して任せられるオフィスデザインのプロの見極め方は?


    出典:https://www.designtrends.com/

    インターネットでオフィスデザインについて検索すると、実にたくさんのデザイン事務所がヒットします。規模の大きさもさまざまですし、個人でやっているデザイナーもいます。
    「デザイン」というモノの特性上、必ずしも大手が優れているとは言い難いのが難しいところ。

    まずは施工事例の画像を見て、好みのテイストを手掛けたデザイン事務所に目星をつけるのが一般的ですが、やはり重要となるのは担当デザイナーとのコミュニケーションです。余裕があれば何社かに問い合わせをし、実際に話を聞いてみるのが◎。

    卓越したデザインを生み出しているプロであっても、きちんと意思の疎通が図れなければ依頼主の希望をくみ取ってもらえないかもしれません。反対に、どんなに親身になってくれたとしても、経験が乏しいために納得いく結果が得られないケースだってあるでしょう。

    オフィスデザインは企業にとっても大きな投資。コミュニケーション力・デザイン技量双方を把握すべく、まずは相談を持ち掛けて、依頼主の希望を明示することがポイントです。

  10. スタンディングデスクで仕事する前提のオフィスデザインとは?

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    1.スタンディングデスクとは?


    出典:https://thegadgetflow.com/

    近年ワーキングデスクのニュートレンドとして話題のスタンディングデスク。その名の通り、「立って」使うデスクのことです。立ったまま使用することが前提となっているため、天板の位置も高くできており、身長に合わせて高さ調整機能が備わったタイプなどが存在します。

    従来であれば、座ってこなすのが当たり前だった事務仕事ですが、立ち姿のままデスクワークをするスタイルが注目を浴びています。
    ブームの先駆けはスウェーデンやデンマークなどの北欧から。

    「座りっぱなし」という体制は健康上芳しくないとされてきましたが、とりわけ政府規模で「労働環境における健康リスク対策」に着手した北欧では、瞬く間にスタンディングデスクが浸透。その流れはEU全体、やがてはアメリカへもおよぶこととなり、広く一般的に知れ渡るまでとなりました。

    対する日本では、一部の企業が採用してこそいるものの、いまだ普及率が高いとはいえない状況。ですが働き方改革の施工により、従業員の健康管理をもしていかなければならない今、改めてスタンディングデスクを検討するオフィスが増えつつあります。

    2.スタンディングデスクで仕事をするメリット・デメリット


    出典:https://meritinteriors.com.au/

    もともとは健康リスク懸念により浸透したスタンディングデスク。ですが、実はそのほかにも嬉しいメリットが存在します。ここでは、スタンディングデスクで仕事をする際のメリット・デメリットを見てみましょう。

    ●メリット

    ・座りっぱなしによる健康リスクの回避
    「座る」という動作は楽そうに見えますが、長時間座りっぱなしの体勢でいると、下半身の筋力が衰えたり、それ以上に怖い死亡リスクを高める結果にもなりかねません。足のふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれ、歩行とともにポンプの役割を果たす部分。そのふくらはぎが動かないことにより、下半身の血行が悪化。すると動脈硬化や血栓による脳梗塞・心筋梗塞などを引き起こしやすくなるのです。
    立った姿勢でデスクワークをすることで、こうした健康被害を予防できます。

    ・姿勢がよくなる
    椅子に座って作業をしていると、つい体が前のめりになり、いわゆる「猫背」になってしまいがち。ですが立ち姿でデスクワークをおこなえば、おのずと背筋が伸び、背骨が自然なS字アーチを描くように。深刻な肩こりや首の痛みの原因である、ストレートネックの予防にも繋がります。

    ・集中力や作業効率がアップする
    業務面において非常に嬉しいメリットなのが、集中力・作業効率が向上する点。座っていると座面が温まることにより、どうしても眠気や緊張感の途切れが気になるもの。こうした悩みがスタンディングワークによって取り除かれ、適度な緊張感を得ることが可能に。フットワークも軽くなり、コミュニケーションも円滑に図れるようになります。

    ●デメリット

    ・足への負担がかかる
    立って作業をすると集中力がアップする反面、足の疲労を感じてしまうとかえって逆効果となりがちです。あくまでメリハリのために、スタンディングワークも椅子との併用が大切。導入当初は慣れない無理に長時間立った状態で作業を続けず、疲れたら座るようにしてください。
    また、特に女性はヒールのある靴だと余計に負荷がかかってしまいます。足の裏全体で体重を支えられるよう、コンフォートタイプのシューズを履くことをおすすめします。

    ・立ち仕事に向かない作業もある
    PC入力や簡単な筆記であれば立ってこなすことも可能ですが、いわゆる「ものづくり」には不向きな場合も。慎重さが伴われるような細かい作業時は、体を安定させられる座り姿勢のほうがいい面もありますので、職種や部署に応じて取り入れるようにしてみましょう。

    いかがでしょう?
    メリットあってこそのスタンディングワーク。本来の目的も、始業から終業までずっと立ち姿をキープしろというものではありません。一番大切なのは健康面の維持・向上ですから、ときには椅子も併用し、無理なくスタンディングデスクを活用することが重要です。

    3.デスク選びのポイントは?


    出典:https://www.kickstarter.com/

    従来のオフィスでは、デスクは高さが固定されており、使用者はイスの調整機能で高さを合わせるのが主流でした。しかしスタンディングデスクとなると、デスクの高さが使用者の身長にフィットしていなければなりません。

    基本的な合わせ方としては、天板にPCモニターなど注視する対象を置いた際、首をもたげずとも目線をやや下にして見れるくらい、なおかつ天板の高さが肘と同じくらいであること。市販のスタンディングデスクには以下のようなタイプがあるので、従業員の体格や使い勝手にマッチしたものを採用しましょう。

    ●高さ調整式

    天板の高さを使用者に合わせることができるので、オフィス内のデスクを統一したいときにオススメです。
    天板の昇降は手動・電動タイプと、価格によって選択肢が変わってきます。同一人物しか使用しない場合でも、座って作業する際は天板を座高に合わせて下げることになりますので、手間を考えると電動昇降がベター。
    数パターンの高さを記憶可能な、メモリ機能を備えたタイプもおすすめです。

    ●高さ固定型

    調整機能がないため、その分安価で入手可能。昇降機構がないぶん、デザインがスッキリしているものも多いです。
    ただし標準的な身長に合わせて作られているものがほとんどなため、誰でもフィットするとは限らないのがデメリット。

    ●卓上設置型

    既存のデスクに設置するだけで使える気軽なタイプ。
    卓上型は軽量なものが多いので、女性1人でも簡単に移動が可能です。従来のデスクがそのまま活用できて無駄がない反面、PCなどは立ち・座りに応じて自分で載せ換えなければなりません。ワイヤレスなPCであれば容易ですが、有線で繋がっているモニターなどを移動する場合は、ケーブルの長さや取り回しを工夫する必要があります。

    4.スタンディングデスクで仕事する前提のオフィスデザインとは?


    出典:https://www.nytimes.com/

    スタンディングデスクを採用することで、オフィス全体の作業効率が向上します。そこで、改めてオフィスデザインの見直しをするとなれば、一番重視したいのが「動線」。
    立ち姿で働くことでフットワークも軽くなるので、共有機器へのアクセスやコミュニケーションを図るための移動がしやすくなるよう、周辺の什器や間取りの配置も改善するとより効果的。

    また、今までよりもデスク天板の高さが増しますので、照明など調光のセッティングも再確認することが大切です。閉鎖感が感じられるようであれば、オフィスインテリアの配色を明るい色の物に変えてみたり、通路を広く設けるなどしてスッキリさせると、視覚的疲労も軽減されます。

    木材などの天然素材や、観葉植物などを設置し、ナチュラルテイストに仕上げるのもよいでしょう。

    5.デスク選びを含めてトータルでオフィスデザインのプロに任せるべきか?


    出典:https://airows.com/interiors-and-home/

    スタンディングデスクは市販でも多く出回っており、配送サービスを利用すれば自分たちで導入することが可能です。ですが、入手は容易でもいざ慣れない立ち仕事にシフトしてみると、想定していた以上に疲労感や不便を感じてしまい、結局元どおりのオフィスに戻してしまう企業も少なくありません。

    スタンディングワークそのものに関しては、数日ほどで体が慣れてくるもの。実は失敗例の数多くは「体の慣れ」ではなく、オフィスが使いづらくなったと感じてしまうことにあるのです。
    オフィスデザインのプロの観点では、ただワーキングスタイルを変化させることのみならず、新しいデスクの導入にともなってオフィス全体の景観・動線・調光を再構築すべきと考えます。
    やはり、視覚から得られる要素も新しいスタイルに合わせていかないと、どうしても余計な疲労を感じてしまいがち。

    せっかく健康面と作業効率のためにスタンディングデスクを採用するのですから、失敗のないようトータルでプロにコーディネートしてもらうのが安心です。

  11. 社員の平均年齢が20歳代のオフィスに求められるデザインとは?

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    1.おしゃれよりも働きやすさ重視!?

    出典:https://retaildesignblog.net/

    「働きやすさ」と聞くと、みなさんはどのような環境を想像するでしょうか?整理整頓がされたオフィス、作業に集中しやすいオフィス、動線が整えられたオフィスetc…
    なんとなく、作業効率に直結する要素ばかりを思い浮かべてしまいがち。

    ですが、20歳代をはじめとする若者たちにとって、「働きやすさ」=作業効率だけではありません。ベテラン世代に比べ仕事とプライベートのON・OFFがハッキリしている彼らは、よりQOLの向上を重視する傾向に。
    仕事のために人生をささげるのではなく、人生を謳歌するために仕事を頑張る、といったスタンス。

    オジサマたちはつい「オレたちの若いころは…」と比較してしまうものですが、20歳代の若者たちだって気合いが足りないわけではないのです。型にはめられた量産型になるよりも、のびのびとした環境でたくさんのことにチャレンジさせてもらえれば、次々と新しいアイディアを生み出せる世代。

    と同時に、情報収集力にたけ、周囲の変化を瞬時に察知できる彼らにとって、上辺だけの甘い誘惑は通用しません。少しばかりオフィスをおしゃれに改装してみても、企業の中身としてのソフト面が旧体制のままであれば、それは「働きやすい」とはいえません。

    ひとつのことだけにとらわれず、広い視野をもって仕事に取り組める環境こそが、今の20歳代が求めているオフィスなのです。

    2.リモートワークと併用が大前提


    出典:https://business.clickdo.co.uk/

    Z世代とも呼ばれる、西暦2000年前後に生まれた若手社員たち。
    生まれたときからICT(Information and Communication Technology=情報通信科学の意)とともにあり、オンライン上で物事を完結させることにも慣れている彼らにとって、「仕事」は必ずしもオフィスでなければできないものではありません。

    働き方改革により、各々の時間の使い方も見直されている現在、業務内容に応じて働く時間と場所を自由に選べるABW(Activity Based Working)がトレンドに。企業の顔としてオフィスがこれからも必要であることに変わりはありません。しかし、出社せずとも進められる案件ならば、通勤や待機時間などが発生せず、結果としてQOLの向上につながります。

    こうしたフレキシブルな働き方に順応できるのは若手ならでは。あえてオフィスではない場所で仕事をすることにより、今までにはない新たな発想が生まれることもあるのです。

    3.フリースペースが歓迎される?


    出典:https://londonrelocation.com/

    従業員にとって、オフィス=職場です。そして同時に、1日の大半を過ごす場所でもあります。つねにベストパフォーマンスを発揮するためには、忙しくても社内で気分転換を図れることが大切。
    その役目を果たすのが、休憩・仮眠室や多目的エリアをはじめとする「フリースペース」なる存在です。

    こうした空間は、社内でも全部署共有になることがほとんどのため、普段執務スペースでは顔を合わせることがない社員との交流も芽生えるもの。

    すると情報の交換もさかんになり、他の部署のいいところを吸収するきっかけにも繋がります。また、休憩中であれば業務に関係のない話題でコミュニケーションを取ることもできるため、今後異動や昇進を迎えた際にも、人間関係を把握しやすくなるでしょう。

    とくに入社したての時期は、交友関係は同期・部署内の人間に限定されがち。20歳代の若手たちは、こうしたフリースペースを人脈を広げるツールとしても活用したいのです。

    4.やはり、おしゃれにもこだわりたい


    出典:https://www.nytimes.com/

    初めの項では、おしゃれよりも働きやすさの大切さについて触れました。

    無論、上辺だけのおしゃれだけでは、若者はすぐに真意を見出してしまいますが、本当の意味で「働きやすさ」をもたらしてくれるならば、むしろおしゃれは大歓迎。自身が勤めるオフィスがおしゃれだと、それだけで誇らしくなりますし、日々キレイなオフィスで仕事ができれば、モチベーションだって上がります。

    よく「家のキレイさは家主の心の状態を表す」といいますが、オフィスで働く人も同じことが当てはまるはず。おしゃれなオフィスを構える企業で働けるプライドは、そのまま帰属意識にも相通じます。やる気が上がれば作業効率も向上し、また、美しくデザインされた環境に身を置くことでクリエイティブな思考も高まるのです。

    ちなみに、20歳代の若手社員に「おしゃれ」であると支持されているのは…
    ・カフェ風
    ・ナチュラルテイスト
    ・解放感のあるデザイン
    ・アットホーム

    いずれも天然素材や観葉植物をもちいたような、自然みあふれるテイストという点が共通しているのは、デジタル社会で育ってきた反動かもしれません。子供のころから習慣的に情報収集をせざるを得なかったZ世代は、こうした心温まるデザインをおしゃれと感じる傾向にあるようです。

    5.大切なのはコミュニケーション


    出典:https://www.hrtechnologist.com/

    オフィスデザインという分野が定着しつつある昨今、大企業から個人事務所まで、おしゃれなオフィスを構える企業が増えてきました。しかしそんな中でも、見落とされがちなのがコミュニケーションを取るスペースです。
    ネット社会に精通した20歳代の若者ですが、実はリアルでのコニュミケーションへも非常に関心が高いのです。

    そしてそれは同世代間だけでなく、自分たちと異なる世代、すなわち縦の関係も重視する傾向に。けれどじゅうぶんなコミュニケーションスペースが存在しないことにより、執務室以外でほとんど社内の人々と触れ合う機会がないと感じている層が多数。

    仕事中は業務に関係のある事柄しか話しませんが、もし充実したフリースペースが存在すれば、仕事だけでは得られない人間関係を芽生えさせることも可能です。ベテラン従業員のように、長く在籍していればそれなりに人となりを把握することはできますが、立場上若い世代では、なかなか執務室だけで深いコミュニケーションをとることは難しいもの。

    仕事とプライベートのON・OFFがハッキリしていたり、のびのびと働きたいなどの傾向から、つい価値観の違う世代だと誤解されてしまいがちではありますが、実は縦の関係も尊重し、さまざまな世代の先輩たちの価値観を理解しようと、日々努力を重ねているのです。

    6.オフィスデザインのプロに任せるべきか?


    出典:https://www.workdesign.com/

    いつの時代も、異なる世代間での誤解はつきものです。

    誰もが通る道ですが、社会情勢や生活の利便性の向上など、バックグラウンドが異なれば、価値観だって異なるのは不思議ではないでしょう。デザイン変更を検討する際も、決して若い世代に「媚びろ」ということではありません。

    今より少しでも居心地をよい空間を作ることで、各々のパフォーマンスを底上げしていこうというのが、今回のケースにおけるオフィスデザインのポイントです。むろん、こうした改良は若者たちのためだけでなく、上の世代の従業員にとっても有益であることはまちがいないはず。

    今までオフィスにプラスαを求めてこなかった世代の人々も、結果的に作業効率が上がり、なおかつキレイで風通しのよい職場になれば、誰だって気持ちよく働けるようになるでしょう。

    でも、理屈がわかったところで、何から手をつければいいのか…?
    「カフェ風」「アットホーム」といっても、一時的な流行でしかないのでは…?
    予算も無視できない上層部にとって、必ずこれらの悩みが付きまといます。
    自宅のインテリアくらいの規模ならば、ブームや飽きに応じて模様替えをすればいいだけですが、オフィス規模となるとそう頻繁に仕様変更はできません。オフィスデザインのプロはそういった点も考慮して、トレンドを取り入れつつも長く愛せるデザインを提案するようにしています。

    現状次第では、小変更を加えるだけでじゅうぶんなフリースペースが作れる場合もありますので、相談や見積もりから始めてみてはいかがでしょうか?

  12. オフィスデザインを考えるとき、コンセプト決めが重要な理由とは?

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    オフィスづくりを失敗してしまったがために、再挑戦したいとのご依頼をいただくことが多々あります。弊社としてはありがたいお話ですが、お客さまからすれば「やり直し」。費用も無駄になってしまいますし、できれば避けたいケースです。いったいなぜ「失敗」を招いてしまうのでしょうか?

    1.見切り発車は失敗する


    出典:https://www.officelovin.com/

    「つい最近完成したばかりなのに、あまり評判がよくない…」
    「インテリア好きの有志が集まってデザインしたのに、オフィスが使いづらい…」

    オフィスデザインの現場にいると、このようなお悩みに数多く直面します。せっかく時間とお金をかけてつくったオフィス、またやり直しになるなんて、すごくもったいないことですね。もちろん誰しも「もったいない」と思うので、大抵は我慢して、しばらく使ってみようとします。

    「時間とともに慣れてくるだろう…」と言い聞かせながら2ヵ月、3か月…

    ついに我慢できなくなったころ、オフィスのつくり直しを決意。デザイナーに駆け込んでくる企業さまの大半が、「半年~1年前に新しくしたばかり」とおっしゃいます。

    なぜ、このような「失敗」が起こるのでしょうか?
    その原因はズバリ「見切り発車」。
    ・見た目ばかり重視して使い勝手は二の次だった
    ・麦僊としたイメージだけで作業に入ってしまった
    ・作業内容に対して十分な時間を得られなかった
    辛辣ではありますが、失敗談を聞くとこのような理由が浮き彫りになってくるのです。

    2.まず問題点を徹底的に洗い出す


    出典:https://midi-photography.co.uk/

    オフィスの事例集を見ていると、つい早くデザインの段階へ飛びつきたくなってしまうもの。ですがその前に、なぜ今オフィスをデザインすべきなのか、問題点を徹底的に洗い出すことから始めましょう。
    (新オフィス設立時であれば規模や従業員数・人の流れ(動線)を予想して考えます)

    ●従業員や設備(機材・休憩スペース・トイレなど含む)の増減

    ・適切な面積の物件へ移転すべきか
    ・配置換えやリフォームで対応できるか

    ●コミュニケーション促進

    ・他部署の者どうしでも気軽に集まれるオープンスペースを作る
    ・配色や調光を見直して明るく風通しのよい雰囲気を作る

    ●自社のブランド力向上

    ・コーポレートカラーを取り入れる
    ・看板やエントランス、商談スペースのイメージアップ

    ●社内パフォーマンス向上

    ・通路(動線)で困っている点がないか
    ・疲れにくくストレスフリーなオフィスにしたい

    これらはほんの一例ですが、オフィスを新しくしたいと思うからには、何かしら問題があるからなことは確か。
    「今回のデザインにおける必須事項」を先立って決めておくことが大切です。

    3.自分たちがオフィスに何を求めているのかを徹底的に洗い出す


    出典:https://www.officelovin.com/

    「問題点」が必須事項であるならば、次に決めるのは「+アルファ」のオプションです。
    絶対に変えなければならない点に加え、どういった要素が付け加えられれば、よりよい環境になるのかを洗い出してみましょう。
    この段階では、実際に働く現場の人々から意見を聞くのがベスト。
    生の声が反映されることで、より一層理想形態に近付けることが可能です。

    ・連携が多い部署の部屋が遠いのは不便
    ・チームワークと個別作業でスペースを分けて集中できるようにしたい
    ・PCモニターがチラつきにくい照明にしたい
    ・商談スペースに自社製品や資料を飾る棚がほしい
    ・プライバシーの観点からトイレの場所や扉が気になる
    ・来訪客を案内しても恥ずかしくないトイレにしたい
    ・休憩スペースの座席の感覚にゆとりがほしい
    ・什器がありすぎて掃除がしにくい
    ・現状のデザインでは古臭さを感じる

    文字通り「洗い出し」なので、できれば正直な意見を集めたいところ。直接意見交換するにははばかられる…といった場合、アンケート形式にするのがよいでしょう。先の問題点と、これらの改善希望が合わさると、いよいよ新しいオフィスデザインの方向性が見え始めます。

    4.コンセプトを策定するポイントとは?


    出典:https://midi-photography.co.uk/

    さて、ここまで来たらいよいよコンセプトの策定段階です。ところでオフィスデザインにおける「コンセプト」とはなんでしょう?よく事例集で「おしゃれなカフェのようなオフィス」「ラグジュアリーホテルのようなロビー」…といった具合の見出しを目にすることがあるかと思います。

    ですがこれらはあくまでデザインの「テイスト」を表すものであり、コンセプトとは異なります。

    オフィスデザインのコンセプトとは、その空間をもって「伝えたい事、実現したい事」そのもの。

    例えば、美容関係の企業であれば、美しさ・特別感や親しみやすさを、IT企業ならばスピード感やテクノロジーを感じられる近未来的な様を…といった具合に、業種のイメージやホスピタリティを表現していきます。

    仮に、医療機器を扱うメーカーであるにも関わらず、薄暗い雰囲気を醸し出していたとしたらどう思われるでしょう?一般的には、明るく健康的で清潔さを感じられるオフィスのほうが、しっくり来るはずです。(もちろんあえて斬新なデザインを採用して注目を得る狙いなど、例外も存在します)

    ブランドイメージを反映させ、自社の得意分野や経営理念を社会に知ってもらうためにも、なるべく明確なコンセプトを設定しましょう。

    そこへ先ほど挙げた問題点や求めていることを付け加えると、おのずとデザインの「テイスト」も浮かび上がってくるはずです。

    5.結果として社員が受けられるメリットとは?


    出典:https://www.unispace.com/

    明確なコンセプトの醍醐味は、外へブランドイメージが発信されることだけではありません。
    中で働く社員にとっても、たくさんのメリットが存在します。

    ●帰属意識が芽生える

    社員にとって日々の仕事は、必ずしも新しい内容ばかりではありません。
    ついマンネリ化してしまいがちな時期でも、オフィスそのものが企業コンセプトを体現していれば、常に自社の理念や目指しているものを意識できるようになり、モチベーションに繋がります。

    ●労働環境の改善・生産性の向上

    問題点や求めていることが解決したことにより、今までよりも快適にオフィス生活を送ることができるようになります。
    使い勝手のよくなったオフィスでは、今まで以上にパフォーマンスが発揮され、設備の充実により仕事中も休憩中もストレスフリーに。

    ●新しいアイディアの源になる

    イマジネーションは余裕があってこそ発揮されるもの。
    帰属意識と生産性の向上により、従来であれば余裕がなかったり、考えつかなかったような新たなアイディアが生まれやすくなります。

    ●ウェルネスな労働環境

    キレイに生まれ変わったオフィスは汚れひとつなく、掃除や手入れもしやすいはず。
    清潔さはもちろんですが、整った空間は視覚的にも安心感が得られ、目への負担も軽減されます。

    ■6.コンセプト決めの段階からオフィスデザインのプロに依頼するのがベスト!


    出典:https://www.unispace.com

    つい最初に思い浮かべてしまう「カフェ風」「モダン」「ポップ」などの要素は、実はコンセプトありきで初めて成立するものです。そう考えると、ただ美術やインテリアのセンスがあるだけでは、なかなか難しい問題。冒頭では失敗例に触れましたが、専門家でないものが実践しようとなると、ほぼ失敗は酒られないことといっても過言ではありません。

    しかし企業としては、オフィスデザインという費用のかかる件が失敗するとなると、損失も大きいはず。もったいない事態を避けるためにも、コンセプト決めはオフィスデザインにプロに依頼するのが安心です。

    「やり直し」で予算面が不安な場合でも、現状改善のアレンジがほどこせる可能性もあります。
    諦めてしまう前に、ぜひ一度専門家に相談してみませんか?

  13. ペーパーレスを本格的に導入する際に求められるオフィスデザインとは?

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    1.ペーパーレスの導入率は?


    出典:https://www.isotracker.com/

    PC、タブレット、スマートフォンetc…
    近年、私たちの職場環境において、ICTツールがすっかり手放せない存在となりました。
    (※ICT Information and Communication Technologyの略。情報伝達技術の意)
    各デバイスが1社員につき1台以上は与えられるなか、今まで紙で管理していた書類も、データ化して管理する方法へシフトしつつあります。
    ペーパーレスとは「紙を減らす」ことを目的としたもので、今まで積み重なっていた書面の山を、PDFなどにデータ化することで、使用する紙の量を削減できるというものです。

    現在、日本国内における企業のペーパーレス導入率は、わずか10%ほどといわれています。
    もっとも活用されている部門は勤怠管理、ついで稟議書・申請書などのワークフロー、経費精算、見積書・請求書となっている模様。

    PDFを活用している企業となればその率はかなり上がるものの、ペーパーレスの条件を「一連の作業を1度も紙に印刷することなく、PCにて直接PDFを作成していること」と定義すると、やはりまだ日本は後進国といえそうです。

    2.ペーパーレスのメリットとは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    そんなペーパーレスを導入することで、企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

    ●コスト削減

    書類のデータ化がはかどれば、複合機にセットしていた紙・インク類の消費量も自然と減ります。
    保管にかかるコストも同様。

    ●生産性向上

    デバイスから検索・閲覧できるため、膨大な紙書類の中から必要書面を探す手間が省けます。データの共有化がしやすくなるため、属人化によるデメリットも回避可能に。

    ●テレワークに最適

    コロナ禍により普及したテレワークでも、紙の書類の確認・押印のために出社しなければならない人が多数いました。PDF化とともに電子ハンコも広まれば、すべてをネットワーク上で完結させられます。

    ●オフィスの美化

    今までの書類もすべてPDFに取りこむことで、資料室やデスク周りをすっきりさせることができます。シュレッダーにかける必要がなくなるため、掃除の手間も省くことが可能。

    ●紛失や情報漏洩のリスクが軽減

    紛失の恐れがある紙と異なり、いつでもクラウド上にあるPDFならば紛失する心配もありません。また、重要性に応じてアクセス制限や暗号化などのセキュリティ対策を施せば、盗難や情報漏洩のリスクも少なくなります。

    このように、企業側はもちろん働く人々にとっても数多くのメリットが得られるペーパーレス。
    働き方改革により従業員のライフスタイルにも多様性がみられる現代だからこそ、書面のデジタル化は有意義なシステムと認識されているのです。

    3.ペーパーレスを導入する際に注意すべきことは?


    出典:https://www.andoffices.com/

    しかしメリットばかりではありません。
    便利になった反面で、扱う側が注意しなければならない問題も。

    ●「ペーパーレスの対象外文書」がある

    実はペーパーレスにも法律(e-文書法)が存在し、デジタル化すべきでない書類というものが定められています。例としては「安全の手引き」など、緊急時でも直ち閲覧できなければならない書面。こうしたものは、今でも紙で保管していなければなりません。

    ●ICTリテラシーの周知

    ICTデバイスの操作に慣れていない従業員がいる場合、操作や取り扱いに関する教育をしなければなりません。情報格差やトラブルの原因にもなり得ます。

    ●電子化した部門の周知

    せっかく生産性UPを目論んでも、何がデータ化されていて、何が紙のままなのかが周知されていなければ、結局書類探しから逃れることはできません。
    デジタル化における目的・データの場所etc…、これらの共通認識化をはかる必要性が生じます。

    ●システム障害のリスク

    利用しているクラウドサービスや社内サーバーがダウンした際、書類の閲覧が不可能に。導入の際は、可用性の優れたサービスやシステムを選定する、UPS(無停電電源装置)などでデータを守るなど対策を。

    あくまでペーパーレスの目的は「紙を減らす」こと。紙を完全になくせばいいというものではありません。
    大前提として、全従業員が適切に扱えるようにしなければならないため、不安がある場合は講習会やセミナーなどでフォローする必要が発生します。
    また、自社だけがペーパーレスを導入しても、取引先の足並みがそろっていないとかえって非効率になることも。
    受け取ったFAXをすぐに持って出かける必要がある業務など、必ずしもデータ化する必要がないケースも存在します。
    どこまでデータ化すべきか、事前にしっかり範囲を決めて取り組むことが肝要です。

    4.ペーパーレスを本格的に導入する際に求められるオフィスデザインとは?

    オフィスデザインにおけるペーパーレスのメリットは、デザインの自由度が広がることに尽きるでしょう。紙の書類がなくなれば、書類棚や引き出しも従来ほどの数はいらなくなります。

    つまり、モデルルームのような解放感あふれる、すっきりとした空間を演出することも叶うのです。また、什器の選択肢も広がるため、よりデザインが楽しくなるでしょう。

    例えばこんなデザインも。


    出典:https://officesnapshots.com/

    たくさんの書類を収納するには、デスクに引き出しが欠かせません。しかしペーパーレスを導入すれば、シンプルなデスクやダイニングテーブルを仕事机にすることも可能です。


    出典:http://rilane.com/

    書類棚のかわりに、インテリア性重視の飾り棚を置くのもGOOD。向こう側が見えるデザインは閉塞感がなく、適度なパーテーションとして設置するのもオススメです。自社製品を並べるなど、企業イメージをアピールする場所にするのもよいでしょう。


    出典:https://www.officelovin.com/

    書類棚がなくなって嬉しいことがもうひとつ。今までほとんど見えなかった壁面も、オフィスデザインとして活かせるようになります。クロス材が見える面積が広ければ広いほど、空間そのものも広く感じられ、キレイで片付いた印象に。


    出典:https://www.officelovin.com/

    また、従来の社内資料がデジタルに置き換えられるようになれば、空いたスペースを有効活用するきっかけに。
    資料室をなくすor面積を縮小することで、作業スペースを広げる、フリーアドレススペースをもうけるなど、新たなコミュニティの場ができる可能性も秘めています。

    5.オフィスデザインのプロに任せるべきか?


    出典:https://www.officelovin.com/

    書類がなくなれば、恐らくみなさまが想像する以上にオフィスがさっぱりするはずです。いわゆる断捨離状態となり、それにともなって見えてくるのは、今まで書類棚に隠れて見えなかった床・壁のホコリや汚れ。

    湿気を含むとシミになる場合もあり、古いものは拭き掃除でも落とせません。また、紫外線によるヤケも、物があった場所となかった場所では色の差が生じます。

    そのためペーパーレス化をきっかけに、オフィスのリフォームを検討する企業がかなりの割合で増えています。

    前項でも簡単にご紹介したように、ペーパーレス導入後のオフィスは、従来の常識とはまったく異なるスタイルが主流。
    今まで以上に、オフィスそのものが主体となって、企業イメージやコーポレートカラーをアピールしていくべき時代です。

    デザイン性と使い勝手のバランス、調光、カラーコーディネートetc…

    演出できるパーツが増えたからこそ、一貫性を保つのが難しいですね。不要なモノがなくなる=自由度が上がるため、ついあれこれ手を出したくなる気持ちもありますが…なんでも取り入れすぎてしまうと、せっかくさっぱりした空間が、統一感のないものになってしまいかねません。

    その点、プロのデザイナーにきちんと構築してもらっていれば、後々DIYでアレンジするにも基本がしっかりしているため安心です。ペーパーレスを導入する際は、のちのオフィスの活用方法も、ぜひ一緒に考えてみてくださいね。

  14. なぜオフィスをデザインするとき、上司の席の配置を工夫すべきなのか?

    なぜオフィスをデザインするとき、上司の席の配置を工夫すべきなのか? はコメントを受け付けていません

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    1.部下にとっては上司の席の近くは嫌なのが本音?


    出典:https://www.bing.com/

    学生のころ、クラスの席替えでこんな経験はありませんでしたか?
    「教卓の前はハズレ席…」
    「一番うしろがあたってラッキー!」

    子供のころは、こっそり内職ができるか否かを考えていた人も多いでしょう(笑)。
    ですが社会人となり、内職などせず真面目に仕事に取り組んでいても、やはり上司の席が近いのは気になってしまうもの。
    これは上司が「嫌いなタイプ」だからでしょうか…?
    どうやら、必ずしも人間関係だけが原因とはいえないようです。

    ごくわずかな例として、上司と部下の関係性がプライベートでも親しいケースでは、席が近くてもまったく支障が出ない模様。
    ですがそんな関係性のほうが稀であり、大抵の場合いくら「いい上司」であったとしても、四六時中至近距離にいるのはストレスだと感じる部下のほうが多いのです。
    「苦手な上司」であれば、このストレスはより深刻です。

    「嫌だ」と感じてしまう理由の大きな一因は、「視線」によるストレスが最たるもの。
    これは実際に常時監視されているかどうかは別として、部下側が「見られている」と感じてしまうオフィスレイアウトが問題であることも。

    2.パーテーションで仕切るメリット/デメリットとは?


    出典:https://www.opensourcedworkplace.com/

    「視線」によるストレスは、たとえ主観的なものであっても緊張に繋がります。
    こうした緊張に日々さらされていると、思うようなパフォーマンスが発揮できない人は意外にもたくさんいるもの。
    実際に、上司と座席が離れたことにより、今までより成果があがるようになった例も多々あります。
    ですが限られたスペースでは、その部下が上司の席から遠のいたぶん、別の誰かが上司の近くに座らなければならないでしょう。

    そのようなケースで重宝するのがパーテーション。
    大幅なレイアウト変更をすることなく、後付けが可能なため、視線のコントロールをするには最適なアイテムです。

    パーテーション導入のメリットは以下のとおり。
    ・「見られている」感から解放される
    ・物理的距離は据え置きできるため、コミュニケーションを取る際の影響が少ない
    ・設置が簡単
    ・低コストで導入可能

    オフィス専用品である必要もないため、市販品から選択できるのも嬉しい点です。
    ですが、ちょっとしたデメリットも潜んでいます。

    主なデメリットとしては、
    ・狭い空間だと圧迫感が増し景観を損なう
    ・上司の死角に入ることでモチベーションが低下する
    などです。

    これらの問題は、パーテーションの材質や高さなどで調整することが可能なため、現状の間取りやインテリアをよく考慮して決めるのがポイントです。
    モチベーションについても、過剰な視線はストレスですが、職場にふさわしい適度な緊張感は残しておくべきだといえるでしょう。

    3.フリーアドレスにするメリット/デメリットとは?


    出典:https://www.boss-design.co.uk/

    今話題のフリーアドレスも、上司と部下の座席の距離感をたもつのにオススメです。

    フリーアドレスとは、座席を固定することなく、その時々に応じて好きな場所で働くことができるオフィスレイアウト。
    大小さまざまなデスクを配置すれば、チームワーク用・個別作業用とさまざまなシーンで活用できます。
    もともとこのスタイルは、業務中に気分転換が図れることにより、新しい発想や生まれやすいといった理由から主にクリエイター職の間で広まりました。
    ですがその自由な特性を生かし、とりわけ視線に左右されずに集中したいときにも役立ちます。

    フリーアドレスのメリットは、
    ・従業員各々の塩梅で上司との距離を保つことができる
    ・座席を変えることで発想の転換が生じる
    ・作業に応じたふさわしい広さを確保できる
    ・別の部署の人とも交流しやすくなる
    などが挙げられます。

    ですが反対に、
    ・個人使用の物を収納する場所の確保が必要
    ・意識していないと毎回同じ場所を同じ人が占有しがち
    ・チームワークを避けやすくなってしまう
    といったデメリットも。

    せっかくのフリーアドレスも、「お決まりの席」ができてしまっては意味がありません。
    そうなってしまう場合は、ある程度のローテーションシステムや、ブロック分けなどを導入し、なるべくみんなが平等に使えるような工夫が必要です。

    4.上座・下座にこだわるメリット/デメリットとは?


    出典:https://grapevinetxreview.com/

    一般的に、どの規模のオフィスでも役が上の人の部屋や座席が部屋の奥になっていますね。
    重役の部屋が入口やエレベーター・階段側から見てフロアの一番奥になっていたり、部長をはじめとする上司の席が、部屋の入口から見て一番奥に配置されているケースが多いでしょう。
    一番奥にあることで、全体が見渡しやすくなるに加え、出入りなどの移動の際にも、部下の働きぶりをチェックすることができます。
    また、この配置はいわゆる上座・下座といった、席次マナーにならっているためでもあるようです。

    ビジネスマナーといってしまえばそれまでですが、実際のメリット/デメリットはどうでしょう?

    主なメリットは、
    ・席次マナーがきちんと周知されていることで会社の印象があがる
    ・上司が部下を管理しやすくなる
    ・社外の人から見ても立場が理解しやすい
    など。

    対するデメリットは、
    ・部下が常に「視線」を感じてしまいやすい
    ・上司に用事がある際、奥へ行かなければいけないのがプレッシャーに感じる
    ・上司が出入りするたびに落ち着かない
    といった声があげられ、やはり下の者が受ける「見られている感」にまつわる点が多い様子。

    「ちょっと古風なのでは?」と思える風習なので、最近では役職持ち側からこういったしきたりを排除している企業もありますが、やはり格式にこだわる日本だけあって、まだまだ順守する傾向です。
    実際に上司側にとっては、席次マナーのメリットを感じていないという意見もありますが、やはり部下にとっては気を回してしまうもの。
    こうした問題をソフトに解決するには、席次マナーを守りつつ、パーテーションなどで工夫をしたり、フリーアドレス制と併用するのがベストでしょう。

    5.管理職と部下が心地よいオフィスデザインは存在するのか?


    出典:https://financeadviceusa.com

    一昔前よりも、現在のほうがプライバシーを重視する層が増えてきました。
    かつてはこういった意見があまり重視されなかったため、今管理職の立場にある人にとっては、もしかしたら少々理解しがたい部分もあることでしょう。
    こんなときこそ、上司の経験が活かされるとき。
    「かつて自分が部下だったとき、上司の視線に対してどう思ったか?」を考えてみてあげてください。
    決して「自分たちも我慢していたのだから…」と過去の風習を押し付けず、今の部下たちに適した空気感を作るようにつとめてほしいのです。
    しかし、ただ闇雲に仕切りを設けただけでは狭苦しいオフィスとなり、居心地がいいとはいえません。
    「監視」ではなく「見守られている」と感じられるような、適度な距離感さえ保てれば、管理職も全体の様子が見渡しやすく、また部下も安心して働けるようになるものです。
    例えば、あまり大きなパーテーションは設置せず、座っている高さで視線が遮れるくらいの高さにしてみたり、すりガラスタイプの光が通るものなどであれば、圧迫感もなくなります。
    フレームが木製であったり、観葉植物を一緒に添えるなどしてもよいでしょう。
    適切な距離感を保持するためには、「わざとらしさ」を感じさせないデザインが最適です。

    6.オフィスデザインのプロに任せるべきか?


    出典:https://www.qleanair.com/

    パーテーション設置やフリーアドレスへ向けた什器移動ならば、従業員が力を合わせてDIYすることも可能です。
    では、上司と部下の座席関係程度であれば、わざわざオフィスデザインのプロに任せるまでもないのでしょうか…?

    前項でも触れましたが、この種のデザインをする上でもっとも重視したいのは「わざとらしくならない」こと。
    実はこの塩梅がもっとも難しく、また、発案者の立場に寄ったレイアウトになってしまいがち。
    大抵オフィスレイアウトに関わる件は、どうしても上層部の決定が必要となります。
    すると事前ヒアリングなどは実行するものの、部下サイドはつい遠慮して本音がいえないままに…。すると最終的にはどこかに「気を遣ってやった感」がにじみ出てしまうのです。それでも改善されていればまだ良い方ですが、部下たちの的を射ていないモノを押し付けられてしまったとしたら…?

    そのような問題を未然に防ぐためにも、大小さまざまな規模のオフィスを手掛けてきたプロの意見を取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか?
    オフィスデザインと聞くと、工事をして大々的にリフォームするイメージがあるかもしれません。
    ですが、実際には依頼の規模もさまざまで、座席レイアウトのみのご依頼も多数いただきます。
    見た目の美しさ以外にも、職場関係の円滑さや働きやすさにも貢献するのがオフィスデザインの醍醐味。
    お悩みの際は、まず一度プロにアドバイスを仰いでみてはいかがでしょうか。

  15. 令和時代に考える。オフィスに喫煙ブースは必要か否か

    令和時代に考える。オフィスに喫煙ブースは必要か否か はコメントを受け付けていません

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    1.成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)について


    出典:https://www.thespruce.com

    ひとことにタバコと言っても、昔ながらの葉巻や紙タバコ以外に、今では電子・加熱式などといったデバイスも登場しています。みなさんの周囲では、喫煙習慣のある人はどれくらいいらっしゃいますか?
    一昔前に比べると、いわゆる「愛煙家」と呼べるような人が減ったように感じられている方が多いかもしれません。

    現在の成人喫煙率はいかほどなのか、JT全国喫煙者率調査を見てみましょう。

    ※厚生労働省のTABACCO or HEALTH 最新たばこ情報HP
    http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html

    2018年(平成30年)の結果ではありますが、調査が開始された昭和40年から比べると、全体的に右肩下がりとなっています。男女差で見てみると、とりわけ男性の喫煙率は著しく減少しています。

    女性に関しては、一時的に20~40代において増えたように見える平成初期が、ちょうど女性の社会進出と比例しているのでしょう。男性ほどグラフが極端でないのは、もともとの喫煙者数が少ないことによるものと思われますが、やはり平成末期には下がり気味に。

    やはり私たちが日々感じているように、喫煙者数が減っているのは事実なようです。

    このように成人喫煙率が減少したのは、はじめは個人の健康志向によるものだったのが、やがては他者の受動喫煙をも配慮する世の中になったため。加えてタバコの値上がりも、禁煙ブームに拍車をかけたのは間違いないでしょう。

    2.2020年4月に全面施行された「改正健康増進法」とは?


    出典:https://readyproperty.co.uk

    減少傾向にある日本の成人喫煙率。ですが、世界規模で比較すると、特に男性はまだまだ多いといえる水準にあるようです。そして2020年4月には「改正健康増進法」といった、喫煙者の方々にとっては少々悩ましいであろう新ルールが設けられました。

    受動喫煙による被害を考慮したこの法律は、屋内原則禁煙化、とりわけ飲食店における喫煙場所の制限が強化されたもの。喫煙席・禁煙席の区分けは今までもありましたが、今後はより明確な分煙をすることとなったのです。

    従来の“座席が離れているだけで間取りは一間”といった別れ方ではNGで、独立した喫煙専用室が必須に。なお店舗側は、店内でタバコが吸えるか否かを、入口に標識で提示しなければなりません。

    これを確認することで、喫煙者が喫煙場所を探せるだけでなく、非喫煙者が自主的にタバコを避けたお店選びができるのも、この法改正における目的の1つです。

    3.喫煙室を設置する上で適切な基準とは?


    出典:https://www.qleanair.com/

    今回の法改正で、顕著な変化が見られたのは飲食店が主ですが、オフィスにおける喫煙環境も例外ではありません。事務所・工場・学校・病院・役所など、ほぼすべての労働環境下でこのルールが適応されます。

    しかし、屋内禁煙化はあくまで“原則”。
    適切な喫煙スペースを設けた場合に限り、店内でもタバコを吸うことが可能です。では、いったいどのような基準を満たせば、適切な喫煙スペースといえるのでしょうか?専用喫煙室の技術的基準としては、下記のように定められています。

    ・禁煙エリアから喫煙室内に向けて毎秒0.2m以上の空気の流れをつくり、タバコの煙が禁煙エリアに漏れないようにすること・喫煙室は壁や天井などによって分けられ、タバコの煙が禁煙エリアに漏れないようにすること

    ・タバコの煙は屋外に排気されていること

    従業員や来訪客からのニーズにより、やむを得ず屋内に喫煙所が必要であれば、いまいちど現在の間取りや環境を見直しましょう。

    4.屋内喫煙室/屋外喫煙所とは?


    出典:https://www.qleanair.com/

    オフィスにふさわしい喫煙所は、いくつかのパターンが存在します。まずは屋内か屋外かに分かれますが、建物内にあっても開口面が外に面していれば屋外喫煙所とみなされるので、「どちらに出入口が向いているか?」と覚えておくとわかりやすいかもしれません。

    屋内/屋外いずれも、工事が必要なタイプか簡易組み立て式の2通りから。喫煙室の商品価格としては、スペックに応じて数十万~200万円台であるものの、工事費用の有無やデザインの選択肢などが変わってきます。
    それぞれの比較はおおむね以下の通りです。

    ●屋内
    ・工事が必要なタイプ
    デザインの自由度が高い
    商品型であっても寸法や細かく決められ、色も選べる
    工事費が発生する

    ・簡易組み立て式
    規格寸法化されており、指定業者でなくとも組み立て可能
    サイズは選べるが、パーツデザインの変更は難しい

    ●屋外
    ・工事が必要なタイプ
    デザインの自由度が高い
    商品型であっても寸法や細かく決められ、色も選べる
    基礎工事が必要なケースが多い
    出入口を工事すれば建物内にあってもよい

    ・簡易組み立て式
    基礎工事が不要
    規格寸法化されており、指定業者でなくとも組み立て可能
    サイズは選べるが、パーツデザインの変更は難しい

    それぞれにメリット・デメリットがありますが、完璧な分煙化をするにあたって今後も必要不可欠な設備。じゅうぶんに検討し、利用人数やオフィスデザインにふさわしい喫煙スペースをチョイスしたいものです。

    5.非喫煙者にも優しいオフィスとは?


    出典:https://www.rte.ie/

    喫煙スペースの設置は容認され、この度の法改正では、愛煙家の立場もなんとか守られることとなりました。ですが、改正健康増進法の最たる目的は、非喫煙者の「望まない受動喫煙」を防止すること。

    喫煙ブースの技術的基準を抑えたうえで、プラスアルファの配慮を忘れてはなりません。この基準では「タバコの煙が禁煙エリアに漏れない」点を重視し、適切な換気・排煙を促しているものの、やはり喫煙ブースへの出入りの際は、どうしても煙やニオイが漏れてしまいます。同様に、排気システムで逃がした空気も、屋外の換気扇付近では「タバコ臭」となって漂ってしまう可能性があり得ます。

    それらは直接的な副流煙ではないにせよ、不快に感じる人も多いもの。ですが、日々タバコを吸っている人にとっては、こうした微弱なニオイにはなかなか気付きにくいでしょう。
    喫煙ブース設置の際は、喫煙者だけでなく非喫煙者の意見も取り入れるのがベター。

    従来の喫煙シーンで気になる点や、具体的にどの方向にニオイが流れているかなど、入念にヒアリングすることをオススメします。なお、簡易組み立て式の喫煙ブースであれば、貸出サービスをおこなっているメーカーもあります。

    本格的に導入する前に、どの程度オフィスに煙の影響があるか知りたいときは、レンタル製品でテスト期間を設けてみるのもよいでしょう。

    6.喫煙ブースを含め、オフィスデザインのプロに任せるべきか


    出典:https://www.qleanair.com/

    商品として規格化されているものが圧倒数を占める喫煙ブース。

    メーカーにもよりますが、大体がカラーや材質は、数パターンのなかからしか選べないのがネックと感じているかたも多いはず。

    「今のオフィスデザインによりマッチした喫煙ブースがほしい」
    「コストの関係上製品化されたものを導入するが、多少のアレンジはしたい」

    「いかにもあとから取って付けたような喫煙ブースは嫌だ」など…。

    オフィスデザイナーに相談してみるのがオススメです。また「そもそも現状の間取りでどこに設置すればいいかわからない」といった、スペースや動線に関するお困りごともお任せください。
    社会の分煙意識がよりいっそう高まった令和時代だからこそ、みなが心地よく働けるオフィスづくりを考えてみてはいかがでしょうか?

  16. センスの良さを感じさせるオフィスの壁紙選びのコツとは?

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    1.オフィスにおける壁紙がもたらす効果とは?


    出典:http://blog.wallpaperwarehouse.com

    オフィスインテリアの中で、もっとも多くの面積を占める「壁紙」。

    貼りものであるクロス材は、壁に限らず天井や床材としても用いられることがありますが、とりわけ壁は、どのようなシチュエーションでも一番目につく存在です。つまり、壁紙のデザイン1つでオフィスの印象が大きく左右されるということ。

    今のオフィスのイメージチェンジを図りたいと思っても、引っ越しをするにはコストがかかりすぎてしまいます。かといってオフィス家具を入れ替えただけでは、ベースの部屋が変化しない限り、ちょっとした模様替えレベルにしかならないかもしれません。

    そんなときに推奨したいのが壁紙リフォーム。間取りや家具がそのままでも、壁面のデザインが変わるだけで、まるで新しいオフィスになったかのような新鮮味が体感できます。

    面積の大きいアイテムなだけあり、その色や素材から感じられる印象はさまざま。作業効率を高める色であったり、リラックス効果をもたらす天然素材であったりと、視覚によるイメージは脳に働きかける効果があるため、「働く場所」であるからこそ真剣に捉えるべきポイントなのです。

    また、クロス材は経年とともにシミ・くすみや剥がれが生じるもの。汚れた壁紙では従業員全体のモチベーションも低下しますし、なによりお客様からの印象が良くありません。インテリアデザインは据え置きでも、日頃の掃除で対処できないほどに劣化してきたならば、張り替え時のサインです。

    2.自社のイメージやコーポレートカラーにマッチする壁紙選びが重要


    出典:https://assets.wallpapersin4k.org

    オフィス空間において抜群の存在感を放つからこそ、壁紙は自社イメージをアピールするには絶好のスペースです。

    一番採用されやすい色は白やアイボリー、次いで落ち着いたアースカラーや目に優しいパステル調。これらは飽きにくい上、万人受けもよいことから定番となっています。適度に無難さを押さえつつ、ここへコーポレートカラーをマッチさせることにより、他社との印象の差別化を図りましょう。

    スタンダードな手法としては、コーポレートカラーを淡くした色を選択するもの。例えばブルーが御社の色であるならば、壁紙は水色に…といった具合です。もしくは白や天然素材をベースに、どこか一面だけワンポイントとして、コーポレートカラーそのままのブルーを配置するのもオススメ。もともとコーポレートカラーが薄い色合いならば、この限りではなく全面に取り入れてもよいでしょう。

    また、ワンポイントの色使いには、壁紙のみならずウォールステッカーを使ったスタイルも近年人気となっています。壁紙の上からロゴやライン、模様などを貼り付けることができ、剥がすのもDIYでできるほど容易なので、今後ちょっとした模様替えをする際にも重宝するアイテムです。

    もちろん斬新さを狙って原色系のコーポレートカラーをそのまま主張させるのも1つのアピール手段。

    コーポレートカラーは社外へのアプローチとして考えられる方が多いのですが、実は社内の従業員に一体感を感じてもらうための役割も担っています。エントランスだけでなく、作業スペースなどへも積極的に取り入れましょう。

    3.「どんなオフィスにしたいのか?」をすべてキーワード化する


    出典:https://www.modus.space/case-studies/valspar-uk-head-office/

    いざ壁紙リフォームをしようと思い業者にカタログを見せてもらっても、あまりにバリエーションが多すぎるため、選ぶのにも一苦労です。デザインにより面積あたりの価格は異なるにせよ、同価格帯の中でも実に多くのデザインが発売されています。
    迷っているうちに、自社のコンセプトから段々と個人の好みの方へと傾倒してしまったりするのもよくある話。そうならないためにも、各空間ごとに「どんなオフィスにしたいのか?」をリストアップしておきましょう。

    例としては、
    ・1日中PCに向かうことが多いので集中力を向上させたい
    ・商談スペースは活気あふれる色使いにしたい
    ・会議室は明るく開放的に感じられるようにしたい
    ・エントランスにはコーポレートカラーを使ってメリハリある空間にしたい
    ・休憩スペースはリラックス効果を演出したい
    ・食堂は食べ物がおいしく見えるようにしたい
    など。
    もしくは「ナチュラル」「モダン」「ビタミンカラー」「リゾート」など、名前をつけて

    簡単でも構わないのでアウトラインを設けておけば、カタログを閲覧する際、はなからイメージとかけ離れた物は消去法でパスできるので、スムーズです。

    4.色合いだけでなく、質感や防火対策などの機能も重視!


    出典:https://www.officescapellp.co.uk

    ここではわかりやすく壁紙と表していますが、その材質はさまざま。その名の通り紙素材があるのはもちろん、木材・ビニール・石(タイル)・塗り壁・布地・コンクリート打ちっぱなしなど、多岐にわたります。

    木材や石(タイル)であれば、天然の風合いが感じられ、塗り壁は刷毛の運び次第でフラットにもハンドクラフト風にもなり、塗りならではの味が楽しめます。布地のクロス材は、織りの凹凸から適度な立体感や光沢感が得られ、高級な印象をもたらします。これらの材質は少し割高であり、かつ手入れにやや気を使わなければなりませんが、間近に寄っても本物ならではの風合いが味わえるため、こだわりの逸品といえるでしょう。

    ですが壁紙やビニールクロスも、一昔前と比べて実にバリエーション豊かになっています。タイル調・木目調・レンガ調などの再現度も、本物と見まがうほどに向上し、かつ材質は紙やビニールなため、掃除はホームクリーニングレベルで手軽にできます。

    安全面の配慮も見落としてはなりません。とりわけオフィスであれば、防火対策も重視したいところです。

    防火素材には特定の種類・ランクが設けられているのですが、万一火災が起きた際、延焼しにくいということだけでなく、クロス材から有毒ガスが発生しないかどうかも配慮された素材です。

    オフィスの面積や階数・間取りによっては、これらの防火基準を満たさねばならない場合もありますので、見本帳に記載されている表記もチェックしましょう。

    下記「一般社団法人日本壁装協会」HPもぜひ参考にしてください。

    ・防火性能について
    https://www.wacoa.jp/fire/
    ・内装制限について
    https://www.wacoa.jp/fire/naisouseigen.html

    5.担当者次第で、その出来栄えは大きく変わってくることを知るべき!


    出典:https://assets.wallpapersin4k.org

    壁紙を貼るにあたっては、通常工務店などに依頼するのが主流です。中にはDIYで手がけてしまう器用な人もいるのですが、大きな裁断機がないとうまく作業できません。職人さんであれば必要な道具はすべて用意してありますし、壁紙の切れ目の柄合わせ(絵柄だけでなく凹凸の模様も含みます)をするのも当然です。これはほぼどの業者でも、さほど腕の良しあしに差はないといえるでしょう。

    ならば、一番安く最短で仕上げてくれる業者であれば、どこに依頼しても構わないのでしょうか?

    実は、壁紙リフォームの完成度を左右するのは「下地施工」の部分です。古い壁紙を剥がしたままの状態では、以前の壁紙の糊の残りや、石膏ボードに打ってある釘の頭などによる凹凸が見受けられます。これらをどのレベルまで平らにすることができるかが、職人さんによって大きくばらつきがあるのが現状。

    下地施工を怠ったまま新しいクロスを貼られてしまうと、壁紙表面に不自然な凸凹ができてしまいます。

    パっと見の材質だけでなく出来栄えも重視するならば、担当者とはじっくりコミュニケーションを取り、見えないところまで丁寧に施工してくれるかどうか、見極めて決めましょう。
    完成度こだわりを持っている担当者であれば、当然自身のサポートをしてくれる職人選びにもこだわりがあるはずです。

  17. オフィスデザインのコンセプトを決める際のポイントとは?

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    1.コンセプトを決める前に準備すべきことは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    オフィスデザインにおいて、コンセプトを決める過程は必要不可欠です。デザインの軸となるコンセプトには、配色や素材選びをはじめ、オフィスの第一印象を決定づける要素が詰めこまれます、いわばオフィスデザインのスタートとゴール、双方の役割を担うため、万人に伝わりやすい明確なモノでなければなりません。

    ではコンセプトを決める前には、どういった準備をすればよいのでしょう?

    まず前提として、案件の最終決定権は企業上層部にこそあれど、オフィスを使う人の目線になって空間づくりをすることです。そのためには、まずは現状でのリサーチをしてみましょう。

    一番手軽で確実なのは、現場におけるヒアリング調査です。意見が偏りにくいよう、さまざまな部署・役職・年齢層・性別の従業員をターゲットにし、どのような環境へのニーズがあるかをリサーチします。従業員数が少ないオフィスならば、全員の意見を聞くことも可能ですし、大規模オフィスであればアンケートボックスなどを活用するのもいいでしょう。

    手法はさまざまありますが、公平性を保てる方法でおこなうのがポイント。

    そしてもうひとつ大切にしなければならないこと。それは次項でお話する『企業コンセプト』の存在です。

    2.自社の企業コンセプトを見つめ直す良い機会と捉えるべき


    出典:https://officesnapshots.com/

    オフィスは企業の顔。

    他社・他人からどう見られているかも意識しなければなりません。と同時に、社内の人間に対しても、共通のビジョンを意識させるいしずえの役割をになう空間でもあります。

    その「共通のビジョン」こそが企業コンセプト。

    自社はどのような歴史を持ち、いかにして社会に貢献し、どういった未来を見据えるかetc…これらをオフィスデザインをもって体現することで、世間へのアピールはもちろんのこと、社内の人間も常にそれを感じながら働けるようになるのです。

    例えば、最新鋭の技術を誇り、「飛躍」をコンセプトにかかげる企業なのに、内外装がアンティーク装飾で埋め尽くされていたとしたらどう思いますか?いくら美しい仕上がりだったとしても、企業のイメージとはマッチしません。

    この場合、もっと近未来的な要素を感じさせるデザインのほうがふさわしいはず。反対に、歴史や伝統を重んじることに主軸を置く企業であれば、クラシカルなデザインが生かされるでしょう。

    このように考えていくと、自社の経営理念や企業コンセプトを見つめ直す絶好のチャンスであることがわかります。

    3.オフィスデザインのコンセプトを決める際のポイントとは?


    出典:https://www.officelovin.com/

    オフィスデザインのコンセプトを決めるにあたり、重要なポイントは以下の3点。

    1.社外へのアプローチ
    2.社内のモチベーション向上
    3.出入りするすべての人に優しい動線

    それぞれがどのような役割を果たすのか、具体的に見ていきましょう。

    ●1.社外へのアプローチ

    外装・看板・エントランスなどで企業のブランディングを図ります。
    欠かせないのはコーポレートカラーの存在。企業ロゴに使われている色や業種にふさわしいカラーリングを取り入れることで、誰からも覚えてもらいやすいオフィスに。
    取引先の方が立ち入る、エントランス・ミーティングスペースなどにも統一感を持たせましょう。
    また、ロゴやスローガンなどが相手の目に入ることにより、自社の信頼性UPやコニュニケーションツールにも繋がります。

    ●2.社内のモチベーション向上

    いくらオシャレで流行の最先端なオフィスでも、使い慣れてしまえばマンネリ化してしまいます。そうした中では仕事も単調に感じてしまいがち。
    常日頃から、いつも自分たちが社外にどんなアピールをしているのかを意識するべく、従業員専用スペースにも(1)の要素を盛り込みます。
    いつも視界に入るところに共通のビジョンが掲げられていれば、おのずと帰属意識も芽生えるもの。
    社外・社内いずれも同じイメージをもって設計することが重要です。

    ●3.出入りするすべての人に優しい動線

    オフィスという公の場だからこそ、誰もが使いやすい・働きやすいレイアウトでなければなりません。
    動線がきちんと整えられていると、仕事効率の向上はもちろんのこと、掃除や整理整頓もしやすくなります。
    こうした現場目線のことは、ヒアリング調査の結果も活かすチャンス。はた目にはわからなくとも、毎日使っている者にとって不便と感じる点があるかもしれません。
    こうした情報や来訪者への案内のしやすさなどを今一度見直して、誰もがスムーズに活動できる動線づくりを心がけましょう。

    ■4.オフィスデザインのコンセプトを決める際のNGとは?

    画像:offive04.jpg
    出典:https://www.unispace.com/projects/archetype
    オフィスによって体現したいことは、決して1つだけではないでしょう。社風・クオリティ・文化・伝統など、企業によって複数の目標を持つことは不思議ではありません。ですが、これらをオフィスという1つの作品に落とし込むには、ある程度の統一感が必要です。
    第一印象を大きく左右するのは視覚から訴える印象。ここがちぐはぐになってしまうのはNGなのです。

    また、事例集にばかりとらわれて、デザイン先行型となってしまうのもありがちな失敗です。
    画像や資料などで情報収集するのはよいことですが、例え個人の好みに当てはまったとしても、それが必ずしも自社のイメージと合致するとは限りません。
    初めは魅力的に感じられるデザインでも、見慣れてしまえばただ使いにくいだけのオフィスになってしまうケースも。

    コンセプト選びに失敗しないコツは、まず主軸を決め、そこから派生できる内容へ…と、徐々にイメージを拡げていくことです。

    5.オフィスデザイン未経験の自社スタッフでコンセプトを明確化できるのか?


    出典:https://midi-photography.co.uk/

    オフィスをリニューアルするにあたり、決めなければならない事柄はたくさんあります。そのためにチームを編成したり、ミーティングを重ねたりしなければなりません。予算・スケジュール・従業員へのヒアリングetc…着工に入るまでの下準備で大忙し。

    大抵こういった計画では、最終決定権のある上層部の人が責任者となり、その下にリーダーを立て、主に入社後数年経過した若手社員が主力になって進めることが多い印象です。これはやはり、若手のほうが流行に敏感であったり、社内の若返りを図る目的がほとんどではないかと思います。また「デザイン=センス」なので、アートやインテリアが趣味という人もメンバーに含まれやすいでしょう。

    そういった方面に長けた人がいると、アイディア豊富でコンセプトを決めるのにもスムーズです。しかしオフィスである限り、先にお話した使い勝手や動線も重要ですし、なにより将来を見据えて設計しなければなりません。オフィスリニューアルはそう何度もすることではありませんから、数年後社内がどうなっているかにも対応していく必要があるのです。

    こうした問題をクリアするには、未経験者だけでは太刀打ちできないのが難しいところ。大まかなイメージとしてのコンセプトは決まっても、明確化させていくまでのプロセスが大変なので、余裕をもって計画しなければなりません。

    6.オフィスデザインのプロに依頼するメリットとデメリットとは?


    出典:https://midi-photography.co.uk/

    では、オフィスデザインのプロに委託した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょう?

    ●メリット

    ・プロならではの完成度が高いオフィスが得られる
    ・デザインとユーザビリティが両立できる
    ・経験や知識があるため問題解決が容易
    ・計画着手から竣工までがスムーズ
    ・内装工事中の仮オフィスないし部署引っ越しの手配をしてくれる会社もある

    ●デメリット

    ・DIYよりもコストがかかる
    ・デザイナーと齟齬(そご)がないように進行する必要がある

    項目としては圧倒的にメリットの方が多いのですが、やはり最大のデメリットはコスト問題。
    ただし、工事の規模によっては建材の仕入れに専用ルートを持っているプロの方が安く済む場合もあるので一概にはいえません。
    また、明確なコンセプトを持ったオフィスはブランディング力が上がるため、今後の収益を見込めば対費用効果としては結果プラスに繋がる可能性も。
    スムーズで失敗がないという点だけでも大きなアドバンテージとなりますから、まずは一度デザイン会社へ相談してみることをオススメします。

  18. パーソナルスペースを重視したオフィスデザインとは?

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    1.パーソナルスペースとは?


    出典:https://medicaregranny.com/

    「プライバシーが保たれない気がして、落ち着けない…」など。実はこのモヤモヤ感、プライベートだけでなく、仕事場においても悩まされている人は少なくありません。

    こういったモヤモヤ感なしに過ごせる空間のことを『パーソナルスペース』と呼んでいます。語源は“personal(個人的な)”と“space(場所)”から。

    簡単に説明するならば、パーソナルスペースが広い人は、よりプライバシーを重視する傾向にあり、狭い人は開放的である傾向、というとピンと来るかもしれません。つまり“心の縄張り”のようなものと覚えておくとよいでしょう。

    “場所”といっても物理的に見えるスペースではなく、一個人が精神的な安心感を得られる距離感を指すものなので、人により体感値が異なります。また、同一人物であっても、TPOに応じてパーソナルスペースの面積が変化することも。

    今回は、その“パーソナルスペース”の傾向や、オフィスをデザインする際にどのような配慮が必要かに迫っていきたいと思います。

    2.一人ひとり異なる。パーソナルスペースの傾向とは?


    出典:https://www.skillsconverged.com/

    視覚的に見えるモノではないので、一人ひとりに合わせて「空気を読む」ことが重要となるパーソナルスペース。
    ですが、心理学者などの研究により、おおまかな基準となる平均距離が算出されています。

    おもに4つの区分における、パーソナルスペース傾向を見ていきましょう。

    ●公衆(公共)距離

    まったく知らない他人とは、最低でも3.5m、可能であれば7.5mほどの距離を保てると、人はさほど警戒心を抱かずにすむとされています。
    ビジネスシーンにおいては、セミナー等で登壇者と受講者間に、これくらいの距離があるのが望ましいといえそうです。

    ●社会距離

    地域の人や職場など、必要なシーンでのみ付き合う間柄の人との適切な距離感は、一時的に隣で会話するなどをのぞき、1.2m~3.5mくらいがベスト。
    デスクやテーブル越しくらい離れていると、作業にも集中しやすくなります。
    オフィスにおける普段の距離感は、この“社会距離”を目安にしてみましょう。

    ●個体距離

    親しくしている友人や同僚などがこれに該当し、45cm~1.2mほど。
    つまり頻繁に体が接触するわけではないけれど、手を伸ばせば届く範囲まで近づいても不快感がない距離です。
    しかしいくら親しい仲でも、異性の場合は注意が必要。
    「近い」と感じるか否かには個人差もあるため、状況や相手に応じて判断shなければなりません。

    ●密接距離

    家族や恋人など、ごく限られた相手が対象。
    TPOに応じて0~45cmと、至近距離にいてもまったく気にならない存在にのみ許される距離感です。

    例えば『公衆(公共)距離』の3.5m~7.5m。
    仮に、赤の他人と7mの距離を保つとすれば、路線バスの全長より若干短い程度まで離れなければならないことになります。街中や駅ではなかなか難しいでしょう。
    混雑した場所や満員電車を不快と感じる人が多いのも、この距離が保てていないためです。

    オフィスにおいてポイントとなる『社会距離』はどうでしょう。
    1.2m~3.5mは、現在のコロナ禍中であれば、それくらいの距離でデスク配備がされているかと思います。
    一人ひとり感じ方も異なるうえ、あまりにも距離があると仕事上の連携もしにくくなってしまうため、現在の社風や部署の人間関係など、さまざまな要素から適切なパーソナルスペースを見出す必要があります。

    3.男女で異なるパーソナルスペースをオフィスデザインに反映する


    出典:http://www.ocjordan.com/

    前項では、公衆・社会・個体・密接の4傾向で、目安となる距離をご紹介しました。ですが研究によると男性と女性では、単純な正面距離だけでなく、方向の違いがあることも解明されています。

    一般的に男性は、前後への警戒心が強く、前後に最低限1mほどの距離を保ちたがる傾向に。逆に左右に対しては至近距離での接触も得意なほうで、横並びで会話するとコミュニケーションがスムーズというデータも。

    女性の場合は、前後左右関係なく、他人とは正円状に最低1.2mほどの距離を保ちたがる傾向にあるようです。全方向に警戒心を抱きやすいため、テーブルやデスク越しなど、適度な障害物があることでコミュニケーションがとりやすくなります。

    あくまで“傾向”であり、個人差こそあるものの、人間という動物の本能が働くのかもしれませんね。

    こういった性別の差をふまえると、社内や取引先の担当などの男女比率を考慮して、オフィスレイアウトを考案してゆくと、みなが快適に働ける空間づくりが可能となります。

    4.パーソナルスペースを重視すれば業務に集中しやすくなる?


    出典:https://www.officelovin.com/

    さて、4つのシーン別パーソナルスペースおよび男女差がわかったところで、それらを意識することにより、作業効率にもメリットが生じるのでしょうか?

    答えはYES。

    1日の大半を過ごすオフィス環境。

    デスクワーク時は、机の配置からおのずと1m~2m弱が保たれると想定します。パーソナルスペースの『社会距離』は1.2m~3.5m。これと比較すると、一般的なデスク配置はやや近くなる傾向に。『個体距離』が許される、親しい同僚でのみ構築された部署であれば話は別ですが、基本的には長い時間、パーソナルスペース内に他者が存在することとなってしまいます。

    ですが、オフィス面積の都合もありますし、チームワークを必要とするシーンでは、デスク間が3mも離れていては、不便を感じることも少なくないでしょう。

    その場合、パーテーションや観葉植物などの、視線をコントロールするアイテムが役立ちます。物理的に離れることはできなくても、互いの視線を適度にシャットアウトすることで、卓上やPCに集中している間、周囲の存在を感じにくくさせることなら可能です。

    ただし、あまりに背丈のある遮蔽物では、やはりコミュニケーションが取りづらくなってしまうので、着座したまま背筋を伸ばし、顔をあげればまわりが見渡せるようになるくらいの物がベスト。

    また、フリーアドレスや休憩所などの、オープンスペースを導入するのもオススメです。可能であれば、座席バリエーションも増やしたいところ。他者が隣接しないゆったりした座席から、1~少人数でのみ利用できる対面式テーブルまで、幅広くバリエーションを設けることにより、従業員側に選択権があるのが望ましいです。

    同じ人でも、その日の気分やスケジュールの過密度により、パーソナルスペースが変化することがありますから、こうした気分転換を図れる場所は、集中力向上や発想の転換にも有効なのです。

    5.パーソナルスペースを尊重したオフィスデザインにはプロに任せるべき。その理由とは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    「ウチの会社(部署)は、みんな友達みたいに仲良しだから大丈夫…」

    こう思った方もいらっしゃるでしょう。確かに、実際そういった職場はありますし、人間関係が良好なのはよいことです。

    ですが、いくら普段は『個体距離』で問題なかったとしましょう。とりわけ集中しなければならない正念場や、あまり気分が優れないときなど、親しい間柄でもちょっと一人になりたい…と思うのは誰にでもあるもの。そのためにも慢心せず、メリハリのあるオフィスレイアウトを取り入れることが重要なのです。

    この“メリハリ”、言葉でいえば簡単なようにも聞こえますが、突貫でやってしまうと、“チグハグ”なオフィスになってしまいがち…。そんな落とし穴が潜んでいる、いわばデザインの難関です。

    この難関を突破できるのは、やはりインテリアと人間心理の関係性を理解した、オフィスデザインのプロだけ。限られた面積を有用に、かつ誰もがストレスフリーに働けるノウハウは、デザイン経験がなくては不可能なことなのです。

    従業員のパーソナルスペースと、どのように向き合っていけばよいか?設計前には、社内の男女比率・年齢層・問題点などを徹底的にヒアリングして、貴社にとってベストな空間を提案いたします。オフィスデザインによって生産性が向上した例も数多くありますので、まずはぜひ一度ご相談いただければと思います。

  19. オフィスをデザインする際、照明にもこだわるべきか?

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    1.照明がもたらす効果とは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    まだ電気が普及する前、日光や炎のあかりだけが人類にとっての照明でした。晴れた昼間は外からの光を取り込み、足りない分はロウソクで室内を照らしていたのです。

    19世紀になるとガス灯が普及し、夜間でも屋外に照明を設置することができるようになりました。その後、より安定し、かつ火災などの危険性が減った電灯が発明されることになりますが、日本において普及率が高まったのは、20世紀初頭(大正時代)になってからのこと。

    現代においても、照明の存在は必要不可欠。本来の用途は「暗い空間や手元を照らすこと」と、生活必需品としてなくてはならないものでした。そこから街ネオンサインや舞台のスポットライトなど、デザインの役割も担う存在となったのです。

    そんな照明の効果は多種多様。大前提として、何か作業をするならば、相応の光量を確保しなければなりません。でもずっと煌々とした空間にいては、リラックスするヒマもありません。

    我々の生活を豊かにしてくれる照明ですが、色・光量・光の広がり方etc…これらを適材適所で使い分けることにより、作業効率や心理面にも、大きく影響させることができるのです。

    2.オフィスの照明に適した種類は?


    出典:https://officesnapshots.com/

    では、オフィスにおける照明の適材適所ってなんでしょう…?はじめに押さえておきたいポイントとして、オフィスにどのくらいの明るさが必要であるかという点です。

    日中は窓からの光も入りますが、日没後、照明の光だけに頼らなければならなくなったとき、昼間と見え方が変わってしまうと作業効率にも影響します。
    また、いくら晴れていて窓から太陽光が差し込んでも、オフィス全体が照らされるとは限りません。

    必要なところに影があっては困りますから、大抵は昼間も照明をONにしておくことになるものです。従業員が全員帰宅してからも、防犯上の理由で最低限の照明はつけっぱなしという場合もあるでしょう。

    つまり、そのぶん電気代もかさむわけで…。

    省エネ対策として、現在主流なのがLED。従来の蛍光管と比較して、耐久性が向上したのはもちろんのこと、電気代も大幅に節約できるようになりました。
    LEDも、初期のころは「青白いし真下しか明るくならない」と不評でしたが、今の製品は白熱級や蛍光灯と同等か、それ以上に光が広がりやすくなっています。

    オフィスの作業場に安定した明るさをもたらすには、これ以上に適した照明はないでしょう。

    3.照明選びのポイントとは?


    出典:https://pcbackup154.wordpress.com/

    大前提として「見やすさ」が重視されることなので、PCモニターや手作業をするシーンにおいて、暗すぎるものは論外。ですが、過度に明るすぎても、眼精疲労のもととなるのでオススメできません。

    なるべくならば、昼も夜も、一定の光量を保てることがのぞましいでしょう。また、光の広がり方や角度にも着目してみましょう。手をかざしてみるとハッキリ影ができ、かつ全体にふわっと広がる明るさが、一番目にも優しい照明です。

    ピンポイントで一点に集中してしまうと、モニターに反射したり、ちらつきが気になるはめに。反射も含め光源が目につくと、眩しすぎてストレスにもなり得ますので、ワット数が強すぎてもいけません。

    天井の高さやデスク配置とも相性があるため、難しいところではありますが、もしどうしても照明の光がモニターの邪魔になる場合、モニター側に反射・ちらつき防止のフィルムを貼るという手も。

    また、同一空間内において、スイッチがどのように分かれているかも重視しましょう。省エネ対策のためには、1つの部屋のすべてが同時にON・OFFとなるよりも、必要な場所だけ照らせるよう、なるべく細分化されている方がいいですね。

    4.オフィス内でも色分けすべきか?


    出典:https://retaildesignblog.net/

    ここまでは「見やすさ」を観点に置いてすすめてきましたが、照明といっても、色味はさまざま。オフィス内でも、この色味をぜひ使い分けて欲しいのです。

    一般的に販売されている電球の色味は、大抵3~4種類のラインナップ。(メーカーにもよります)

    • 電球色(約3000K) → フィラメント式のいわゆる電球の色そのもので、暖色系。
    • 温白色(約3500K) → やや暖色よりだが、自然光にもっとも近い。
    • 昼白色(約5000K) → 太陽光にもっとも近い色温度。色が一番見本通りに映る。
    • 昼光色(約6500K) → やや青白いめの寒色系の光。

    例えば、製品やグラフィックなどの色を、シビアに確認しなければならない業種であれば、自然光に近い色味が適しています。その場合は昼白色がベスト。
    おもに書面の作成など、文字を扱うことが多いなら、クールな昼光色のほうが集中力が高まります。

    モニター側の調整機能で、ある程度個々に見やすく作業でき、かつアットホームな雰囲気がほしいならば、温白色を選ぶとあたたかみが感じられる空間に。肌の血色もよく見えるため、いきいきとした印象があたえられます。

    いちばんリラックス効果があるのは電球色。作業においては、実物よりも赤みが強く映ってしまい適さないケースが多いのですが、休憩スペースやトイレなどに取り入れることにより、落ち着いた空間を演出することが可能となります。

    また、料理がおいしく見えるのも暖色系の照明ならでは。キッチンスペースや食事スペースにもオススメですよ。

    照明の色はクロス材など、面積の多い素材とも混ざり合い、部屋そのものの見え方をガラリと変える効果があります。ケルビン(K・色温度)があがるにつれて、光は寒色系となってゆくので、背景との組み合わせも考慮するのがベストです。

    5.オフィスデザインのプロに照明も任せるべきか?自分たちでできるのか?


    出典:http://www.dlf-ne.org/

    明るさはワット数、色温度はケルビン。

    この2つを押さえておけば、自分たちでも照明を変えることができるかも…?電球の交換なら、用務員さんにお願いしてもいいですし、脚立を出して従業員が済ませることもできる作業。

    一見、ものすごく簡単な作業に思えるかもしれません。ですが、センスのいい間接照明や、部署ごとに適した調光をするとなると、既存の設備だけでは取り付けられない可能性もあるのです。

    例えば新たにダウンライトをつけたいとなれば、天井に穴をあける必要が発生します。加えて配線工事も、電気工事士の資格が必要な作業。また、照明のコーディネートは「ライティングデザイン」の一環でもあり、それを専門にしているデザイナーも存在するほど。

    自宅であれば、既製の照明器具を購入して取り付けるくらい造作もないことですが、やはりビジネスの場であるからには、オフィスデザインの一部として真剣に向き合いたいもの。

    感電・火災の恐れなども考慮すれば、DIYでの施工は絶対にオススメできることではありません。

  20. パーソナルスペースを重視したオフィスデザインとは?

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    1.ズバリ「オフィスデザイン」とは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    普段何気なく使っている「デザイン」というワード。そもそもデザインとは、どういう意味なのでしょう?広辞苑によると、以下のように定義されているようです。

    デザイン【design】
    ①下絵。素描。図案。
    ②意匠計画。製品の材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。「建築―」「衣服を―する」→インダストリアル‐デザイン→グラフィック‐デザイン

    ①は作業に対してで、才能の有無にかかわらず、行動を起こせばそれはすべて「デザイン」と捉えられます。
    ②はやや難しい言い回しにも感じられますが、「オフィスデザイン」においては、こちらのほうがよりふさわしい表現と言えそうです。

    オフィスをデザインしている要素は実にさまざま。
    物件によっては外装も含まれますし、看板、内装、什器、動線etc…それぞれがデザインの歯車の役割を担っています。

    もし今あなたが「ウチのオフィスはなんとなくパっとしないなぁ」と悩んでいても、それもそういうデザインということに。しかしプロが目指す真のデザインは、機能・美的造形性、どちらも欠かすわけにはいきません。

    つまりオフィスデザインとは、オフィスの未来をより良い方向へ導くための、必要不可欠な要素なのです。

    2.オフィスは企業の顔


    出典:https://officesnapshots.com/

    オフィスは企業の顔そのもの。
    どんなにオシャレなデザインだとしても、社風や企業イメージにそぐわなければ、「顔」の役割を果たしているとは言えません。

    まずもっとも重視したいのは、エントランスや商談ルームなど、社外の人の目に触れる場所です。来社した人は、案内係の応対だけでなく、自分が立ち入った空間の印象をよく見ているもの。洗練されたデザインならば「仕事にも手を抜かない」印象を与えられますし、明るくナチュラルなデザインならば「社員が活き活きしているな」と思わせることができるでしょう。

    加えて業種に合ったアイテムなどが添えてあると、自社製品への自信と誇りをアピールすることも可能です。

    第一は、世間からどのように映るかが大切ですが、さらに言うなれば、社員や関係者しか立ち入らないスペースにも、「顔」の要素を盛り込むと、オフィスは一段と輝きます。

    事務所や作業場であっても、ときには職場見学などに訪れる人もいるでしょう。また、従業員にとっても、日頃から企業イメージを目の当たりにしながら働くことにより、会社との一体感やモチベーションの向上を感じられるようになるものです。

    ただ働きに来るための“箱”でなく、オフィスそのものが看板と同義であることを意識しましょう。

    3.デザインでオフィスを魅力的にできるのか?


    出典:https://pcbackup154.wordpress.com/

    ではいったい、「企業の顔」であるオフィスを、どうすれば魅力的にできるのでしょうか?

    デザインを考えていくうえで、まず一番大切なのが明確なコンセプト。無論、はじめは漠然としたイメージからでも構いません。最近のトレンドや、他社のオフィスデザインを参考にしてみるのもよいでしょう。

    ただしあくまで参考程度。自社ならではのオリジナル要素も加えて欲しいところです。その上で、「今何が必要か」「将来どのように活動したいか」などを考えてみてください。

    これらの要素を煮詰め、デザイン案を具体化していきます。

    ですが「魅力的」というと、感じ方には個人差もありますし、簡単なようで少し難しいかもしれませんね…?
    そんな場合は、このように考えてみてください。

    「企業や社員にとって、メリットあふれるオフィスにしよう!」

    このようにポジティブに考えていくことで、おのずとコンセプトは魅力的なモノへと進化してゆくのです。同時に、デメリットを省くことにもつながるため、現在の欠点や、何がムダかも見えてくるはず。

    デザインには多様性がありますが、魅力的と思えるオフィスには、実はこういった「ふるい」にかける作業がポイントとなってきます。

    4.オフィスをデザインする際、企業側が心得ておきたいポイントとは?


    出典:https://retaildesignblog.net/

    熱意があるのは大事ですが、二兎も三兎も得ようとすると、コンセプトがぐちゃぐちゃになってしまいがち。今はネットで無数の資料が見つかるため、つい「あれもこれも」と欲張りになってしまう気持ちもわかります。

    そこでまず心得ておきたいのが、コーポレートカラーの使い道。

    一般的に、インテリアのカラーコーディネートをしていく上で、以下の3つの配色を基調とします。

    ベースカラー(約70%)

    床や壁面など、もっとも面積を有する箇所にもちいます。コーポレートカラーの邪魔をせず、かつ明暗の度合いも真逆の色合いがベスト。
    ここに柄が入る場合、ベースカラーに選んだ色合いと同系統で、あまり主張しないものをチョイスするのがベター。

    メインカラー(約20~25%)

    ブラインドやカーテン、オフィス家具などがメインカラーの役割を果たします。
    中間色系のコーポレートカラーなら、ここに取り入れるのが理想。逆に原色に近い色や、コントラストの濃い色味だと、約20%の面積でもかなり主張が強くなるので要注意。
    その場合、コーポレートカラーよりワンランク明度を上げるなど、少しおさえ気味に配分すると、アクセントカラーとのバランスが良くなります。ですが、斬新さやユーモアを狙える業種なら、あえてビビッドな色合いを選択してもよいでしょう。

    アクセントカラー(約5~10%)

    コーポレートカラーが原色系なら、アクセントとして取り入れると効果的。
    メインカラーにコーポレートカラーをもちいた場合は、それを引き立てるような色を持ってくると、いい引き立て役になってくれます。
    アクセントなので、メインカラーの彩度をグッとあげた色や、あえて補色(反対色)を選んでみるのもGOOD。

    これら3つの要素はあくまで基本プラン。一番の狙いはやはり、コーポレートカラーが目に留まること。メインカラーやアクセントカラーのどちらに当てるか、まずはココを明確にして、その他の2つの色要素を合わせていくとスムーズです。

    5.働きやすいオフィスを創るのもデザインする目的のひとつ

    オフィスデザインも美術のひとつではありますが、観賞用として魅力的でも、実用性をおろそかにしてはいけない分野です。

    「企業や社員にとって、メリットあふれるオフィスにしよう!」

    これをもう一度思い出してみてください。

    配色が完璧でも、什器の配置や動線が整っていなければ、従業員の作業効率も低下してしまいます。また、内装部材のナチュラル系or無機質系、色使いの量にかかわらず、どんな空間にもマッチしてくれるのが植物の「グリーン」。

    アイテムとして緑色が合わない場合でも、観葉植物だけはインテリアデザインを選ばずにコーディネートできるのが利点です。

    現代人の働き方は、目にストレスが加わりがちなものですが、ある研究機関によれば、人は植物の緑を2~3分眺めるだけで、脳からα波が発生し、リラックスやリフレッシュ効果が見られるとのこと。

    こうしたメリハリがつくことで、新しいアイディアが生まれたり、ストレスマネジメントがしやすくなり、コミュニケーションも円滑に進められるようになるのでいいこと尽くめ。

    コーポレートカラーで一体感を感じてもらいつつ、メンタルケアも、オフィスデザインによって取り入れていきましょう。

    6.オフィスデザインをプロに任せるべきか?自分たちでできるのか?


    出典:https://officesnapshots.com/

    さて、以上のポイントを押さえたところで、いったい誰にデザインを任せるべきか…?電気関連は専門家に任せなければなりませんが、内装であれば、器用な人はDIYでこなせる場合もあるでしょう。

    しかし、もっともつまづいてしまいがちなのが、項目3で触れた「コンセプト」決定の段階。ひとことにオフィスデザインといっても、膨大なタスクを1つの案にまとめていかなければならないため、大多数の人が「理想」のままで終わってしまうことが実状です。

    仮にセンスに長けた従業員がいたとしても、デザインを任せている間は日常業務ができなくなってしまいます。また、お金がからんでくる課題なため、失敗を考えるとプレッシャーを与えてしまうことにもなりかねません。

    プロの場合、デザイン事務所でチームワークが可能なため(フリーで経営しているデザイナーでも必ずパートナーが存在します)、クライアントさんからの漠然とした提案も、スムーズに具現化していくことが可能です。

    一度デザインしたオフィスは、企業の顔として定着するまで長く付き合っていく存在。ブレのない魅力的なオフィスづくりを目指しましょう。

  21. オフィスを「デザインする魅力」とは?

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    1.パーソナルスペースとは?


    出典:https://medicaregranny.com/

    日常生活において、自分と他者との距離感に悩まされるシーンはありませんか?「広く空いているのに、こんなに近くに来なくても…」「プライバシーが保たれない気がして、落ち着けない…」など。

    実はこのモヤモヤ感、プライベートだけでなく、仕事場においても悩まされている人は少なくありません。

    こういったモヤモヤ感なしに過ごせる空間のことを『パーソナルスペース』と呼んでいます。語源は“personal(個人的な)”と“space(場所)”から。

    簡単に説明するならば、パーソナルスペースが広い人は、よりプライバシーを重視する傾向にあり、狭い人は開放的である傾向、というとピンと来るかもしれません。つまり“心の縄張り”のようなものと覚えておくとよいでしょう。

    “場所”といっても物理的に見えるスペースではなく、一個人が精神的な安心感を得られる距離感を指すものなので、人により体感値が異なります。また、同一人物であっても、TPOに応じてパーソナルスペースの面積が変化することも。

    今回は、その“パーソナルスペース”の傾向や、オフィスをデザインする際にどのような配慮が必要かに迫っていきたいと思います。

    2.一人ひとり異なる。パーソナルスペースの傾向とは?


    出典:https://www.skillsconverged.com/

    視覚的に見えるモノではないので、一人ひとりに合わせて「空気を読む」ことが重要となるパーソナルスペース。ですが、心理学者などの研究により、おおまかな基準となる平均距離が算出されています。

    おもに4つの区分における、パーソナルスペース傾向を見ていきましょう。

    ●公衆(公共)距離

    まったく知らない他人とは、最低でも3.5m、可能であれば7.5mほどの距離を保てると、人はさほど警戒心を抱かずにすむとされています。
    ビジネスシーンにおいては、セミナー等で登壇者と受講者間に、これくらいの距離があるのが望ましいといえそうです。

    ●社会距離

    地域の人や職場など、必要なシーンでのみ付き合う間柄の人との適切な距離感は、一時的に隣で会話するなどをのぞき、1.2m~3.5mくらいがベスト。
    デスクやテーブル越しくらい離れていると、作業にも集中しやすくなります。
    オフィスにおける普段の距離感は、この“社会距離”を目安にしてみましょう。

    ●個体距離

    親しくしている友人や同僚などがこれに該当し、45cm~1.2mほど。
    つまり頻繁に体が接触するわけではないけれど、手を伸ばせば届く範囲まで近づいても不快感がない距離です。
    しかしいくら親しい仲でも、異性の場合は注意が必要。
    「近い」と感じるか否かには個人差もあるため、状況や相手に応じて判断shなければなりません。

    ●密接距離

    家族や恋人など、ごく限られた相手が対象。
    TPOに応じて0~45cmと、至近距離にいてもまったく気にならない存在にのみ許される距離感です。

    例えば『公衆(公共)距離』の3.5m~7.5m。
    仮に、赤の他人と7mの距離を保つとすれば、路線バスの全長より若干短い程度まで離れなければならないことになります。街中や駅ではなかなか難しいでしょう。
    混雑した場所や満員電車を不快と感じる人が多いのも、この距離が保てていないためです。

    オフィスにおいてポイントとなる『社会距離』はどうでしょう。1.2m~3.5mは、現在のコロナ禍中であれば、それくらいの距離でデスク配備がされているかと思います。
    一人ひとり感じ方も異なるうえ、あまりにも距離があると仕事上の連携もしにくくなってしまうため、現在の社風や部署の人間関係など、さまざまな要素から適切なパーソナルスペースを見出す必要があります。

    3.男女で異なるパーソナルスペースをオフィスデザインに反映する


    出典:http://www.ocjordan.com/

    前項では、公衆・社会・個体・密接の4傾向で、目安となる距離をご紹介しました。ですが研究によると男性と女性では、単純な正面距離だけでなく、方向の違いがあることも解明されています。

    一般的に男性は、前後への警戒心が強く、前後に最低限1mほどの距離を保ちたがる傾向に。逆に左右に対しては至近距離での接触も得意なほうで、横並びで会話するとコミュニケーションがスムーズというデータも。

    女性の場合は、前後左右関係なく、他人とは正円状に最低1.2mほどの距離を保ちたがる傾向にあるようです。全方向に警戒心を抱きやすいため、テーブルやデスク越しなど、適度な障害物があることでコミュニケーションがとりやすくなります。

    あくまで“傾向”であり、個人差こそあるものの、人間という動物の本能が働くのかもしれませんね。

    こういった性別の差をふまえると、社内や取引先の担当などの男女比率を考慮して、オフィスレイアウトを考案してゆくと、みなが快適に働ける空間づくりが可能となります。

    4.パーソナルスペースを重視すれば業務に集中しやすくなる?


    出典:https://www.officelovin.com/

    さて、4つのシーン別パーソナルスペースおよび男女差がわかったところで、それらを意識することにより、作業効率にもメリットが生じるのでしょうか?

    答えはYES。

    1日の大半を過ごすオフィス環境。

    デスクワーク時は、机の配置からおのずと1m~2m弱が保たれると想定します。パーソナルスペースの『社会距離』は1.2m~3.5m。これと比較すると、一般的なデスク配置はやや近くなる傾向に。
    『個体距離』が許される、親しい同僚でのみ構築された部署であれば話は別ですが、基本的には長い時間、パーソナルスペース内に他者が存在することとなってしまいます。ですが、オフィス面積の都合もありますし、チームワークを必要とするシーンでは、デスク間が3mも離れていては、不便を感じることも少なくないでしょう。

    その場合、パーテーションや観葉植物などの、視線をコントロールするアイテムが役立ちます。物理的に離れることはできなくても、互いの視線を適度にシャットアウトすることで、卓上やPCに集中している間、周囲の存在を感じにくくさせることなら可能です。

    ただし、あまりに背丈のある遮蔽物では、やはりコミュニケーションが取りづらくなってしまうので、着座したまま背筋を伸ばし、顔をあげればまわりが見渡せるようになるくらいの物がベスト。

    また、フリーアドレスや休憩所などの、オープンスペースを導入するのもオススメです。可能であれば、座席バリエーションも増やしたいところ。

    他者が隣接しないゆったりした座席から、1~少人数でのみ利用できる対面式テーブルまで、幅広くバリエーションを設けることにより、従業員側に選択権があるのが望ましいです。

    同じ人でも、その日の気分やスケジュールの過密度により、パーソナルスペースが変化することがありますから、こうした気分転換を図れる場所は、集中力向上や発想の転換にも有効なのです。

    5.パーソナルスペースを尊重したオフィスデザインにはプロに任せるべき。その理由とは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    「ウチの会社(部署)は、みんな友達みたいに仲良しだから大丈夫…」

    こう思った方もいらっしゃるでしょう。確かに、実際そういった職場はありますし、人間関係が良好なのはよいことです。

    ですが、いくら普段は『個体距離』で問題なかったとしましょう。とりわけ集中しなければならない正念場や、あまり気分が優れないときなど、親しい間柄でもちょっと一人になりたい…と思うのは誰にでもあるもの。

    そのためにも慢心せず、メリハリのあるオフィスレイアウトを取り入れることが重要なのです。

    この“メリハリ”、言葉でいえば簡単なようにも聞こえますが、突貫でやってしまうと、“チグハグ”なオフィスになってしまいがち…。そんな落とし穴が潜んでいる、いわばデザインの難関です。

    この難関を突破できるのは、やはりインテリアと人間心理の関係性を理解した、オフィスデザインのプロだけ。限られた面積を有用に、かつ誰もがストレスフリーに働けるノウハウは、デザイン経験がなくては不可能なことなのです。

    従業員のパーソナルスペースと、どのように向き合っていけばよいか?設計前には、社内の男女比率・年齢層・問題点などを徹底的にヒアリングして、貴社にとってベストな空間を提案いたします。

    オフィスデザインによって生産性が向上した例も数多くありますので、まずはぜひ一度ご相談いただければと思います。

  22. コロナ禍に起業する際、こだわりたいオフィスデザインとは?

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    1.起業時だからこそこだわりたいオフィスデザイン


    出典:https://www.pinterest.jp/

    これから起業家となる方々にとって、もっとも意気揚々とする瞬間はスタートラインに立てたときではないでしょうか。これから始まる新しいビジネスに向けて、慌ただしくはありつつも、充実した日々を過ごされていることかと思います。

    物件探し、事業のコンセプトや会社のロゴ、WEBデザインなどに想いを馳せる…。

    まず世間に“あなた”という存在を知ってもらうべく、最初のイメージを定着させることが肝心となってきます。そこで大きなバックボーンとなるのが、オフィスデザイン。

    コーポレートカラーを意識して、ホームページや企業ロゴとギャップのない空間づくりを目指しましょう。既存の企業が大幅リニューアルを図る場合、大がかりな作業が必要ですが、起業時はゼロから構築できることが強み。

    まさに真っ白なキャンバスを、あなた好みに染めていく瞬間です。

    2.コロナ禍で気をつけるべきポイントは?


    出典:https://www.knightfrank.co.uk/

    時代はウィズ・コロナの真っただ中。

    それでも経済を回していかなければならない私たちにとって、この時期に起業するマンパワーは希望の光のような存在です。直接的にあなたの事業と関係がない人でも、ポジティブなニュースを見るだけで、元気を与えられた気分になることでしょう。

    さて、そんなコロナ禍の中で起業する立場から見て、気をつけるべきポイントとは…?

    それは“ウェルネス”であること。

    ウェルネス(wellness)とは、日本語に訳すると“健康”となります。健康というと、日本語ではヘルス(health)ともとれますが、両者の意味は健康の範囲が異なると考えてみてください。

    “ヘルス(health)”の健康は、単純に心身が病んでいない状態を表します。つまり、体や心のどこにも病的症状が出ていなければ、健康と“みなす”イメージです。

    メンタルヘルスという言葉も普及していますが、これも精神が病んで体に異常をきたしてしまっているか否か。医学的にも、肉体的な健康面をもって“ヘルス(health)”と表現されることが多いでしょう。

    対する“ウェルネス(wellness)”は、同じ“健康”でももっと広義的な意味合いを含みます。この言葉が普及したのは、1960年代のアメリカから。ハルバート・ダン医師が「ウェルネスとは輝くように活き活きしている状態である」と提唱したのがきっかけです。

    具体的には“ヘルス(health)”の健康は大前提としつつ、以下の7つの要素がウェルネスのカギとされています。

    1.身体

    もっとも“ヘルス(health)”の概念に近いもので、病気でない(ならない)ことを理想とします。
    健康を維持するための生活習慣を身につけ、定期的な健康診断を受けるなどを心掛け、万が一病気になったとしても、ただちに2次・3次予防ができるように努めます。
    コロナ禍においても、日頃の予防に勝るものはありません。

    2.感情

    おもにストレスコントロールを重視します。ストレスを上手にいなすことができないと、心の問題がやがては体にまで影響を及ぼします。不眠やうつなどで生活リズムが狂えば免疫力も低下しますし、過剰なストレスは脳や心臓関連の病気をおこす引き金となることも。感情とうまく付き合っていくことは、心身の健康維持にも繋がります。

    3.知性(認知能力)

    知的好奇心が活性化していると、仕事・プライベートともに創造力が豊かになるもの。アイディアが生まれる原動力にも通じるため、いわゆる“脳トレ”を自然にこなせるようになります。

    認知能力の維持は、歳を重ねるごとに意識していきたい重要ポイント。(※認知症が発症しなくなると断言するものではありません)

    4.社会

    家族・友人・恋人etc…さまざまなコミュニティで良好な人間関係を築くこと。悩んでいるとき、支えてくれる人がそばにいると、心強いと思えることでしょう。
    逆に、他社から頼られることによっても、人は自分の存在価値を見出すことができる生き物。これらの相互関係が、自己肯定感を強めてくれると考えられています。

    5.職業

    一般的に、人間はお金を稼がなければ衣食住を確保できません。ですが、ただ生きるため“だけ”に仕事をしているだけでは、ウェルネスとは程遠いもの。
    「社会に貢献している自分」「趣味や目標のために頑張っている自分」を見出すことで、仕事をQOL向上につなげていくことが理想です。

    6.精神

    「感情となにが違うの?」と思われがちですが、ウェルネスの観点での精神は、生きる意味と目的を探求すること。社会・仕事で関わる人々とのつながりを再認識するのはもちろん、あえて1人で己の信念と向き合ってみるのもいいでしょう。
    ウェルネスの定義では、ヨガや太極拳、瞑想などで精神を落ち着かせることを推奨しています。軽い運動はメンタルケアだけでなく、生活習慣病の予防にもつながります。

    さて、以上6つの項目は、個人でも心がけることが可能な要素が大半。コロナ禍の中で起業する方々にとって、もっとも重視してほしいのが最後の7つめです。

    7.環境

    ウェルネスにおける環境とは、自分の生活環境だけにとどまりません。自然・社会・対人・職場・経済etc…身の回りのさまざまな環境から受ける刺激を表します。
    ストレッサーとなる要素から離れるのもひとつの手段ではありますが、孤立のし過ぎも病気のリスクが高まる原因に。

    コロナ禍の今、コミュニケーション不足で心が沈んでしまったり、経済的理由や通勤への不安などにより、ストレスを抱えている人が大勢います。そこで起業家の方にぜひ気を配ってほしいのが、QOLの向上と温かみを感じられる職場作り。自分はもちろん、周囲の人たちも明るい将来を感じられるような環境をデザインすることが今後の大きな課題となるのです。

    3.10人未満のオフィスの場合


    出典:https://officesnapshots.com/

    従業員の少ないスモールオフィスでは、初期投資も抑えやすいため、オフィスデザインの自由度も大きい傾向に。人数も少ないため、感染予防対策もしやすいのがメリットです。

    スモールオフィスの利点をいかし、他では見られないちょっと斬新なデザインにチャレンジしてみるのもオススメ。小さくても存在感をアピールすることで、企業イメージの定着にも繋がります。

    ですが間取りや什器の選択の際、ふと考えてもらいたいのが今後のプラン。もし今後、事業を拡大して従業員数を増やす見込みがあるならば、引っ越しやレイアウト変更がしやすいフレキシブルな商品を選んでおいたほうが無難です。

    “ずっと使えるモノ”と“しばらくの間だけ使うモノ”と分配し、長く使えそうなモノにはコーポレートカラーを惜しまず盛り込みましょう。コストを抑えるべく、一時利用の什器などはリースを検討するのもオススメです。

    4.中小企業のオフィスの場合


    出典:https://www.glassdoor.fr/

    ここではひとまず、~50人規模のオフィスを前提としてお話します。それなりの人数が集まると、やはりどうしても感染予防対策を入念にしなければなりません。

    業種に左右される点ではありますが、内勤の従業員が常に数十人いる状態であれば、従来のオフィスよりも広めなスペースを確保する必要がでてきます。将来的な規制緩和を視野に入れ、リモートで出勤者を減らした場合と、全員出社した場合、どちらのシーンにも対応できるようなレイアウトを心掛けましょう。

    パーテーション付きのデスクユニットは、今なら飛沫感染を防ぐ役割になりますし、アフター・コロナにおいても適度な“視線”のコントロールができるので、ある程度人が多いオフィスでは人気のアイテム。

    密を避けるため、休憩所も風通しのいいオープンスペース化することが望ましいです。

    5.創業時に活用したい補助金&助成金制度


    出典:https://www.kerrylondonunderwriting.co.uk/

    自治体によってサービスの有無や条件は異なりますが、創業をサポートする補助金・助成金を申請できる場合があります。これらの主な目的は、・コロナ禍だからこその経済活性化を図るもの

    ・企業の誘致を目的とするもの
    ・空き家および空きテナントの入居を促し、地域活性化を図るもの

    など。

    金額も自治体や名目によってバラつきがありますが、数十万~数百万円と、これから事業を始めようという人にとっては大変ありがたい制度ばかり。同エリア内でも、市区町村をまたぐだけで、全く異なる金額を融資してもらえるパターンもあり得ますから、立地選びの際は、候補地となる自治体から随時情報を入手しておくとよいでしょう。

    6.オフィスデザインは自分で?プロに任せるべき?


    出典:https://www.officelovin.com/

    起業を目前としている場合、多くの方がすでに大体のオフィス像をイメージをしているかと思われます。小さなオフィスなら、器用な方であればDIYに挑戦してみるという手もありますね。

    ですが、これからあなたの拠点となるオフィス。ただ見栄えやコーポレートカラーが主張されているだけでは、あともう一歩足りません。ウィズコロナ、アフターコロナも見据えたい今だからこそ、ウェルネスにも着目しなければなりませんし、さまざまな申請や準備に追われている中では、妥協があるままスタートしてしまうケースも多いのです。

    その点プロに任せてしまえば、負担が軽減されるのはもちろんのこと、コンセプトのブレないデザインを、最初から手に入れることが可能となります。イメージ戦略の観点からも、社名が定着するまでにコンセプトをコロコロ変えるのは、あまり得策とはいえません。

    ある程度固まったイメージでも、ゼロに近い漠然とした状態でも、一度プロのデザイナーに相談を持ちかけてみることをオススメします。

  23. コロナ禍の前後で激変!オフィスデザインの常識と非常識とは?

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    1.厚生労働省による「新型コロナウイルス」および「ウイルスの変異株」とは?


    出典:https://www.archdaily.com/

    ニュースでもたびたび取りざたされている「新型コロナウイルスの変異株」。消毒液をもちいて、感染予防対策をするのが一般的となっていますが、いまいちど改めて、「コロナウイルスとはなにか?」をおさらいしてみましょう。

    厚生労働省HP『新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)』より。

    ・「新型コロナウイルス」とは、どのようなウイルスですか。

    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-1

    ・変異株について

    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-1

    さまざまな種類のウイルスがあるなかで、「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」はRNAウイルスに属します。通常の風邪やインフルエンザの仲間ではありますが、春夏秋冬に左右されず、感染力が強いため、世界的に問題となっています。

    ウイスルの特徴として、流行を繰り返していくうちに、その遺伝情報が徐々に書き換わってしまうことが。これを「変異」といい、従来型と異なる感染力や病毒性が発生するかもしれない“きっかけ”となるのです。

    2.コロナ禍以降、オフィスデザインにおける非常識とは?


    出典:https://cheddar.com/

    コロナ禍以降、多くの人が在宅勤務を強いられたり、オフィスへの立ち入り、外回り営業などが制限され、すっかり働き方が変わってしまいました。
    しかし企業の拠点として、オフィスが必要不可欠な場所であることは、今でもゆるぎない事実。リモート化の普及率もいまいち伸びない中、従業員がもっとも気になる点は、「安心して働けるオフィスかどうか」です。

    職場においても「ソーシャルディスタンス」が当たり前となった今、なんの感染予防対策もしていない企業はめったにないでしょう。でも、その対策により、オフィス空間が居心地の悪いものになってしまってはいませんか?

    例えば、安心ばかりを追い求めた結果、ロールスクリーンなどの遮蔽物が突貫的に設置され、見栄えが悪く窮屈な環境になっていたり…。こういったオフィス、実際に現場でも目の当たりにすることが本当に多いのです。

    「感染予防対策になっているからいいじゃないか」といわれれば、確かにそうです。しかし、あたかも隔離施設のようなデザイン性度外視のオフィスでは、従業員の気は滅入ってしまいます。ただでさえ、対面でのコミュニケーション時間が削減され、みなが疲弊している世の中。長期の在宅ワーク化で、あえて出社日に“リフレッシュ感”を味わいたい人もたくさんいます。

    予防が当たり前となった今、閉鎖的である“突貫式三密対策オフィス”は「非常識」な部類に当てはまるといえるでしょう。

    3.コロナ禍以降、オフィスデザインにおいて知っておくべき常識とは?



    出典:https://design-middleeast.com/

    一般社団法人 日本経済団体連合会(通称:経団連)では、オフィスシーンにおけるガイドラインを発表しています。

    ・オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(一般社団法人 日本経済団体連合会)
    https://www.keidanren.or.jp/policy/HYPERLINK “https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040_guideline1.pdf”2020HYPERLINK “https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040_guideline1.pdf”/HYPERLINK “https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040_guideline1.pdf”040HYPERLINK “https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040_guideline1.pdf”_guidelineHYPERLINK “https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040_guideline1.pdf”1HYPERLINK “https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040_guideline1.pdf”.pdf

    その中から、オフィスデザインに直接的に影響するポイントを、複数抜粋してみました。

    • ・従業員が、できる限り2メートルを目安に、一定の距離を保てるよう、人員配置について最大限の見直しを行う。
    • ・飛沫感染防止のため、座席配置などは広々と設置する。仕切りのない対面の座席配置は避け、可能な限り対角に配置する、横並びにするなど工夫する(その場合でも最低1メートルあけるなどの対策を検討する)。
    • ・窓が開く場合1時間に2回以上、窓を開け換気する。建物全体や個別の作業スペースの換気に努める。なお、機械換気の場合は窓開放との併用は不要である。
    • ・人と人が頻繁に対面する場所は、アクリル板・透明ビニールカーテンなどで遮蔽する。

    これらを読む限り、前項でご紹介した例は、しごくまっとうな感染予防対策と思われるかもしれません。実際、「従業員の安全」だけにクローズアップするならば、間違ってはいないのです。

    デザインの世界は、ときとして非常に抽象的であり、必ずしも100人中100人が“正解”とする作品は皆無といっても過言ではないでしょう。

    ですが、忘れてはならないのが、今でもオフィスが“企業の拠点”である事実。それを主張するデザインや、従業員にとって「居心地のよい空間であるかどうか」も、ないがしろにしてはいけません。

    ウィズコロナの生活様式が当たり前となった今、衛生面とデザイン性を両立させたオフィスを創りあげることこそが「常識」となりつつあるのです。

    4.今、オフィスデザインに求められるニーズとは?


    出典:https://www.tocci.com/

    「感染予防もしなければならないうえに、デザイン面までないがしろにするなだなんて…」よかれと思ってやったことを、否定されたように感じてしまった方もいらっしゃるかと思います。

    そこでNGな点よりも、ニーズに重きをおいて考えてみましょう。これが実践できるかどうかによって、今後のオフィスの存在意義が左右されるはず。

    先にも記述したとおり、対面でのコミュニケーション時間が削減されたがゆえに、人々は精神的に疲弊しつつある状況です。業務はオンラインでも可能です。しかし、画面の向こうにいる人と、直接会って話をする人では、感じられる“温度”が違います。

    実はこの“温度感”こそが、モチベーションUPに繋がると考える人は少なくありません。むしろ、オンライン化が進んだ今だからこそ、生身のコミュニケーションのありがたみが実感できるのです。初歩的な予防対策はたもちつつ、“温かみ”が感じられるオフィスデザインを心掛けてみてはいかがでしょうか?

    ロールスクリーンがあっても、それらがキレイに設置されていて、相手の顔を見ることができる…
    観葉植物などがそばにあり、視覚的に気分をリフレッシュすることができる…
    内装やオフィス家具の風合い・色味から、温かさを感じられる…

    リモート化が推奨され始めた初期では、ネットに長けた若い世代のほうが積極的な印象でした。しかし今、意外にもオフィス復帰を切望しているのは、35才未満のミレニアル世代だという調査結果もでているそう。

    人間の本能に基づいた、“コミュニティ”を感じられるデザインニーズが高まりつつあるのです。

    5.これからのオフィスレイアウトに不可欠となる要素とは?


    出典:https://www.tocci.com/

    今までOffiveでも、デスク配置によるレイアウト指南を繰り返してきました。

    • 対角線レイアウト
    • スクール型レイアウト
    • 背面式レイアウト

    これらに加え、動線の工夫も取り入れることで、感染予防対策に繋がることをお話してきたかと思います。

    今回は、オフィスレイアウトの不可欠要素を、別の視点から考えてみましょう。

    さきほども、オフィスが“企業の拠点”である普遍性について触れました。今はフル活用できていない面もある中で、働く私たちは未来も見据えていかなければなりません。つまり、長期的な目線で“オフィスの存在価値”を考案すべき時期なのです。

    例えばコロナ禍によって、業績にダメージが発生した場合、オフィスの縮小や移転も視野に入るでしょう。三密回避の対策で、本来望まぬアイテムが、理想のオフィスデザインをしいたげている面もあるかと思います。

    ですが、姿カタチが変わっても、コーポレートアイデンテティを念頭にレイアウトすることが肝要です。

    そこでオススメしたいのが「サステナブルレイアウト」。従来ならば各部屋ごとに、デスク部屋・会議室・応接室…などと用途に応じて明確に分けられていたでしょう。それを極力“多目的化”していきます。

    デスクをはじめとするオフィス什器も、移動しやすく、繋げたり離したり、さまざまな用途に対応できるモノへ。パーテーションやロールスクリーンは、イメージカラーや企業ロゴを取り入れることにより、日常業務中は飛沫対策に、イベント(オンライン含む)時には背景として使えるように。

    このように、空間や什器を“固定化→多目的化”することで、これから先オフィスがどのような状況になってもフレキシブルに対応することが可能となるのです。

    6.コロナ禍の今だからこそ、オフィスデザインのプロに任せるべき理由とは?


    出典:https://www.archdaily.com/

    従来のオフィスデザインであれば、簡単な部分はDIYを発揮したり、インテリアセンスに優れた従業員が主軸となって、自分たちで解決できていた点も多いでしょう。しかしコロナ禍の現在、企業にとっての感染予防対策はあまりにも要求過多な点が多いはず。

    「従業員の健康面をケアするだけで精一杯なのに、そこへさらに“温度感”だの“コーポレートアイデンテティ”だのといわれても…」困惑するのも当然。それくらい未曾有の状況下にあるのですから…。

    オフィスデザインのプロは、ただ美しいだけのオフィスを完成させることだけが仕事ではありません。具体的にクライアントが今後、どのような経営方針を示していくのか、規模の拡大・縮小を視野に入れているかetc…今後の戦略を可能なかぎりお伺いしつつ、プロジェクトを進めていきます。(もちろん秘密厳守いたしますので、安心してご相談いただけます)

    国内外さまざまな事例をデータ化しつつ、ウィズコロナ・アフターコロナともに対応できるオフィスを見出せるのはプロだからこそ。試行錯誤を繰り返してロスを増やしてしまう前に、ぜひ「餅は餅屋」といった捉え方で、プロにご依頼いただけたら幸いです。

  24. 出社率30%を前提としたオフィスデザインとは?

    出社率30%を前提としたオフィスデザインとは? はコメントを受け付けていません

    目次

    日本でリモートワークが一般的に認識されるようになったのは、新型コロナウイルスの影響が一因といっても過言ではありません。不要不急の外出自粛にともなって、オフィスワーカーたちにもできる限り在宅勤務にシフトすることが求められる世の中になった今…政府が目標として掲げる“出社率30%”を前提としたオフィスは、どのようなデザインにしていくのがよいでしょう?

    1.コロナ禍により、全社員が出社することはない時代が到来か?


    出典:https://www.manhattan-institute.org/

    2021年1月8日、昨年春以来の緊急事態宣言が発令されました。

    今回対象となる自治体は全国的ではないものの、人と人との接触を防ぐべく、再び出勤者数の削減を求められることに。政府の目標としては「出勤者数の7割削減」。つまり、出社率を30%以内におさめようという試みです。

    しかし、1月半ばのニュースによると、これらを実践できているのは全体の3割ほどとのこと。

    去年、「リモートワーク」というキーワードが一気に日本に浸透しましたが、やはり実際に導入するとなると、まだまだそのハードルは決して低いとは言えないようです。これには元来の日本人気質のせいもあるかとは思いますが、実際問題、社員同士が在宅でコミュニケーションを取りあうとなれば、それにともなう設備も必須となってしまい、資金力が弱い企業にとっては痛手となるでしょう。

    また、業種による向き不向きもあるわけで、まだまだ日本はリモートワークについては発展途上と言わざるを得ない状況です。しかし、発展途上はポジティブに考えれば今後発展の余地が大いにあるということ。コロナ禍は、私たちのビジネススタイルに、多大な影響をもたらしたのは間違いありません。

    2.緊急事態宣言中でなくとも出社率30%以下をキープできるのか?


    出典:https://www.brickendon.com/

    現在は新型コロナウイルス感染拡大予防対策として導入されているリモートワーク。ですが、このような働き方は実はコロナ禍以前からも注目されていたものです。出社率を減らすことができれば、企業としてもさまざまな無駄を省くことができるのが大きなメリット。また、従業員の立場からしても、今までよりもより有意義に時間を使うことが可能となるでしょう。

    具体的なメリットとしては
    *通勤・帰宅に費やす時間の削減
    *通勤・帰宅に費やす交通費の削減
    *オフィスを簡素化できるため、設備費が減る
    *家事・育児などと並行しながら働きやすくなる
    *新型コロナウイルスに限らず、従来から存在した季節性ウイルス対策も可能
    *リモートワークツールがより充実し、仕事効率がUPする
    などが挙げられます。

    今はまだ多数の企業が戸惑いを感じながら実践している最中ですが、これらのメリットをいち早く活かせれば、今後も出社率を下げて運営していくことは大きな意義があると考えられますね。
    すでに海外においては、フリーアドレス化をはじめとした自由な働き方が定着し、その延長線として“必要最低限しか出社しない”スタイルを実現している企業が数多くあります。ますます発展するであろうグローバル化に乗じて、今後は日本国内でもこのような働き方が定着するのは間違いないといえるでしょう。

    3.出社率30%を前提としたオフィス選びのポイントとは?


    出典:https://www.easyoffices.com/

    では、まず目標とされる出社率30%を目指すためには、どのようなオフィス選びをすべきか考えていきましょう。まず皆さんが一番真っ先に頭に思い浮かぶことは、オフィスレイアウトの見直しかと思います。

    既存のオフィスで密を避けようとした場合、従来のデスク配置を見直したり、人を分散させるべく広い会議室を少人数で使うなど、スペース上の無駄が発生してしまうことが避けられません。
    そこでブース型のオフィスにするなど内装や什器類を工夫して、出社した従業員が効率よく着席でき、かつ安心して働ける環境に変えていくのです。

    また、Web会議ももはや社内だけでなく、取引先や顧客などとの商談にも使われるようになりました。周囲の雑音や背景など、話し相手に失礼のないよう工夫していく必要があります。もっとも、大抵のWeb会議アプリは背景を任意に設定できるものがほとんどですが、もし美しくデザインされたオフィスをそのまま背景として使うことができたならば、有利な自社アピールになることは間違いないでしょう。

    4.出社率30%を前提としたオフィスデザインをする際に気をつけることは?


    出典:https://visi.co.za/

    ウイルスの感染拡大防止策として、まず内装に着手した企業がほとんどです。そしてリモートワーク化にともなって、さまざまなアプリケーションを導入されたことでしょう。

    しかし、真の意味での「オフィスデザイン」は、内装のみがウイルス対策できればよいというものではありません。出社する人・しない人、双方にとって見直さなければいけないデザインはまだあります。

    1.ICTデザイン

    ICTとはInformation and Communication Technologyの略であり、情報通信技術のこと。これまでも社内ネットワークは存在しましたが、リモート化が進めばさらにICTを充実させていかなければなりません。

    昨年の緊急事態宣言以降、各企業もこれらの導入には尽力しましたが、まだまだ現場の声には不満が混ざっているのが現状。たとえば、会議やデータ類のやりとりはリモートで済むものの、全社員へのアプリケーション配布・設定管理ができていないなどの理由から、ハンコやFAXを取りにいくためだけに会社に足を運ばなければならない人もいるようです。

    ただ、すべてをオンライン任せにするのはセキュリティ面での心配も懸念されるかと思いますので、専門家とじっくり相談しながら、予算内でどこまで普及させられるか早めに見据えておくことがオススメです。

    2.制度デザイン

    これは直接新型コロナウイスル対策となるわけではないものの、従業員にとって最も重視されるポイント。ここで挙げる「制度」とは、社員への評価や就労管理についての制度です。旧時代であれば、結果はもちろん勤務態度ひとつひとつが評価対象となりました。出退勤も、物理的に従業員がその場に存在していたか否かなので、(みなし残業や不正はともかく)目に見えてわかりやすいデータだったことでしょう。

    しかし在宅ワーカーが増えるとなると、従来の方法では社員を適切に評価するのが困難です。たとえば、社員Aは勤務態度やコミュニケーション力は並だけど、仕事だけは完璧にこなす人、社員Bは少しばかり不器用だけれど、勤務態度は良く周囲との連携が円滑に進められるがゆえに仕事をこなせていたとします。

    これが上司の目の前で繰り広げられていれば評価もしやすいものですが、在宅ワークとなると結果までの過程が見逃されがちに。こうした点でどのような評価をしていくべきか、今後新しい制度を組み立てていく必要があります。

    「オフィスデザイン」と聞くと、見た目のことばかりを考えてしまいがち。ですが、企業の拠点であることを踏まえ、ICTや制度面でのデザインも忘れないように注意しましょう。

    5.社内で密になることを避けるためも、オフィスデザインのプロに任せるべきか?


    出典:http://workriteergo.com/

    オフィスレイアウト・ICT・制度…これらをどのくらいの期間及びコストで改善できるかは、企業が今までどの程度リモートワーク化を推進していたかに左右される問題。
    もともと少人数制のオフィスであれば、比較的簡単にシフトすることが可能かもしれません。

    ですが、一般的な視点で見れば、まだまだ日本企業にとっては馴染みの薄いことばかりかと思います。密を避けるオフィスレイアウトを作るにしても、社員たちでできることといえば、デスク配置の見直しか、アクリル板やビニールカーテンでの仕切りを設けることくらいです。一時的な対策としては大いに有効な手段ですが、まだ終息の見通しが立たないコロナ禍において、仮設的な設備の中で仕事をするというは、外観上はもちろん精神衛生上もイマイチですよね。

    アフターコロナにおいても効率よく働けるオフィスを目指すならば、やはりそれぞれの分野の専門家に委託するのがベストではないでしょうか。オフィスデザインのプロであれば、内装はもちろん、ICTについても電気工事や配線の的確なアドバイスを示すことが可能です。

    また、制度デザインに関しては社労士やコンサルタントとよく相談して決めるのがベスト。オフィスデザインには、従業員の心身を守る多面性があるということをぜひ頭に入れておいていただけたらと思います。

  25. ウィズ・コロナの時代に求められるオフィスのソーシャルディスタンスとは?

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    目次

    1.厚生労働省による(2021年3月時点)新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識


    出典:https://officepulse.captivate.com/

    懸念されていた“第4波”に突入してしまった新型コロナウイルス感染症。2021年4月25日より、東京都・京都府・大阪府・兵庫県では、再び緊急事態宣言が発令されました。
    その他一部県においても「まん延防止等重点措置」が実施され、今年のゴールデンウィークに大きな影響をもたらしました。

    さて、厚生労働省のHPでも、2021年3月より、新たな情報が更新されています。

    厚生労働省“新型コロナウイルス感染症について
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

    「新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識」の項目が、現在における最新情報です。
    https://www.mhlw.go.jp/content/000749530.pdf

    一部自治体では、医療従事者および65才以上の高齢者へのワクチン接種が実施され、その他の地域でも、5月からワクチン接種予約が始まります。

    国の今後の予定としては、早ければ基礎疾患を有する人が6月から、64才以下の人へは7月から順次接種できるようになるとのこと。
    ワクチンは接種後3~4週間あけて再び2本目を打たねばならないため、希望者全員に効果が発揮されるのは秋ぐらいかもしれません。

    2.厚生労働省による新型コロナウイルス感染症(変異株)とは?


    出典:https://zeenews.india.com/

    現在の“第4波”に追い打ちをかけているのは、国内に変異株が流行しているためと考えられています。ではいったい、その「変異株」とはどのようなウイルスなのでしょう?

    厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応」を見てみましょう。
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000766545.pdf

    ・N501Yの変異のある変異株

    主に、イギリス株・南アフリカ株・ブラジル株と呼ばれているものがこれに該当します。
    従来株よりも感染力が高く、また年齢が若くても重症化しやすいという可能性が指摘されています。

    ・E484Kの変異がある変異株

    免疫やワクチンの効果を低下させる可能性が指摘されている変異株。
    上記同様、南アフリカ株・ブラジル株もこれに当てはまり、さらにフィリピン株もこの変異を有しています。

    ワクチンが徐々に普及される中、変異株にどこまで薬効を発揮できるのか、これもまだ研究段階。
    ファイザー製のワクチンに関しては、種々の変異株にも一定の有効性が期待できるとされていますが、ウイルスは常に進化してゆくもの。
    64才以下の人すべてがファイザー製を投与できるとも限りませんし、ワクチンによる副反応についてもまだハッキリとした結論が出ていない状況です。

    従来株も変異株も、今までどおり国民一人一人の感染予防対策が不可欠といえるでしょう。

    3.オフィスにおけるソーシャルディスタンスの重要性を改めて考える


    出典:https://worklearnplay.files.wordpress.com/

    ある調査によるところ、人の口から発せられる飛沫の飛距離は
    ・呼吸    約0.5メートル
    ・普通の会話 約1メートル
    ・せき    約2~3メートル
    ・くしゃみ  約5~7メートル
    といわれています。

    いずれもマスクがない状態での数値ですが、一定以上の時間滞在するであろう「オフィス」という場所の特性を考えると、やはり従業員どうしのソーシャルディスタンスは最低でも1メートル、可能であれば、2メートルは保つのが望ましいといえます。

    マスクをしていても、常時正しい状態で着用できているとは限りません。また、人と人との距離感も大切ですが、「1部屋につき何人まで」と、なるべく人数制限をもうけることも検討しましょう。

    4.ウィズ・コロナの時代に求められるオフィスのデザインとは?


    出典:https://www.restorationonline.com.au/

    従業員どうしの心がけも大切ですが、オフィスデザインに工夫を取り入れることでも、感染予防対策が可能です。

    ●クロス材・床材など

    “抗菌”効果のある素材は従来から存在していましたが、現在注目を浴びているのは“抗ウイルス”効果のある素材。多くのウイルスは、表面にタンパク質のトゲを持っています。飛沫などで空中を舞ったウイルスが、“抗ウイルス”効果のある壁紙に付着すると、このトゲを無効化してくれます。

    このトゲがなくなれば、ウイルスはほとんど感染力を失ったも同然。感染→増殖ができない環境下では、やがて死滅するだけですから、内装の素材に頼ってみるのもオススメです。

    ●ドアノブなどの金属部品

    経年や手の皮脂により、使っていくうちに“アジ感”が出る面で人気の、銅・真鍮素材。実は銅を含む金属は、ウイルス対策にも有効なのです。銅には天然の抗ウイルス作用があり、表面に付着したウイルスは銅の上では、長く生きることができません。通常は3~4時間、早ければ数分で死滅してしまいます。

    インテリア部材で多様される、ステンレス・プラスチック上だと、2~3日も感染力を保つのですから、銅の抗ウイルス効果がいかに高いかがわかります。真鍮も銅を60%ほど含む材質であるため、他の金属よりは断然効果的といえるでしょう。

    ウイルス対策をすると、どうしてもオフィスのデザイン性を犠牲にしてしまうと思われがち。ですが材質選びを工夫すれば、見栄えも損なわず、安心して働けるオフィスデザインが作れます!

    5.ソーシャルディスタンスを保つために押さえておきたいレイアウトとは?


    出典:https://keened.com.au/

    コロナ禍において、もっとも避けるべきレイアウトと言われているのが「島型」です。
    島型を廃止できない事情があるならば、パーテーションをもちいて直接対面を防がなければなりません。
    ソーシャルディスタンスを保つために、押さえておきたいレイアウトは、主に以下の3パターン。

    ●対角線レイアウト

    島型から、対角線状にデスクを減らしていくイメージです。正面からは人がいなくなりますが、斜め前には誰かがいる状態なので、適度に他の社員の顔を見ることが可能となります。また、変形型デスクを並べれば、一見島型のように見えても対角線で着座でき、デザイン性も高いため、インテリアの要にも一躍かってくれます。

    ●スクール型レイアウト

    その名の通り、学校の机の配置のように全員が一方を向くようにデスクを配置します。一部屋における従業員数が多い場合、この方法が最も対面リスクを避けるのに適していると言えるでしょう。

    ●背面式レイアウト

    すべての座席を壁に向けて設置します。これでも対面を避けることが可能となり、飛沫感染を防ぎやすくなります。

    これらのデスクレイアウトに加え、動線の工夫もプラスすると効果UP。
    ●通路の一方通行化
    ●ドアが2つある間取りなら、それぞれを入口と出口専用にする
    ●空気清浄機や換気システムがある場合、複合機などの共有設備は風下に設置
    ●休憩室・喫煙室の入室には人数制限をもうける

    デスクに着座しているとき以外でも、なるべく従業員どうしが対面しないように工夫すると安心です。

    6.オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防のための注意点とは?


    出典:https://althealthworks.com/

    こまめな手洗い・消毒はもちろんですが、意外とできていない人が多いのが“正しいマスクの着用”です。

    ●会話をしていると、だんだんマスクがずれ、鼻が出てしまってはいませんか?

    くしゃみでもしない限り、鼻から飛沫を拡散させることはないという意見もあります。しかし仮にそうであったとしても、鼻を出している人が鼻からウイルスに感染してしまう恐れがありますので、やはり鼻もしっかり覆いましょう。

    ●ずれたマスクを直す際、面の部分を直接素手でさわってはいませんか?

    マスクの役割はフィルターです。つまりマスク表面でウイルスがシャットアウトされるのですから、そこに触れれば手にウイルスがつく可能性も。無意識にやってしまいがちですが、マスクのズレは、耳ヒモやフチの部分だけで直すようにしましょう。

    ●マスクをしているからといって、そのまま咳やくしゃみをしていませんか?

    製品によってフィルターの質はさまざまですが、マスクをしていても飛沫を完全に飛ばさないわけではありません。咳・くしゃみの際は、マスクをしていても、普段のエチケット同様にハンカチや肘で口を覆いましょう。前述のとおり、手で押さえるのはNGです。

    正しく着用すれば一定の感染予防効果が得られるマスクでも、扱い方次第ではスキを作ってしまう場合も。マスク効果も賛否両論ありますが、マナー問題からトラブルに発展するケースもあります。周囲から不快に思われない扱い方を心掛けたいですね。

    7.ウィズ・コロナの時代だからこそ、オフィスデザインのプロに任せるべき!


    出典:https://www.jbhrefurbishments.co.uk/

    どんなに気を付けていたとしても、クラスターを発生させてしまう可能性はゼロではありません。ウィズ・コロナの生活様式になって早1年。すでにみなさまも、オフィスでできる限りの感染予防対策はしているでしょう。

    ですが、実際にプロの目線で現場を見ていると、まだ取り組み足りないオフィスが多いのが実状です。オフィスデザインを作っているプロは、国内外のクラスター情報を収集し、「実際にどのような環境下で感染拡大したのか」などの研究もおこなっています。

    新型コロナウイルスも、やっとワクチンが認可された段階で、“特効薬”はまだありません。変異株でウイルスの特性も変わる中、我々はまだしばらくは、ウィズ・コロナの時代を生きていかなければならない見通し。

    そのためにも「今だけ」のオフィスではなく、プロによる本格的な対コロナオフィスデザインを導入することを、強くオススメします。安全で快適に働けるのは大前提で、企業イメージをも重視した、デザイン性を損なわない環境にシフトしていきまょう!

  26. コロナ禍でもテレワーク不可の企業が気をつけるべきことは?

    コロナ禍でもテレワーク不可の企業が気をつけるべきことは? はコメントを受け付けていません

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    1.厚生労働省による(2021年2月時点)新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識


    出典:https://www.quillsuk.co.uk/

    現在、一部都府県では「まん延防止等重点措置」が実施されています。緊急事態宣言も解除され、温かい気候になってきました。例年と比べればお花見客は少なかったようですが、これからゴールデンウィークも始まります。

    「自粛疲れ」が取りざたされる今、ここでも人々の移動は起こり得るかと思われます。実際、大阪府では感染者が増加傾向にあり、はやくも第4波が懸念されつつある状況です。

    厚生労働省の“新型コロナウイルス感染症について”のページを見てみましょう。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

    この中に“新型コロナウイルス感染症の”いま”に関する11の知識”という項目があります。
    https://www.mhlw.go.jp/content/000749530.pdf

    昨年(2020年)10月時点では“10の知識”でしたが、今年2月(一部3月中に追記)、新たに“11の知識”として公開された情報です。主な変更点としては、実用化され始めたワクチンに関することや、今注目されている変異株について。

    ワクチン接種は、優先順位が定められていますから、我々働く世代にとっては、基礎疾患を抱えている方を除いてはまだ当分先になる見込みです。

    変異株に関しても、RNAウイルスに分類されるコロナウイルスの特性上、流行下でその特性や感染力を変化させていくのは珍しいケースではありません。
    従来型・変異株ともに、私たちが取り組める感染予防対策は、今までと同様とされています。3密の回避、うがい手洗い・消毒・マスク着用が肝要であることに変わりはありません。

    2.なぜ、テレワークが普及しないのか?


    出典:https://www.globaltimes.cn/

    人が密になる状況を避けるべく、政府はテレワークの推進をし続けています。緊急事態宣言下での目標は、7割の出勤者を減らすというものでした。
    しかし、実際にテレワークに移行できたのは、最大時でも全体の3割程度。継続的にテレワークを導入できたのは、1~2割ほどでしかなかったという声が多数。

    では、いったいなぜテレワークが普及しないのでしょうか?

    端的にいってしまえば、「日本の労働文化と合わない」ことが一番の原因。デジタル化が進んだ現在でも、紙の書類はまだまだ現役です。書類があるかぎり、物理的にハンコを押すならば人が出勤していなければなりません。

    さまざまなテレワーク向けアプリケーションがありつつも、結局は対面で処理していくのが手っ取り早いと感じている層が多いのです。

    また、業種的にテレワークが可能だとしても、社のデータを外に持ち出すことに不安があるのは当然のこと。仮に回線上のセキュリティを完璧に対策できたとしても、個人がデバイス・データそのものを紛失してしまったり、盗難に遭ってしまうケースも懸念しなければなりません。

    加えて一定の社員を在宅勤務にシフトさせる際、人事の面にも大きく負担がのしかかります。

    ・セキュリティ強化
    ・データ管理のリテラシー教育
    ・紙書類の廃止

    こうして言葉で述べるのは簡単ですし、現場もわかってはいるのです。ただ、実際に導入しようとなるとコストもかかるうえ、日本人の肌に合わないといった点が大きな足かせを感じさせてしまう…。

    歴史的にも「文化」は歳月を経て徐々に変化していくもの。新型コロナウイルスが深刻化されたのはまだ昨年頭ですから、急にテレワークしろといわれても混乱するのはやむ得ません。

    技術的にはテレワークが可能であれど、まだまだ重たい腰があがらないのが実状でしょう。

    3.テレワーク不可の業務の授業員に対して求められる配慮とは?


    出典:https://www.nj.com/

    組織の規模や社風にも左右される点ではありますが、会社が決めてくれない限り、一社員が声をあげるのは困難です。また、結局は出社したほうが早いと思いながらも、通勤・勤務中の感染が不安に感じる人はたくさんいます。

    これに対して企業側が応えられる点はいくつかあります。

    オフィスデザインによる感染対策

    デスク配置や仕切りの見直し、換気設備の導入等で、安心して室内で働ける環境を整えます。3密を防ぐのにもっとも有効な手段。

    検温管理

    出社時に通用門で検温をできるシステムを設置。非接触型の体温計や、カメラ式のものが望ましいです。残念ながら未発症感染者の検知は不可能ですが、発熱がある従業員が発覚するだけでもメリットは大きいといえるでしょう。

    ただしいマスクの着用方法、手洗いや消毒の啓蒙

    実は、他者のマスクの取り扱い方でストレスを感じている人が意外とたくさんいるのです。鼻を出す、マスク表面を頻繁に触れる、食事中に外したマスクの置き方etc…。面と向かって言えない立場なども配慮して、企業側がきちんと啓蒙することが大切です。

    社内コミュニケーションのチャット化およびWEB会議化

    社内で話をしなければならないシーンでも、なるべくチャットやWEB会議アプリを使いましょう。そうすることで少しでも飛沫の拡散を防ぐことが可能です。

    各種アプリケーションの導入も、社内での利用に限定すればセキュリティ対策もしやすいはず。

    可能な範囲での時間差通勤

    テレワーク不可となると、時間差通勤も少々ハードルは高いかもしれません。しかし朝礼での伝達事項を回覧制にすれば、各従業員が必要なアポイントに合わせて出勤時間を変更できるため、同一時間帯に在席する従業員数を減らすことが可能となります。公共交通機関をラッシュ時に利用せずに済むというメリットも。

    マスク着用に関してもそうですが、個々で言い争いになると人間関係のトラブルへと発展してしまいます。感染に対する恐怖心は、各個人の家族構成や基礎疾患の有無などによってバラつきがち。

    これらの配慮を、企業側から意思表示してくれると大変ありがたいものなのです。

    4.いま、必要なのは非接触型オフィス?


    出典:https://strongproject.com/

    前項の「求められる配慮」トップにも挙げましたが、やはりオフィス環境の改善が重要です。中でも新型コロナウイルス対策として注目されるのが「非接触型オフィス」。

    これまでも度々取り上げられてきましたが、一番の見直しどころはデスク配置。定番の「島型」は、コミュニケーションの取りやすさから重宝されていましたが、人と人が対面になってしまうため、Withコロナの時代には不向きです。

    一番良いのは「対角線型」や「スクール型」ではありますが、スペースの関係から必要なデスクを置けなくなってしまうという難点も。

    どうしても島型を崩せない場合、クリア素材のロールスクリーンを用いて飛沫が直接飛ばないように配慮する必要があります。ただし同時に着目してほしいのが空気の循環。

    天井からロールスクリーンで覆ってしまうと、空気の流れが妨げられてしまいます。これではコロナ対策に必須な「換気」が不十分。適度な隙間をもうけてぶら下げるのがオススメです。

    また、不特定多数の人が触れる設備にも気を配る必要があります。複合機や電話機、スイッチ類のこまめな消毒はもちろんのことですが、トイレや給湯室の水栓ハンドル、オフィスに出入りするたびに触れねばならないドアの取っ手も要注意ポイント。

    なるべく腕や足で操作できるタイプや、手をかざすだけのセンサー式に変えると安心感が高まります。

    デザイン性を重視したいなら、銅や真鍮製のドアノブを採用するのもよいでしょう。銅を含む材質は抗菌作用が高いとされ、同様にウイルスにも効果的。コロナウイルスはプラスチックやガラス上では数日間は生存しますが、銅の上だと数分~数時間以内に死滅するのです。

    ある研究によれば、設置から100年以上経過した銅製の手すりでさえも、抗菌作用を持続しているとのこと。銅・真鍮は少々ニオイが気になりますが、経年変色で独特の風合いが楽しめることから、人気のインテリア部材です。

    他にも、従業員がオフィス内で歩く方向を一方通行に指定するなど、動線によっても「非接触」を実現させることが可能となります。まずは少しの工夫から、みんなが安心して過ごせる「非接触型オフィス」を目指しましょう!

    5.オフィスデザインを駆使することで、クラスター発生を回避できるのか?


    出典:https://officeworks.co.uk/

    テレワークが不可であれば、企業側が最大限の配慮をしなければならないことがおわかりいただけたかと思います。
    オフィスデザインの力を駆使することも、その中のひとつ。
    前項でもご紹介した「非接触型オフィス」をはじめ、プロならではのノウハウでWith コロナ時代にふさわしいオフィスレイアウトをご提案させていただきます。

    では、オフィスデザインだけでクラスター発生を回避できるのかと言われると…?

    もちろん、現在では建材も進化していて、抗ウイルス素材を用いて予防に努めることは可能です。動線のアドバイス、空気循環の改善、レイアウト問題もデザイナーが解決できます。

    しかしながら、いくらオフィスデザインを駆使したところで、企業をはじめ、従業員ひとりひとりの意識改革も伴わないと、本当に安心できるオフィスは完成しません。

    安全性を配慮したオフィスでも、正しいマスク着用・手洗い・消毒を怠っていいわけではありません。職場クラスターを回避するには、みなさまの協力があってこそだという点を忘れないでくださいね。

  27. with コロナ時代にマッチした社員数あたりのオフィスの広さとは?

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    1.新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインとは?


    出典:https://blog.gebesa.com/

    現在、新型コロナウイルス感染予防対策のガイドラインは、政府による「基本的対処方針」がメインとなっています。

    ・新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(新型コロナウイルス感染症対策本部より)
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000633503.pdf

    しかし、この基本的対処方針はあくまで国全体・医療体制、また国民の新しい生活様式についてがメインであり、オフィスワーカーにとっては「働く上でどう対処すれば?」という疑問が残る点も。

    そこで日本経済団体連合会(通称:経団連)より、「オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」が作成されました。

    ・オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(一般社団法人 日本経済団体連合会)
    https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040_guideline1.pdf

    日本経済団体連合会と聞くと、主に加盟しているのは東証第一部上場企業など、大手企業がメインではありますが、このガイドラインは加盟していない企業にとっても非常に有効な感染対策が記載されています。

    作成されたのは昨年(2020年)の5月ですが、企業・従業員側で施せるウイルス対策はこの1年間でもさほど変化はありません。これ以上となるとワクチン普及や特効薬の開発など、我々の領域を超えた医療面での開発を待つしかない現状。

    今はまだ、オフィスにおける基本的な感染予防対策は、この経団連ガイドラインを参考にするのがよいでしょう。

    2.with コロナ時代のオフィス1人あたりの適正な面積は?

    経団連が作成したガイドラインでは、通勤から勤務中はもちろん、休憩スペースやトイレでの注意点など、安全な動線を作るうえでも役立ちます。むろん、テレワークをもっと普及できればそれが一番理想的なのかもしれません。

    しかし経済も回していかなければならない状況で、すべての働く人々が出勤せずに仕事をこなすことは困難です。ソーシャルディスタンスを意識しつつ、with コロナを乗り切っていく生活はまだまだ続くでしょう。

    では、いったいwith コロナにおけるオフィス1人あたりの適正な面積はどれくらいなのでしょうか?

    労働安全衛生法では、
    「事業者は、労働者を常時就業させる室(以下「室」という。)の気積を、設備の占める容積及び床面から4メートルを超える高さにある空間を除き、労働者1人について、10立方メートル以上としなければならない」
    と定めています。

    ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、例えば天井までの高さが2.5mであれば、従業員1人当たりが確保すべき面積は4㎡(平方メートル)という計算です。

    ただし、これはあくまで昭和の時代に制定された最低限の空間確保。

    一方で、有名オフィス家具メーカーが推奨している面積は、一般的には約8㎡(平方メートル)。労働安全衛生法よりも少し広くはなりますね。

    しかしソーシャルディスタンスを保たねばならないwith コロナ時代では、もっと臨機応変に対応する必要がありそうです。まず理想としては、隣の席と最低でも1m、できれば2mの感覚をあけること。

    この条件を既存のオフィスに当てはめられればよいものの、広さと出社人数、間取りの形によっては難しい場合もあります。また、広いオフィスはメリットも多い反面、ランニングコストがかかるというデメリットも生じます。

    まずは隣との間隔は1m少々を基準とし、必要に応じてアクリル板を用いたり、デスクレイアウトを見直してみるだけでも感染予防対策への第一歩を踏み出せます。

    3.フリーアドレスは禁止すべき?それとも?


    出典:https://workspacedesign.org/

    感染予防対策に慎重なオフィスでは、動線に制限を設けているパターンも。例えば1部屋にドアが2か所あるならば、入口と出口で使い分けるなども代表的な手法です。

    では、人が自由に歩き回ることになる「フリーアドレス制」は、with コロナ時代にはふさわしくないのでしょうか…?

    利点が多い人気のオフィス設計なだけあって、これを禁止すべきとなると、困ってしまう企業もあるはず。実際に、with コロナ時代においては「フリーアドレス」は感染リスクが高まるため廃止すべきという声も。

    実は、これに関してはオフィスを見ずして一概に「非推奨」とは断言できません。なぜならばひとことに「フリーアドレス」と表現しても、そのレイアウトや出入りの頻度は、オフィスによってさまざまだからです。

    例えば上の写真のような広々とした空間におけるフリーアドレスならば、人と人がすれ違う際もそれなりの距離を確保することが可能です。窓を開けたり、換気設備を設置するなどしていれば、普段どおりに使用していてもさほどリスクはないでしょう。

    では小規模オフィスの場合は…?
    恐らく、そのレイアウトは都心部におけるカフェのような雰囲気で、通路を広く確保することは難しいかもしれません。換気を怠らないのは大前提にせよ、個人間で気を付けることができるのは、せいぜい他の従業員とのソーシャルディスタンスを保つように席を選ぶことくらい。

    この場合、フリーアドレスであってもアクリル板などによる飛沫拡散防止は取り入れたほうが安全です。

    使用スペースを離席する際、次の人のためにアルコール消毒をするのは、広さに関わらず取り入れるべきですね。この手間を惜しむならば、フリーアドレスと言えど座席移動は最低限にとどめなければならないでしょう。

    もしフリーアドレスオフィスに不安があるならば、ぜひ導入してもらいたいのが「ホテリングシステム」。完全フリーではなくなるものの、前もって使用したい座席を予約しておく手法です。

    ホテリングソフトで予約管理をするのがもっとも簡単ですが、すぐに導入が難しいようであれば、アナログ方式でも構いません。「誰」が「どのスペース」を使用するのかさえ把握できれば、事前にソーシャルディスタンスを確保させることができますし、万が一社内から感染者が出た際も、誰が濃厚接触者に該当するか判断しやすくなります。

    このように、間取りや工夫次第ではフリーアドレスを諦めずとも、安心して過ごせる可能性もあるのです。ただしあくまでこれは「可能性」。貴社の現在のオフィスレイアウト次第では、危険と隣り合わせになっているケースもあることをお忘れなく。

    心配であれば、一度オフィスデザインのプロフェッショナルに相談してみることをオススメします。

    4.with コロナ時代に求められるオフィスデザインとは?


    出典:https://cumberlandbusiness.com/

    すべてをリモート化することもままならず、出社しなければならない従業員にとって、何よりも切望するのが労働環境の「安全性」。

    まず前提として、なるべくオフィス内でも3密を防ぐことが重要です。
    じゅうぶんな換気ができることはもちろん、デスク配置も見直していかなければなりません。
    代表的な例としては、

    スクール型レイアウト

    教室の机のように全員が一方を向くようにデスクを配置します。一部屋における従業員数が多い場合、この方法が最も対面リスクを避けるのに適していると言えるでしょう。

    背面式レイアウト

    すべての座席を壁に向けて設置。これでにより対面を避けることが可能となり、飛沫感染を防ぎやすくなります。

    対角線レイアウト

    島型から対角線状へ変更し、そこからさらにデスク数を減らしていくイメージです。正面からは人がいなくなりますが、斜め前には誰かがいる状態なので、コミュニケーションの取りやすさは保たれます。

    飛沫の飛距離は、普段の自然な呼吸では0.5m、会話では1mほどと言われています。
    現在はマスク装着前提なので、この数値よりは短くなりますが、飲み物を飲む際など、一時的に外すシーンも想定すれば、やはり「対面」を防ぐのが一番です。

    また、オフィスにおける換気のしさすさにも着目しましょう。

    ・2方向の窓を開け、空気を出入りさせる間取りになっているか?
    ・換気設備を設置できるか?また、正しく設備を使えているか?

    花粉・黄砂などの影響で、窓を開けるのをためらう季節もあるでしょう。ベストな対策は、広さに応じたハイスペックな空気清浄機の導入です。

    5.より綿密にオフィスデザインをするためにプロの力を借りよう


    出典:http://conceptconsilio.com/

    「いきなり面積を指摘されても、これ以上出社人数を減らせるの…?」
    「結局私たちのオフィスのフリーアドレスは大丈夫…?」
    「今まで島型だったのに、いきなりデスク配置を変えるなんでとうすれば…?」

    言葉で「これこそwith コロナにマッチしたオフィスです」と言われても、元々の間取りに対するキャパシティがありますし、困惑するのは当然。
    でも安全に働ける環境を最優先するとなると、オフィスデザインも綿密に考案せねばなりません。

    もしも今のオフィスに不安材料があるならば、ぜひ一度オフィスデザインのプロに原状を確認してもらいましょう。「安全なオフィス」といっても、現時点どんなオフィスになっているかで「正解」も変わるもの。

    今の物件のままでもっとも感染対策に有効なデザインを提案することもできますし、費用や面積でお困りならば、移転を含めたフローまで作成することも可能です。

    さまざまな経験を組み合わせ、あなたのオフィスにベストマッチするデザインをご提供しますので、まずはお気軽にご相談くださいね。

  28. ウィズ・コロナの時代、オフィスで必要になったアイテムとは?

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    1.新型コロナウイルスで激変したオフィスに求められることは?


    出典:https://www.theworkspace.co.za/

    ウィズ・コロナの時代となってもオフィスが必要な我々にとって、オフィスにおける感染対策は必要不可欠です。代表的な「3密」の回避においても、企業・オフィス側だけでなく、従業員個々も協力しあっていかなければなりません。

    今年も、緊急事態宣言の発令や自粛要請により、日に日に感染者数は減少しつつあるものの、なかなか2桁台にまでは抑えることができていない状況です。
    昨年の対応でも、ちょうど暖かくなってきたと同時に感染者数が少なくなってきたかと思いきや、夏には第2波が、冬には第3波へとみまわれる結果に。
    (第○波のカウント方法は当初諸説ありましたが、最近では2020年4月ごろからの感染拡大を第1波、8月をピークとしたものを第2波、気温が下がりはじめた11月ごろからの増加を第3波としている専門家・メディアが多いようです)

    ワクチンの効果も期待されている段階ですが、まだしばらくはウィズ・コロナ時代が続くと考えて行動すべきでしょう。では、具体的に企業およびオフィス・従業員ともに、どのような策を講じていけばよいのでしょうか?

    企業・オフィス

    リモートワークの導入も視野に入れ、通勤せざるを得ない従業員も時間差をもうけるなどの管理をする。

    ・徹底的な注意喚起
    朝礼や社内連絡において、勤務中のコロナ対策や、不要不急の外出に関する自粛活動を啓発し、一人一人に「感染しない・させない」を強く意識させること。

    ・会食や直接接待などの停止
    取引先との接触はリモートのみでおこなわせ、特にお酒の席となるような営業活動は一時的に禁止事項とする。

    ・労働環境における感染対策
    消毒用品の常備や定期的な換気、従業員のデスク配置などを見直す。また、通用口に検温器を設置したり、社内の動線にも制限をもうける。

    ・転勤や出張の見合わせ
    可能なかぎり、他県への異動がないよう人事の面で考慮し、また、出張も一時的に停止する。

    従業員

    ・個人個人での健康管理
    マスク着用・こまめなうがい手洗い・健康的な食生活など、自分でできる範囲の健康管理を徹底しておこなう。少しでも異変を感じた場合はすぐに受診を。

    ・退勤後や休みの日も要注意
    (現次点では企業がこれを強制する法的効力はないものの)、個人的な付き合いでもなるべく密になるような場所へは行かない。外食や飲み会などは必要最低限に。

    ・身の回りの消毒
    社内で不特定多数が触れる機会の多い用品はこまめな消毒を。また、鼻をかんだり口をふいたティッシュ類は、そのままゴミ箱へ入れずにまずはビニール袋に密閉すること。

    一例ではありますが、オフィス(企業)・従業員どちらかだけが頑張っても不足する部分が発生しがち。
    やはり、マンパワーあってこその社会ですから、どちらか一方任せにするのではなく、双方が協力してウィズ・コロナ時代を乗り越えていくのが最良です。

    2.ウィズ・コロナの時代、オフィスで必要になったアイテムとは?(概要)


    出典:https://newsday.co.tt/

    新型コロナウイルス流行にみまわれる以前、各企業はこれほどまでに感染症対策にコストを費やしたことがあったでしょうか…。毎年冬になると騒がれるインフルエンザでさえ、団体で予防接種を受けていたくらいで、実際にウイルス対策に品物をそろえるなんていう事態は、ほぼ皆無といっても過言ではないくらいでした。

    いったい、どのようなアイテムが必要になったのでしょう?

    検温システム

    まず出勤時。社員通用口ではアルコール消毒とともに、検温をおこなうのが一般化してきました。流行当初はおでこにかざすタイプの非接触型体温計で間に合わせることも多かったかと思いますが、最近ではタブレット画面に顔を写して検温するカメラ型検温システムのほうが効率が良いため主流となっています。

    アルコール消毒液

    マストアイテムとなって久しい消毒液。こちらも設置や散布方法の工夫が進んでおり、ポンプに触れずともセンサーに手をかざせば噴射してくれるタイプや、足元のペダルを踏むとポンプが押されるようになる設置台など、さまざまなアイデアが取り入れられています。

    空気清浄機

    こまめな換気も大切ですが、場所によっては適切な窓がなかったり、窓を開けることによって生じる別問題(騒音・風・花粉症etc…)もあるため、機械に頼ったほうがいい場面もあります。また、ハイスペックな換気システムが備わっているオフィスであれば、窓を開けなくてもじゅうぶんなようです。

    パネル類

    従業員どうしの飛沫を防ぐため、一躍売れ筋となったのがパネルやパーテーションの類です。初期段階ではホームセンターでビニールカーテンを購入したり、DIYで創意工夫をこらしていましたが、今ではインテリアデザインを損ないにくい自然なデザインの商品も多数発売されています。

    ゴミ箱

    意外な落とし穴かと思われがちですが、ゴミ箱もペダル式やセンサー式にシフトしていくようになりました。従来使用していたフタのないものは不衛生とされ、フタ付きであっても手を使って開くタイプもやはり衛生面から排除される傾向に。

    3.ウィズ・コロナの時代、オフィスで必要になったアイテムとは?(アイテム紹介)

    サーマルタブTMT-03S(ソリッド)


    出典:https://www.solidcamera.net/

    出入り口などに設置しておくだけで、触らず体温管理ができるタブレット型検温システム。マスクをつけたままでも測定でき、従業員の登録ができるため、出退勤システムとの連動運用も可能です。

    自動消毒液噴霧器ウイルッシュ(ツカモトコーポレーション)


    出典:https://www.tsukamoto-aim.co.jp/

    ポンプを押すことなくセンサーで手を感知して消毒液を噴射してくれます。別売りスタンドもあり。

    次亜塩素酸空間除菌脱臭機ジアイーノF-MV2100(パナソニック)


    出典:https://panasonic.jp/ziaino/

    ウイルス対策にうってつけな次亜塩素酸を発生させる機能が付いた脱臭機。ジアイーノから放出される次亜塩素酸は、空間のみならず周囲の物に付着したウイルスにも作用します。広さに応じて、9畳・12畳・18畳の3種類から選べるのも魅力。

    デスクスクリーン(アイリスチトセ)


    出典:https://www.irischitose.co.jp/

    既存のデスクに簡単に設置できるアクリル素材のスクリーン。透明なので閉鎖感をおぼえることもなく、水洗いができるのも衛生的。

    自動ゴミ箱 ZitA(ジータ)


    出典:https://store.zita.life/

    クラウドファウンディング発で人気に火が付いた、オシャレなセンサー式ゴミ箱。45リットルと大容量なので、オフィス利用にピッタリです。

    4.ウィズ・コロナの時代、オフィスに求められるデザインとは?


    出典:https://www.sqfeed.com/

    多彩なコロナ対策グッズが発売され、アイテムによる感染予防策はおおかた整ってきた頃合い。ならばオフィスデザインの面では、どういったデザインが求められるようになったのでしょうか。

    実際に受注した例においても、まず初期段階で需要があったのはデスク配置や動線の見直し関連の内装変更。そしてリモートワーク推進にともなって、ネットワークや電気関連の工事依頼や、出社時も周囲の物音を気にせずリモート会議・商談に集中できる『専用ブース』のデザイン依頼も増えました。
    内装リフォームにおいても、ウイルス対策がされたクロス材・床材が着目されるようになりました。

    始めのころはカラーや材質の選択肢も少なく、なかなか受け入れてもらいにくい商品だったのですが、今では各メーカーがラインナップ充実に奮闘している最中です。加えて、自動ドアを変更したいというお客様が多数。

    こまめな手の消毒を強いられる中、「押してください」「軽くふれてください」などと書かれた自動ドアに大きく抵抗を感じる人が増えるのは当然の流れでしょう。これらをかざすのみで開くタイプに入れ替えるだけでも安心感が増すものです。

    5.ウィズ・コロナの時代だからこそ、オフィスデザインをプロに任せるべき理由とは?


    出典:https://www.commercialdesignindia.com/

    ある程度の感染対策はDIYでも可能ですが、やはり本格的に内装設備に着手しようとなると、オフィスデザインごと見直していかなくてはなりません。
    また、ご依頼においてもぜひ留意していただきたいのが、「一時しのぎのコロナ対策」だけのためにと要点を絞りすぎてしまわないこと。
    小変更でもじゅうぶんな感染対策効果は得られるのですが、極端に視野を狭めてしまうと、その箇所だけが浮いてしまい、せっかくのオフィスデザインが崩れてしまいかねないのです。
    「ウィズ・コロナ」対応オフィスとして、今だからこそ妥協なく仕上げておけば、今後も安心したオフィスライフを送ることができるのはもちろん、毎年のインフルエンザ対策にも効力を発揮するので、長い目で見ても断然コスト面では得になります。
    かつ、多様性のあるオフィスづくりを心がけることにより、アフター・コロナ時代がやってきても今までどおり、出社・リモートワークどちらの従業員にとっても働きやすい環境に。
    感染対策だけにとらわれるのではなく、自社の特色もしっかり組み合わせ、従来のようなオリジナリティを損なわないデザインを編み出していく技も、ノウハウが蓄積されたプロだからこそ生み出せるモノなのです。

  29. リモートワーク前提だからこそ重要視したいコロナ禍のオフィスデザインとは?

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    未来を見据え、いまいちど社会とオフィスの関係性について見直してみませんか?ウィズコロナ社会となって約1年が経過した「今」ならではの、働き方について改めて触れてみたいと思います。また、リモートワークに対するメリット・デメリットに関しても、約1年経験したところで若干感じ方が変わってきているようです。

    目次

    1.リモートワークのメリットとは?


    出典:https://www.gattacaplc.com/

    元来出社ありきだった方々にとって、改めてリモートワークのメリットを伺ってみると、やはりライフワークバランスの良さを語る人がダントツ!
    これはもちろん以前から言われてきたことですが、実際に経験してみたことにより、時間配分をうまく活用できるようになった人が増えてきた印象です。

    「通勤時間」がいかにもったいなかったかが再確認できた

    かつてのように、当たり前に朝出社して夕方帰宅する…。そんな通勤スタイルには、渋滞・満員電車などのストレスと常にとなり合わせでした。東京で例えれば、企業は都心部に集中しているのに対し、マイホームは予算の都合上「ベッドタウン」と呼ばれる東京都下および埼玉・神奈川などに建てざるをえないサラリーマンがほとんど。
    このため朝は通勤に約1時間を要する人も少なくはありませんでした。リモートワークなら、この往復の計2時間を自分のために使うことが可能。乗車率200%超の満員電車で窮屈な思いをせずに済むだけでも、1つストレスを減らすことができたのは間違いないでしょう。

    会議におけるムダな延長戦がなくなった

    従来の会議では、なにかと「なんでもいいから話していれば偉い」といった固定観念のようなモノがあったという人も。ある意味「残業すれば偉い」と似た発想かもしれません(笑)。ですがWEB会議により、必要なことを簡潔にまとめて時間通りに終わらられることが増えた模様。これはおそらく、参加者どうしが直接その場に居合わせていないからこその空気感かと思われます。
    複数人が居合わせると、どうしても話を脱線させたがる人が現れる傾向にありますが、WEBによるいい意味での距離感が、そうしたムダを抑制させているのではないでしょうか。

    家族と触れ合う時間が増えた

    家事・育児との両立がしやすくなったという意見は前々からありましたが、改めてリモートワークを経験した結果、やはり今まで見ることができなかった子供の一面に触れることができて嬉しいという意見が多数あがりました。
    「子供が初めて○○できた」瞬間など、今までの働き方であれば見逃してしまっていたであろう出来事に、仕事をしながら直面できるのは実に喜ばしいもの。空いた時間を使って近所の公園にでかけたりする機会も増えたようです。また、今までならば帰宅後は疲れ切って人としゃべることすらも億劫だったという人たちも、リモートワークを機に家族間での会話が増えたといいます。

    メリットまとめ

    このように新たに着目されたメリットとしては、時間の有効利用がしやすくなり、それによって家族とのコミュニケーションが増えたりと、良い意味で人と人との本来の在り方を再確認できるようになったことが大きいようです。
    自分の時間を有意義に使えるようになったのは、リモートワーク化が大きく貢献したのは間違いないでしょう。

    2.リモートワークのデメリットとは?


    出典:https://www.gattacaplc.com/

    新たなメリットが見えてくれば、当然新たなデメリットも発生するのはやむを得ません。
    以前はリモート設備導入によるコスト面などが懸念されがちでしたが、1年経過したところで、今度は別の問題も…?

    ・WEB会議への不満
    当初は便利だと思っていたWEB会議。ですが実際に導入してみると、思わぬハプニングで会議の内容に集中できなくなってしまうという声もよく耳にします。
    例えば自宅でアクセスしている場合、子供の声やペットの鳴き声が入ってしまったり、会議中だと知らずに話しかけてきた家族の声が入ってしまったり…。
    本人もプライベートの姿をさらしてしまったようで恥ずかしくなりますし、聞こえてしまった側もなんとなく会議に集中できなくなってしまうようです。特に子供やペットの音が入ると、参加者側も気を遣わなければいけない雰囲気になってしまいがち。
    またそれとは別に、移動中にWEB会議が入った場合のバッテリーの心配や、音質への不満などを唱える人が多数。

    慢性的な運動不足に陥りがち

    とりわけ運動好きでなかったとしても、かつての働き方では何かと歩数を稼いでいたもの。ですが、リモートワーク+外出自粛により、1度も外へ出ずに1日を終えてしまう生活が可能になってしまいました。WEB会議の予定さえ入らなければ、終日ずっとパジャマのまま寝っ転がって仕事をしてしまう…なんていう人も少なくありません。
    最初のうちは楽でいいと思っていても、これを1年も続けていると、徐々に運動不足に陥り、太ってしまったなんていう声も。しかし人間は不思議なもので、それでも食事だけは欠かさずしてしまう生き物です。
    一般的には、成人であれば最低でも1日7000歩ほど、理想は10000歩が健康維持のために望ましいとされています。慢性的な運動不足は、後々生活習慣病にも関わってきますから、軽視できない問題です。

    モチベーションの低下

    こちらも以前から懸念されていたことですが、始めのころは「サボリ癖」がついてしまうのではという点が主でした。ですが、最近ではメンタルの不調によるモチベーション低下を訴える人が増えてきました。
    ひとつめの理由としては、やはり上記でも触れた通勤がカギ。朝起きて家を出て、自然光を浴びることで、自然と脳が活性化されていたはずが、引きこもりがちになったがゆえに、うまく脳が回らなくなってしまうのです。
    通常人間の脳は、日光浴や適度な運動をすることで「セロトニン」という神経伝達物質を分泌させます。これにより我々は生活リズムを保つことができるのですが、「セロトニン」が不足すると、ストレス・倦怠感・不眠などを引き起こし、ひいてはうつ病を患ってしまう可能性も。

    デメリットまとめ

    便利になった反面、ON・OFFの切り替えがしづらくなったことで家庭でWEB会議をする際、少し肩身のせまい思いをせざるを得ないことも…。今はリモートワーク向けプランを提供しているホテルもありますし、会議に集中したい際はそういったサービスを利用してみるのもいいでしょう。
    そしてなにより見逃せない欠点は、健康面の悪化。外出はままならずとも、やはり起床後は太陽の光を浴びてみたり、自宅周囲で簡単なウォーキングを取り入れるなど、自己管理も大切です。

    3.リモートワーク前提でもオフィスは必要!だからこそ求められるオフィスデザインとは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    出社人数を減らし、リモートワークを推進しても、実はオフィスの必要性が低下したわけではありません。なぜならば企業として明確な「所在地」を明らかにすることは信頼性に直結するからです。ワクチン関連のニュースも続々と報道されるようになり、少しずつ明るい未来を見据えられるようになってきました。

    そんな今だからこそ求められるのは、「ウィズコロナ」と「アフターコロナ」双方に対応できるオフィスです。今後キーとなってくるのは人と人とのコミュニケーション。

    例えば今までであれば業務でしか使わず、ほとんど部外者に見せることがなかったであろうスペースも、もっとオープンにできるデザインへ変えてみるのです。

    そうすることにより、普段は今まで同様ワークスペースとして使用しつつ、ときにはWEB展示会などのイベントを発信する会場とすることも可能になります。この際、オフィスはたくさんの人から注目されることになるわけですから、印象に残してもらうためにも「自社ならではのカラー」を、インテリアをもって主張しなければなりません。

    こういった使用方法はほんの一例ではありますが、大切なのは1つの空間を必ずしも1つの用途だけのためにしないこと。特にコロナ禍で今はオフィス面積の見直しも盛んな時期。だからこそこの多様性がもっとも重要となるのです。

    4.オフィスデザインをプロに任せるべき理由とは?


    出典:https://www.wework.com/

    ではいったい多様性のあるオフィスとは…?どんな用途にも対応できるオフィスだということはわかっても、実際にそれをつくってみるのは難しいと思われることでしょう。自宅を例に例えてみます。

    応接間があるお宅は、よほど大きなお屋敷でもない限りそう多くはありません。となると、お客さんが訪ねてきた際は、大抵リビングで談笑することがほとんどです。

    つまり、「リビング=自宅のメインスペース」でもありながら、「他人に見せる」空間でといえますね。この感覚をオフィスに当てはめ、多種多様な用途に使える空間デザインを目指すわけですが、企業としての体裁をたもつには、自宅リビングと同じ感覚だとやや物足りません。

    また「普段使っているデスク・什器はどうするのか?」「広さもないし、オフィスからイベントを発信するなんて無理ではないか」といった悩みに直面するでしょう。そんな問題を解決するのがオフィスデザインのプロフェッショナル。

    移動がしやすい什器や収納スペースを確保するのはもちろんのこと、視覚効果を駆使することで、奥行感を演出します。ある程度広さがあるオフィスであれば、動線や換気効率・衛生面などを考慮したうえで、来客ありきのイベントを催せる空間に様変わりさせることすらも可能です。

    「見せる(魅せる)オフィス」を創り上げるには、材質選びや調光など、それ相応のノウハウが必要不可欠。築何十年~新築、大小もさまざま…。どんなオフィスにも、たくさんの現場を手掛けてきたプロでなければ気付くことのできない「ウィークポイント」が必ずあります。

    変革をもたらすべき今だからこそ、デザイナーに任せて弱点のない完璧なオフィスを手に入れましょう。

  30. コロナ禍におけるオフィス移転のポイントは?

    コロナ禍におけるオフィス移転のポイントは? はコメントを受け付けていません

    目次

    1.2021年2月現在のオフィス移転のニーズは?


    出典:http://conceptconsilio.com/blog/workspace-design/workspace-design-post-covid-19/

    今回の新型コロナウイルス流行にともなって、日頃よく耳にするような企業が相次いでオフィスの存在の見直しをおこないました。大きなところでは、大手人材派遣会社「パソナ」が脱・東京を図り本社を兵庫県の淡路島へ移転させました。

    また、「電通」が東京・汐留の本社ビルを売却したのも記憶に新しいニュースです。いずれの行動の要(かなめ)はやはり「テレワーク」の普及によるもの。
    もちろん経済的打撃によりオフィスの縮小を余儀なくされた企業もありますが、やはり従来のオフィスとは、スペースの使用方法が異なりつつあることも要因の一つでしょう。

    この流れは大手企業のみにとどまらず、中小企業に対しても同様。もともとの従業員数が少なければ少ないほど、テレワークによって出社人数の減ったオフィスを見直す行為もスピーディー。

    とりわけ大都市部においては、実に目まぐるしい勢いでオフィス移転がおこなわれたのは間違いありません。そしてそれは、また別のニーズを生み出し始めたという事実でもあるのです。

    2.リモートワークが普及しても、オフィスが必要である事実は変わらない


    出典:https://kinsta.com/blog/gmail-smtp-server/

    リモートワークの普及・出社率の削減…

    これらのキーワードを聞くと、今後もうオフィスが不要な世の中になってしまうのでは…?といった考えに及ぶかもしれません。ですが、現在のオフィス物件における入退去の様子を見ると、必ずしも「オフィス総面積の縮小」だけが目的ではないのです。

    もちろん、リモートワークに対応させるべく、今まで書面として存在していたデータをデジタルに変換し、資料に占拠されていたスペースがなくなったためにオフィスを縮小する例もあるのは事実。

    ですが、出社した者どうしの「ソーシャルディスタンス」を保つため、あえて面積はキープすることを選択している企業もあります。また、ヘッドオフィスは縮小しつつ、安全性重視のために部署やチームを複数のスモールオフィスに振り分けるやり方も。

    リモートワークが普及しても、オフィスが必要である理由は

    ・きちんと拠点があることで社会からの信頼性が増す
    ・生物学的に人間はリアルでの社交ありきで生きる動物である
    ・オフィスがあることで会社の“温度・熱量”がより明確になる
    ・コロナ終息後に取り戻さなければならない様々な要因がある

    などの要素があげられます。

    つまり、現状だけに左右されて闇雲にオフィスを縮小させてしまうのではなく、状況が変化しても「フレキシブル」に対応できるオフィスをつくることこそが重要不可欠なのです。

    3.移転のポイントは「オフィスの立地・アドレス・デザイン・安全性」


    出典:https://insuranceday.maritimeintelligence.informa.com/

    では、移転のポイントにはいったいどのような要素があるのでしょうか。先行きの見通しが不安な今だからこそ、ポジティブな考えをもってオフィスづくりに励んでみましょう。

    現在、とりわけ都市部ではオフィス改革が目まぐるしくおこなわれている最中。残念ながら、ほとんどの企業がコロナの影響によるネガティブな要素で移転や退去を余儀なくされています。

    しかしこれは、このコロナ禍の中、前向きに戦おうとする企業にとっては一大チャンス!今まで妥協していた立地・アドレス・デザインなどをこの手にできる絶好の機会でもあるのです。

    また、貸主側としても相次ぐ退去に困惑している時代。いち早く新たな入居者を得るのに必死です。一般的には退去の際に「原状回復」が必須ですが、もし前借主が改装していた設備(配線や通信設備など)が貴社にとって活かせるならば、よりスピーディーに移転することが叶うでしょう。

    狙い目は、同業者やライバル企業が使用していた好条件のオフィス。貸主側としても、次の利用者が早く決まることこそが第一ですから、スムーズに交渉が成立する可能性が高い時期でもあるのです。

    そしてこれはまた、貴社が現在のオフィスを退去する際にも「原状回復」について有利な交渉ができる可能性が高いことも示します。今よりもっと良い立地に移転することでネームバリューを高められるのはもちろんのこと、コロナに負けない安全性を高めたオフィスづくりをすれば、従業員をはじめ周囲の人々に対しても、企業の活力をアピールする好機となるのは間違いありません。

    4.衛生面は自分たちで補える


    出典:https://www.the-scientist.com/

    移転などでオフィスの見直しがされたとしても、やはり従業員にとって一番気がかりなのが、出社時の安全性。定期的な換気・デスク配備の工夫・ソーシャルディスタンスetc…
    これらを徹底していても、いつ社内で感染者が出るかと思うと不安がぬぐい切れない面もあるでしょう。幸い、今ではドラッグストアでも普通にアルコールが入手できるようになりました。

    こまめな消毒を心掛けつつ、手軽に導入できる清浄機を設置することでも衛生面の向上を図ることが可能です。

    ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55W


    出典:https://www.daikinaircon.com/ca/tw/index.html
    スリムなタワー型で、カラー展開もホワイト・ディープブラウン・ダークグレーの3色。オフィスにマッチする色合いを選びやすいのもポイントです。また、別売りでキャスターを取り付けることも可能なため、簡単に移動しやすい点でも重宝します。
    効果範囲は約25畳まで。

    パナソニック 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」 F-MV2100


    出典:https://panasonic.jp/ziaino/
    ウイルス対策にうってつけな次亜塩素酸を発生させる機能が付いた脱臭機。ジアイーノから放出される次亜塩素酸は、空間のみならず周囲の物に付着したウイルスにも作用します。
    効果範囲は9畳・12畳・18畳の3種類から選択可能。

    シャープ 空気清浄機【加湿機能付】 KI-NP100


    出典:https://jp.sharp/kuusei/products/kinp100/
    エアコンからカー用品まで、幅広く展開されているシャープのプラズマクラスター。そんな人気の技術が「プラズマクラスターNEXT」として次世代型へ進化。加湿機能においても業界トップクラスと言えるレベルで、お肌の悩みが多い女性にも人気です。
    効果範囲は約23畳まで。

    いずれも家庭利用を前提として製造されているモデルなので、オフィスで従業員が操作するのも簡単です。高価な業務用のモデルもありますが、費用や日々のメンテナンスを考えると、誰でも簡単に扱えるものが手軽でオススメ。

    畳数が不足する場合は複数台設置することで補えますし、最近の清浄機はデザインもシンプルなので、設置しても圧迫感がないところがいいですね。
    ただし室内環境のすべてを清浄機だけに頼るのはNG!やはり1時間に1度を目安に、外気を取り入れることも意識しましょう。

    5.今だからこそ借りられるオフィスで理想的なデザインを創り上げてもいい!


    出典:https://www.dexigner.com/news/31807

    新型コロナウイルス感染予防対策によって急激に普及したリモートワーク。現在のオフィス移転ラッシュは、主にその理由であることが大多数を占めています。

    ですが、例えコロナ禍に見舞われることがなかったとしても、遅かれ早かれICT(情報通信技術)を駆使したリモート化は世界的に主流になっていたであろう現代的な働き方。

    今回のブログでは「コロナ禍における移転」を主軸としてお話しましたが、このようなオフィスの改善は、アフターコロナの社会においても決して無駄になることはないはずです。

    だからこそ、好条件のオフィスを借りることが叶ったら、ぜひとも力を入れて欲しいのがオフィスデザイン。

    「仮住まい」だと思いながら、何もされていない殺風景なオフィスで働くのでは、モチベーションまでコロナに侵されてしまうでしょう。「ウィズコロナ」では暗いニュースで沈みがちな従業員の士気を高めるため…。

    「アフターコロナ」では往来が再開されるであろう来訪客に向けて…。

    長い目で見据え、移転先では貴社にふさわしい、理想的なオフィスデザインを存分に創り上げてみませんか?規模に関わらず、オフィスが企業の顔であり続ける事実は、今後も変わることはないのですから。

  31. コロナ禍の今だからこそチャレンジしたいオフィスデザイン

    コロナ禍の今だからこそチャレンジしたいオフィスデザイン はコメントを受け付けていません

    オフィスワーカーのライフスタイルは、昨年の第一波から瞬く間に一変しました。しかし、この変化はオフィス環境にとって必ずしもデメリットばかりではありません。コロナ禍の今だからこそチャレンジできるオフィスデザインについて考えてみてはいかがでしょう?

    目次

    1.感染対策


    出典:https://www.heart.org/

    コロナ禍におけるオフィスデザインにおいて、もっとも重視しなければならないのが“感染対策”。アクリル板やビニールカーテンの設置、こまめな換気、消毒の徹底etc…今では導入していない企業のほうが珍しいくらいですね。

    今回のコロナ禍で、売上に多大な影響を受けた業界もあるでしょうし、出社率が低下して生産性に不安を感じている企業もあるでしょう。しかし経済活動はマンパワーあってのことですから、まず従業員の健康面を第一に考えねばなりません。

    さて、国からの要請では「出社率30%」や「時間差通勤」などが挙げられていますが、みなさんのオフィスにおける達成率はいかほどでしょう?業種や部署によっては、なかなかリモートワークだけで仕事を進めていくことが困難な場合もあります。

    ひとことに“感染対策”といっても、従業員数やオフィスの間取りによってさまざまなパターンが考えられます。そこでまずは、ビフォアコロナ時の出社率を100%とし、そこから現在何%ほどまで減ったのかを考えてみましょう。

    企業全体のみでなく、部署ごとの率を出すことにより、どのようなオフィスデザインがふさわしいかが見えてきます。

    2.「島」の廃止。ソーシャルディスタンス重視


    出典:https://www.businesswest.co.uk/

    オフィス内での「ソーシャルディスタンス」を保つべく、さしあたって各企業が率先したであろう「島」の廃止。従来のオフィスでは、1つの部屋内において、細かい部署やチームごとに机を向かい合わせて並べる「島型」配置が一般的でした。

    島型のメリットはなんと言ってもコミュニケーションの取りやすさと、動線の確保がしやすいこと。しかし残念ながら、このデスク配置はコロナ禍において感染リスクが高いため、淘汰される運命となりました。

    無論、島型を保ちながら各個人のデスク周りにアクリル板を設ける方法もありますが、サイズや設置方法によっては通気性が悪くなってしまうこともあり得ます。

    そこで「島」の廃止で対策となるわけですが、よくあげられるのが

    ・スクール型レイアウト(学校のようにみなが同方向を向くように配置)
    ・背面式レイアウト(壁に向かうなど、背を向け合うように配置)
    ・対角線レイアウト(正面に人がいないように斜めに配置)

    とは言えど、限られたスペースでどう配置すればいいのやら…と頭を悩ませる間取りもあるでしょう。
    そこでまずは

    ・現在の出社率
    ・無駄なスペースや什器の見直し

    をチェックしましょう!
    出社率が低下していればおのずと使っていないデスクが増えます。また、今まで放置されていた什器で、案外使っていない無駄なものが占拠していたりしませんか?

    これらを省くことにより、ソーシャルディスタンスを確保したデスク配置が可能なスペースを生み出しましょう。

    3.フリーアドレス


    出典:https://gigazine.net/

    コロナ禍以前より、グローバル化や「働き方改革」の影響でブームとなった「フリーアドレス」スタイル。固定のデスクにとらわれず、都度違う場所で仕事ができるため、

    ・グループorソロ作業に合わせ効率的に動ける
    ・新たな発想の転換
    ・適度なリフレッシュがしやすい

    などの理由から一躍人気となりました。

    コロナ禍においても「脱・島型」のきっかけとなったり、個々でソーシャルディスタンスを確保できるという点においてメリットがあります。しかしこの「フリーアドレス」も、コロナ感染予防対策としては注意しなければならないポイントも。

    まずフリーアドレス制の大きな利点である「移動の自由さ」は、時として不用意な人の流れを作り出す恐れがあります。自治体・企業によっては万一感染者が出た場合、「濃厚接触者」を可能な限り特定しなければなりません。

    この際、フリーアドレスで「いつ・誰が・どこにいたか」が分かりにくくなってしまうのは重大なデメリットと言えるでしょう。そこでフリーアドレスと併用したいシステムが「ホテリング」。

    「ホテリング」とは、座席管理システムを用いて“今日は誰がどの席を利用するか”を把握する、いわば予約型フリーアドレス。ビフォアコロナより多少不便にはなるものの、ホテリングを導入すればフリーアドレス制の魅力をじゅうぶんに活かすことが可能です。

    4.スタンディングワーク


    出典:https://www.techradar.com/

    「スタンディングワーク」とは、文字通り立って仕事をすること。従来の常識を覆すスタイルなので、最初は驚いてしまうかもしれません。ですが、長時間椅子に座っていることにより、かえって疲労が蓄積するなど、健康面を損なう面もあるのです。

    ゆえに少し前から海外で取り入れられるようになり、近年は日本にも浸透し始めてきています。人間は長く座りっぱなしでいると、下半身の血行が鈍ってしまい、結果的にふくらはぎの筋力低下や動脈硬化などのリスクをもたらします。

    さらにコロナ禍である現在は、例え出社していたとしても会議や営業活動(外回り)もリモート化され、従来よりも着席している時間が増えがちに。もともと「スタンディングワーク」には眠気防止や猫背対策のメリットがありましたが、着座時間が増えた今、ウィズコロナにおける新しい働き方としても注目を浴びています。

    「スタンディングワーク」を上手におこなうコツは、まず専用のスタンディングデスクを導入すること。疲労や姿勢の悪化を防ぐためにも、使用者の身長に適したものを選びましょう。

    ただし注意したいのが、あくまでスタンディングワークは1日中やっていればOKということではない点。立っていることで疲労を感じたら椅子での作業に切り替えるなど、1日の中でもメリハリをつけてこそその魅力を最大限に発揮できるもの。

    スタンディングデスクにはさまざまなタイプが発売されています。比較的安価に入手できるのは高さ固定式のデスクですが、身長や腕の位置にフィットしないものでは意味がありません。

    体の調子や状況に応じて座ることもできるよう、高さ調節の可能なタイプがオススメです。また、従来型デスクの天板上に後付けで設置できるタイプもあるので、寸法やレイアウト次第では既存のデスクを起立・着座兼用にアレンジすることもできますよ。

    5.スモールオフィス


    出典:https://homeworlddesign.com/

    デスク配置の見直しやパーテーションの導入もおおいに有効ではありますが、やはり同一空間内の人数を減らすことこそが、感染対策の一番の近道です。ある程度社内のICT(情報通信技術)を充実させることができるなら、思いきってオフィスを複数のスモールオフィスに分けてしまうのがベスト。

    いくつか小さなオフィスを設け、部署ごとに分散させたり、現在進行中のチーム専用として使用するのです。「スモールオフィス」というと従来はスタートアップ企業や企業したてのベンチャー企業など、もともと1人~少人数の会社が使用するイメージでした。

    しかし、少人数企業はいち早く在宅ワークへ転換することができたため、現在ではそうした層に需要があったレンタルオフィスの空室が増加傾向にあるのです。

    近年のレンタルオフィスは大抵インターネット回線等のインフラが完備されているので、入居後すぐにICTを駆使して仕事を始められるのが魅力。レンタルオフィスの空きが増えた今こそ、自社の出社率に見合ったコストや立地の物件を見つけやすいベストタイミングであると言えるでしょう。

    6.まとめ


    出典:https://www.burohappold.com/

    いかがでしょう?たとえ出社が必須になってしまう業種であれ、工夫次第では安心して働けるオフィスに変身させられる…こんな点も、オフィスデザインの奥深さの1つです。

    また、新型コロナウイルスが騒がれるようになってから、従来のインフルエンザ感染率が下がったという情報も目にします。これは間違いなく人々が“マスク着用・消毒・うがい手洗い”などの感染対策を徹底するようになった功績と言えるでしょう。

    これを踏まえると、今はコロナ禍のためと思って実践している工夫は、アフターコロナの世の中でも決して無駄になることはありません。「人生100年時代」と謳われる現在だからこそ、どんな状況下でもQOLは欠かしたくないものです。

    個々の注意だけでなく企業側も従業員を守れるよう、「新しい生活様式」に向けたオフィスデザインにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

  32. 賃貸オフィスや貸事務所の原状回復は、国土交通省発行のガイドラインを参考にできるのか?

    賃貸オフィスや貸事務所の原状回復は、国土交通省発行のガイドラインを参考にできるのか? はコメントを受け付けていません

    いざオフィスを退去するとなったとき、果たしてこのガイドラインはどのような効力を発揮してくれるのでしょうか…?

    目次

    1.原状回復に関するガイドラインとは?


    出典:https://thekeypeople.com/

    賃貸契約において、退去の際に原状回復をするのは借主の義務とされています。みなさんも、原状回復と聞けば「借りた当時の状態に戻すこと」だと、把握されていることでしょう。

    しかし時間は逆行することはあり得ません。使用上、やむを得ず損耗してしまった部分であれば、借主側もすんなり納得して賠償することが可能です。でも、経年劣化による損傷であったならば…?

    そんな悩みを極力スムーズに解決できるよう発行されたのが、国土交通省による原状回復のガイドラインです。

    国土交通省HP:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について

    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html

    退去時におけるトラブルは、大なり小なり意外にもよくある話。こうした国からのガイドラインがあることで、もしもの際にも円滑に交渉を進めることができるでしょう。

    実際に過去、原状回復がらみのトラブルによる裁判でも、このガイドラインをもとに決着がついた判例も。賃貸物件におけるものさしとして、ぜひとも抑えておきたい情報です。

    2.ガイドラインのポイントとは?


    出典:https://www.forbes.com/

    国交省のリンクを見ると、「原状回復は、賃借人が借りた当時の状態に戻すことではないことを明確化」と記載されています。当ガイドラインのもっとも重要なポイントがまさしくこちら。

    冒頭でもお伝えしたように、時間を逆行させることは不可能です。ゆえに、借主は入居当時の状態をまるまる再現して退去する必要はなく、あくまで故意であったり、不注意により著しく汚損・破損してしまった箇所のみを修復すればよいのです。

    例えば、日光により焼けてしまったクロスや一般的な生活痕など、通常の使用によって発生した損耗は、借主の責任ではないということになります。反対に、誤って重量物を落下させたなどの大きなキズ類は、借主の過失となり得ます。

    ただし少々曖昧なのが、「通常の使用」という部分。これについても、「基本的には経年劣化・通常損耗であるが、その後の手入れ等賃借人の管理が悪く、損耗等が発生または拡大したと考えられるもの」と記されています。

    つまり、例え大きなキズを残していなくとも、清掃などを怠った結果、物件そのものを傷めてしまったようであれば、借主の過失であると解釈できます。(主観としては、放置しすぎてクリーニングでも落ちにくくなってしまったカビやシミ類・結露を放置したことによる床や壁内部への腐食などが当てはまるでしょうか)

    3.退去時のトラブルを避けるため、契約時に注意すべきことは?


    出典:http://legalandclaims.co.uk/

    「このようなガイドラインが定められていれば安心…」と思えるかもしれません。ですが、その賃貸がオフィス・事務所向けであった場合、少々話が変わってきてしまいます。
    国交省ガイドライン冒頭の<利用にあたって>の箇所に、

    1,「賃料が市場家賃程度の民間賃貸住宅を想定しています。」
    2,「現在、既に賃貸借契約を締結されている方は、一応、現在の契約書が有効なものと考えられますので、契約内容に沿った取扱いが原則」

    と記載されていることに着目してみましょう。

    1つめの注意すべき部分は、民間賃貸“住宅”と記されている点です。オフィスや事務所として提供されている賃貸の場合、このガイドラインが適応されないケースのほうが多いことを念頭に置かなければなりません。

    まれなケースとしては、一般的な賃貸住宅を小規模・少人数向けオフィスにしていた場合のみ、このガイドラインが認められた判例がありますが、そのような用途でもやはり入居時に確認し、きちんと借主と話を通しておくことが大切です。

    2つめにおいても、すでに契約してしまった内容に関しては、始めの賃貸契約書がもっとも効力を持つと解釈するのが無難でしょう。新しいオフィスを構える際は、「どんなオフィスにしようか」と未来への希望ばかりを考えてしまいがち。

    ですが、「いつかは退去するかもしれない」点も忘れずに、退去時における対応についてもしっかり確認しておくことがポイントです。

    4.契約書に記載されている「賃借人は原状回復をして明け渡しをしなければならない」の範疇とは?


    出典:https://expertestate.org/

    て、国土交通省による原状回復のガイドライン、賃貸オフィスや貸事務所にはあまり有益でないということがおわかりいただけたかと思います。では、いったいどこまで原状回復をすればよいのか、その範疇が気になるところ。

    結論からすると、賃貸オフィス・貸事務所における原状回復は、一般住宅と異なりほぼ「借りた当時の状態に戻すこと」となるケースがほとんどです。つまり、例え日光による日焼けであったにせよ、入居時と変わってしまった箇所は何もかも元通りにする必要があります。

    なんの内装も施されていないスケルトン物件であったならば、自分たちで施工した内装は一切合切撤去しなければなりません。住宅向けの賃貸とは大きく異なるため、なんだか釈然としない…そう思われる方も多いでしょう。

    住宅向けであれば、「単身者・ルームシェア・家族」といったように具体的なターゲットが決まっているため、おおかた損耗のパターンも一定です。ですが、業務向けとして使われる物件の場合、入居者(業種・規模)のパターンが一定ではありません、

    また、通常賃貸住宅であれば、借主が内装に手を加えることはほぼないのに対し、賃貸オフィスの場合、入居後に内装加工するケースが多い点でも異なります。

    多様な使われ方をするオフィスに対して、国交省のガイドラインを適応させるのは困難なのです。また、貸主側も法人相手がメインとなるため、トラブルが大きくなるのを防ぐためにも、「原則100%借主負担」を謳わざるを得ないのが現状です。

    5.原状回復は自分でおこなってもよいのか?やはり、プロに任せるべきか?


    出典:https://www.tenerifefurniture.com/

    なにかと経済的に負担の大きい原状復帰。
    少しでもコストを抑えるために、自分でおこなってもよいのでしょうか…?実はこの問題に関しても、結論は賃貸契約書次第となってしまいます。原状回復の項目に、“貸主指定の業者に依頼すること”といった内容が含まれている場合、無許可で自己手配することはできません。

    簡単な撤去作業くらいならば、指定業者が立ち入る前にDIYで済ませてしまうのもよいでしょう。

    ですが、最終的に「原状回復された」かどうかの判断は貸主に委ねられます。思わぬトラブルにならないためにも、なるべく指定業者に依頼したほうが安心です。原状回復のポイントも、プロならではの視点やさじ加減があるのも事実です。

    もし業者選びに交渉の余地がある場合、原状回復工事を引っ越し先である新オフィスの施工会社へ任せてみるのも有効な手立てのひとつ。大抵のオフィスデザイナーは、旧オフィスの退去に関してもバックアップしてくれることがほとんどです。

    貸主の許可さえ得ることができるのならば、旧オフィス→新オフィスの一連の作業を1つの業者にまとめたほうが、手配もスムーズかつ費用面でもお得になります。

    また、最近のニーズを熟知したデザイナーであれば、「あえて原状復帰せず残したほうが物件価値が上がる点」を貸主にうまくアピールしてくれることも。
    築年数が古いオフィスなどは特に、この交渉によって回復箇所を減らせた例も多くあるので、まずは一度契約書を確認し、提案があれば貸主とよく話し合ってみてくださいね。

  33. ソーシャルディスタンスを重視したオフィスデザインとは?

    ソーシャルディスタンスを重視したオフィスデザインとは? はコメントを受け付けていません

    目次

    1.改めて「ソーシャルディスタンス」とは?また、その定義は?


    出典:https://jp.reuters.com/

    もうすっかりなじみ深いキーワードとなった「ソーシャルディスタンス」。social(社会)+distance(距離)の英単語からなる「社会的距離」を示す言葉です。

    このたびの新型コロナウイルス(COVID-19)大流行により、人から人への感染を避けるために提唱され、世界的に浸透しました。「濃厚接触者」に関しても、国では「発症の2日前から、1メートル以内で15分以上接触した人」と定義しています。

    医学的な調査によれば、マスクがない状態での飛沫の飛距離は以下の通り。
    ・呼吸    0.5メートル
    ・普通の会話 1メートル
    ・せき    2~3メートル
    ・くしゃみ  5~7メートル

    せき・くしゃみはエチケットの向上もあり、個々で飛距離を抑えることができますが、一般的なコミュニケーションを取るうえでは、最低でも1メートル、理想としては2メートルほど他者との距離を取ることが重要とされています。

    また、同じように広く認知された「3密」も、感染リスクが高いとされる「密閉・密集・密接」を避けましょうというもの。つまり、お互いの飛沫を避け合うための距離をとる行動が「ソーシャルディスタンスをとる」ということになるのです。

    2.ソーシャルディスタンスを重視したオフィスをデザインする必要性は?


    出典:https://www.wework.com/

    「ソーシャルディスタンス」=「社会的距離」ですが、あくまでこれは物理的な距離を取るという意味であり、社会的関係(コミュニケーション)を断てということではありません。

    テレワーク化したとしても、オンライン上で仲間との交流は必須ですし、物理的な距離を保ちながらも、我々は必ず誰かと協力し合っていかなければなりません。

    足を運ぶ回数は減ったとしても、オフィスの存在はやはり企業の重要拠点。出社の必要があるときも、安心して働ける場所であってほしいもの。

    気温の低下や Go Toキャンペーンの影響など諸説ありますが、各地における感染者数は再び増加傾向にあります。令和元年11月現在、日本でも第三波と呼ばれる感染が広がりつつあり、これから年末に向けてとても心配な状況です。

    専門家による終息についての議論もまだまだ不明瞭な状況ですから、オフィス側は長期戦を想定したデザインを採用しておいたほうが賢明です。

    3.ソーシャルディスタンスを重視したオフィスをデザインするメリットは?


    出典:https://www.gensler.com/

    今は特別「新型コロナウイルス(COVID-19)」対策として重視されている「ソーシャルディスタンス」。冒頭では飛沫の飛距離について触れましたが、なにも飛沫感染で拡がるのは新型コロナだけではありません。

    毎年冬になると必ずといっていいほどニュースに取りざたされるインフルエンザも、同じように人から人へ感染・蔓延してゆくウイルスです。子どもの場合、インフルエンザに罹ったと判明した際は、学校保健安全法により強制的に出席停止とさせられます。

    しかし、社会人ともなると中には自己判断で我慢してしまう人も多く、結果的に社内に広めてしまうケースが後を絶ちません。無論、企業側にはインフルエンザ感染社員に出社禁止命令を出すことは可能ですが、あくまで本人が医師からインフルエンザと診断されていなければ、なかなか判断が難しいところ。

    企業単位でワクチン接種をしている会社もありますが、これも任意であることがほとんどで、また体質的にワクチンが打てない人も存在します。感染した本人が辛いのはもちろんですが、病欠の社員が発生したことによる業務分担も、周囲の社員の負担となりますから、やはりあらかじめ感染症そのものを防げるオフィス造りしておくことには、大きなメリットがあると言えるでしょう。

    4.ソーシャルディスタンスを重視したオフィスをデザインするポイントは?


    出典:https://www.wework.com/

    ソーシャルディスタンスを重視したオフィスデザインのポイントとして、まず一番の問題はデスク配置です。限られたスペースに多くの従業員を収容するという点においては、島型が最も理想的ではありましたが、島型配置のままソーシャルディスタンスを保とうとなると、閉鎖感の強い仕切りを設置せざるをえなくなり、景観や居心地の良さを損なってしまいます。

    そこでオススメなのは以下のようなレイアウト。

    ・スクール型レイアウト

    その名の通り、学校の机の配置のように全員が一方を向くようにデスクを配置します。一部屋における従業員数が多い場合、この方法が最も対面リスクを避けるのに適していると言えるでしょう。

    ・背面式レイアウト

    すべての座席を壁に向けて設置します。これでも対面を避けることが可能となり、飛沫感染を防ぎやすくなります。
    ただし広さによっては空間の真ん中を無駄にしてしまいますので、その場合はうまく空きスペースに共有機材や収納を設置したり、スクール型の応用で部屋中心からデスクを左右に振り分けるように設置するとよいでしょう。

    ・対角線レイアウト

    島型から対角線状にデスクを減らしていくイメージです。正面からは人がいなくなりますが、斜め前には誰かがいる状態なので、適度に他の社員の顔を見ることが可能となります。

    ・フリーアドレス化

    新型コロナウイルス流行よりも以前から人気を博していたスタイルです。メリットは固定されたデスクよりも気分転換が図りやすくなり、新しい発想や人脈が築きやすくなることとされていました。ほぼ自由席となるので、従業員それぞれが意識的にソーシャルディスタンスを保てる居場所を選択することができます。

    ・ホテリング化

    フリーアドレスには唯一ともいえる欠点がありました。それは何となく「特定の人がいつも同じ場所にいる」状況を作り出してしまうこと。これだとせっかくのフリーアドレス化も本末転倒です。そこでフリーアドレスを進化させたスタイルがホテリング。オフィスレイアウトはフリーアドレス同様ですが、その日座るスペースは予約制とするのです。本来のホテリングは従業員自らが座席予約をするものでしたが、「特定の人の占拠」を防ぐためには責任者が割り振りをしてもよいでしょう。社内ネットワークやツールによる管理が可能だと理想的です。

    また、これらデスクの配置に加えて、換気性の向上や動線のコントロールも導入できるとより完璧に近づけることができます。
    入口と出口を分けたり、通路を一方通行化するなどし、日頃からソーシャルディスタンスをとりやすい設計にしておくことが大切です。

    5.オフィスデザインのプロに依頼すべきか?


    出典:https://www2.colliers.com/

    さて、いざデスク配置や動線を見直そう…となっても、簡単そうに思えますがやってみると意外と困難なことも多々あることも事実です。単純にデスクを動かす力仕事だけならば、社内で解決させることもできますが、どのようにスペースを有効活用していけばよいのかが問題です。まして、一度決めたレイアウトを再び構築するとなると、かなりのストレスになるはずです。

    一言にオフィスでソーシャルディスタンスを図ると言っても、企業の規模や従業員数、間取りによってまったく必要事項が異なるのが一番の難点。現在オフィスデザイン業界では、社内のソーシャルディスタンスに関する依頼が最も多い状況です。

    様々な規模のオフィスを手掛けてきたプロならではの見解で、貴社に一番ふさわしいレイアウトプランをご提案することが可能となります。DIYではトライ&エラーにより、スペースのみならず時間と費用までもを無駄にしてしまったという話もよくあるケース。

    これからの季節に備えるためにも、ぜひお早めにデザイナーに相談してみてはいかがでしょうか。デザインの力によって、オフィスワーカーのみなさまの健康維持に貢献できれば幸いです。

  34. 賃貸オフィスや貸事務所の原状回復に関するポイントと相場とは?

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    1.そもそも「原状回復」とは?


    出典:https://pulse.microsoft.com/

    「原状回復」とは、わかりやすく述べると「借りる前の状態に戻す」こと。

    これは民法545条1項でも定められており、借主に義務が生じます。一般の賃貸住宅でも、退去時には不動産会社や大家さんの立ち合いのもと、物件の傷み具合や汚れなどを確認し、修復が必要とみなされればその費用を請求されます。

    この際よほどの汚損がない限り、入居時に収めた「敷金」からハウスクリーニング代を差し引いて返金されることがほとんどです。賃貸オフィスや貸事務所においても、何らかの設備を増設したり、内装に手を加えた場合、それらを撤去して「始めに借りた状態」に戻さなければなりません。

    おおまかなフローは一般の賃貸住宅同様ですが、オフィスの場合はデザインや設備面での改装をしていることがほとんどなので、そのぶん退去にも手間がかかると思っておいたほうがよいでしょう。

    2.原状回復についてのガイドラインは存在するのか?


    出典:https://www.everydayminimalist.com/

    「借りる前の状態に戻す」と言っても、実はすべてを借主が負担しなければならないわけではありません。

    増設した設備や内装は撤去することで無にできますが、借りていた時間、つまり経年劣化や一般的な使用において傷んだ箇所は、原則的に貸主が負担することになっています。

    これらに充てる費用は、借主が支払っていた賃料に含まれていると解釈すればよいでしょう。ですが「経年劣化」や「一般的な使用」という表現は曖昧ですね。

    その曖昧さゆえ、原状復帰工事をどこまで借主が負担するのかでトラブルになることも。実は、賃貸物件におけるガイドラインは、国土交通省により発行されているものの、オフォスに適応されるかどうかと言われると、正直難しいところです。

    国土交通省HP:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について

    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html

    ガイドラインにおいても、あくまで“民間賃貸住宅における…”と触れられており、オフィス規模における原状回復の想定はされていません。
    1人~複数人の家族・知人どうしが住む物件と、数十人以上もの従業員が使用するオフィスでは、損傷や改装の度合いも異なりますし、なかなか同じガイドラインに当てはめることは容易ではありません。

    また、オフィスや事務所向けの場合、あらかじめそれ専用の特約が設けられていることも多く、「経年劣化」や「一般的な使用」においてもその契約内容に従わなければなりませんので、契約書類を再確認しておきましょう。

    ただし、住宅用のマンションやアパートの一室をオフィスとして使用しているなどのケースでは、国土交通省のガイドラインが適応される可能性もあります。いずれの場合も、基本的にはガイドラインより、入居時に交わした契約書の内容が最優先されるという点は同様です。

    3.原状回復のポイントとは?


    出典:https://ofwllc.com/

    それでは具体的に、原状回復をしなければならないポイントとはどういった部分でしょうか。

    オフィス退去における一般的な例としては、

    ・持ち込んだ什器など設置物の撤去
    ・壁や天井に施工したクロス材や塗装
    ・張り替えをした床材
    ・交換したブラインドやカーテン
    ・交換した照明機器
    ・増設した回線やコンセント類
    ・トイレや給湯室など水回りの清掃および交換

    などがあげられます。まず物件をからっぽにするのは引っ越しの際には当然として、オフィス利用ともなると、回線工事やコンセントの増設など、特に電気設備に手を加えていることがほとんどです。

    コンセントを増設している場合、壁側の施工もしなければならないため、内装屋さんと電気屋さんが同時に原状回復工事を進めていくことになるでしょう。

    ついうっかりやってしまいがちなのが、最初に備え付けられていたブラインドやカーテン類を紛失・処分してしまったというケース。この場合同等品を用意するなどして弁償しなければなりません。

    しかしこの¥原状回復、貸主や不動産会社によっては特例も存在します。

    例えば、
    ・回線環境などが現状のままの方が便利である
    ・現状の内装材のほうが今の流行に合っている

    特に築年数の古い物件の場合、のちの入居者にとって付加価値となり得るポイントは、元通りにされてしまうより「残したままでいいですよ」と、かえって歓迎されるケースも。

    思わぬ嬉しい打算があるかもしれませんので、退去の手続きの際に交渉してみるのも一つの手です。

    4.原状回復に掛かる費用の目安は?


    出典:https://www.bimcommunity.com/

    これまでの流れで、一通り原状回復作業のフローはご理解いただけたかと思います。それでは果たして、これらの工事をするためにいったいどれくらいの費用がかかるのか…。退去する側としてはもっとも重視したいポイントですね。

    しかしこの費用の目安というのは、数多くの退去を目の当たりにしてきた我々でも、実はいちばん説明しにくいものだったりするのです。なぜならば、「面積・改装度合い・傷み具合・築年数・立地」によって大きく差がでてくるためです。

    「原状復帰なのに立地?」と思われるかもしれませんが、地価が高いエリアであればあるほど、近隣の工事業者さんの作業工賃も高い傾向にあります。
    これまた曖昧な表現になってしまいますが、“一般的な”使われ方をした場合、オフィスの規模に応じて2~10万円ほどになるパターンが多いと言えます。
    かなり作りこまれたデザイン性のあるオフィスの場合、その何倍になってしまうケースも少なくありません。

    そこで先ほどもご紹介したように、のちの入居者募集にとって付加価値となり得る設備をそのまま残せるかどうかを交渉することで、費用を抑えられる可能性も大いにあります。

    また、契約書にはないはずの、「貸主の希望」が混ざった原状回復以上の工事を求められたというトラブルも、退去の際によくある話。なにかと多忙な引っ越しの時期ですが、しっかり目を通して、不明な点は話し合ってから工事に進めるようにしましょう。

    また、照明やカーテン・ブラインドの類など、DIYで戻せそうな箇所は自身で済ませておいた方がコストも抑えられます。

    5.原状回復をオフィスデザインのプロへ任せるべき理由とは?

    出典:https://www.workspace.co.uk/

    契約内容に目を通してみると、原状回復の工事会社は貸主の指定会社でおこなわなければならない記載されている場合があります。妥協だらけのまま進めてしまうと、必要以上の修復まで負担させられてしまう場合も。

    「契約だから…」と諦める前に、可能な範囲でオフィスデザインのプロの力を借りるのも一つの手段です。引っ越し先の新しいオフィスを任せるデザイン会社に原状回復も任せれば、什器の搬入に二度手間が発生することもなくなりますし、請求書がひとつにまとまる点でも経費管理が楽になります。

    業界ではこのように、退去から新オフィスのデザインまで一括しておこなうことを「ワンストップ」と言いますが、大きなメリットとして依頼主さまの負担が軽減されるという点で、近年注目されているサービスです。

    また、現状のままで付加価値となり得るポイントを貸主に説得する際も、個々で主張するより間にプロが入る方が説得力も増し、スムーズに納得してもらいやすくなります。

    もしも退去に苦労した経験があるようならば、原状回復がしやすいオフィスデザインを依頼するという手もあります。
    心機一転、気持ちよく新しいオフィスへ移行するべく、円滑な退去を目指しましょう!

  35. コロナ禍の今だからこそ、オフィスデザインを見直すべき理由とは?

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    1.コロナ禍の今だからこそ、オフィスデザインを重要視すべき?


    出典:https://www.vitra.com/

    新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、我々の生活様式は一気に変わってしまいました。都市部の交通状況を見ても、以前よりもマイカー移動の人が増え、替わって公共の交通機関を利用する人が減ったように感じます。これにより、鉄道会社にも大打撃をもたらしたほど…と同時に、朝晩の渋滞が以前よりも増えたように感じます。

    緊急事態宣言が解除されて久しくなりましたが、今でもテレワークを継続している企業も多数。通勤スタイルを維持している企業でも、感染対策を講じた上でのオフィスワークとなっています。

    在宅か通勤か、これは業種によりどちらの方がスムーズかハッキリ別れる問題なので、経済を回すことを考えると、一概に甲乙つけがたい選択肢。ですが、企業がある以上、『拠点』であるオフィスの存在はエネルギーの源です。今後も必要不可欠と言っていいでしょう。

    専門家目線でも、具体的に「いつコロナ禍が終息するか?」については見通しが立っていない模様。そうなれば、我々はオフィスデザインによって、従業員が安心して働ける環境を手掛けていかなければならないと考えます。

    そのためには当然、今までのトレンドとは異なる新たなオフィス設計をしなければなりません。

    2.アフターコロナの時代におけるオフィス移転やデザインのポイント


    出典:https://www.uschamber.com/

    主だったオフィスのトレンドとして、ストレスフリーを求める傾向が強くなりました。空間を広く見せることにより圧迫感を減らし、円滑なコミュニケーションを図ることを求めつつ、同時に適度なプライバシー(“監視されている感”を減らす、遮蔽物による視線のコントロール)は確保するスタイルが人気でした。

    気分転換や必要に応じてマイデスクを離れられる、フリーアドレス化も急激に増加しましたね。作業に集中したいときは他人の目線を気にせずに、けれど会話が必要になった際は、パッと顔を上げればオフィス全体が見渡せる…そんな空間が理想とされていたのです。

    ですがそんなデザインも、座席の感覚を開けたり、島型を撤廃したり、ビニールカーテンやアクリル板などで人と人を遮らなければならなくなりました。
    加えてリモート化や時間差通勤などを導入。部署によってはビフォアコロナとは大きく人の流れが変わったのではないでしょうか。

    当然のことながら、在席社員数の減少・パーテーションや換気の都合により、間取りの活かし方にも変化が生じます。もし今オフィスの移転や改装を検討中であれば、これらをポジティブに捉え、

    ・フレキシビリティー
    ・無駄な空間の見直し

    の2つのポイントを意識してみましょう。
    『フレキシビリティー』は、簡単な手作業で模様替えができるオフィスと考えればわかりやすいかと思います。在席社員数に合わせてソーシャルディスタンスを保てるよう、手軽にずらせるデスクを導入するなど。『無駄な空間の見直し』については、物件を狭くするということではありません。

    むしろソーシャルディスタンスを保つため、人数が減ってもそれなりのスペースは確保したいもの。具体的には、オンライン化が進んで不要となった会議室や、運用が難しくなった食堂などを減らしていこうというものです。いらない部屋をなすことができれば、その分壁が減りデスクスペースに回すことができます。そうすれば、おのずと換気もしやすくなり、『フレキシビリティー』もより導入しやすくなります。

    3.海外の現状については?


    出典:https://blog.mazemap.com/

    まだまだ日本国内も油断ならない状況ですが、海外でもとりわけ欧米は、日本以上に厳しい状況下に置かれています。「なぜ日本と流行規模が異なるのか?」については、民族的な遺伝要素やコミュニケーション方法の違いなど、諸説ありますがこの問題に関しては専門外となってしまうため、ここでは割愛させていただきます。

    そんな海外における現在のビジネススタイルですが、大方の予想どおり、日本より圧倒的にリモートワーク率が高いようです。もともと欧米の方がノマドワーキングなどの普及が早かったため、この点に関しては日本ほどの戸惑いもなく順応しやすかったのでしょう。

    だからと言って、オフィスを放棄してしまっているわけではありません。

    ・エントランスに消毒ルームを設ける
    ・前項でも触れた『フレキシブル』なデスク設置
    ・水場やゴミ箱は直接手を触れなくてもいいよう、センサー式のものへ付け替える

    など、やはり日本同様に力を注ぎつつ、通勤スタイルに向けた見直しもされています。いくらリモートワークの順応性が高いといっても、やはり直接コミュニケーションを図れることは何よりの原動力。日本でも海外でも、人間という社会的生物が本能的に求めるモノであることは間違いないでしょう。

    4.新型コロナウィルス終息を前提としたオフィスデザインをすべきか?


    出典:https://www.bostonherald.com/

    よく巷では、コロナ終息予測の1つの目安として、スペイン風邪の終息に2年を要したことが挙げられます。楽観的に考えれば、スペイン風邪が流行したのは約100年前。当時よりも格段に進歩した医療があれば、それより早く終わるのかもしれません。

    しかし医療の発展とともに、ウイルスも未知の種類が発見されていく世の中です。果たしてスペイン風邪と比較して終息時期が予測できるのか…専門家にとっても非常に難儀かと思われます。

    コストのかかるオフィスデザインなだけあって、「今だけ」のコロナに左右されるのは不本意という思いもあるでしょう。ですが、新型コロナウイルスが流行した昨冬は、皆が感染対策をしたがゆえにインフルエンザ感染数が抑えられたというデータも出ています。

    社会的注目度は違えど、インフルエンザもコロナ同様、1つの集団で誰かが罹るとそこから蔓延してしまうウイルスです。コロナもワクチン普及が期待されているところですが、簡単に接種できるインフルエンザワクチンですら、流行の型が違って効果がない場合も多々あります。

    とあれば、新型コロナウイルス対策用にデザインされたオフィスに投資しても、「いかなる流行り病でも蔓延しにくいオフィス」という面では決して無駄にはならないはず。

    例え軽い風邪だったにせよ、感染しない・させないに越したことはありません。

    5.結論:今後、オフィスはどう変化していくのか?


    出典:https://www.steelcase.com/

    オフォスデザインに関しては、コロナ終息に関係なく「働く人々の健康を守る」要素が今後マスト案件となりつつあります。かつ従来求められていた、企業イメージやデザイン性の高さなども、需要が減ることはないでしょう。

    それらを複合していかに優れたオフィスを創るか、我々デザイナーにとっても正念場と言える時代です。

    また、働く人々もコロナ禍において、

    ・無駄だった会議
    ・意義のなかった飲み会

    などがなくなった点は良かったと話す人も、実は意外と多くいるのです。

    出社の手間が省けるリモートワークも、決してメリットばかりではありません。原動力の源となるオフィスは、「新しい生活様式」の良いところは継続しながら、今後もその存在意義は消えてなくなることはないでしょう。

    他しかなのは、従業員が健康でないと会社は回らないこと。そしてその健康も、個々の努力だけでなく、企業でサポートすることも必要であること。
    今後、オフィスデザインは「健康」のバックアップ役も担っていくことになるでしょう。

  36. オフィスデザインを依頼するとき、信頼できそうな業者の見極め方とは?

    オフィスデザインを依頼するとき、信頼できそうな業者の見極め方とは? はコメントを受け付けていません

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    なにかしらのターニングポイントがきっかけとなることが多いかと思います。頻繁にあることではないからこそ、どの業者に依頼したらいいかが悩みどころ。納得いく仕上がりにするためにも、最初の業者選びが肝心です。

    1.インターネット上の口コミはアテになるのか?やはり王道は紹介?


    出典:https://www.freepik.com

    「オフィスデザイン」と検索するだけでも、実にたくさんのデザイン会社がヒットします。まず業者HPを覗いてみれば、さまざまな施工事例やノウハウ、お客様からの声など、いいこと尽くめになっているのは当たり前。ウェブサイトのレイアウトがオシャレだとひと際目を引いてしまうこともありますね。
    片っ端から電話をかけて、対応の善し悪しで判断するという手法もありかもしれません。

    しかし、まだ下調べの段階では、とりあえず評判収集くらいにとどめておく方がほとんどでしょう。どんな分野にせよ、最も手っ取り早いのは口コミをチェックすること。

    ハウスメーカーなどの口コミサイトが存在するので、オフィスデザインも…と思いきや、意外なことに「オフィス」に特化したレビューサイトは、ほぼ皆無なのが現状です。

    そこで頼みの綱となるのがSNSの投稿ですが、今度はあまりの情報量の多さから「っどこも似たり寄ったりなのではないか…」と思ってしまうことも。そうなると、知人や取引先などが、過去に依頼したことのある業者を紹介してもらうのが一番リアリティがありそうです。

    ですがそんな紹介もアテにできそうにない場合、やはり自力解決していくしかありません。それならば、どういったポイントで信頼できそうな業者を選んでいけば良いのでしょうか?

    2.依頼する企業の設立年や規模は重視すべきか?


    出典:https://www.childrenfirstamerica.org/

    未知の業者の情報収集を始めるにあたり、大抵はまず「会社概要」から信頼度をはかっていくことになります。ここで漠然と、「老舗だから安心」「規模が小さくて無名なのでは…」といった想像を巡らせがち。

    しかしながら、オフィスデザインの場合、必ずしも経営年数の長さや資本金・従業員数の多さが実力に繋がるとは限りません。デザイン会社の設立自体、そこまでの資本金がなくても可能ですし、従業員数も少数精鋭で尽力していることだってあり得ます。

    それに、設立年が新しいのも、実績のあるデザイナーが独立したパターンがほとんどなのです。ですから、実力面においては、あまり設立年や規模に左右される必要もないでしょう。

    ただし中には、デザインのセンスはあっても経営力が乏しい業者も存在します。そうなると最悪の場合、いざ施工が始まってから途中で工事が中断してしまった…なんていうこともあり得ますので、やはり一度しっかりとコンタクトを取り、担当者の対応から不安要素を減らしておくことが大切です。

    3.ウェブサイトのデザインや雰囲気、実例集は参考になるか?


    出典:https://www.childrenfirstamerica.org/

    下調べの段階でやはり気になるのが、デザイン会社のウェブサイトの雰囲気や事例集。オフィスをデザインする“センス”は、ウェブサイトのデザインにも現れると言っても過言ではありません。

    さらに美しさに加え、必要な情報へのアクセスのしやすさも兼ね備えている業者が、最も親切といえるでしょう。PCからでもスマートフォンからでもきちんと見やすいメニューが表示されているかも、ポイントが高くなる要素です。

    反対に、オシャレでも簡素過ぎて、ただ「お問い合わせください」とだけなっていると、果たしてそれは自信の表れなのか、ウェブ作成が間に合っていないのか、消費者サイドとしては考えあぐねてしまいます。(もちろんそれでいい仕事をするデザイナーさんもいますが…)

    それから依頼者が最も必要としているのが、やはり事例集の存在です。そのデザイン会社の力量を知るのに一番便利で、また、ここから最近のトレンドや新たな発見をすることもあるかもしれません。

    ただ、1点忘れないでいただきたいのが、事例集の写真はほとんどの場合、完成直後であり、無人の状態で撮影されていること。また、カメラワークや広角レンズなどで、実際よりも広々と感じるように写っていることもあり得ます。

    実際には、そこへオフィスの従業員や仕事道具などが加わることになりますから、極端に美化しすぎず、雰囲気を掴む程度に考えておいたほうがよいでしょう。

    4.得意分野を即答できるかどうか?


    出典:https://officesnapshots.com/

    さて、おおかた下調べを済ませたら、実際に業者へ問合せをしてみましょう。経験上では、この段階でそれなりにデザインの方向性が固まっている依頼者さんがほとんどですが、中にはまだどのようなテイストにしたらいいか、複数パターンで迷っている方もいらっしゃいます。

    そこで依頼主とオフィスデザイン事務所の相性を判断するのに、「得意分野を即答できるか」を一つの指針としてみてはいかがでしょうか?デザイナーにも個性が存在するので、Aは小規模オフィスが得意、Bは特定の建材を活かしたデザインが得意、Cは海外経験がある…など、得意分野や目の付けどころがそれぞれ異なるもの。

    もちろんサービス業でもあるため、極力どのような依頼にも寄り添うべく尽力しますが、やはりどのような疑問にも正直に回答してくれる業者を選びたいところ。

    デザイナー在籍数が多い会社であれば、あなたの依頼によりふさわしいと思える担当者を選んでくれるはずです。

    5.ワンストップで依頼できる業者に任せるべきか?


    出典:https://www.startupguys.net/

    オフィスデザインについて調べていると、「ワンストップサービス」という、ちょっと聞きなれないキーワードを目にすることがあるかもしれません。
    これは簡単に説明すると、物件探し(新設・移転の場合)・デザイン・工事・引っ越し・什器調達・設置まで、1つのデザイン会社がすべてまかなってくれるシステムを言います。

    つまり、お客様側がそれぞれの工程を複数の業者に依頼する必要がなく、デザイン会社だけを窓口とすることで、完成まですべて済んでしまう大変便利なサービスでもあります。

    ・メリット

    煩わしいやり取りが最短の手数で済む。業者間で重複してしまう項目分のコストが削減できる。1社がトータルで手配するため、非常にスピーディな作業が可能。各作業間での意思疎通が図れるため、考案通りの仕上がりが実現。ローンを組む場合、二重ローンを組む必要がない。

    ・デメリット

    オフィス家具などは自分たちで手配したほうが安く済む場合がある。1社が保有するプランに委ねるため、物件の選択肢などが狭くなる可能性がある。
    迅速さ重視のため、工程によっては専門外の者が作業する場合がある。トータルで依頼するため、担当者との相性の善し悪しに大きく左右される。

    一見便利なサービスですが、窓口が1つであるゆえに、担当者との意思疎通が非常に肝要となるものです。また、お客様側に一部工程のコネやDIY知識がある場合は、そちらに頼ったほうがその分コストが抑えられる場合もあります。

    ですが完成までの時間は大幅に短縮できるシステムなので、決め手としては予算や予定次第と言えそうです。

    6.最後の決め手は担当者の人柄なのはどの分野でも同じ?


    出典:https://www.rawpixel.com/

    ウェブでどんなに理想的な施工例を見たとしても、実際に問い合わせた際、いい加減な対応をされたらどうでしょう?実力のある、見た目は素晴らしいデザインだったとしても、やはり担当デザイナーの人柄と相性が合わなければ、もしかしたらその素敵に見える“施工例”も依頼主の理想通りではなかったかもしれません。

    オフィスデザインの依頼は、それなりの金額が動くもの。やはり、納得できる仕上がりを叶えるためには、担当者のマネジメント能力と人柄が決め手です。あなたの理想にしっかりと耳を傾けることはもちろんですが、工事担当などの下請け業者とも円滑な関係を築けていないと、後々工事面での手抜きが見つかった…なんていう事態にもなりかねません。

    施工例の写真や価格だけに捉われず、できるだけ多くの候補とコミュニケーションをとることをおススメします。

  37. 小規模オフィスのデザインを依頼したときの相場とは?

    小規模オフィスのデザインを依頼したときの相場とは? はコメントを受け付けていません

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    こだわりのオフィスにしつつも、いかにコストを抑えるか…担当者の悩みの種でもありますね。今回はその相場についてはもちろん、どのようなポイントで値段が左右されるかに触れてみたいと思います。

    1.小規模オフィスのオフィスデザインの相場の目安とは?


    出典:https://www.contemporist.com/

    みなさんが一番気になるであろうオフィスデザインの相場。一般的に、20~50万円くらいとなるケースが最多です。それでは「この30万円の振れ幅はいったいなぜ…?」というと、デザインのグレードや面積(坪数)、間取りの形状に左右されることがほとんどです。

    今回は主に小規模オフィスにスポットを当ててのお話なので、面積(坪数)に関する部分よりも、デザインをどの程度まで突き詰めるかによって価格が変動すると考えてもらえればいいでしょう。

    また、仮にまったく同じデザインのオフィスを複数業者に見積もってもらったとしても、値段の差が発生することは珍しくありません。デザイン会社によって算出の仕方もさまざまなため、あくまで上記価格は目安となりますが、おおよその予算は先にハッキリ伝えておくとスムーズです。トータルの出費としては、ここへ内装・電気工事費を足した金額となります。

    2.オフィスデザインの「範囲」とは?


    出典:http://www.home-designing.com/

    我々デザイナー目線では、完成形のオフィスすべてが「デザイン」と考えます。ですが、まさかデザイナーが水道工事や電気工事など、別途専門知識が必要な分野までカバーできるものではありません。

    実際に施工が始まれば、たくさんの人の力を借りて完成を目指すのです。ではデザイナー・設計者が携わる「範囲」とは、クライアントの意見を聞きながら、そのイメージを図面に落とし込んでいく作業がメインです。

    具体的には、以下3項目が、デザイナーの腕の見せどころといえるでしょう。

    ・コンセプト考案

    ずばりどのようなイメージのオフィスを体現したいか。企業イメージや色合い・風合いなど、形容の部分となります。ここからデザインを発展させていくことになるので、例え漠然としたイメージであっても、そのインスピレーションは後々非常に大切なデザインソースとなっていくのです。

    ・ゾーニング

    オフィスという場である以上、働く場所として目的を果たした空間に仕上がらなければなりません。
    普段どのような使われ方をするオフィスなのか、従業員のワークスタイルや来客の頻度など、用途に応じて空間の区分けをおこないます。

    ・レイアウト設定

    さて、コンセプトとゾーニングが揃ったら、いよいよイメージしていたオフィスが具体化します。最初に決めたイメージを守りながらも、実際に人が使用する場所として成り立つよう、什器の設置スペースや動線も重視しながら完成図へと進めていきます。

    これらの要素が確定すれば、あとは必要な什器の調達および、内外装の工事業者さんとタッグを組んでオフィスの具現化に努めます。

    3.オフィスデザインが高額になりがちなケースとは?


    出典:https://retaildesignblog.net/

    はじめに「デザイン相場+内装・電気工事費=目安」とお伝えしましたが、思わぬ落とし穴で高額になってしまうケースも存在します。予算を出す際には、以下のような場合にも着目しましょう。

    ・高級建材を取り入れたケース

    例えば床・壁や什器類に、無垢の木材を使用したいとなった場合、値段が大きく跳ね上がってしまいます。オフィスの改装なんてめったにない機会だからこそ、ついこだわりを詰め込みたくなるものですね。最近では木目調の建材であっても、かなりハイクオリティな仕上がりとなりますが、無垢材でも木の選択次第では低コストで収めることが可能です。サンプル材やカタログを吟味して、落としどころを考えておくとよいでしょう。

    ・旧オフィスの現状復帰(引っ越しの場合)

    お引っ越しして新たなオフィスを構える際、旧オフィスが賃貸物件だった場合は原則「現状回復」をして明け渡さねばなりません。最初に敷金が発生している物件ならば、それも原状回復工事費用に充てることとなります。この出費は、旧オフィスにどの程度手を加えていたかに左右されます。
    また同時に、不用品の処分費用も計算しておく必要があります。これが思わぬ出費となる場合も…。

    ・オフィスのインフラ面を大がかりに変更するケース

    電気設備やネットワーク、水道の取り回しなど、元の状態から大幅に変更しなければならない場合は工事費用がかさみます。あまりにこだわり過ぎてしまうと、あっという間に数百万となってしまうパターンも…。物件に初めから備わっている配線・配管をなるべく生かしたレイアウトであればあるほど、工事費用も安く済みます。

    4.相見積もりをすべきか?オフィスデザインを安く抑えるには?


    出典:https://www.inc.com/

    このように小規模オフィスであっても、意外に必要なプロセスが多いことがおわかりいただけたでしょうか?無論、すべてをプロに任せれば確実かつ迅速であることが魅力ではありますが、依頼側としては出費は楽観視できません。

    そこでまず相見積もりをして、それぞれのデザイン事務所の書面を眺め、「これは本当に必要かどうか?」「A社とB社の違いはなにか?」といった項目を探すことをおすすめします。相見積もりをとることにより、業者への価格交渉をおこなうこともできますし、そこから必要なモノと不要なモノが見えてくることも。

    もしかしたらその中に、自分たちで解決できそうな項目が含まれているかもしれません。

    ・什器類の仕入れ

    ワンオフ作成の依頼でもない限り、基本的にはデザイナー側がコンセプトにのっとった品物を仕入れます。もちろんオフィスデザインにふさわしいこれぞといった逸品ヲチョイスしますが、当然その売買に関する中間マージンが発生します。社内にインテリアのセンスに長けた者がいるならば、什器は自分たちで選ぶのもアリかもしれません。

    ・配線の末端

    照明器具や通信機器など、なるべく最後の配線をDIYすることでもコストを抑えることが可能です。もちろん床・壁・天井内の配線は電気屋さんでなければ触れませんが、表に出ているコンセントやモデムからの設置であれば素人でもおこなえます。

    このような依頼に不慣れな場合、1社からの見積もりだけで納得してしまう場合もあるでしょう。ですが見直しや交渉により、数十万単位で変わってくることも…!時間の許す限り、できるだけたくさんの見積もりを集めましょう。

    5.値段だけで選んでも大丈夫か?それ以外のポイントとは?


    出典:https://www.inc.com/

    前項では簡単に節約術をご紹介しましたが、値段に関して留意しておいてもらいたいことがあります。簡単に言ってしまえば、依頼主とデザイナーとの相性です。

    価格競争も大切ではありますが、この「相性」が合致しないと、やはり思い通りのオフィスを手に入れることができなくなってしまいます。特に小規模オフィスである場合、経営者だけでなく現場従業員の声も通りやすい傾向にあります。

    デザイン会社やデザイナー個人には、ある程度得意分野や持ち味というのも存在しますが、まずコミュニケーション能力ありき。クライアントの声を聞きもらさない度量が備わっていなければなりません。

    ・専門用語もなるべくわかりやすい言葉でしっかり説明してくれる
    ・漠然としたイメージでもくみ取ってくれる

    値段だけにとらわれず、話がしやすいと感じるデザイナーに託すことも重要なポイントです。相見積もりとともに、それぞれデザイナーごととの相性にも着目してみてくださいね。

  38. オフィスデザインの際、新型コロナウイルス感染対策で押さえておきたいツボ

    オフィスデザインの際、新型コロナウイルス感染対策で押さえておきたいツボ はコメントを受け付けていません

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    1.オフィスデザインの際、新型コロナウイルス対策を講じなければならない理由


    出典:https://www.bluespotfurniture.com/

    春ごろまではリモート化していた企業でも、再び出社して働くスタイルに戻しているところは少なくありません。もちろん現在でも順調にリモートワークを確立できている職種もありますが、やはり長年“出社”が当たり前だった背景を考えれば、オフィスで仕事をするのが一番スムーズだと感じざるを得ない面もあるでしょう。

    経済を回していかなければならない我々にとって、オフィスにおける新型コロナウイルス感染対策は素通りできない問題です。感染そのものを避けたいのはもちろんですが、悲しいかな、職場で「コロナ感染者第一号」となってしまった人が、誹謗中傷を受けてしまうという話も耳にします。

    健康面での心配よりも、その後の立場を気にしなければならないなんて、働く世代にとってはただただ気重。個人の生活様式も大切ですが、やはりオフィスデザインの見直しによって、従業員に安心をもたらすのも企業努力の1つです。

    2.新型コロナウイルスによって、オフィスはどう変化したのか?


    出典:https://frameweb.com/

    従来のオフィスと言えば、部署やチームごとにデスクを繋げた「島」をいくつも作るのが主流でした。こうすることで、円滑なコミュニケーションを図っていたのです。
    無論、新型コロナの影響さえなければ今でも支持されていたスタイルでしょう。しかしながら、飛沫による感染が主とされるコロナに対して、対面・至近距離での会話はリスキーです。

    ある調査によると、飛沫の飛距離は
    ・呼吸    0.5メートル
    ・普通の会話 1メートル
    ・せき    2~3メートル
    ・くしゃみ  5~7メートル
    との報告が上がっています。

    そこでマスク着用がスタンダード化されたのは言うまでもありませんが、さらにアクリル板や透明ビニールカーテンなどで従業員間を仕切ることが、いっきに普及したのです。
    そこからさらに「島」化をやめ、すべてのデスクを一方向に並べて対面を避けるなど、可能な限りで飛沫感染を防ぐようになりました。これが主なオフィス内におけるソーシャルディスタンスと言えるでしょう。

    3.オフィスデザインをする際、気をつけなければならないことは?


    出典:https://intoconcept.com/

    マスクの着用・じゅうぶんな換気・せきエチケットetc…動作で気を付けることはもちろんですが、ハード面においては、やはり「島型」のデスク配置は見直しましょう。

    DIYで設置したビニールカーテンやアクリル板も、応急処置としては有効なものの、ときにはオフィスの見栄えを損なってしまうこともしばしばです。間取りに応じて、過度に圧迫感のない透明度のものや材質を選び、できる限りインテリアの雰囲気を壊さないようにしたいもの。

    ついたて付きのユニットデスクであれば、そのまま並べても統一感が得られますが、後付けの仕切り板であれば、今後の必要性に応じて移動や撤去がしやすい設置方法が良いでしょう。

    小規模なオフィスの場合、空間も什器もフレキシブルなタイプを取り入れて工夫します。具体的には、その場その場で簡単に移動できるテーブルやパーテーションを用いて、小規模であってもその日の出社人数に合わせて配置換えをするのです。

    そうすれば限られたスペースでも、個人作業やミーティングなど、用途に合わせて適切なソーシャルディスタンスをコントロールできるでしょう。「新しい生活様式」がいつ終わるのか、それとも延々と続くのか、そう見通しが立つことはないかもしれません。

    となれば、オフィスデザイン側が今後どのような事態になっても、柔軟に対応できるように構えておくことが大切です。

    4.新型コロナウイルス感染対策に有効なインテリア事例集


    出典:https://wamu.org/

    大規模なオフィスの場合、急に島型を解消するのは困難かもしれません。その際はこのような形で一定の距離を保てば、キレイにデスクを並べた状態でも人と人との距離を作ることが可能です。お互いが両手を広げて届かないくらいであれば、ちょっとした会話における飛沫もさほど問題にならずに済みます。


    出典:https://www.steelcase.com/

    広々としたスペースがあり、大きな採光窓があることにより、仕切り板による圧迫感が薄れることも。取り外しが可能なタイプであれば、場面に応じて別の場所でも活用できます。


    出典:https://www.zgf.com/
    ユニットデスクで必然的にスペースが確保できていると、「いかにも」なコロナ対策らしくなく統一感が演出できます。加えて背中合わせに座るように配置してあり、作業中の視線対策にも一躍買っています。


    出典:https://www.wework.com/
    意識的にソーシャルディスタンスを生み出すならば、フリーアドレススタイルもおすすめ。マイデスクに縛られず、個々で密を避けることが可能です。


    出典:https://www.admiddleeast.com/
    フリーアドレスに近い形でマイデスクを使用するならば、拡散型のレイアウトを取り入れてみてはいかがでしょうか。この事例では壁に向けてデスクを配置することで、他社に飛沫が飛ばないようになっています。ほかにも美しくレイアウトされたオブジェクトが、移動時の動線を区切る役割も果たしています。

    5.新型コロナウイルス感染対策において「あると親切な」アイテムは?


    出典:https://www.aliexpress.com/

    什器の配列による工夫も大切ですが、感染対策に貢献してくれるアイテムにも目を向けてみましょう。日頃から手指の消毒には心掛けているでしょうが、無意識のうちについマスクの外側など、不衛生な部分に触れてしまうこともあるはずです。

    それに共有機器やドアノブなど、不特定多数の人がさわるモノを消毒するのはなかなかの手間。換気も兼ねてドアストッパーを使用したり、建造物との兼ね合いで可能であれば扉を自動ドアに替えるのも手段の1つ。

    共有スペースにあるごみ箱は、フタが足ペダル式になっているものや、センサーで開閉するタイプだと安心です。また、あくまで実験段階での話なようですが、シャープのプラズマクラスター技術がコロナウイルスの不活化を実証したとのニュースは記憶に新しいですね。

    今後一般生活環境下においても、この技術が有効だと確認されれば、空気清浄機の見直しもおおいに検討の余地があるでしょう。クロスや床材の各メーカーも、浮遊ウイルス不活化のための新素材を次々とリリースしています。

    6.重要なことだけに、外部のオフィスデザインのプロに委ねるべきか?


    出典:https://paramountinteriors.com/

    目下、新型コロナウイルスへの対策論として講じるべきオフィスデザイン。ですが今後、幸いにもコロナ禍から解放されるときがやってきても決して無駄となるものではありません。

    世界的に見ても、コロナ対策をしたことにより、今年のインフルエンザ患者数は例年と比べて大幅に少なかったようです。これは明らかに、ソーシャルディスタンスを取り入れたことによる賜物でしょう。

    であれば、今コロナ対策として見直そうとしているオフィスデザインは、今後も私たちの健康を守ってくれるに違いありません。突貫工事のように取り付けたアクリル板やビニールカーテン、インテリアとして長く付き合っていくならば、なるべく外観を損なわない形でデザインに溶け込ませるのが得策です。

    また、「脱島型」も、従来のデスクをそのまま配置替えするだけで美しくまとまるとは限りません。やはり新しい生活様式には、それ相応のデザインが必然となってきます。

    流行り病にも順応しつつ、従来の意味合いでのオフィスデザインにも重きを置くなら、やはり一度はプロに委ね、インテリアそのものも未来を見据えた形に変えてみてはいかがでしょうか?

  39. 独立や開業を目指している方にこそ知って欲しい、オフィスデザインのツボとは?

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    目次

    1.「オフィスデザイン」とは何を意味するのか?


    出典:https://www.oktra.co.uk/

    みなさんは、「デザイン」という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

    オフィスを設計する我々は、その仕事を「オフィスデザイン」と呼んでいます。

    オフィス(職場)をデザインする…となると、漠然とファッショナブルなオフィスにすることを連想する方も多いようです。

    デザイン【design】

    ①下絵。素描。図案。
    ②意匠計画。製品の材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。「建築―」「衣服を―する」
    (※広辞苑より抜粋)

    「美的造形性」の部分に着目すれば、それも間違いではありません。しかし「技術・生産・消費面からの各種の要求」、この部分も重要です。つまり、「総合的造形計画」が伴えば、例えそれがどのような品物になろうとも、「デザインした」と言えるのではないでしょうか。

    ちょっとややこしい話になってしまいましたが、つまるところ「オフィスデザイン」とは、1つのオフィスが創られるたび、必ず通過しなければならないプロセスなのです。

    2.そもそも、オフィスをデザインする必要はあるのか?


    出典:https://www.rapinteriors.co.uk/

    それならば、「オフィスをデザインする必要性」を問われると…?

    前項でも触れたように、「美的造形性・技術・生産・消費面からの各種の要求」このうちどれか必要と感じた要素を考慮したならば、それはすでに「デザインされた」も同然です。

    しかし極論を述べてしまえば、デザインの世界には「正解」が存在しません。もしくは、人の数だけたくさんの「正解」があるとも言えます。その「正解」を少しでも100%に近付けようと尽力し、できるだけたくさんの人に喜んでもらえるオフィスを創りあげること。

    それこそが、我々プロにとっての「オフィスデザイン」です。働く人々にとって、1日の大半を過ごすことになるであろう空間。来客からの印象はどうか、動線レイアウトに不便はないか、間取りを活かしきれているか、会社のイメージに沿っているかetc…

    さまざまな要望に適ったオフィスを創ることは、間違いなく企業の未来を明るいものにしてくれるはず。より多くの「正解」を見出したいと願うならば、ワンランク上の次元でオフィスをデザインする必要性は大いにあります。

    3.オシャレに見せることだけがオフィスデザインではない


    出典:https://www.space-pod.co.uk/

    独立や開業を目指している方は特に、最初が肝心と思われているでしょう。その意気込みは、間違いなくオフィスデザインにも反映されるはず。オリジナリティへのこだわりは、注目度・期待値のUPとともに、ライバル社との差別化を図る有効な手段です。

    そんなクライアントさんからの要望で多いのは「とにかくオシャレにしてください」というもの。独立・開業を決めたとなれば、今が一番心が燃え盛っている時期でもあります。

    加えて、努力して工面した予算と、今後その場所がご自身の拠点となりうるならば、自分好みのオシャレなオフィスを構えたい気持ちは実によくわかります。

    とてもワクワクする瞬間ですが、「とにかくオシャレに…」と決める前に、ほんの少しだけ、客観視してご自身のオフィスを思い描いてみてください。

    ・業種のイメージを無視してはいないか?

    ・企業として信頼を得やすいイメージになるか?

    ・オシャレと奇抜さをとらえ違えていないか?

    ・飽きが来るようなデザインではないか?

    ・飽きても簡易的なリフォームで解決できそうか?

    ・将来的に従業員数はどれくらいになるか?

    ・他者とのコミュニケーションが図りやすい雰囲気になるか?

    ・ハード面(外観)だけにとらわれていないか?

    スタートからあまり抑制をかけすぎるのも良くないとは思うのです。しかし、「オシャレさ」だけでなく、使い勝手はもちろん、将来どのような規模になっているか、できるだけ継続して使っていけるデザインかどうかも考慮しましょう。

    もちろん「オシャレ」なことは悪いことではありません。その際は、「とにかくオシャレに…」といった漠然としたものでなく、ニーズと業種に合った確かなイメージの確立がポイントです。

    4.立地もオフィスデザインに含まれるのか?


    出典:https://collectorandco.tumblr.com/

    立地とコストは、ほぼ比例すると言ってもいいくらい無視できない問題です。同じ賃料でも、交通の利便性が高ければ高いほど、広い空間を入手することは難しくなってきます。

    立地は、直接的にオフィスの「デザイン面」にはかかわってきませんが、企業イメージを左右させる重要なポイントになることは間違いないでしょう。

    多くの企業や個人事業主が、ブランドビルのテナントに入りたがったり、東京でいえば千代田区や港区などの住所を取得したがるのも、このためです。また、比較的大都市へ簡単にアクセスできる地方の新幹線停車駅付近のエリアも人気があります。

    社員数によっては交通費がネックにはなりますが、主にリモートで進められる業務であれば、たまの交通費よりも、間取りが広くて都市部よりも新鮮に感じられる空気のもとで働けます。

    地域活性化のため、都市部から地方へ移住してきた起業家への助成金・補助金の類を用意している自治体もありますから、ぜひチェックしてみてください。
    こういった制度を利用して、古民家などをリノベーションしてオフィスにしている企業家も存在します。都市部とはまた違ったアプローチができるのも魅力です。

    6.一般の方がツボを理解してデザインできるのか?その道のプロに委ねるべきか?


    出典:https://www.workspace-resource.com/

    先にも説明したように、デザインの世界には「正解」が存在しません。だからこそ楽しくもあり、やりがいのある世界でもあるのですが、せっかく予算を費やしてデザインするとなれば、極限まで「正解」と感じられるモノに近付けていかないと、無駄に終わってしまうことすらあるのです。

    人はなにか新しいものと遭遇した際、まずは第一印象で判断するもの。新しく参入した会社が、どのような見た目で、どのような立地にあるのか…そんなことだけで判断されてしまいがちです。

    それに対抗すべく、オフィスデザインがあなたの強い味方となるわけですが、デザインの「ツボ」を理解できるかどうかで、得るものと失うものに大きな違いが生じます。

    1つの正解がないからこそ、一般の方がオフィスを創ることも可能ではありますが、「ツボ」を取り違えてしまうとなかなか人が寄り付かなかったり、デザインのトライ&エラーで出費を重ねてしまうことにもなりかねません。

    それを防ぐためにも、まず企業の段階では、デザイナーに委ねてみてはいかがでしょうか?

    基本さえしっかりしていれば、後々の小規模リフォームは予算を抑えてDIYにする、なんていうことも容易くなります。幸先よい未来へ向けて、プロが手がけた安心感とともに、あなたのオフィスを始動させてはいかがでしょうか?

  40. 全社員が女性の企業がオフィスをデザインするときに気をつけるべきことは?

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    1.担当者(またはリーダー)をどうやって決めるのか?


    出典:http://topazandsapphire.com/

    いざオフィスを創ろうとなった際、ある程度DIYで挑戦するか、もしくはプロに委託するか…
    どちらの場合においても、窓口となる担当者(リーダー)の存在は不可欠です。ではいったい誰が適任なのでしょうか?

    1.経営者

    いわずもがな、社の代表なので、当然の権利でもあるでしょう。
    ただしこの場合、日々出社して自身もオフィスを利用していて、なおかつプレイングマネージャーとして業務もこなしているような立場の者でないと、従業員目線でのデザインは難しいかもしれません。

    2.入社後数年経過した若手社員

    個人の裁量も増える中、まだ新入社員だったころの記憶も新しい若手社員は、『ひととおりオフィス内を査定した人材』と言えるでしょう。新入社員だとまだ理想やビジュアルだけが先行してしまいがちですが、一人前になった若手社員ならば、経験とその若さから、目新しいアイディアを生み出してくれるであろう存在です。

    3.稼ぎ頭のベテラン精鋭社員

    ただでさえ慌ただしく活躍するなか、オフィスデザインの担当になっているヒマなどない…と言われてしまうかもしれません。
    ですが、日々能率的に動ける存在だからこそ、案件の大小にかかわらず有益なアイディアに最短で導いてくれる頼もしい存在です。他の社員からは発せなかったドストライクな意見でも、リーターシップの持ち主だからこそ声をあげられるという強みもあります。

    4.子育て世代の社員

    いざママになってみると、今まで全く着目しなかったような点に気付くことがあるものです。その着眼点をオフィスデザインに発揮すれば、バリアフリーで誰もが過ごしやすい空間を創り上げることができるでしょう。また、「子供を産んでも仕事を続けられるかどうか」と悩む若手社員の後押しにもなります。

    2.人間関係を重視すべきか?


    出典:https://howtospendit.ft.com/

    前項では一例として4パターンの担当者をあげてみました。

    ですが他にも、「インテリアや美術方面の経験がある」「普段からセンスがいい」などの理由で担当者を決めてもよいでしょう。個々の適正能力も大切ですが、ぜひ心に留めておいてほしいのは“人間関係”です。

    企業の規模および従業員数にもよるので一概には言えませんが、オフィスデザインともなれば、社のイメージに直結する一大プロジェクトですから、やはり人間関係は無視できない要素となります。

    ワンマンになってしまうことのないように、さまざまな意見を取り入れ統括できる人材が適任です。

    3.オフィスの色合いを決めるときに気をつけるべきことは?


    出典:https://thebeholdr.com/

    仕事もプライベートも、カワイイものやキレイなものに囲まれたいと思うのは女心ならでは。特に人気なのは、ピンクや水色、イエローなどパステル調の色合いです。

    それからホワイトも、本当の真っ白なのか、やや色味の入ったアイボリー寄りなのか…同系色であっても細かな差を気にするところも、女性ならではのこだわりといえるでしょう。

    基本的には優しいカラーリングが好まれます。

    周囲の色が明るいと、照明の光も拡散されることになりますので、顔色も活き活きと映るのがメリットです。ただし、中には過度に“女性らしさ”を押し出すことを好ましく思わない人もいることを忘れてはなりません。

    また、全社員が女性であっても、来社するお客さんの性別の比率なども考慮します。バランスを取るのであれば、基本となる色はパステル調などかわいらしい色を取り入れつつも、木材・石材・金属などの風合いをミックスさせるのもオススメです。

    自然素材は万人受けされやすいものなので、もし今後男性社員を雇用することになった場合にも、受け入れてもらいやすいデザインに仕上がります。

    4.ミーティングルーム 兼 ランチスペースはありか?


    出典:https://hubblehq.com/

    最近では、フリースペースと称した、文字通り多目的に使える空間を設けたオフィスも増えています。小規模なミーティングから個別作業、小休憩やランチスペースとして活躍するので、物件内の省スペースにも繋がります。

    また、フリースペースとまではいかずとも、空いているミーティングルームをランチにも利用可としている企業も。

    これを女性オンリーなオフィスで取り入れることについて、実際そこで働く人々はどのように感じているのでしょうか?

    ◆肯定派

    ・「小さな会議室がいくつかありますが、ランチ時に使われることはないのでアリです」
    ・「テナントもそう広いわけではないので、何にでも使える多目的スペースとして、お昼にはお弁当をもって使う人も多いです」
    ・「綺麗で眺めもいいのであいていれば使うことにしている」
    ・「わが社では定期的にミーティングランチもあるので、特に抵抗はないです」
    ・「ドアも閉まるし、食堂よりも気にせずおしゃべりができて良い」
    ・「フリースペースがあります。もともと大勢で群れる習慣がない社風なのか、休憩時間はみんなご飯やメイク直しなど、黙々と好きなことに使っていますね。多くても2~3人程度です」

    ◆否定派

    ・「仕事で使っているスペースだと、あまり気分転換にならない」
    ・「うちはいつ休憩時間に入るかは個々で違うので、フリースペースでおしゃべりの声が目立つと気が散ります」
    ・「なんとなく場所が会議室なので、結局ランチ中も仕事の話になりがち」
    ・「社員数が多いから、12時になったら早々に埋まってしまう」
    ・「個室のミーティングスペースは、いつも同じ人たちが占領してしまっている感じです」
    ・「午後イチで会議がある場合、資料を並べるのに途中で追い出される」

    なるほど。双方納得の意見が出そろいました。
    ただ以外だったのは、「会議室が汚い」という声は皆無だったこと。これは女性主体の会社ならではの、手入れの行き届きがあってこそでしょう。兼用の空間にする理由としては、やはり高いテナント料とスペース確保の問題もありそうです。

    『ミーティングルーム 兼 ランチスペース』

    この賛否については、部屋数や従業員数に大きく左右される…といった面が大きいと言えそうです。

    5.これだけは避けたいNGな項目とは?


    出典:https://ssir.org/

    これまで当ブログでは、オフィスにおける女性のトイレ問題についてたびたび触れてきました。全社員が女性なら、この問題も難なくクリアできる!そう思われるかもしれません。

    ですが、今回のケースにおいて言うなれば、男性用トイレの存在を無視することは避けなければなりません。女性しかいないオフィスでも、男性が来社してくる可能性が全くゼロとは言い切れません。

    取引先や営業の来訪・一時的な出向社員・将来男性を雇用する可能性etc…。

    女性しかいない会社ともなれば、男性だってお手洗いを利用する際はナーバスになるものです。また、現在なかなか表には出さないかもしれませんが、さまざまな性的マイノリティの人がいることも見逃せません。

    女性が働きやすい素敵なデザインのオフィスを創るのはとっても素敵なことですが、トイレなどのデリケートな設備面に関しては、万人に対応できるようにしておきましょう。

    6.外部のオフィスデザインのプロに委ねるべきか否か


    出典:https://www.refinery29.com/

    デザインのテーマを決めるだけならば、女性ならではの敏感な目線で順当に決定してくことが可能でしょう。しかし実際にカタチにしていくとなれば、ただ見た目が美しいだけではダメなのです。

    消防法や労働安全衛生規則など、法的なノウハウも非常に重要なものとなってきます。

    冒頭でもお話したとおり、いくら担当者(リーダー)を決めたとしても、専門外の知識にまで頭を悩ませていては、日常業務にも支障がでてしまいますよね。
    そこでお手伝いをできるのが、オフィスデザインのプロという存在です。

    従業員数や業種、オフィスの面積など、経験を生かしてあなたの会社にピッタリな提案を導き出すことが可能となります。「最も肌色が良く見える調光は?」「男性用トイレはどうしたらいい?」「人間関係が円滑になるインテリアは?」

    オフィスにまつわるさまざまな疑問、ぜひプロに問いかけてみてくださいね。

  41. オフィスをデザインするとき、働く人に色が与える影響について考えてみる

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    1.オシャレなオフィスデスクがあるだけで印象は変わるのか?


    出典:http://www.getdigsy.com/

    オフィスをデザインするにあたって、避けては通れないのが配色の問題です。クロス材や床材などのカタログを見ていると、実にさまざまな種類があって、あれこれ目移りしてしまいますよね。

    悩ましくもあり楽しくもあるカラーコーディネートですが、いったいオフィスではどのような色を取り入れるべきなのでしょう?結論からすると、“避けたい色”に正解はありません。

    つまり色の選び方は自由なのです!思い思いの色を操り、夢のようなオフィスを創り上げる…実に素敵なことですね!かといって、あまりに無差別的に色組み合わせをしてしまうと、あらぬ失敗の元になるので、基本はしっかり押さえておきたいところ。

    インテリアにおいては、以下の3つのカラー構成が『7 : 2.5 : 0.5』となるのが黄金比とされています。

    ●インテリアカラーの黄金比●

    *ベースカラー(7割) 床・壁・天井
    コーディネートの基礎となります。ベーシックで飽きの来ない色がオススメ。

    *メインカラー(2.5割) カーテン・ブラインド・デスクや収納などの什器類
    面積の大きなアイテムで構成されるため、空間のイメージを決定付けます。

    *アクセントカラー(0.5割) スタンドライト・額や時計などの壁飾り・置き物
    メリハリを演出します。小物主体なので遊び心を発揮しやすいポイントでもあります。

    迷った際はこの黄金比を基本として配色していくとスムーズです。では、実際にどのような色を使うのが効果的なのでしょうか?オフィスにおいて、心に働きかける色合いや、イメージ戦略となる色使いを提案していきます。

    2.落ち着いて仕事に集中したい場合


    出典:https://scottbrownpainting.com/

    おススメカラー◆青・緑・茶

    青は空の色、緑は森林の色、茶は大地や木々の色…。

    いずれも自然界において粛々と存在する色味です。これらの色は私たちの心に安心感や安定感をもたらし、万人から受け入れられやすい特徴を持っています。青・緑はいわゆる寒色となりますが、茶は明るめの木材などを取り入れれば温もりを感じることもできます。

    とりわけ内勤が多い部署においては、長時間デスクに向かって仕事をするため、自然とテリトリー意識が強まります。よって、心が安らぐ明るい色味の木材などを取り入れつつ、観葉植物などを添えて“マイブース”を演出するのが効果的。

    反対に外勤が多い部署にとってのデスクは、自分の持ち場に戻ってこれたからこそリラックスしたいものです。慌ただしく渉外にいそしんだ後は、心身ともにクールダウンできる青系の色味を取り入れるのがオススメ。

    ただしあまりにもコントラストを強くしすぎてしまうと、かえって逆効果となります。あくまで爽やかさを演出する程度に取り入れるのが望ましいでしょう。

    少々青がくどすぎると感じる場合には、メインカラーとアクセントカラーで自然素材のアイテムとバランスを取ることにより、うまくまとめることが可能です。

    3.働く人の気分を高揚させたい場合


    出典:https://www.easterngraphics.com/

    おススメカラー◆赤・橙・黄

    戦略的な意見を湧きあがらせたい会議室など、働く人の気分を高揚させるためには赤やビタミンカラーなど、ハッキリした色を取り入れましょう。ベースカラーとして全面的に取り入れる手法もありますが、はじめの一歩としてオススメなのは、ポイント使いをしていくこと。

    存在感の強い色なので、“やりすぎ感”がないように心がけたいものです。

    会議はデスクワークよりも視点移動が広くなるので、これらの色はアクセントカラーとして添えることから始めてみてはいかがでしょうか?モノトーンの空間にビタミンカラーが添えられるだけでも効果は絶大。

    メリハリを感じることにより、脳が活性化して気分の高揚に繋がります。

    心を興奮させやすい色味なので、ベースカラーとして採用する場合には、“ポップ調”を狙ってみるなど、あえて少し“外し”気味にすることで抜け感が得られます。

    4.会議室や休憩室などオフィス内の場所ごとに必要な色を使い分けてもいい


    出典:http://thand.info/

    前項まででご紹介したのはカラーコーディネートのほんの一部分ですが、大まかな色による視覚的効果がお分かりいただけたでしょうか。「オフィスを構える」となると、ついすべての部屋を統一しなければならないように思いがちですが、たくさんの空間があればあるほど、ぜひ楽しみながら配色してみてください。

    例えばエントランスからそのまま通路へ通じるような場合、ある程度双方に統一感があったほうが見栄えしますが、扉で仕切られた向こう側は別のテーマで構成されていても構わないのです。

    有名企業のオフィスにも、部屋ごとにさまざまな国をイメージして作られたワークスーペースが展開されていたり、すべての部屋にそれぞれのテーマカラーが設けられている例もあります。

    会議室においても、戦略的な議題の際は前項で提案したような暖色使い…

    総括や計画発表など、耳を傾けることがメインとなる場合にはモノトーンや自然色を…

    といった具合に、複数の会議室を用途別にデザインするのも有意義です。せっかく一息つける休憩室も、ワークスペースと似たり寄ったりな構造ではリラックスできません。

    緑や花を連想させるような配色で、癒しの効果を演出するだけでも、ちょっと仕事から離れて頭をリセットすることが叶います。

    5.コーポレートカラーを積極的に取り入れる場合の注意点は?


    出典:https://www.trendir.com/

    さて、自由な配色でオフィスを彩るとなっても、やはり大切にしたいのがコーポレートカラーです。看板・エントランス・名刺など、さまざまなところに取り入れられるこの存在は、主に社外の人に自社を強く認識してもらうために必要不可欠。

    エクステリア・インテリアにおいて、どのように使うのが効果的であり、また、取り入れる場合の注意点はどういった事柄なのでしょうか?もっとも功を奏すのは、言うまでもなく来訪客をもてなす空間に取り入れることです。

    エントランスからお客様が来社し、応接室へお通しならば、このルート上にコーポレートカラーを配色しましょう。この動線上に自社の色があることにより、統一感と信頼性を演出することが可能です。

    また、配色だけでなく、調光にも気を配ることを忘れずに。趣のある間接照明でのライティングもオシャレではありますが、一番大切なのはコーポレートカラーとお互いの顔がハッキリと見て取れること。

    おもてなしの場にふさわしい、明るくクリアな空間をもって信頼を勝ち得ることがポイントとなります。ぜひ万人に伝わる“わかりやすさ”を意識してみてください。

    6.結論:色によって、働く人のモチベーションに変化はあるか?


    出典:https://sarahospitalityusa.com/

    例えばプレゼンの資料を作成するにあたって、重要なポイントは目立つ色を使ったり、グラフを色分けしたり、さまざまな工夫をすることかと思います。日々当たり前にやっていることですが、これがあるからこそ見やすい資料になるわけです。

    たくさんの人が「見やすい」と感じる書面も、色分けによるメリハリがあるからこそ頭に入ってきやすくなるものです。こうして考えてみると、オフィスにおけるインテリアカラーにも通じるものがあると思えてくるのではないでしょうか?

    社内での一日の過ごし方は、部署によってさまざまなスタイルが存在しますが、絶えず同じ場所で変化なく過ごしていると、おのずと閉塞感を抱きかねません。
    そんなときに視覚から気分を入れ替えることができるのが色の魔法なのです。

    『ここぞという時に真価を発揮したいとき』『頭の中を整理したいとき』など、シーン別に誰もが働きやすくするためにも、ワークスペースの配色にぜひ一工夫凝らしてみてはいかがでしょうか?

    悩んだときは、冒頭でお話した“インテリアカラーの黄金比”を思い出してくださいね。

  42. オシャレなオフィスデスクを使ってオフィスをデザインする

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    我々日本人の大半にとっては、フリーランスの方をのぞいて、会社員の方にとっては珍しいものでした。本来のメリットよりも、「コロナ対策」として一躍有名になった労働スタイル。ですがテレワークありきでも、やはりオフィスの存在は企業にとって必要不可欠です。

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    1.オシャレなオフィスデスクがあるだけで印象は変わるのか?


    出典:http://startground.co/cheap-modern-desk/

    いかがでしょう…インテリアと調和がとれていますか?改めて良いデスクだなぁと感じることができますか?我々人間が何か“作業”をするにあたって、ほとんどのシーンにおいて“台”となるものが必要不可欠。

    食事をしたり、キッチンで料理をしたり…いつでもそこにはテーブル・カウンターの類がありますね。同様にオフィスにおいても、デスクはマストな“台”であり、それ相応の面積を占めている什器のひとつ。

    そんな大型アイテムだからこそ、デスクの存在1つでオフィスの印象をガラリと変えてしまうことも可能です。日常業務に欠かせない大切なパートナー『オフィスデスク』がオシャレになるだけでも毎日が楽しくなるもの。

    インテリアにマンネリを感じたら、思い切ってデスクを新調してワンランクアップを狙いましょう!

    2.オシャレなデスク+収納術


    出典:http://startground.co/

    デスクのリニューアルにあたって、同時進行しなけれなならないのが収納の見直しです。チェスト一体型のデスクを選ぶもよし、別途ラックを設けるもよし。ついでに不用品の断捨離もできると一石二鳥。デスクも収納も、選択の決め手は間取りの面積と使用人数です。

    それなりの広さがあるオフィスなら、動線や目線をコントロールするべく、ラックをパーテーションとして使うのもオススメ。

    出典:https://bene.com/en/

    ▲ミーティングスペースとフリースペースを収納で区切った例。これなら双方の目線が遮られ、集中力と安心感が保てます。

    一人当たりの占有スペースが大きいならば、L字型などの変形デスク+一体型のユニット収納も高級感があって素敵です。

    出典:http://web.shopfriant.com/
    ▲振り向くだけで様々な物にアクセスでき、作業効率がアップしますね

    人数分のデスクだけで精一杯になってしまうようならば、サイドワゴンなどと呼ばれるキャスター付きの引き出し収納がぴったり。全く別々にして使用することもできるので、再度模様替えをしたいときなどに自由が利くのも嬉しいポイント。

    出典:https://secure.img1-ag.wfcdn.com/
    ▲必要に応じてデスクの外に配置することも可能。移動が簡単なので、掃除がしやすい点でも重宝

    3.オシャレなチェアにもこだわりたい


    出典:https://www.overstock.com/

    スクとくれば、チェアの存在も忘れてはなりません。とりわけオフィスチェアは、デザインのみならず座り心地にも着目する必要があります。イス選びを間違ってしまうと、ことデスクワークに関しては肩こり・腰痛などさまざまな症状を引き起こしてしまうことも。

    一昔前の事務用イスは、快適性を求めるとなかなかオシャレとは程遠いものがほとんどでした。ですが現在では低予算でも、見た目と機能美を兼ね備えたオフィスチェアがたくさん発売されています。

    デザインが統一された『デスク・ラック・チェア』の3点セットは、最短で完成形のオフィスに仕上げたい方にオススメ。1つ1つ自己流で見繕いたい派なら、実店舗での試座や信頼できるECサイトでのレビューチェックをして選びましょう。

    高さ調整ができない場合、使用するデスクとのバランスも考慮します。

    4.オシャレなデスクを活用したオフィスの事例

    それではオフィスデスクの真価を発揮した、素敵なインテリアを見てみましょう。


    出典:https://www.vitra.com/

    DARK ROOMというテーマでデザインされた会議室。アルミニウム削り出しのデスクに、差し色としてイエローが使われているモダンな印象。あえて異なる3種類のチェアが並べられているところにもこだわりが感じられます。


    出典:https://www.vitra.com/

    広さを生かしてテーブルをデスクにした例。大きなテーブルでも白をもちいることにより、明るさをもたらします。脚にはキャスターも付いているので、必要に応じて作業台にすることもできます。


    出典:https://www.pinterest.jp/

    両隣との境が簡易的な収納になっている木製デスク。卓上にラックがあっても、起立時に全体を見渡せるほどの高であれば圧迫感もありません。また、木目の風合いはどんなインテリアにも馴染みます。


    出典:https://www.agati.com/

    ラウンドテーブルを用いた変形レイアウトもインパクト大。中央のS字ユニットが主役となり、作業内容や人数に応じて自由な使い方ができるフリーアドレスオフィスです。


    出典:https://www.agati.com/

    ラウンドテーブルを用いた変形レイアウトもインパクト大。中央のS字ユニットが主役となり、作業内容や人数に応じて自由な使い方ができるフリーアドレスオフィスです。


    出典:https://www.pinterest.jp/

    同一のデスクが一方向に向けて並べられているオフィス。サイドワゴンはL字配置にすることもできるので、非常に汎用性が高く、手狭なオフィスでも重宝する存在。


    出典:https://www.salvioniarredamenti.it/

    変形タイプの中でも取り入れやすい豆型デスク。角のない優しい形なので、ランダム配列にするのもGOOD。周囲の什器にも曲線が用いられることで、統一感が増しています。


    出典:https://www.archdaily.com/

    照明とデスクのラインを統一した例。こちらのオフィスは面積がありますが、このように天井と床の設置物を同一ラインにする手法は、小さなオフィスでも実現可能です。


    出典:https://www.houzz.com/

    モダンさと可愛らしさを兼ね備えたミニオフィス。奥行きがあって便利なため、あえてダイニングテーブルが採用されることも。チェアを増やせば複数人で使えるところも、選ばれるポイントです。

    5.結論:オシャレなオフィスデスクがもたらす効果とは?


    出典:https://www.overstock.com/

    もはやオフィスの花形と言っても過言ではないデスク。これは空間の大小に関わらず当てはまること。デスク及びその周辺を新調するだけで、さも新しい環境でスタートを切る気分になること間違いなしです。

    また、人間の心理とは正直で、見栄えが良い品に対しては愛着がわき、整理整頓しようと心が働きかけるもの。そのような精神的な向上が、積もり積もって業績をもより良い方向へ導いてくれるのではないでしょうか。

    毎日向き合うものだからこそ、ぜひこだわりのデスクを迎えて心機一転を図りましょう!

  43. テレワークが普及しても、オフィスを構えるべき3つの理由とは?

    テレワークが普及しても、オフィスを構えるべき3つの理由とは? はコメントを受け付けていません

    我々日本人の大半にとっては、フリーランスの方をのぞいて、会社員の方にとっては珍しいものでした。本来のメリットよりも、「コロナ対策」として一躍有名になった労働スタイル。ですがテレワークありきでも、やはりオフィスの存在は企業にとって必要不可欠です。

    目次

    • 1.小規模でもいいので、ベース(拠点)となる場所が必要
    • 2.いざというとき、社員が集まれる場所が必要
    • 3.対外的に企業の信用度を誇示する意味でもオフィスは必要
    • 4.オフィスが不要と思われる業態とは?
    • 5.考察:このままテレワークが一般化するのだろうか?
    • 6.結論:やっぱり企業にはオフィスが必要だ
    • 1.小規模でもいいので、ベース(拠点)となる場所が必要


      出典:https://theblog.adobe.com/

      規模に限らず、企業である以上ベース(拠点)はなくてはならない要素です。たとえ少人数であっても、自宅であっても、働く場所である以上そこがあなたの“オフィス”です。使用する機材の数はまちまちで、中にはPC1つですべてをこなしてしまう方もいるかもしれません。でも、例えノートPCやタブレットであっても、ビジネスに欠かせない大切な機材ですね。

      そういった類のものが揃う場所こそ、紛れもなく企業のベースとなるわけですから、明確な拠点がないという事態はほぼあり得ません。普段、コワーキングスペースなどを利用することが多いにせよ、“定位置”があってこそ、世に知らしめることのできる“企業”としての顔が成り立ちます。

      また、“テレワーク=情報が点在している”点も念頭に置く必要があります。もしその情報が高いセキュリティレベルを求められる重要機密であったならば、従業員個々が持ち出すのはいささかリスキー。やはり拠点は必要不可欠となるのです。

      2.いざというとき、社員が集まれる場所が必要


      出典:https://www.vergouk.com/

      LINE WORKS、ZOOM、べルフェイスetc…離れていても、オンラインを介して社員間のコミュニケーションや商談がこなせる時代。いずれのサービスもリアルタイムで通じ合うことが可能ではありますが、日々仕事をしていると、どうしても手に取って確かめたいモノや、直接その目で触れたいモノもありますね。

      こう考えてしまうと、まだまだリモートワーク後進国である感じは否めません。ですが、ここ数か月でリモートワークに対する意見をつのると、やはりいざというときは、社員が集まれる場所が必要であることが実状です。

      しかしこれは必ずしも懐古的な理由だけで指摘されているわけではなく、リアルならではの人と人とのつながりを求めた結果であり、人間という生物として至極自然な欲求でもあるのです。

      もちろん今は極力他者との接触を避けるべきときではありますが、「いざとなれば集まれる場所」があるだけで、絶対的な安心感が生まれるでしょう。その都度、レンタルオフィスを借りるのも手間ですし、なんだか落ち着きませんよね。

      3.対外的に企業の信用度を誇示する意味でもオフィスは必要


      出典:https://meritinteriors.com.au/

      もし新しいクライアントを探さなければならなくなったとします。当然、企業側でもそのクライアントの情報収集をしていくことになるわけですが、もしそこで、先方の所在地が不明瞭であったなら、どう思うでしょう…?

      もちろん中には、電話番号とメールアドレスだけしか公開せずとも、クオリティの高いことで評判を得ている企業も存在します。しかし、まだまだ「住所がない」ことに対して、ビジネスの世界はそれほど寛容ではありません。

      需要が伸びているレンタルオフィスでも、ブランド力のある住所が決め手で契約したというユーザーは数知れず。東京においては、やはり千代田区や港区の住所を取得できることが強みです。

      かつ、そのオフィスに人の気配が感じられ、いざとなれば訪問可能であればあるほど、より信用度は増してゆきます。たとえテレワークが大半であったにせよ、企業の顔としてオフィスの有無は非常に大きなメリットをもたらします。

      大なり小なり、“見栄”も商戦の一種なのです。

      4.オフィスが不要と思われる業態とは?


      出典:https://meritinteriors.com.au/

      「それでも今こうしてテレワークができている。オフィスなんて不要だ」

      こうした意見が多いのは、主としてクリエイター業やエンジニア業の方々です。その他、俗にいう『ホワイトカラー』の職種であれば、かなりの業態がテレワークのみでも業務を遂行できる可能性を秘めています。

      自身のノウハウと相応のスペックを備えたPCさえあれば、場所を問わず働けるのはごもっともと言えるでしょう。コミュニケーション面に関しても、複数チャンネルを駆使すれば、別件の会話を同時進行させることだってかなうのですから、オフィスにいるときとほぼ同等のパフォーマンスが発揮できます。

      そうなってしまうと、オフィスを構えることは、無駄な経費を生み出すだけ、無駄な通勤時間が増えるだけ、と思えるかもしれません。今日日、コロナ禍による経済的不安も増しつつある中、コスト削減に取り組むならば当然オフィスの賃料・維持費も槍玉に上がってしまうでしょう。

      改めてオフィスの必要性について、考えなければならない時代に直面していることは間違いなさそうです。

      5.考察:このままテレワークが一般化するのだろうか?


      出典:https://workspace.digital/

      以前もお話したように、テレワークにはメリット・デメリット双方あります。良くある未来の話をすれば、最終的には生活に関わるほとんどの労働力がAIに取って代わられるかもしれないわけで、オフィスの必要性低下もその序章と言っても過言ではありません。

      しかし、速いと思える技術の進歩も、一般市民の日常へ浸透するには意外と時間を要するもの。まだまだマンパワーがなくてはならない時代です。現に、緊急事態宣言が解除されたとたん、テレワークから出勤型の業務形態に戻した企業が一体どれほどあったでしょう。

      新しい生活様式を求める中でも、「出社」を選択した企業が大半を占めています。「もしかしたら別にテレワークでもいいのかもしれない」そんな思いがありつつも、やはり国民性とでも言いましょうか、会社に行ってこそ仕事になるという思想はまだまだ続くものと思われます。

      現在、社会人の中で“デジタルネイティブ”と呼べる層は、まだほとんどが新入社員~中堅手前くらい。本当の意味でテレワークが一般化する時代が来るのは、もう十数年先となるかもしれませんね。

      6.結論:やっぱり企業にはオフィスが必要だ


      出典:https://www.glasscubes.com/

      今、本当に必要なものはなにか…それを見極めなければ簡単には生き残れない時代に突入しています。低迷している経済をいかにして盛り上げていけばよいのか、未来の働き方とはどのようなものなのか、錯綜の中で生きるのは実に悩ましい問題。

      私たちオフィスデザイナーも、日々時代に沿ったオフィスの在り方を模索しなければなりません。時の流れとともにオフィスの使われ方は変わってゆくことでしょう。
      しかし、その必要性は決してなくなることはないと断言します。

      どのような業種であれ、いつ誰が訪れてもいいオフィスがあるだけで、社会的信頼を得られるのはもちろんですし、オンラインのみに頼り切らず、人と人との直なふれあいもビジネスには欠かせない要素だと考えているからです。

      WEB上でも完結してしまうことと、そうでないこと。大切なのは1つの流行だけにとらわれない柔軟性。目で見て、手で触れることのできるオフィスという存在は、ホームページだけでは表現しきれないリアルならではの味を醸し出すことがかなうのです。

      斬新なビジネススタイルにもアンテナを張り巡らせつつ、従来の様式の良い点にも目を向け、オフィスワークとテレワークの両立を図ることこそ、どんな逆境にも負けない礎となるに違いありません。

  44. テレワークが一般化しつつあるいま、使い勝手の良いオフィスデザインとは?

    テレワークが一般化しつつあるいま、使い勝手の良いオフィスデザインとは? はコメントを受け付けていません

    目次

    • 1.新型コロナウイルスの影響で急激に普及したテレワーク
    • 2.テレワークのメリットとは?
    • 3.テレワークのデメリットとは?
    • 4.これからのオフィスデザインに求められることとは?
    • 5.結論:テレワークが一般化しつつあるいま、使い勝手の良いオフィスデザインとは?
    • 1.新型コロナウイルスの影響で急激に普及したテレワーク


      出典:https://www.shrm.org/

      これまでテレワークは、ノマドワーカーや一部のフリーランスの方々がおこなうくらいで、一般の会社員にとってはあまり縁のないものでした。しかし新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務にシフトせざるを得ない状況となり、今回初めてテレワークデビューをした方が大勢います。

      いくら日々の業務でネットワークを駆使していると言えど、急に自宅で仕事をするように命じられ、最初は戸惑いを覚えた方も多いでしょう。ピーク時と比較すれば若干落ち着きを見せたコロナウイルス。

      緊急事態宣言の解除とともに、通勤が復活となった会社員の方も相当数いるようですが、なるべくであれば、収束までは極力テレワークを取り入れてほしいという国の方針は健在です。

      快適なテレワークのために、まず私たちはどのようなポイントに着目すればよいのでしょうか?

      2.テレワークのメリットとは?


      出典:https://yolo-base.com/

      何といっても、通勤をすることなく、朝起きたら自宅でそのまま仕事にとりかかることができるのが、最大のメリットと言えるかもしれません。都市部での朝の通勤ラッシュは、それだけでエネルギーを吸い取られてしまうほど。

      コロナ対策として、時間差通勤を導入している企業もあるようですが、それはそれで生活リズムが狂う原因にもなりかねません。オフィス勤務と違い周囲の目がないため、不用意に気を張る必要もなく、与えられた期日さえ守れば自分のペースで業務をこなせるのがいいですね。

      ちょっとしたあくびをしても睨まれる心配もありません(笑)。コミュニケーションが必要な際にのみ、オンライン会議やチャットに応対すればいいだけなので、あらかじめ会議の時間がわかっていれば、それまで身だしなみを整える必要もありません。

      極端に言ってしまえば、1日中パジャマ姿でも働けてしまいます。対人時の気遣いが不要な点も、大きなメリットと言えそうです。また、自炊派の人にとっては、朝お弁当作りのために早く起きる必要もないですし、お昼も自宅で済ませることができるなど、業務の合間に家事をはかどらせる“ながら作業”ができるのも嬉しいですね。

      3.テレワークのデメリットとは?


      出典:https://thriveglobal.com/

      一見、出社よりも「気楽・気まま」かのように思えるテレワーク。ですがそんなメリットの中にも落とし穴があると感じている人も多いようです。例えば、この気楽さゆえに、モチベーションを失ってしまうことも危惧されます。

      個々の性格次第ではあるものの、多少は監視の目がある方が、気持ちも引き締まると感じる人は少なくない様子。ほかにも、個人の裁量をこなす分には構わないが、いざオンライン会議をするとなった際、お互いの回線速度が異なることによる音声・映像の遅延にイライラしてしまう…という意見も耳にします。

      「いざ」という時には直接対面して解決したほうが早いと感じる場合もあるでしょう。また、冒頭でも触れたように、現在では徐々に通勤体制へ戻している企業も多数存在しています。

      そんな人たちから聞こえてくるのは、決まって「長らく在宅勤務だったので、五月病みたいな憂鬱さを感じる」という声。経済的にコロナの影響を直に受けた業種では、テレワーク中も仕事そのものが少なかったという要因もあるようです。

      今まで我々日本人のほとんどは、ネクタイを締めて家を出て気持ちを仕事モードに切り替える…といったルーティンが当たり前でした。その点において、テレワークは公私の境があいまいになりやすいのが、デメリットと言えそうです。

      4.これからのオフィスデザインに求められることとは?

      いずれにせよ、「無駄な通勤」が省けるのは企業にとってもコスト削減に繋がります。新型コロナウイルスのせいとはいえど、一度新たな経験をした企業にとって、今後も経済的なメリットを考慮すれば、決して一時の流行ではなく、今後も定着していくと思しきテレワーク。

      そんな新しい環境には、どういったオフィスデザインがふさわしいのでしょうか?ここではオフィスと自宅を2つの職場ととらえ、そのニーズに迫ってみましょう。

      ・オフィス


      出典:https://www.beatnik-inc.com/

      オフィスワーカーがテレワークを導入しやすくするには、まず職場にフリースペースを設けることが大切です。1つのデスクに縛られず、ネットワークさえ繋がれば、オフィスのどこにいても働けるスタイルを目指しましょう。

      フリースペースを設置するだけで、オフィスを現代的に見せることもできますし、デザインの選択肢がいっきに拡がります。人は少し場所を変えただけでも、脳がリセットされるもの。1人で集中力を高められる半個室や、少人数で肩を並べながら作業ができる風通しのいいスペースなど、フリーアドレス化されることにより新しいアイデアが生まれやすい雰囲気を作るのです。

      こうすることにより、従業員間にも“新しさ”への意識が高まり、いつオフィス出社が必要で、なにが在宅でもこなせる業務かが明確になっていくことでしょう。

      ・自宅


      出典:https://www.spacesworks.com/

      今後ますます増えていくであろうテレワーク。メリットの方が大きいと判断されている傾向ですから、今後は新型コロナウイルスと関係なしに一般化してゆくことでしょう。

      それでも一般企業が、すべての業務をテレワークに切り替えることはまず不可能です。ときには文字やモニター越しだけでなく、直接コミュニケーションをとることも大切。

      決してオフィスが不要な場所になるわけではありません。先に紹介したフリーアドレス化の例もそうですが、これからのオフィスには多様性が求められます。

      1つの使い方だけにこだわらず、さまざまな使用方法が可能なスペースがあることで、オフィス全体のデザイン性もランクアップさせることが可能となります。

      また、各専用ルームにとらわれない間取りづくりは、あまり使われない無駄な部屋を排除するきっかけにもなりますから、この点も長い目で見れば生産性の向上に直結します。

      フリーアドレスというと、海外の広大なビルを構えた企業のイメージが強いかと思われますが、工夫次第では少人数制の狭いオフィスでも設計できるもの。

      未来を見据えたオフィスデザインで、今後また新しい働き方が定着した際も、いち早く順応できるようにスタンバイしましょう!

  45. 子連れ出勤のパパ・ママにも優しいオフィスデザインとは?

    子連れ出勤のパパ・ママにも優しいオフィスデザインとは? はコメントを受け付けていません

    目次

    1.子連れ出勤の現状とは?


    出典:https://www.cpacanada.ca/

    景気が安定していて、旦那さんが終身雇用で安定した収入を得られることが当たり前の時代背景であったことが大きな理由でしょう。ですが現在では、結婚後も仕事を続けたいという女性が増え、子育てとの両立をしながら働くライフスタイルが珍しくはなくなりました。

    産休・育休で一時的に職場を離れても、その後は再び会社に復帰することになるわけですが、当然復職後は、幼いわが子を保育園に預けなければなりません。

    希望する保育園に入れるか否かの倍率は、自治体によってまちまち。当たり前となりつつある仕事と子育ての両立も、まだまだ低いハードルとは言えなさそうです。

    一方で、『子連れ出勤』という働き方も存在します。保育園に入れないから…という要因も子連れで出勤が支持される理由の1つですが、目の届く範囲にいたほうが安心ということでもニーズが高まっているようです。

    “仕事と子育ての両立”と聞くと、働くママさんを連想しがちですが、パパさんからの要望も少なくはありません。欧米と比較して、まだまだ国内ではマイノリティな存在ですが、そこにはどういったメリット・デメリットが潜んでいるのでしょうか?

    2.子連れ出勤のメリットとは?


    出典:https://www.marketwatch.com/

    ・預け先探しに翻弄されることなく職場復帰することが可能

    過密した都市部では、受け入れてくれる保育園を探すのにも一苦労。そろそろ育児休暇が終わるのに、なかなか園が見つからない…そんな悩みからも解放されます。
    やむなく幼稚園を選択した場合、仕事が終わる夕方まで預かってはもらえないことがほとんどです。そうした際、子連れ出勤が可能であれば、幼稚園が終わり次第わが子を職場に連れてきて、引き続き労働するなんていう選択肢も増えるでしょう。

    ・常に目の届くところに子供がいるので安心して働ける

    小さなうちは、急な発熱や遊んでいる最中のケガなどで、保育園からの呼び出しがあることもしょっちゅうです。仕事をしていても、「今日は電話が来ませんように…」とハラハラしながら働くパパ・ママも少なくありません。

    子供ならではのトラブルはつきものですが、職場から離れた園から連絡が来るよりも、同じ社内ですぐに変化に気付ける方が安心感も高まりますし、早めに対処することが可能となります。

    また、子供が小学校に上がっても、低学年のうちは長期連休中に留守番させるのは心配ですね。休みの少ない業種にとって、学校が休みの日に子供を連れることができるのは心強いでしょう。

    ・就業中でもささっと授乳ができる

    子供の成長には個人差があるもの。産後、約1年の育児休暇が終わったからといえど、まだまだ乳離れができない子もたくさんいます。これに関してはママ限定のメリットですが、近くに子供がいてくれれば、母乳を要求されたときも、席を離れてササっと授乳しに行くことができますね。

    ・社評も上がり、従業員間でも“子供がいても働ける”意識が強まる

    まだまだ世間的には少ない『子連れ通勤』。この風潮が広まれば、子育て世代の労働者にとって非常に好印象な企業となります。また、社内に普段から当たり前の存在として子供が過ごしていることにより、今後出産を考えている社員にとっても安心感が芽生えます。
    周囲の従業員にとっても、“会ったこともない他人の子供”より、“いつも顔を見る子供”の方が、自然と協力してあげたいという気持ちになるでしょう。

    3.子連れ出勤のデメリットとは?


    出典:https://vibra-sonic.com/

    ・業務に対する集中力が低下する

    ひとことに子供といっても、乳幼児と5才くらいの子では、感情表現や遊び、大人の言うことが聞けるかどうかにも差があるのは当然です。赤ちゃんであれば当然なにか要求があれば泣きますし、歩いたりおしゃべりができるようになれば、それはそれで活動音を発するでしょう。

    そうなると「ウルサイ」と思われてしまうこともやむを得ません。集中力に関しては、他人だけでなく、パパ・ママにとっても問題となってしまうこともあるようです。

    ・通勤・帰宅が大変

    都市部の通勤電車は想像を絶するレベルで満員です。特に首都圏では、公共交通機関の朝の乗車率は150%超が当たり前。大人も身動きが取れないような中、小さな子供を伴って通勤するのは容易ではありません。

    なんとか頑張ってみたとしても、世間では交通機関内での子連れトラブルが度々ニュースで取りだたされる中、気が気でないパパ・ママも多いはず。乗り物の揺れで、万が一子供が怪我をしてしまわないかも心配です。

    また、普段の通勤カバンに加え、子供用の必需品も持ち歩く必要がありますから、手荷物が増えるのも一苦労。車通勤や、時間差通勤を認めてもらえれば、この問題はクリアできそうです。

    4.子連れ出勤OKのオフィスで気をつけることは?


    出典:https://www.babycenter.ca/

    目線が低い子供にとって、大人とはオフィスの見え方が異なります。何気ない場所にある棚やデスクも、ときには危険が潜んでいるもの。
    パパ・ママたちが安心して子供と働けるようにするためにも、なるべく什器類は角のとがっていないデザインを選択しましょう。

    静電気でホコリが集まりがちな電化製品は、幼少期にハウスダストアレルギーデビューしてしまう原因にもなるので、毎日の掃除が欠かせません。

    また、子供がいない従業員にとって盲点なのが、小さなクリップなどの落とし物。何でも口に入れたがってしまう年齢の子供がいる場合、誤飲やケガをしかねませんので、特に床まわりには細心の注意を払いましょう。

    そして肝心なのは、子連れ出勤をしているパパ・ママの“周囲への感謝の気持ち”。いずれ、小学校へあがれば子供を連れてくることは減りますが、そうしたら次の世代が子連れ出勤をする番かもしれません。

    常にお互いが思いやれる雰囲気を構築しておくことがポイントです。

    5.子連れ出勤のオフィスには保育施設は必須か?


    出典:https://www.marketwatch.com/

    保育施設を設立するとなれば、保育士さんや面倒を見るためのスタッフを雇用しなければなりません。大抵の社内保育施設では、1日¥1000~1500ほどで子供を預かることが多いようです。

    雇用が発生する以上、一定数のニーズがないと成り立ちませんので、ある程度大きな規模の企業でないと難しいかもしれません。中には認定こども園を経営している企業が、そこで自社スタッフの子供を出勤日のみ入園させてくれるというケースもあるようです。

    ですが小規模でアットホームなオフィスであれば、必ずしも必須とは言えないのではないでしょうか。もちろんそれには社全体の理解が必要ですが、前述したように徐々に“思いやりの土台”を構築してゆくことで、解決できる可能性が広がります。

    6.結論:子連れ出勤のパパ・ママにも優しいオフィスデザインとは?


    出典:https://www.forbes.com/

    ある程度の年齢になってくれば、意外と子供は「大人が忙しそうだから静かにしていよう」と察せるもの。過度にファンシーな雰囲気にするよりは、“大人のための空間”であることを認識させられるくらいのインテリアにするのがオススメです。

    保育施設が併設していないオフィスなら、子供の人数に合わせてちょっとしたキッズスペースを作り、子供用のイスやテーブルなどを設置しましょう。
    その際は木製やシンプルなカラーリングの、落ち着いた風合いの物を選んであげると、子供も穏やかに過ごせるようになるものです。また、床材にクッションフロアを導入することで、ちょっとやんちゃをしてしまった時の物音も緩和されますし、安全性も高まります。

    大人と子供が共存する“職場”というコンセプトで、適度な“公の場”感があるバリアフリー空間を目指してみてはいかがでしょうか?

  46. 低予算でもできるオフィスデザインとは?

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    目次

    1.この記事における「低予算のオフィスデザイン」の定義とは?


    出典:https://inprollc.com/

    なるべくお金はかけたくないけど、オシャレで働きやすいオフィスにしたい…そう思う心はみな同じ。では、いくらくらいであれば低予算だと言えるのか…?

    例えば「50万円以内」などと上限を決めてとりかかるのも一つの手段。ほかにも「所属人数×いくら」と、オフィスの規模に見合った目安を考えるのもいいでしょう。

    低予算の基準は、年間の予算や企業規模にも左右されるポイントですが、今回は“いかに費用をおさえてオシャレなオフィスを手に入れられるか”“押さえるべき肝心なポイントはなにか”の2つに焦点をあてていきましょう。

    2.低予算だからこそ楽しめるオフィスデザインとは?


    出典:https://www.bos.com/

    都市部の高級家具店を覗くと、ファッショナブルで耐久性にも優れたデザイナーズファニチャーがたくさん並んでいます。しかし予算が脳裏をよぎり、安価なホームセンターの家具コーナーに足を運ぶと理想とは程遠い…そんな経験はないでしょうか。
    そんな方にオススメなのが、『ジェネリック家具(リプロダクト家具)』と呼ばれるモノ。

    有名デザイナーが手がけた意匠の版権が切れたのち、同じデザインでありながらも安価に復刻された製品のことを指します。少し斬新だけど、オフィスの素敵な花形になってくれそうなワンポイントを、ジェネリック家具から探してみてはいかがでしょうか。

    また、カフェを参考にしてデスクをカウンターテーブルなどに置き換えるのも一興です。従来の事務用什器だけれなく、視野を広げて一般家具もチェックしてみると、マルチユースでデザイン性にもたけた商品がたくさん見つかります。

    低予算で楽しむコツとして
    ・遊び心があるモノをポイント配置
    ・ジェネリック家具(リプロダクト家具)やIKEA、安価な雑貨店などでアイテム探し
    ・使用方法が制限されにくいマルチユースな什器をチョイス

    これらを押さえておくとよいでしょう。

    3.低予算のオフィスデザインでも外せないポイントとは?


    出典:http://www.mainrock.co.uk/

    “低予算のオフィスデザイン”の終着地点は、ただ安く済ませることだけではありません。大切なのは、いかに妥協を見せずして完成度の高いオフィスにするかです。

    つまり、お値段以上の仕上がりに魅せることこそがやりがいポイントとなるわけですが、簡単そうで難しいのがこの塩梅。安価でそこそこ見栄えがするからといって、ただオシャレなモノだけをかき集めただけではかえってチープに見えてしまいます。

    それを避けるためには、まずはどのような空間にしたいのか、デザインテーマを明確にしなければなりません。これを決めることにより、製品選びにも迷いがなくなり、無駄なモノを買わずに済みます。

    ほかにも注意したいのは、メリハリ感。今ではセリアやダイソーなど、百円均一でもオシャレなアイテムが入手できる時代。大いに活用すべきではありますが、百円均一の商品はサイズが小ぶりで素材のボリューム感に欠けるのです。(当たり前ではあるのですが…)

    すべてをこれらに頼りきると、全体的に細々しすぎるあまりにメリハリ感を失ってしまいがち。テーマに沿った材質を選びつつも、百均アイテムとそれ以外をうまくMIXするよう意識しましょう。

    4.低予算のオフィスデザインでもお金を掛けるべきポイントとは?


    出典:https://www.independent.co.uk/

    内装材や収納の類は、低予算のモノでも工夫次第でお値段以上に魅せることが可能です。しかしオフィスであるからには、労働者の働きやすさも持ち合わせていなければなりません。

    一番着目してほしい点はすばりオフィスチェア!

    オフィスワーカーにとって、1日の中で最も長く身体が接する重要アイテムです。疲労対策として休憩時間を使ったストレッチなども有効ではあるものの、やはり椅子そのものの座り心地がよくなければ、一時しのぎでしかありません。

    フリースペースや休憩所であれば、デザインだけにこだわるのも悪くないですが、やはりマイデスクに設置するチェアだけは、スタッフ間の意見をすり合わせながらこだわりを持って選んでほしいもの。

    人間工学に基づいたオフィスチェアも、現在では多種多様なデザインを選択することが可能です。末永く使える丈夫で座り心地のよいものを検討しましょう。

    また、企業の顔であるエントランス及び来客を通す空間も、目先の金額だけにとらわれず、しっかり自社のアピールやおもてなしの心が伝わるようなコンセプトに仕上げるべきポイント。

    “低予算”とはただ安く済ませることだけれなく、今後得られるで見込みの“利益”にも着目することが大切です。前項でも触れましたが、限られた予算内でもこうした“メリハリ”をつけることが、完成度の高さに繋がります。

    5.低予算のオフィスデザインだからこそ、女性スタッフに気を配りたい


    出典:https://www.byrdie.com/

    具体的なテーマが決まり、おおよそどんな内装や什器が好ましいか、方向性が見えてきたらゴールは目前といえるでしょう。…とその前に、可能であれば女性スタッフにプランの最終確認をしてもらってはいかがでしょう?

    男性だと見落としがちですが、女性スタッフは設備の充実度合いを重要視する傾向にあるもの。・トイレやメイク直しをする空間でプライバシーが保たれているか

    ・ 通気性や空調の位置・空気清浄機の導入はあるか
    ・ 間取りや什器配置に圧迫感がないか

    これらを今いちど、見直してみてください。

    女性のライフスタイルも多様化し、結婚後も退職せずに働く人、育児と並行しながら働く人、従来の男性同等に活躍することを望む人…と、同じ“女性”でも個々の事情はさまざま…。

    ですが、設備を重視する声はどの女性もみな同じなようです。労働を人生の一部として考える女性が増えた今、設備面も基準を新たにして長く働きたいと思える環境づくりをしてゆくのも、企業努力として必要不可欠なのではないでしょうか?

    6.低予算とはいえ、せっかくならプロに任せるべきか?


    出典:https://www.woodallsdesign.com/

    “低予算”と聞くと、あたかもリノベーションの難易度が低いように感じられるかもしれません。社内や近しい知人にDIYの手練れがいるならば、スムーズにことが運ぶ場合もあるでしょう。

    しかし実際は“低予算”だからこそ素人では失敗を招きやすい落とし穴が潜んでいるのです。最たる例としては「安物買いの銭失い」になりかねません。

    これは我々のクライアントからもよく聞く話なのですが、当社に依頼する前に、一度はDIYでのオフィスデザインを試みてみたものの、完成に漕ぎつけずかえって赤字を生んでしまった…という本末転倒なパターンです。

    せっかく購入した内装材も、採寸ミスや力量不足で使用することができないまま、備品庫のこやしや廃棄物となってしまっては意味がありません。

    大抵このようなミスは、“低予算”で仕上げなければならないというプレッシャーによって引き起こしてしまうのではと憶測します。

    空間活用も、プロならではの目線でじっくりオフィスを観させてもらうので、「自分たちの間取りでもこんなに有効利用できるスペースがあったのか!」と思わぬ収穫があるかもしれません。

    業者へ任せる=高い、と思われがちですが、あえて“低予算”だからこそオフィスデザインのプロフェッショナルに依頼して、欲張りオフィスを手に入れてみませんか?

  47. ワンフロアが魅力的なオフィスデザインとは?

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    見栄えも確保しつつ、そこで働く人々の居心地も良くするためには、どのようなデザインが有効なのでしょうか?メリット・デメリットを抑えつつ、働きやすくなるコツを考えていきましょう。

    目次

    1.ワンフロアオフィスのメリット


    出典:http://www.crismatec.com/

    ふと訪れた空間に奥行きがあると、人は解放感を覚えるもの。自然界であればなおさらですが、それがオフィスであったとしても、仕切りがなく天井がどこまでも広がった様は、風通しの良さを感じられることでしょう。そんな魅力も兼ね備えたワンフロアオフィスのメリットとは、いったいどのような点に秘められているのでしょうか。

    ◎動線に自由度が生まれ、コミュニケーション力が高まる

    ワンフロア最大のメリットともいえるのは、まずこれに尽きます。実際に、ワンフロアオフィス導入を希望する多くの企業がこれを目的としているほど。
    異なる部署であっても同じフロアに存在するため、業務の伝達がしやすくなるのはもちろんのこと、ささいなきっかけから会話が生まれやすくなり、社員間のコミュニケーション力が高まります。
    仮にもし、部屋が分かれていて業務以外では全く接点がなかったとすれば、成果以外で人柄を判断する機会はないままかもしれません。
    しかしワンフロアを共有することにより、異なる部署間であっても、1つのプロジェクトをともにやり遂げようという想いが強くなり、結果的に素晴らしい成果がもたらされることになるのです。

    ◎無駄な面積を減らすことができる

    例えば部署ごとにフロアや部屋を分けていたとします。すべての部署が同じ人数であったり、同じだけの什器を使っているとは限らないため、それぞれに中途半端な分の余剰スペースが発生しやすくなります。
    しかし、ワンフロアオフィスにすることにより、そのスペースを集約することが可能となるため、より空間を有効活用できるように。企業にとって無駄が減る=コスト削減にもつながりますので、このメリットも大きいでしょう。

    ◎フリーアドレス化も夢じゃない

    大きなスペースが確保できるということは、それだけオフィスデザインの自由度も広がります。近年日本でも話題となりつつあるオフィスのフリーアドレス化。
    1つのデスクに縛られない働き方は、思わぬ創造力が発揮されやすくなり、事業・従業員双方にとってもいいこと尽くめ。もちろん広い空間で島方式をとるのもよいのですが、今のうちにワンフロアオフィスの魅力をしっかりと把握しておけば、将来フリーアドレス式がスタンダード化した際も、柔軟に対応できるようになるはず。使用する側に、間取りの有効活用をする意識が芽生えるきっかけにもなり得ます。

    2.ワンフロアオフィスのデメリット


    出典:https://www.careersinpoland.com/

    社内活性化につながると思いきや、時折以下のような反対意見も聞こえてきます。メリットがあれば当然デメリットもあるもの。
    これらを踏まえた上で検討する必要がありそうです。

    ◎集中力が保ちにくく、プライバシー確保も難しい

    大勢が1つのフロアに集約されるため、必然的に作業音や会話の声も増加します。また、ワンフロアの形式によっては社長から末端の社員まで1つの部屋に…というパターンもあり得るため、常に見張られているようで、とにかく落ち着かないという声も。学生時代、席替えで後ろの列があたると嬉しかった人は、特にそう感じるかもしれません(笑)。

    ◎空調の不満の発生や、風邪などの広まりが気がかり

    ワンフロアオフィスでも、それなりの面積があれば空調も何基かには分かれていることでしょう。それでも完全に個々の好みに調整できるわけではないので、温度設定バトルが発生しかねない面も出てくるかもしれません。また、今はコロナウイルスの心配が第一ですが、平常時も毎年風邪やインフルエンザの流行は毎年やってきます。
    そんなとき、部署ごとに部屋が分かれていれば感染拡大も最小限で済みますが、ワンフロアともなれば、社内全体でいっきに流行してしまう恐れが。

    ◎場合によっては光熱費などのコストがかかりやすい

    日中、多くの社員が在籍している間はよいのですが、一部の部署だけが残業となった場合、空間が広いがために無駄なコストが発生しがち。冷暖房が必要な季節、残業する島の上だけ可動させていたとしても、間取りそのものが広いせいで、周囲に逃げてしまうのです。そうなればエアコンの効きを強くすべく、設定温度も強めにしてしまう=電気代が上がることに。
    年間を通して、どの部署にどの程度の残業が発生しやすいのかを、把握しておく必要がありそうです。

    3.ワンフロアオフィスを導入する際に必須となるものとは?


    出典:https://www.workspace.co.uk/

    コミュニケーション力向上や、社内間エンゲージメントに貢献しうるワンフロアオフィス。これらは今後の企業の発展に向けて、大きな資産となることは間違いないでしょう。さすればデメリットを打ち消す策を考えねばなりません。

    まず、プライバシー確保のためには、パーテーションや観葉植物を使って、気になる視線をシャットアウトしてしまいましょう。
    あまりに背丈の高いものでは、せっかくのワンフロアの奥行き感を消してしまうので、あくまで座ったときに視線を遮れるくらいのものがベスト。

    気になる作業音やおしゃべりには、ヒーリング系BGMで使われるような自然音のものを流しておくのが効果的です。また、風邪やインフルエンザなどの空気感染防止に役立つ空気清浄機ですが、いくら最近のものは静音タイプが多いといえど、まったくの無音ではありません。

    それくらいの機械音に耳が慣れると、案外他人の作業音なんて気にならなくなるもの。パーテーション・空気清浄機ともに、プライバシー確保から飛沫感染の緩和までになってくれる必須アイテムと言えるでしょう。

    4.ワンフロアオフィスを導入する際に注意すべき点とは?


    出典:https://officesnapshots.com/

    さまざまな立場の従業員が共有する手前、とりわけ社内で立場の弱い者にとっては気を遣う面も多いはず。「上司より先に出社」「上司より先に帰らない」「上司より先に…」etc…

    上司だけならまだ良いものの、社長・役員までもがワンフロアに居るとしたら、無言のプレッシャーを感じざるを得ないのが、日本人的発想の不利なところ。

    そこでぜひ上層部の方々に注意してほしいのが、下の者への気遣いです。コミュニケーション時はあまり過干渉になりすぎず、若手のその日の業務が終われば帰りやすい空気を作ってあげることが大切なのはいうまでもありません。

    また、ワンフロアの特性上どうしても個々の性格が垣間見えやすくはなりますが、できるだけ個人的な感情は持たず、平等な評価を下すことも心掛けてほしいものです。

    威圧ではなく信頼関係で社内を構築することこそが、ワンフロアオフィスの魅力を最大限に発揮できる鍵となるのです。

    5.どうすれば魅力的なワンフロアオフィスがデザインできるのか?プロに任せるべきか?


    出典:https://content.mycareersfuture.sg/

    ワンフロアだからと言ってただデスクを羅列しただけでは、その魅力を生かしきれず、インフォメーション不足なオフィスになってしまいます。
    さまざまな部署が共存する空間ですから、小さな街を作る感覚を想像してみてください。大胆な配色や遊び心を取り入れやすいのも、広さがあるワンフロアならではですが、いざ自分たちで作業しようと思うと、広い間取りの場合、イメージと仕上がりに差が出やすいのが難点です。

    例えば、素人が小さなメモ帳に簡単な落書きをすることができたとしても、いきなり巨大キャンバスに絵を描けと言われようものならば、どこから着手すればいいか戸惑ってしまいますよね?

    しかし、美術の心得がある者ならば、どのような支持体を与えられても、たちまち作品を仕上げてしまうでしょう。オフィスデザインにおいても同様で、DIYとプロの違いは、仕上がりの善し悪しに現れるのはもちろんのこと、作業スピードやその後の耐久性にも歴然とした差が発生します。

    先に挙げたデメリットを解消させる提案も可能です。

    ぜひとも貴社のキャンバスを、デザインのプロフェッショナルである我々にゆだねてみませんか?

  48. リモートワーク(テレワーク)時代のオフィスのあり方とは

    リモートワーク(テレワーク)時代のオフィスのあり方とは はコメントを受け付けていません

    目次

    1.リモートワーク(テレワーク)の定義とは?


    出典:https://www.apa.org//a>

    もうご存じの方も多いかと思いますが、リモートワークとは出社せず仕事をしようという、非常に現代的なビジネススタイルです。

    オフィスにいなくともできる業務は、可能な限りデータを持ち帰り自宅などではかどらせようという志向のもの。

    普段、多くの労働者は会社に行って仕事をするのが一般的。ですが、チャットアプリケーションやテレビ会議などを駆使すれば、わざわざ出社せずとも片付いてしまう案件があることに、思いのほか気付けるはず。

    古くからあるskypeはもちろんのこと、今ではChatwork、Slack、SmartHRなどなど、従業員どうしが別の場所にいても簡単に社内ネットワークを構築することが可能です。

    こうしたコミュニケーションツールやクラウドサービスを活用し、自宅で働くことができれば、今話題の“働き方改革”にも有効なのはもちろんのこと、通勤によるウイルスの感染拡大を防ぐこともできるのです。

    まさに今、我々にとってもっともふさわしいライフスタイルと言えるでしょう。

    2.リモートワーク(テレワーク)のメリット


    出典:
    https://fee.org/

    そんなリモートワーク(テレワーク)、元々フリーランスや個人事業の人にとっては、そんなに目新しいものではないと思えるかもしれませんが、まだまだ多くのサラリーマンたちにとっては不慣れなもの。

    今回のウイルス騒動で初めてやらざるを得なくなり、右往左往しながら切り替えている…というのが現状でしょう。ですが思い切って導入すれば、以下のようなメリットが感じられるはず。

    ・“通勤時間”というロスが減る

    これは通勤時間が長い人ほど、ライフワークバランスを保ちやすくなるという利点があります。特に都市部の異常なほどの満員電車は、朝からストレスを抱えてしまう一番の要因といっても過言ではないでしょう。

    また、企業側にとっても従業員への交通費支給が不要となり、コスト削減に繋がります。

    ・家事や育児・介護と並行しやすくなる

    子育て支援もそれなりに浸透してはいるものの、出産後1年で復帰しなければならないパターンがほとんどです。産後の生活は何もかもが新しいことばかりでドタバタしがち。休暇末期には保育園探しにも奮闘しなければなりません。そんなうちに1年なんてあっという間に過ぎてしまうもの。子供が保育園に入れてからも、お迎えの時間にはどうしても親が出向かなければなりません。

    また、要介護の家族を持つ場合、じゅうぶんな予算でもない限り、最低限の公的支援しか受けられません。定年を待たずしてやむなく離職・転職しなければならない人も多く、さらにその後、家計が火の車となってしまうパターンも…。

    ですが在宅でこれまで通りの仕事ができれば、これまで通りの水準で収入が得られ、なおかつ家のことにも時間を使うことが可能となります。

    ・緊急時のフォローがしやすくなる

    みんなで1つの拠点に固まって仕事をするということは、万が一その拠点に何らかのトラブルが発生した際、そこで全体の業務が一時停止してしまいます。トラブルの大小はさまざまですが、震災・天候による交通機関の麻痺、サーバーや設備などの致命的な故障…今回のコロナウイルスの場合でも、もし社内で感染者が出てしまった場合、一時的にオフィスが使用不可になりかねません。

    そんな際、従業員どうしがバラバラの場所にいるお陰で、トラブルと無縁の者がただちにバックアップすることが可能となり、共倒れを防ぐことができるのです。

    3.リモートワーク(テレワーク)のデメリット


    出典:https://phz8.petinsurance.com/

    ライフワークバランスや、家族との付き合い方にも好影響が見られるメリットの反面、“仕事”と割り切るにあたり、やや不便なこともあるようです。

    ・時間配分がしにくくなる

    煩わしい通勤から解き放たれ、プライベートに割ける時間が増えた…と思いきや、案外ONとOFFをどこで切り替えればよいのか、わからなくなってしまうもの。会社にいれば時間単位で早出・定時・残業といった明確なくくりがありますが、在宅勤務となると、仕事も休憩も個人の自由。“ながら”で家のことも並行できるようになってしまうため、かえってそれがタイムテーブルを崩してしまい、切り上げ時がわからなくなってしまうのです。

    ・モチベーションが低下する

    まだまだリモートワークに不慣れな傾向にある日本人。「皆勤賞でなんぼ」といった精神も強く根付いているのもあり、プライベート色のもっとも強い“自宅”という空間では、どうしても士気が高まりません。

    周囲の目もなくなるため、仕事に取り組んでいる最中の姿勢を評価してもらうのも困難ですし、企業側もどのようにして業務管理をすればいいのかも悩みどころ。
    言い方は悪いですが、オフィスにいるよりは“サボリ”やすくなってしまうのです。

    ・導入に際する教育およびコストが発生する

    今回のように急にリモートワークが要請されると、今まで使ったことのないアプリケーションが必要になってくることがあるでしょう。デジタルネイティブの若い世代ならば、ただち順応することも容易ですが、年配社員の場合どうでしょう。「ウチの管理職はこぞってデジタルがダメで…」なんていう嘆きも耳にします。

    必要なツールの使い方を教える手間がかかるのと、データ化やネットワーク構築が不十分な場合、整備するためのコストが発生。先行投資として後々結実できればよいですが、始めは時間とコストの問題に直面しがちです。

    4.リモートワーク(テレワーク)を導入する際に必要な設備とは?


    出典:https://blog.spendesk.com/

    前項であげたメリット・デメリットはメインのほんの一部。ですが現在の状況下だからこそ、多少のデメリットこそあれど、可能であればどんどん取り入れていくべき時代かと思います。
    それでは、導入にあたりどのような設備が必要となるのでしょうか?

    ・デバイス

    これなくしてはリモートワークが成り立ちません。中にはスマホ1台でビジネスができるというつわものがいるのも確かですが、大半の業務ではやはりPCか、最低限タブレットが必要となってくるでしょう。

    職場でPCを使用していても自宅には持っていない、もしくは自宅用ではスペック不足であるというケースも意外とあるので、まずはリモートメンバーが必要なデバイスを所持するところからがスタートです。

    ・安全なネットワーク環境

    普段ならば社内で厳重に管理されているデータでも、リモートワーク導入ともなれば社外持ち出しの必要に迫られます。そこで情報流出を防ぐ責任が生じるわけですが、当然一番重視されるのはセキュリティ面でしょう。

    在宅や出先で接続する場合、従業員ごとにどのようなネットワーク環境から接続するかが異なります。このあたりの情報に疎い場合、フリーwi-fiが飛んでいるからと安易に接続して業務をすれば、企業の極秘情報の漏洩やウイルス感染の危険が。

    業務でネットワークに接続する際の、ルール作りを明確にする必要があります。

    ・リモートツールの導入

    これに関しては、現在ではさまざまな便利ツールが提供されているので、あまり心配はいらないでしょう。日中のやりとりをチャットやオンライン通話でおこなったり、共有したいデータをクラウド上でタイムリーに閲覧可能にしたり、もっぱらリモートワークのベースとなります。

    コミュニケーションのみに特化したものから、勤務時間やタスク管理をお助けしてくれる機能など、アプリケーションごとにさまざまな特徴がありますので、業種ごとに必要なサービスがまかなえるものを導入しましょう。

    ・モチベーション

    設備とは異なりますが、やはり不慣れな事態を乗り越えるにはコレも必須。家ではどうもやる気が…という人は、いっそ“出社気分”を味わうために、普段の通勤スタイルに近い服装や髪形にしてみてはいかがでしょう?

    また、今は一斉休校中なこともあり、家で子供の面倒を見ながら仕事をせざるを得ない人も多いでしょう。そんなときは、大人が働く間は子供も隣で宿題…遊びやごはんタイムになったら仕事・勉強道具はキッパリ片付ける!というように、親子で“時間割”を決めてメリハリある生活を送るのもおすすめです。

    5.リモートワーク(テレワーク)にも対応したオフィスデザインとは?


    出典:https://officeinsight.com/

    業種次第でもありますが、もともとリモートワークへの順応性が高い企業には、オフィス構造にちょっとした特徴を兼ね備えていることが多い傾向です。

    例えば上の画像のように、群れを成す“オフィス”という場でありながら、1つのデスクに捉われることなく働けるレイアウトを導入している企業。

    こうしたオフィスに勤める人々にとっては、席を離れていても社内ネットワークをうまく活用しながら仕事に取り組むことに慣れています。

    今はコロナ対策でのリモートワーク推進が最優先事項ですが、こうしたオフィスデザインは、将来世間が“ライフワークバランス”を一層重視するようになった際、きっと真価を発揮してくれますよ。

  49. オフィスでのウイルス対策とは?

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    目次

    1.インフルエンザやコロナウイルスなどからオフィスや従業員を守るには?


    出典:https://www.yourhealth.net.au/

    『コロナショック』ともいわれる株価の低迷、飲食業の客足激減、相次ぐイベントの中止など、経済にもリーマンショック級ではないかと危惧されるほどに大打撃をもたらしています。

    ピークは4月という情報もあり、過去のSARSやMARSのように、気温の上昇とともに終息するという見方もあります。しかし年間を通して高温多湿であるシンガポールのような地域でも、感染が確認されているところからすると、日本もしばらく油断できない状況でしょう。

    さて、そんな中で働く私たちの日常はどうなってしまうのでしょう?また、経営陣側としてはどのようにオフィスや従業員を守っていけばよいのでしょう?すでに企業ごとにさまざまな取り組みがなされている状況下、いま一度“対ウイルス作戦”について考えていきましょう。

    2.ウイルスや風邪に強いオフィスを創ることは可能なのか?


    出典:https://www.nature.com/

    『オフィスデザイン』の力でどの程度ウイルスに対抗できるのか…

    少々欲張りではありますが、オフィスクリエイターのOFFIVEとしては、洗礼されたデザインも対ウイルスもどちらも妥協したくないのが本音。デザインを崩さずに、どこまで健康的に過ごせるオフィスが叶うのかも考えるのが仕事です。

    例えば内装材に依存できることと言えば、現在のテクノロジーでは“抗ウイルスクロス”なる強い味方が存在します。これは表面に特殊加工がされており、そこへウイルスが触れると表面のトゲトゲ(タンパク質でできています)が分解されるのです。インフルエンザやコロナウイルスを顕微鏡でのぞくと、王冠と呼ばれるトゲトゲがあるのですが、彼らはこのトゲがないと人へ感染することができなくなります。

    つまり、“抗ウイルスクロス”に触れたウイルスは、不活化して感染力を失うというわけなのです。このような新素材を取り入れたインテリアを導入すれば、従来よりもよりクリーンで健康的なオフィスが創れることは間違いありません。

    ただオシャレなだけじゃない、健康にも留意したオフィスが創れる時代になったのは、非常に喜ばしいことです。

    3.どんなことに気をつければよいのか?


    出典:https://skillcrush.com/

    政府からの要請もあり、一部企業ではすでにテレワークへの切り替えもおこなわれています。交通機関やオフィス内での感染リスクを考えると、これはやはり一番有効的な対策といえるでしょう。

    ですが、社風や業種によってはなかなか在宅勤務に切り替えることができない人々がいるのも現状です。実店舗運営や営業職など、現地へ赴かなければならない職種は別として、とりわけ日本は欧米と比較すると、テレワーク導入に遅れを取っています。ゆえに、今回のような事態で急に在宅勤務を要請されてもシステム側が追い付いていないという事情もあるでしょう。

    では、“通勤”せざるを得ない立場の人はどんなことに気を付けるべきなのか…

    1つにはなんといっても自己防衛です。一時は転売騒動もあり、今でも入手がたやすくはないマスクやアルコール消毒剤の類。ないものは仕方がありません。こまめな手洗い・うがい、体の抵抗力を保てる健康的な食生活などで、極力ウイルスから身を守る方法を徹底しましょう。

    2つめは拡げないこと。例えただの風邪であったとしても、ただでさえピリピリした世の中ですから、咳エチケットなどにも気を配りたいもの。清潔なハンカチをなるべく数枚程持ち歩いていると安心です。

    他にも、社内で1つの部屋に大勢が集まるような全体会議やプレゼンも要注意。できるだけ必要最低限の人数にとどめ、テレビチャットや資料配布のみにするなどし、今はチームワークも少人数制で乗り切るのがベターです。

    4.今どきのオフィスには必須?ウイルス&風邪対策グッズ

    目に見えない脅威から従業員を守るためには、機材による対策も有効です。ここではいくつかオフィスにふさわしいウイルス&風邪対策グッズをご紹介しましょう。

    ◎クボタ ピュアウォッシャー(室内設置型)


    出典:https://www.kubota.co.jp

    家庭用では守備しきれないほどの広さにピッタリなのが業務用空気清浄機。

    1台で最大約120畳もの空間に対応し、オフィスの空気をキレイにしてくれるだけでなく、ウイルス対策までできる優れもの。適応床面積が広く高スペックなため、その大きさは冷蔵庫ほどにはなりますが、どんな空間にもなじみやすいシンプルなデザインです。

    ◎シャープ 除加湿空気清浄機(KC-HD70)


    出典:https://jp.sharp/
    人気のプラズマクラスターの空気清浄機。そこまで広くないオフィスや各部署ごとに設置したい場合には、お値段的にも導入しやすいのが嬉しいポイント。
    家庭用なので自分たちでメンテナンスできる手軽さも。

    空気清浄だけならば32畳、プラズマクラスターの対応域は18畳です。

    ◎ダイソン Pure Humidify Cool


    出典:https://www.dyson.co.jp/

    一般的な空気清浄機は四角型ばかりですが、「もっとオシャレで斬新なのがイイ!」という方にオススメなのがダイソンの製品です。送風部分が円状なので、デザインに圧迫感がないのも特徴的。

    ほかにもヒーター機能付きや加湿のみのシンプルなタイプもあるので、季節や用途に応じて選べます。

    ◎ピュレル アドバンスド

    出典:https://www.mco.co.jp/

    どこでもサっと手軽に除菌ができるアルコール速乾ジェル。同ブランドからは水回りに設置可能な大型ディスペンサータイプもありますが、こちらの携帯サイズは全従業員の必須アイテムにしたいくらい。

    ホルダーにセットすればバッグに取り付けられるのもカワイイです。このご時世、海外出張は減りつつあるかとは思いますが、こちらのミニサイズは国内・国際線ともに機内持ち込みOKなので、アクティブなビジネスマンにはうってつけです。

    ◎ピーオーアイデザイン TOUR MASK


    出典:https://www.poidesigns-jp.com/

    モーターサイクルや自転車、サバイバルゲームなどの競技用として開発されたフィルター交換型マスクです。少々奇抜なデザインですが、健康のためにロードバイクで通勤されている方はもちろん、とにかく強靭なマスクで対策したい方にぜひ。

    日本企業のデザインなので、日本人の骨格にフィットする構造に設計された本格派。

    5.結論:ウイルスや風邪に強いオフィスとは?


    出典:https://www.businessinsider.sg/

    これほどの騒ぎとなると、個々が注意するだけでは防ぎきれなくなりつつある状況です。やはり大切なのは、従業員全員で一貫したフローを守ること。終息の見込みがなく不安に駆られる毎日。ですが、とにかく身体の抵抗力を下げないためにも、普通の風邪であっても自己防衛・他者への拡散防止に留意して、乗り切っていくことが肝要です。

    ネガティブになりがちかですが、現在の環境の見直しをする良いきっかけになるのだと考えれば、そう悪いことばかりではないかもしれません。広い空間に“島”が複数作られているようなデスク配置なら、パーテーションで間仕切りをするだけでも立派な対策の1つです。

    また、テレワーク導入で出社社員数が少なくなるならば、思い切って内装の部材を抗ウイルス材に変えてみるのも有効な方法といえそうです。経済の活性化には健康ありきですから、私たちもオフィスデザインを通じてみなさまの力になれればと願ってやみません。

  50. 業績upは間違いなし!?オフィスをデザインするとき「気の流れ」を重視すべきか?

    業績upは間違いなし!?オフィスをデザインするとき「気の流れ」を重視すべきか? はコメントを受け付けていません

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    1.そもそも「気の流れ」とは何か?


    出典:https://www.dbs.com.sg/

    神社の酉の市へ足を運べば、高額な熊手を求める経営者たちでにぎわっていたり、事務所に神棚を設置してみたり…「縁起」や「運気」の力を借りて商売のモチベーションを高めようとする人は数知れず。

    挫折しそうになったときや、何か新しいことが起こりそうなとき、人は何かを選択しなければならない場面に立ちます。流れゆく経済の中、必ずしも論理や経験どおりにコトが進まないこともあるかもしれない…そんなタイミングで迷いを払拭すべく、少しでも心穏やかになれる選択肢として、職場環境の「気の流れ」を意識してみるのはいかがでしょうか。

    「気の流れ」とは、簡単にいえば環境の空気の中に流れる良いエネルギーと悪いエネルギーのこと。ネガティブなエネルギーは追い払い、ポジティブなエネルギーのみを呼び寄せて幸運へ導こうといったおまじないです

    エネルギーといっても、カロリーやワットで表記できる物質的なものではなく、人々のマインドに働きかける力のこと。興味がない方にとっては懐疑的に思われることかもしれません。ですが紐解いてみると、案外生活のヒントになる要素が盛りだくさんなのです。

    2.「風水」と「気の流れ」は違うのか?


    出典:https://chi-nese.com/

    「風水」と聞くと、方角を意識したり黄色いお財布を持ってみたり…なんていうイメージがわくかもしれません。古くは中国で誕生した占いの一種であり、万物を「火・水・木・金・土」の5大要素と「陰・陽」2つの気で解釈する「五行思想」が基盤となっています。

    5大要素は「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生じ、木は…」というループを成し、生じるものは相性が良く、その逆は相性が悪いとなるわけです。(この要素、結構身近なRPGゲームに取り入れられたりしているので、結構ピンと来る方が多いのではないでしょうか?)

    さらにそれらと八方位を合わせ、どの方向にどの要素を組めばより多くの運気が入ってくるかで、「気の流れ」を変化させようというもの。細かい定義は伝来先の国や時代とともに変化しているようですが、「気の流れ」を風水の考え方でもって高めようとするのは万国共通です。

    ここでちょっとうさうんくさい…と思ってしまった方へ。

    例えばこの「気の流れ」の「陰」の要素のうちの1つに、不要物の蓄積といったものがあります。風水的な解釈では、整理されていないごちゃごちゃとした空間は「陰」のエネルギーを発生させるとし、その周囲の人間の運気をも奪ってしまうものとされます。

    しかし「風水」の考えを抜きにしても、散らかったデスクやPCデータは日々の業務に差し支えがあるものではないでしょうか?不要物が蓄積されっぱなしより、断捨離して必要なモノが一目瞭然なオフィスの方が、仕事効率が向上するのは明らかですね。

    “おまじない”だと身構えずとも、より良い労働環境を求めた結果、実はとっても良い気の流れるオフィスになっていた、なんてこともあるものです。

    3.「気の流れ」を意識したオフィスデザインの考え方とは?


    出典:https://boydforcongress.com/

    それではいくつか、ビジネスシーンにおいて有益なレイアウトと吉方位をピックアップしてみましょう。

    ◎お金

    会社経営にはなくてはならない存在であるお金。そんなお金=ビジネスを生み出す商談の場は、北西がふさわしいとされています。さらに北は水、北西は金の要素を持っているので、北側には水槽や水彩画、綺麗なガラスを置いたり、メタル製のオブジェや時計を飾ると良いでしょう。

    そして現金はなるべく床から離して管理をすることがオススメ。金庫であればなるべく下段は避け、自身のお財布もカバンとともに床に置いておくと、運気を下げる原因に。

    ◎出世

    日が昇る方角である東側もビジネスにおいては大変重要な吉方位。朝日が望める窓がなくても、日の出の絵や縁起物を置くだけでも効果大。東は出世を意味しますので、出世欲があるならば入念に掃除をしましょう。また、部屋だけにとらわれず、自身のデスク上の東側を清潔に保つだけでも有効です。

    ◎情報・対人

    他にも東は情報を司る方角でもあり、南東は主に対人関係への運気向上に繋がります。インターネットの無線機やモニターを東に置いたり、電話機を南東に配置してみてはいかがでしょうか。電子機器はホコリもたまりやすいものなので、こまめな掃除を心掛けて。

    また、方角とは別に“角”は殺気がたまりやすいとされています。少々物騒なキーワードではありますが、デスクはあまり部屋の角に向けないように工夫したり、スタンドライトや観葉植物などでなるべく角をふさいでしまいましょう。

    ◎扉・窓

    どちらも外との繋がりを持つものですが、扉(入口)は悪い気が入りやすい場所でもあります。社長や代表のデスクはなるべくドアから離れた場所にするのが理想です。さらに、悪い気をシャットアウトするならば、扉のそばになるべく背丈の高い観葉植物を置きましょう。

    手入れに自信がないのであれば、イミテーションや緑色のクロスやアイテムなどを用いるのもオススメ。反対に太陽を取り込む意味合いのある窓は、風水上でも非常にポジティブな存在です。

    窓をふさいでしまうような什器は置かず、できるだけスッキリさせておきましょう。日々の作業としては、こまめな換気や、晴れた日にはカーテンやブラインドを開けてみるなどを心掛け、常に外から良い運気を取り込むことを意識しましょう。
    (花粉症のシーズンや猛暑期にはあまり無理をしませんように…)

    ◎鬼門

    あまり風水を知らない方でも、「鬼門」という言葉は耳にしたことがあるのではないでしょうか?文字通り、八方位の中で最も悪い運気の溜まりどころとされる「鬼門」は北東ですが、恐れることはありません。

    少しばかり意識して、北東に空気清浄機や植物など、爽やかさを感じられるアイテムを置けば解決です。備え付けのものならば、換気扇や排気口があるだけでも良いですね。

    アイテムに頼るならば、極力白を基調としたものに頼るのが吉。

    4.「気の流れ」を意識したオフィスをデザインするときに気をつけることは?


    出典:https://designingidea.com/

    日本の狭い住宅事情では、すべてを理想通りの方角にするのは至難の業。風水ばかりに気を取られた結果、立地や予算までも無視してしまっては元も子もありません。
    そこでいよいよインテリアデザインが本領を発揮する番。やむなく妥協してしまった間取りがあっても、そこに配置する物のアイテムで、運気を上げるようにしてやれば良いのです。

    前項でも、吉方位とともに悪い運気を遠ざける打開策をご紹介しました。いずれの運気も、清潔さが一番の鍵となるのは間違いありません。整理整頓は風水にとって有益なのはもちろんのこと、運気を気にしない人にとっても気持ちの良い職場環境となるはずです。

    あまり神経質になりすぎてしまうとストレスとなり、それこそがネガティブな気の流れを引き寄せる原因に。例え黄色いお財布を買ったとしても、ただ持っているだけでいきなり中身が増える、なんていうことはあり得ませんよね。

    「気の流れ」を改善するには、日々の手入れなどちょっとした努力を怠らないことが重要なのです。

    5.結論:オフィスをデザインするとき「気の流れ」を重視すべきか?


    出典:https://designingidea.com/

    仕事をしているうえで迷いや不安があったとき、ゲン担ぎに頼りたくなることは誰しもあるでしょう。インテリアに風水を取り入れることも同様で、ポイントとなるのは「やらないで後悔する」ことにあるかと思います。

    万一業績が悪化したとき、あのときもっと「気の流れ」を信じておけば良かったのでは?という気持ちが残ると、今後同じようなピンチに直面した際に幾度も同じことを考えてしまうでしょう。

    デザインの観点だけで着目してみても、「気の流れ」を意識した部屋は、明るく清潔感あふれ、非常に好感度の高いオフィスに仕上がる傾向に。わずかでも現在の状況に疑問を感じるようであれば、ポジティブなエネルギーを手にするためにも、ぜひインテリアの参考にしてみてはいかがでしょうか?

    迷いをチャンスと捉えることができれば、今よりもっと働きやすく、活き活きとした空間になるはずです。

  51. スタートアップ企業のオフィスデザインの重要性について考える

    スタートアップ企業のオフィスデザインの重要性について考える はコメントを受け付けていません

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    1.スタートアップ企業とは?


    出典:https://www.businessinsider.com/

    もともとアメリカのシリコンバレーで発祥したスタイルですが、今では日本を含め世界中で注目される存在となりました。しかし、スタートアップ企業とはあくまで一種の“起業”形態であり、“企業”形態を表すものではありません。解釈のしかたはいくつかありますが、ここでは一般的にスタートアップと定義づけられる目安をご紹介します。

    まず、スタートアップ企業は短期間において急激に成長させるビジネルスタイルであることがあげられます。いまだかつて世の中に浸透していなかったモノ(サービス・商材など)を発信、つまりイノベーションを主軸にし、かつ新しい価値観において社会に貢献しうるビジネスを展開します。

    そして起業に際して必要な資金を、これらに賛同してくれたベンチャーキャピタルの投資によって調達するのも大きな特徴。起業側も投資側も、段階こそ履むものの、極力短期間で利益を得ることを目標としますので、これらの条件とともに設立から間もない(2~3年以内)企業を『スタートアップ』と定義づけることもあるようです。

    あくまでイノベーションという点に重きをおくので、既存のサービスから派生した会社の設立は『スタートアップ』に当てはめません。

    2.ベンチャー企業との違いは?


    出典:https://www.realestate-tokyo.com/

    ベンチャーキャピタルからの投資を資本とするプロセスにおいては、スタートアップ企業・ベンチャー企業どちらも共通ですこれら2つの違いもまた明確な定義はなく、スタートアップもベンチャーの一種とする考え方も存在します。

    より細かく分類する場合、ベンチャー企業の方が利益を回収しつつも、もう少し長期的な運営を目指しているパターンが多いでしょう。そのため設立から3年以上が過ぎていればベンチャーという見方もあるようです。

    また、人々のイメージとして、スタートアップは少人数、ベンチャーは社員数が多いといったとらえ方も。ちなみに『ベンチャー企業』という言葉は日本独自の言い回しであり、和製英語。

    日本においては近年のブームのために両者を区分けする傾向にありますが、英語にしてしまうとどちらも“startup”という表現方法に。いずれにせよ、どちらも企業形態を表しているわけではありませんので、これらの曖昧な定義は今後、もしかしたら時代の流れとともに変化していくかもしれませんね。

    3.スタートアップ企業に入社したいと思う年齢層は?


    出典:https://techcrunch.com/

    新進気鋭さもある反面、先行きもまだ未知数であるスタートアップ企業。今の時代、どんな企業に入社しても終身雇用が望めるとも限りませんが、とりわけスタートアップ企業は、今後自分で企業したいという野望を抱く若い世代から一定の支持を得ているようです。

    未知数であるがゆえ、企業が急成長していく様や、いまだかつて誰も考えなかったような斬新なアイディアの宝庫…そんな一面が彼らにとって非常に魅力的なのでしょう。

    ある調査によれば、スタートアップ企業に就職を希望した人たちは、そもそも長く勤続しようとは思っていないのだそう。むしろ将来自分が起業するための勉強の場として、あえてスタートアップ企業に身を置こうとしている人が多いのです。

    昨今では学生が起業するケースも珍しくなくなってきました。これらの“イノベーション”に感化されるのは、やはり世代や価値観が近い若者にこそ集中するのも頷けます。

    既存の企業に就職するよりも、自らが発信者となって成功を収めることにやりがいを感じる彼らは、あまりライフワークバランスを重視せず、とにかく情熱をもってビジネスを展開させてゆくことに生きがいを見出す傾向にあります。

    プライベートも仕事の一部になるほどに、非常にバイタルが要求される世界なので、必然的に若さが求められるという要因もあるのかもしれません。しかし、ある程度キャリアを積んだ年齢の人が、これまでの経験を活かしスタートアップをさらに成長させる目論みで入社することも。これらの層は、今までの自分にはなかった“若者の可能性”に魅了され、それを吸収してビジネスに繋げていきたいという野心家が多い模様。

    いずれにせよ、伸びしろがあり、いかようにも進化を遂げていける点がメリットであることは間違いありません。

    4.スタートアップ企業の魅力的なオフィスデザイン事例集

    ◎airbnb(アメリカ・サンフランシスコ)

    民泊仲介サービスをメインビジネスとするエアビーアンドビー。今でこそ世界に名を知らしめる存在となりましたが、こちらもスタートアップとして設立された企業です。彼らの掲げる“Belong Anywhere”(どこにでも居場所がある)を体現したオフィスには、社員も1つのデスクに縛られず好きな場所で仕事ができるよう、さまざまなテーマのワークスペースが用意されています。


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/

    ◎GrabTaxi Holdings Pte Ltd(シンガポール)

    タクシー配車アプリの運営をおこなうグラブ。今ではUberの東南アジア事業を吸収するなどし、ユニコーン企業としても注目を浴びています。ここでもやはり重宝されているのがフリースペース。エントランスには目を引く社名オブジェが構えられ、シンプルな配色の中にもところどころにイメージカラーであるグリーンが添えられている点も見逃せません。


    出典:https://grab.careers/


    出典:https://grab.careers/


    出典:https://grab.careers/


    出典:https://grab.careers/

    ◎ByteDance Ltd.(中国・北京)

    動画SNSアプリのTikTokをヒットさせた企業ですが、Toutiaoなどアプリ名の方が浸透し、バイトダンスという社名はまだ馴染みが薄いかもしれません。そのオフィスは非常にユニークで、メインフロアは非常にガラス張りの空間ですが、ミーティングルームや各作業スペースは部屋ごとに異なるテイストが取り入れられ、遊び心も兼ね備えています。それでも全体的に規則性のある什器配置がなされているあたり、我々日本人がお手本にしやすいインテリアなのではないでしょうか。


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/

    5.結論:スタートアップ企業にとってオフィスデザインが重要である理由とは?


    出典:http://www.furbishdesigner.com/

    要約すると、スタートアップと呼ばれる条件としては

    ・今までになかった新しい価値観
    ・社会貢献を軸にしたビジネス

    最低限これら2つがマストであることは間違いありません。つまり世の人々のためになる、いまだかつて誰も考えもしなかったアイデアを発信するわけですが、そのアイデアが真新しすぎるがばかりに、始めはどのようにして周囲の理解を得るかが重要な課題になるはずです。

    まだまだ実績はこれからというスタートアップ企業。“人”から“人”へ新しいものを伝えるために、言葉だけでは物足りず、かえって有り体になってしまいうまく自社の魅力を発揮できないこともあるものです。

    そんな中で視覚的にアプローチをすることができるとすれば、まずは自社のオフィスデザインがもっとも適したツールなのではないでしょうか。これは今後繋がりゆくであろう相手へのメッセージのみならず、社内で過ごす自分たちへ向けた抱負・ビジョンの役割も果たします。

    成長期を過ごすスタートアップ企業就労者にとって、目の前の忙しさのあまり経営理念や目標を見失ってしまうこともあるでしょう。そんな時こそふと見渡して、自分たちのビジョンは何なのかを再確認できるオフィスデザインが本領を発揮します。

    誰かにモノを伝えるためには、まず自らがそれを心に灯していなければなりません。そんな風に、“見られる”ためのものだけでなく、“見る”意味合いをも込めたオフィスデザインこそが、スタートアップ企業に必要な存在なのではないでしょうか。

  52. シェアオフィスだからこそ、デザインにこだわるべき理由とは?

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    1.シェアオフィスとは?


    出典:https://qz.com/

    ここ数年でその名を耳にする機会が多くなった『シェアオフィス』、いったいどのようなオフィスなのかご存じでしょうか。文字通りオフィスをシェアする…?会社勤めの方にはあまりピンと来ないかもしれません。

    通常オフィスを立ち上げる際、自社所有や賃貸の物件を利用して、備品は購入やリースでそろえるもの。対してシェアオフィスとは、OA機材やインターネット環境など、すでに仕事をするうえで必要な設備が用意されているスペースがあり、集った利用者どうしで共有しながら個別に働く空間です。

    最近増加傾向にあるノマドワーカーをはじめ、フリーランスの方やスタートアップ企業など、1人~少人数での作業を主とする層にとって、テナントを借りるよりもコストが抑えられる点、あるいは必要に応じて拠点を変えやすい点などがメリット。

    オフィスによって利用料やサービスは異なりますが、法人登記や住所を置くことが可能であったり、なかには福利厚生が付帯するところもありますので、パソコン1台で身軽に働くスタイルにはとてもありがたい存在として、注目を浴びているのです。

    2.レンタルオフィスやコワーキングスペースとの違いは?


    出典:https://www.bisnow.com/

    『シェアオフィス』と同じように、やはり1人~少人数の企業の舞台として選ばれやすい、レンタルオフィスやコワーキングスペース。いずれも“間借り”のオフィスであり、会話内で混同されがちな存在ですが、いったいどのような違いがあるのでしょう?

    ・レンタルオフィスとは?

    まず、レンタルオフィスの最大の特徴は、個室が与えられる点です。共有のエントランスを経て個室に入れば、契約中である限り自分たちしかその個室を使うことは起こり得ないため、一般的な会社同様に仕事道具をオフィスに置きっぱなしにすることが可能となります。当然、都度施錠をして自己管理しますので、例えば税理士のように許認可の取得が必須な職種では、個室ありきでオフィスを選ばなければなりません。
    その他ミーティングスペースや休憩室、受付などは入居者どうしで共有するのが基本です。

    ・コワーキングスペースとは?

    対してコワーキングスペースは、シェアオフィスと明確な区切りをつけにくいのが現状です。この2つはどちらも原則的に個室がなく、フリーアドレスで各々が仕事をする空間なので、非常に定義があいまいであり、一部では同じものとして取り上げられることもしばしば。ただしあくまでシェアオフィスは“場所の提供”が主体となりますが、コワーキングは『Co(共同・協力)Working』が語源。どちらかといえば個々で仕事をするなかでも、同じ場所に集った者どうしでコミュニケーションを図りながら切磋琢磨するような、“人と人とのつながり”を促す目的をも持ち合わせているのが大きな違い。
    コワーキングスペースにおいて交流会やセミナーなどの開催が多いのもそのためです。

    3.魅力的なシェアオフィスとは?


    出典:https://finance-commerce.com/

    自社所有や賃貸の物件とは違い、利用者側が内装施工をすることがないシェアオフィス。労働先進国であるアメリカ発祥のスタイルゆえ、ビジネスの場としてシェアオフィスを選択する側も、流行に敏感で革新的なものを好む層が多いといえるでしょう。

    『働き方改革』による身軽さを重視する彼ら・彼女らにとって、機材やサービスの充実、居心地の良さやデザインが、どのオフィスと契約するかのキーポイントになってきます。
    加えて、希望する立地でテナントを借りるより、大幅にコストダウンが可能となるからこそ“シェア”形態を選択するのですから、これらのニーズに寄り添った運営をしなければなりません。

    実際に利用している方々の声を聞いてみると、単独で企業していても孤独ではないと感じられる、常にスタッフや他の利用者がいるのでワンルームの賃貸をオフィス化するよりもセキュリティ面で安心感がある、清掃の必要もなく常に綺麗に保たれているので安心して来客対応ができる、クライアントに一目置いてもらえるような住所が取得できるetc…主にモチベーション維持や安心感などといったポイントが支持されている印象です。

    4.これだけは避けておきたいシェアオフィスのNGポイントとは?


    出典:https://www.spokesman.com/

    他者がいることが安心感に繋がる反面、ときにはプライバシーが気になってしまう場面もあります。大抵のシェアオフィス内はカフェのようなレイアウトを取っており、テーブル・カウンター・半個室など何パターンかの座席スタイルが設けられています。普段はお気に入りの席で作業をしつつも、慎重に取り扱うべきデータを閲覧する際などは半個室に移動したりと、その時次第で自由に立ち回れるのも魅力のひとつです。

    しかし、座席数やその日の混雑状況によっては思うようにオフィス内を利用しきれないことも…。それぞれオフィスへ来る頻度はまちまちなため、頻繁にいる人が、結果的には同じ作業スペースを毎日独占するような形になってしまうのです。

    他にも、いくらスタッフが常在していて利用者に掃除の義務がないからといって、使用し終わった作業スペースを原状復帰せずに離れるのはマナー違反。当ブログでも常々オフィスデザインは『企業の顔』だからこそこだわるべきだと提唱しておりますが、みなで共有しているシェアオフィスも、利用者全員にとっての『顔』たる場。

    いつ誰がクライアントを出迎えることがあっても良いように保てるようにしたいものです。また残念なことに、利用規約やルールがあいまいなままになってしまっているシェアオフィスも少なくありません。

    この問題は主に“運営と利用者”が“店と顧客”のような構図となり、オフィススタッフから物言いがしにくいといった観点からなようです。ひとことにシェアオフィスと言ってもその雰囲気はさまざまですので、自分(たち)に適した環境はどんなオフィスなのか、見極めて契約する必要がありそうです。

    4.これだけは避けておきたいシェアオフィスのNGポイントとは?


    出典:https://www.spokesman.com/

    他者がいることが安心感に繋がる反面、ときにはプライバシーが気になってしまう場面もあります。大抵のシェアオフィス内はカフェのようなレイアウトを取っており、テーブル・カウンター・半個室など何パターンかの座席スタイルが設けられています。普段はお気に入りの席で作業をしつつも、慎重に取り扱うべきデータを閲覧する際などは半個室に移動したりと、その時次第で自由に立ち回れるのも魅力のひとつです。

    しかし、座席数やその日の混雑状況によっては思うようにオフィス内を利用しきれないことも…。それぞれオフィスへ来る頻度はまちまちなため、頻繁にいる人が、結果的には同じ作業スペースを毎日独占するような形になってしまうのです。

    他にも、いくらスタッフが常在していて利用者に掃除の義務がないからといって、使用し終わった作業スペースを原状復帰せずに離れるのはマナー違反。当ブログでも常々オフィスデザインは『企業の顔』だからこそこだわるべきだと提唱しておりますが、みなで共有しているシェアオフィスも、利用者全員にとっての『顔』たる場。

    いつ誰がクライアントを出迎えることがあっても良いように保てるようにしたいものです。また残念なことに、利用規約やルールがあいまいなままになってしまっているシェアオフィスも少なくありません。

    この問題は主に“運営と利用者”が“店と顧客”のような構図となり、オフィススタッフから物言いがしにくいといった観点からなようです。ひとことにシェアオフィスと言ってもその雰囲気はさまざまですので、自分(たち)に適した環境はどんなオフィスなのか、見極めて契約する必要がありそうです。

    5.結論:シェアオフィスだからこそ、デザインにこだわるべき理由とは?


    出典:https://www.weworkdock72.com/

    急激な需要にともない、現在では主に都市部を中心として、たくさんのシェアオフィスが展開されています。ワーキングスペース提供サービスの先駆者でもあるアメリカの企業から国内大手不動産業まで、実に多くのシェアオフィス運営企業が存在するなか、単純に立地や価格帯だけで利用者獲得を目論むのは容易ではなくなりつつあるのが現状です。

    ある程度の広さの空間を、異業者どうしが共有して使うのですから、動線の確保、すなわち座席から機材・別室等への往来のしやすさや、利用者のクライアントが来た際の応対のしやすさに考慮するのもマスト案件に他なりません。

    では、いったいどうすれば他のシェアオフィスとの差別化を図ることができるのか?利用者視点からすれば、自前のオフィスでないゆえ自由にインテリアを変えられない分、最初から完成形のオシャレなオフィスを手にいれたいのです。

    内装を決めるにあたり、やはりインテリアテーマの明確化は欠かせません。トレンド感のあるデザインにしたい、アットホームな雰囲気を出したい、主に女性をターゲットにした空間にしたい、クリエイターへ向けた空間を提供したいetc…

    万人受けを狙っていくのか、ある程度特定の利用層を狙っていくのかでもデザインの趣向は違ってきます。特に今後、若い年齢層のスタートアップがますます増える見込みです。

    彼ら・彼女らの気を引くような、“ココでしか体感できない”空間を演出することこそが、新時代にふさわしい仕事場としての魅力を引き出してくれるのではないでしょうか?

  53. 「戦略的なオフィスデザインとは何か?」について考えてみる

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    1.戦略的なオフィスデザインの定義とは?


    出典:http://www.office-sensei.com/

    これらは日々従業員に意識してもらうためだけでなく、世の中へ知ってもらいたいという意識ゆえ。自分たちの会社が“どんな分野で”“どんなビジョンをもって”社会に貢献していくのか…。

    文字で表現するのは簡単ではありつつも、当たり前すぎてあまり注目してもらえないことが多いのも実情です。その理由として、「〇〇を大切に」「〇〇を目指す」「〇〇に貢献」etc…大抵どの企業も同じような語感になってしまっているからではないでしょうか。

    どんなに〇〇の内容こそ素晴らしくても、誰かの心に留まらなければ企業戦略の上でも意味を成さないことになってしまいます。そこで自社の理念をもっとわかりやすく視覚的にアプローチする手法として、もっとももふさわしいのは、オフィスデザインをもって体現していくことなのです。

    2.おしゃれで美しい“だけ”のオフィスデザインは無意味かもしれない


    出典:https://www.vault.com/

    とにかく同業他社との差別化を図りたいとします。幸か不幸か、まだまだ日本ではオフィスデザインの真価を発揮および理解できていない企業は多いので、今「おしゃれで美しいオフィス」を手に入れることが可能となれば、それはもう一目置かれることは必然でしょう。

    ですが、その「おしゃれで美しいオフィス」が自己満足になってしまってはなりません。ただおしゃれにするだけならば、近い将来必ずどこの企業も似たり寄ったりなつくりになってしまい、差別化を図れたのも一瞬だけ…という結末になりかねないのです。

    オフィスデザインの話からは少し逸れますが、電車の中吊り広告や街中の看板で、審美歯科の宣伝をよく見かけます。はじめはA院だけが“黄・青”を基調とした看板を打ち出していたとしましょう。ところがそこが爆発的にヒットするやいなや、他の審美歯科医もこぞって“黄色と青を使った広告”を提示しはじめます。すると、街ゆく人の目には同じカラーリングの歯科医ならどこでも同じように見えてしまい、A社ならではの色というよりも、審美歯科の色合いとしてしか認識しなくなってしまうのです。

    大切なのは、誰の目にも伝わりやすいようなデザインであると同時に、自社ならではの理念がオリジナルデザインとして独立すること。「おしゃれで美しいオフィス」の条件はもはや当たり前であり、その上に自社独自の付加価値が乗らなくてはならないのです。

    3.戦略的なオフィスデザインを実行する上で重視すべきことは?

    どんなに素晴らしいオフィスが完成したとしても、その後の生産性向上やサービス提供は従業員の力あってこそ。戦略的…と聞くと数字ばかりを追い求めてしまいがちですが、まず従業員1人1人が、自社の業務内容を消費者目線で理解し、誇りを持てるようにならないと会社全体は輝きません。

    ここでは自社への見聞を深めながら、多様性あふれるスタイルで仕事に取り組めるオフィス設計を取り入れた海外大手企業をいくつか見てみましょう。

    ●Puma SE(ドイツ)

    世界的なスポーツ用品ブランドとしても有名なプーマは、社内でもスポーツアクティビティが盛んです。通路にはミュージアム調に自社製品の歴史が展示され、関係者以外がほぼ立ち入ることのないオフィスであっても、ブランドカラーを基調としたインテリアで統一。ですがオープンスペースばかりでなく、飲食店の個室席のようなミーティングスペースも用意されていたりと、従業員の意思を尊重した空間づくりが特徴的です。

    出典:https://www.glassdoor.com.hk


    出典:https://www.glassdoor.com.hk


    出典:https://www.glassdoor.com.hk

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    出典:https://www.glassdoor.com.hk

    ●trivago(ドイツ)

    宿泊予約や価格比較サービスで、旅のサポートを提供しているトリバゴ。オフィス内を見渡すと、まるで働く場所ではないかのような斬新なデザイン。部屋ごとにさまざまな国のモチーフが取り入れられ旅をイメージし、会議室は会社のロゴ同様の色合いでビジネスライクに。時に気晴らしになる遊び場や仮眠室がある点も、従業員にとっては喜ばしいですね。


    出典:https://www.officelovin.com/


    出典:https://www.officelovin.com/


    出典:https://www.officelovin.com/


    出典:https://www.officelovin.com/


    出典:https://www.officelovin.com/


    出典:https://www.officelovin.com/

    ●Uber Technologies Inc.(アメリカ)

    日本の都市部ではUBER EATSでおなじみのフードデリバリーサービスなど、配車ウェブサイトを運営するウーバー。日本の旧時代的なオフィスでは垢ぬけない印象を抱かれがちなホワイトボードも、洗練された空間内ではアイディアの宝庫として、スタッフ間の風通しの良さすら感じられるアイテムに。無機質な天井と木材の什器のマッチングも素晴らしく、常に必要な情報が大画面で得られるあたり、ワールドワイドでいち早く情報をキャッチするウェブサービスのイメージにぴったりです。


    出典:https://www.glassdoor.com/



    出典:https://www.glassdoor.com/

    出典:https://www.glassdoor.com/


    出典:https://www.glassdoor.com/


    出典:https://www.glassdoor.com/

    ●Microsoft Corporation(アメリカ)

    ご存じマイクロソフト社のオフィス。ブランドマークである4色のビビッドカラーを交えながらも、決してうるさすぎず、明るく風通しのよい空間を演出しています。まるでリビングルームを広げたような解放感のあるインテリアは、動線も自由でさまざまな働き方に対応可能。“革新”を意味するinnovateの電光文字も、言葉の強さほどに威圧感を与えず、けれど日々目にして意識することができるアクセントに。個室の数も多いですが、ホワイトとガラスのバランスが秀逸なため、広々と感じられます。


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/


    出典:https://officesnapshots.com/

    4.結論:改めて問いたい。オフィスデザインは企業にとって有益か否か?


    出典:https://www.jbhrefurbishments.co.uk/

    ご覧のとおり、海外ではオフィスデザインの有益さがしっかりと浸透しています。国内においても、とりわけ外資系企業はエントランスから内部まで、ブランドカラーを取り入れるとともに従業員のQOLをも重視したオフィスづくりがなされていますが、残念ながら、日本企業はまだまだ発展途上。

    ある意味では真面目な日本人気質と言えなくもなさそうですが、グローバル化が顕著な今、今後さまざまな企業がオフィスによる自社アピールに注力することは間違いないでしょう。

    短期的な生産性だけに着目すれば、一見費用のムダとも思われがちな要素かもしれません。ですが、人々の目に留まり、働く人たちのモチベーション改革も担うことが可能な環境づくりは、長期的に見れば効果は絶大です。

    せっかくの企業戦略、広告などの営業活動ももちろん重要ではありますが、労力の源であるオフィスこそ、アプローチのツールとして大変質量の大きなものなのではないでしょうか。

    オリジナリティあふれるデザインで競合他社との差別化を図り、景気に左右されない伸びしろを築くことこそが、競争社会で生き抜いていくための秘訣です。

    5.追記:戦略的なオフィスデザインはプロに任せるべきか?


    出典:https://k2space.co.uk/

    先に紹介した大手海外企業のオフィスは、すべてプロの建築デザイナーが手がけたもの。単発的な模様替えではなく、あくまで先々を見据えたオフィス設計をするならば、やはり専門家に依頼するのがベストです。

    「いやいや、わが社はあんなに広くないし賃貸一間だから…」という場合でも、その限られた空間をいかに有益に使っていくかがキーポイント。むしろ日本の狭い建築事情だからこそ、細かなスペースも余すことなく、戦略アピールと働きやすさに繋げていくべきだと考えます。

    加えて湿度に悩まされがちな日本では、方角や通気性に応じた材質選びも重要です。企業の成長を促すならば、ただおしゃれで美しいモノが創れるだけでは物足りません。“働くための場”に特化したプロにこそ、託してしかるべき案件なのではないでしょうか。

  54. 男性ばかりのオフィスをデザインするときに気をつけることは?

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    1.男性ばかりのオフィスの特徴とは?


    出典:https://startups.co.uk/

    そんな『男性ばかりのオフィス』、一般的にはどのようになっていることが多いのでしょうか。

    過去の施工事例からすると、やはりオフィスにこだわりを多く詰め込まれるのは女性の割合が高く、また男性の場合も若い世代の方が関心が高い傾向にあるようです。
    それに対して、オフィスデザインに懐疑的なのはミドル世代以上の男性が圧倒的。もちろん最終的には大変満足していただけるのですが、やはり目先の利益を重視してしまうところは、この世代の男性ならではかもしれません。

    基本的に、直接的に生産性とは無縁と思しき箇所にはあまり予算をつぎ込まない方針ゆえ、男性の多いオフィスは必然的に殺風景になりがちです。“殺風景”といえど、物がなくスッキリしているというわけではありません。

    おおかたインテリアには無関心といった空間に、果たして今でもそれは使われているのか不明な物が羅列されているなど、片付けのしかたにも難アリな点が多く見受けられます。

    しかし男性の中にも綺麗好きな人は意外と多く、そういったタイプの人はマイデスクや自宅はマメに片づけているものです。ですが、どういうわけか『オフィス』という公共の場となると、自分のデスク以外にはあまり気を配らないなんてことも…。

    傾向として、ONとOFFの切り替えを重視する男性にとっては、職場はあくまで職場。そのような割り切りからか、あまりオフィス環境を一掃しようという気持ちは少ないように思えます。

    2.男性ばかりのオフィスにいる女性社員の本心は?


    出典:https://www.nafe.com/

    男性ばかりのオフィスにも、紅一点、二点三点…少数派として活躍する女性社員やパートさんがいることも少なくありません。彼女たちにとって、そんなオフィスはどのように映るのでしょうか?

    日々クライアントさんとデザインの相談をしていると、まっさきに女性陣から飛んでくるのは『清潔感がほしい』という要望です。ひとことに清潔感と言っても、その内容は整理整頓・スメルハラスメント・トイレが汚いなどさまざま。

    整理整頓に関しては、「本音を言えば勝手にやってしまいたいが、勝手に捨てれば怒られる。ならば自分でやってほしい」なんていう世知辛い意見も…。これは耳が痛いという方もいるのではないでしょうか?

    またスメルハラスメント問題も、一生懸命働いている男性からすれば生理的なものであり、理不尽さを感じざるを得ない部分もあるでしょう。ですがオフィスという不特定多数の人が集まる場である以上、身だしなみの一環として少しでも気を遣わなければなりません。

    そして清潔感を求める中でも致命的なのは、女性社員のトイレ問題。これまた人間の生理に直接関係するものであり、なおかつ少数派の女性にしてみれば、なかなか不満を露わにしにくいポイントです。

    このトイレ問題、本来ならば『労働安全衛生規則』によって、便器の数など細かなルールが定められているのですが、人数が少ない企業ではいまだに男女共用のトイレを使用せざるを得ないケースもあるようです。

    また男女別に設けられていたとしても、間取りが狭いなどの理由で「今誰がトイレに入っているか」を悟られてしまうのがイヤだという意見も多数。男性からしてみれば気にしすぎに思えることかもしれませんが、この手のことに関しては女性の方が何倍もセンシティブ。

    中にはこれが気がかりで、出社中はトイレを我慢してしまう女性も数多くいるそうなので、従業員の健康面を気遣う意味でも、まっさきに着手すべき点だと言えそうです。

    いかがでしょう?もしあなたの職場が『男性ばかりのオフィス』であったなら、実は女性たちはこのような本心を抱いているかもしれません。仮に今まで聞いたことがないとしても、デリケートゆえになかなか言い出せないでいるだけということもあり得るのです。

    3.男性ばかりのオフィスでぜったいに避けるべきこととは?


    出典:https://www.managers.org.uk/

    時代が変わり、いくら男女が同じだけの業務をこなすことが当たり前になったとしても、絶対に覆せないのは身体の違い。一定の周期でホルモンバランスが変化し心身に影響されやすい女性の体は、実はオフィス環境においてもダメージが加わっていることがあります。

    今はまだ寒い時期ですが、夏場になると必ずといっていいほどあがるのが、エアコンの温度についての悩みです。個人差はあれど一般的に女性は男性に比べ筋肉が少ないため、自ら熱を発生させにくい性質をもっています。そしてその分脂肪も多くなるわけです。ところが、脂肪は一度冷えるとなかなか温まりにくいやっかいな存在。

    そんななか、男性ばかりの好みで設定温度を下げられると、夏場でもひざ掛けやカーディガンが手放せないほどの寒さを感じてしまうのです。さらに月経周期の関係で、血流が悪くなりやすい時期も定期的に訪れたりと、女性特有の悩みは尽きません。

    体験しようのない男性にとってはやや想像しがたいかもしれませんが、お互いが譲り合って環境を整えていくことが大切です。また、最近ではリテラシーの向上とともに少なくなってはきたものの、オフィス内で男性どうしが雑談を交わす際、女性が思わず眉をひそめたくなるような発言をしてしまうのも避けたいところ。

    内々の会話とはいえ、業務中の品位にも関わりますし、同じ男性社員でももしかしたら不快に感じている人もいるかもしれません。社内であっても、社会人としていつ誰に見られても恥ずかしくない行動を心掛けたいものです。

    今回は『男性ばかりのオフィス』に起こりがちな注意点をピックアップしましたが、肝心なのは「あれをするな、これをするな」よりも“お互いが思いやる気持ち”。円滑なコミュニケーションを図り、男女ともに優しさを感じられる環境にしたいものです。

    4.おしゃれなデザインのオフィスは「あり」なのか?


    出典:https://www.pinterest.es/

    男性も女性も、居心地よく毎日を過ごせる環境。

    個人の気配り・思いやりとともに、オフィスのデザインにも着目したいもの。オフィスデザインを『おしゃれ』にすることで、どのような効果が得られるかご存じでしょうか?
    オフィスなんて仕事の場所なのだから、インテリアなどは必要最低限で構わないと思われがちかもしれません。

    ですがもし今あなたのオフィスが片付いていなかったり、もう使わなくなって久しい物が放置されているとしたら、まずこれらを撤去するだけでも一歩『おしゃれ』に近付くことになるのです。
    一般的に、デザインと聞くと足し算ばかりを連想してしまいがちですが、何が必要で何が不要か、これを見極めて断捨離するだけでも空間に広がりが生まれます。脳科学の分野においても、人は視覚から入ってくる情報量が過剰(物が多い)だと、無意識のうちにストレスを感じてしまうのだそう。

    まずはシンプルイズベストの手法に則って、整理整頓から初めてみれば、思いのほか自分たちのオフィスの広さに気付くことができるでしょう。そしていざスペースを確保したら、いよいよオフィスデザインが本領を発揮するとき。

    OA機材の位置や配線の見直し、動線の確保などをしていくだけで、今までより格段に『おしゃれ』になったように感じるはずです。おしゃれの定義もさまざまですが、作業効率やモチベーションを高めてくれるデザインならば、男性にとってもおおいに「あり」と断言できます!

    5.結論:こんなときこそオフィスデザインのプロに任せるべきなのか?

    今後、オフィスデザインはトレンドからスタンダードへシフトしていく時代です。これまでの項で、男性ばかりのオフィスにおける女性の苦悩や価値観をとりあげましたが、要改善箇所が多ければ多いほど、どこから着手すればいいのか路頭に迷うこともあるでしょう。

    例えばトイレの問題に関しては、賃貸物件であればいきなり数を増やしたり移動したりすることは不可能でしょう。ならば今ある限られた空間のみで改善しなければなりません。

    こんなとき、自分たちで試行錯誤していると時間ばかりを消費してしまい、なかなか解決にいたらないまま計画が頓挫してしまうなんていうパターンも…。迷ったら、まずはオフィスデザインのプロの起用を検討してみてはいかがでしょうか。

    今まで培ったノウハウから、現在の間取りの長所・短所を生かしつつ、みなさまの日常業務に支障をきたさない期間でスムーズにリノベーションすることが可能です。
    「わざわざ職場をデザインする必要なんてあるのだろうか?」

    そう疑問に感じていた男性陣も、使い勝手が向上し美しくなったオフィスを目の当たりにすれば、より一層モチベーションを高く仕事に打ち込めるようになるはずです。
    なにより最大のメリットは、職場が女性社員の笑顔で華やぐ……これに尽きるかもしれません。

  55. オフィスデザインを自分たちでやるか、プロに任せた方がいい会社の差とは?

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    目次

    1.オフィスデザインを自分たちで手がけるのが向いている会社の特徴とは?


    出典:http://www.arch-office.fr/

    ココにたどり着いたということは、あなた(または貴社)が少なからずオフィスデザインに興味を持っているということでしょう。そして、どのような職場環境にしてゆくべきか、ネットでさまざまな情報を仕入れている最中かと思います。

    端的に「オフィス・デザイン」などというキーワードで画像検索をしてみても、実にたくさんの事例が出てくるものです。しかし、いざ気に入ったテイストのものがあったとして、どこからどのように着手すればよいのか、これがまた悩みどころ。

    そんなオフィスデザイン、自分たちで手がけるのが向いている会社とは…?

    ズバリ、この悩みを“楽しみ”にシフトしていける人材がいるかどうかが最も重要だったりするのです。例えばクリエイター系の企業であれば、この感覚がお分かりいただけるのではないでしょうか。空間デザインの経験がなくともモノ創りの喜びを知っている人間であれば、オフィスデザインに関してもインスピレーションを発揮させることができるかもしれません。

    また、それ以外の業種でも過去にそのような職歴がある者が社内にいれば、きっと力になってくれるでしょう。現在では空間デザイン用のフリーソフトも出回っていますので、大体のイメージ図を作成することが可能な時代。最近のツールは素人でも使いやすくなってきてはいるものの、やはり3D設計やCAD経験があるとかなり有利です。

    もちろんこういったキャリアがなくとも、デッサンが得意であればアナログでも構いませんので、まずは図面におこせることがベスト。ここではひとまず、向き不向きを「楽しめるかどうか」でジャッジすることにしましたが、実はこれが大きなアドバンテージであることは間違いありません。

    最終的な作品の善し悪しには「作者がどのような心境で創り上げたのか」が大きく反映するのです。

    2.オフィスデザインを自分たちで行おこなうメリット/デメリット


    出典:https://kongres-magazine.eu/

    それではデザインを楽しめる人材がいたという前提で、自分たちでオフィスデザインをおこなうメリット/デメリットはどのような事項があるかをチェックしていきましょう。

    ◎メリット

    ・業者を入れない分コストが削減できる
    デザインも部材も全部自分たちで賄うことになりますので、最安値で仕入れるなどの努力により、大幅にコストを抑えてリノベーションすることが可能となります。

    ・社員である自分たちだからこそ、理解できるポイントがある
    日々自分たち使っている環境からこそ、プロにも勝る着眼点で現状の良い点悪い点をすぐに挙げられるのは非常に有利です。現場の生の声や、来訪客からの意見をただちに吸収しデバッグできます。

    ・「デザイン」という1つの作業を経て、組織力を高められる
    通常業務でもチーム編成をする職種の場合は同じことが言えますが、やはり1つの目標に向かってみなで作業するというのは、結束力が強まるもの。また、コンペ方式を取ってデザインを競い合うのも、よい刺激をもたらすきっかけとなるでしょう。

    ◎デメリット

    ・「オフィスデザイン」に時間を
    割く分、通常業務が滞ってしまう
    どうしても本業以外の作業をすることになってしまいますから、この問題はやむを得ません。繁忙期を避けるなどの対策を取って、極力通常業務に影響を出さずに進めていくしかありません。

    ・空間設計の経験が乏しいと、寸法ミスや物理的に不可能なデザインをしてしまう
    見かけの美しさばかりに囚われて最も陥りやすいのがこの類。例えばドアから搬入できない什器や機材を購入してしまったり、デザインしてみたデコレーションが物理的に作成不可・設置不可だったり…という致命的なミスをしてしまうパターンが多く見受けられます。

    ・デザインにエゴを出しすぎてしまう
    これはクリエイターであれば、誰しも一度は経験し、挫折したことがあるでしょう。モノを創り上げるという作業は非常にやりがいがあり、完成した際の喜びはひとしおですが、あくまでデザインの主人公は「オフィス」です。企業イメージや社外からの印象も考慮しなくてはなりません。

    ・内装工事を伴う場合、DIYの難易度が大きく跳ね上がってしまう
    床材や壁紙の変更まで視野に入れていた場合、果たして自分たちでどこまでできるでしょうか。器用な人ならばこなせる場合もありますが、クロス材は柄合わせもしなければなりません。また、専用の大きなカッティングマシンなどを調達するのも困難と言えるでしょう。

    3.1人でおこなうべきか、チームでおこなうべきか?


    出典:https://blog.pcloud.com/

    前項のでは、「オフィスデザイン」なるひとつの社内プロジェクトを実施するにあたって、組織力が高まるといったメリットについて触れました。1人でおこなうべきか、チームでおこなうべきかに関しては、クリエイター目線で申せばそれぞれに良さがあると考えます。

    実際に何人くらいの編成でおこなうかは、社員数やデザインに手を割くことのできる人員数によりけりでしょう。この問題に関しては、自社の社員たちの傾向や力量を見計らい、上層部で判断されるのが妥当かと思います。

    4.プロに任せた方がいい会社の特徴とは?


    出典:ttps://blog.pcloud.com/

    やはり自分たちでオフィスデザインをおこなうにあたり、どうしても通常業務と並行することになりますので、大なり小なり生産性への影響は否めません。ただしオフィスの改善によってもたらされる効果は壮大ですから、単純に費用や一時的な生産性低下だけを懸念して断念するのは非常にもったいないことです。

    今後の会社の“顔”役を担う部分、これを自分たちでやるべきではない会社の特徴は、一番最初に触れた話とは逆説で「デザインを楽しめない」場合である、といっても大袈裟ではありません。

    また、前項のデメリット箇所にもあるように、設計ミスや内装DIYなどが発生するとなれば、慣れていない作業な分当然多くの時間を費やしてしまうもの。
    少しでも不安要素が思い当たる場合には、ひとまず相談だけでもプロにしてみるのが一番の近道です。

    5.結論:迷ったときはオフィスデザインのプロに任せるべきなのか?


    出典:ttps://kongres-magazine.eu/

    企業が外注をするに伴って、気がかりとなるのは当然コストパフォーマンスかと思います。プロに任せるとなると、当然のことながら費用が発生してしまうものですが、過去の事例から判断すると結果的にはオフィスデザインへの投資が成功するというパターンがほとんどです。

    この根拠は、社外からのイメージ向上による集客率UP・動線改善による作業効率UPにより結果的にはデザイン費用を上回る利益がもたらされるために尽きます。空間デザインというのは恐らくみなさまが想像している以上に多くのノウハウを必要とするもので、1つが狂っただけですべての調和が台無しになってしまうことだってあり得るのです。

    例えばほんの少し観葉植物を設置する程度であればプロの力がなくとも可能ですが、やはり企業イメージを保ちつつ新しい環境へシフトするのは、それ相応のエネルギーを必要とする作業。自分たちでトライ&エラーを繰り返す(時間とお金を浪費してしまう)よりも、一度の外注で完成品へ持っていく方が、実に効率的で忙しい現代社会に適合したスタイルであると提唱します。

    ある程度のイメージを持って相談される方もいらっしゃいますが、まるっきり1からデザインを依頼される方も少なくありません。もちろん完成後についても必要なメンテナンスやアドバイスetc…多岐にわたってバックアップさせていただくことが可能です。

    大切な企業の“顔”だからこそ、まずはプロに任せてみてはいかがでしょうか?

  56. 土足禁止のオフィスをデザインするときに注意すべきことは?

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    1.オフィスを土足禁止にするメリットとは?


    出典:https://www.businessinsider.com/

    しかし、実は今ひそかにブーム到来中である土足禁止ルール。

    土足、つまり靴を社内で履いて歩き回らないことに、どんな意味があるのでしょうか?

    一昔前は、マイカーを土足禁止にするなんていう話もよく耳にしたものですが、これは主に愛車を少しでも汚したくないという理由がほとんどでしょう。
    そうなるとオフィスでも、フロアを汚さないための策として講じている…?実は、メリットはそれだけではないんです。

    主に土足禁止ルールを取り入れている企業の狙いは、ずばり“リラックス効果”なのです。長時間過ごす社内において、少しでも自宅に近い環境を従業員に提供したいという思いから、この土足禁止ブームが一定の支持を得ています。

    昨今ではビジネスカジュアルの市民権も上がり、スニーカー通勤もしばしば見かけるほどになりましたが、これも世間の趣向がコンフォートスタイル寄りになってきているからでしょう。朝から晩まで、ずっと靴を履きっぱなしで過ごすのは、やはり誰でも堅苦しさを感じてしまうもの。

    蒸れやむくみが気になるという方もいるでしょう。一般企業でも、自分のデスクでは靴を脱いで作業するという方法もありますが、靴を履いて業務をこなすのが当たり前の社内においては、ややだらしない印象を持たれてしまいかねません。

    もし会社側から土足禁止ルールを掲げてくれていれば、このような評価を気にする必要もなく、堂々と足を開放してあげることができるのです。

    2.オフィスを土足禁止にするデメリットとは?


    出典:https://www.thebalancesmb.com/best-shoe-trees-4172469

    アットホームな環境づくりのための『土足禁止ルール』。一見従業員にとっていいことづくめなようにも見えますが、反対派の人もいるようです。主な理由としては、働く場である会社に、あえて家のような環境は不要であるため。

    ネクタイを締めてこそやる気スイッチが入るなど、TPOに見合った格好をすることで自らを鼓舞するタイプの方も多いでしょうから、やはりON・OFFのけじめをくっきりつけたい気持ちも理解できます。

    そのような観点から判断すると、土足禁止のデメリットとは、気持ちの切り替えがしにくいという点がもっともでしょう。また、この“アットホーム”な雰囲気が、入社前から分かっている情報であれば構わないのですが、既存の従業員にとっていきなり土足禁止ルールが施行されたとなると、急に社風が変わったことによる戸惑いも生じかねません。

    この場合、経営者のワンマン・自己満足・強要などといった、ネガティブな見方をされてしまうこともあり得るため、とりわけ新たに導入する際は、社員の意見をあおぐなど、慎重になる必要がありそうです。

    それでもなお、特にクリエイター系のスタッフからすると非常にポジティブな印象をいだく傾向にあるようですから、業種や部署の雰囲気に合わせて、まずは試験的に採用してみることも悪くはないのかもしれません。

    3.土足禁止のオフィスならではの講じるべき対策とは?


    出典:https://www.businessinsider.com/

    一通りメリット・デメリットをあげてみましたが、ただ『靴を履かない』というだけで、意外にもダイレクトに従業員のモチベーションを左右するということがおわかりいただけたかと思います。それではこの土足禁止オフィスならではの、工夫すべき点や対策などは、いったいどのようなものがあるでしょう?

    土足禁止オフィスといっても、素足で過ごすというよりは、どちらかと言うとスリッパに履き替えて就業するのが基本なスタイルです。そこでまず何が必要となるでしょうか?

    まず1つめは、通勤時に靴を履いてくるのですから、スリッパに履き替えるにあたって当然下駄箱がなくてはなりません。脱いだ靴をエントランスに散乱させるわけにはいきませんから、まず第一に用意すべきものとなります。各個人で毎日所定の位置を使うのか、空いているところを使うのかなどといったルールも決めておきましょう。

    そしてスリッパについても、マイスリッパがあればいいというだけではありません。お手洗いのための履き替え用もあったほうが衛生面良いですし、来客用にも揃えておかなければなりません。

    もしくは、オフィスのすべてを土足禁止にするのか、一部の部屋だけにするのか、分割式にするという方法もあります。例えば来訪客に対しては、手間をかけさせないために土足のままで上がってもらうか、エントランスからお客様を通す可能性のある場所までは靴のままでも通れるようにするか、このあたりも講じておかねばなりません。

    それに伴い、従業員側も接客中は靴を履くのか否かも、『自社のアプローチ手段』として重要なポイントになってきます。

    4.土足禁止+デザインされたオフィスを創るメリットとは?


    出典:https://www.homedit.com/

    土足禁止にともなって、まずオフィス内に“下駄箱”という、それなりに場所を取るアイテムが必要になるわけですが、間取りによってはこれが一番の難所と言っても過言ではないでしょう。

    とりわけ新たに始めるオフィスにとって、エントランスに全従業員分をまかなう下駄箱を置くとなれば頭を抱えざるを得ません。規模次第では入り口まわりを1から見直さなければならないことも…。

    しかし、見方を変えれば、オフィスエントランスをデザイニングするチャンスでもあるのです。“アットホーム感”になぞらえて、出社なのに帰宅したような気分になれる内装にしてみるのも面白いでしょう。とりわけクリエイター業には土足禁止オフィスのウケも良いようですから、デザインコンペなどを催して新たなコミュニケーションを図る…なんていうきっかけにするのもアリかもしれません。

    また、土足とスリッパの線引きをどこでするか、それによってオフィスのデザインも異なります。先に述べたように、来客に対してはどのような策を講じるかによって、土足・スリッパエリアが生じる場合は、エントランスから各部署への動線にも気を配らねばなりません。

    このように挙げてみても、土足のオフィスとはかなり勝手が異なり、やや難儀にも思われがちかもしれませんが。しかし長い目で見れば、従業員の環境改革は業績にも良い影響をもたらしますから、実にメリットだらけのプロジェクトとなるはずです!

    5.土足禁止のオフィスをデザインするとき、オフィスデザインのプロに任せるべきか?


    出典:https://www.officelovin.com/

    「新たに事業所を構えることになったけど、どんな内装がふさわしいの?」

    「土足禁止のオフィスにしたいけど、今のオフィスをリフォームするには?」

    いざ着手しようと思っても、やらなければならないことが多すぎて、困ってしまう場面もあるでしょう。

    家のようなコンセプトが人気の土足禁止オフィスですが、あくまで雰囲気が“家”のようでありつつも、職場である以上、まるっきり住宅のデザインを参考にするだけではビジネスの場としては成り立ちません。

    比較的まだ採用例の少ない『土足禁止オフィス』。

    インターネットで調べただけでは、それを自社の間取りにそっくり採用できるとも限らないのが現状です。そんなとき、ぜひとも頼りにしていただきたいのがオフィスデザインのプロフェッショナルという存在。

    もとより空間をデザインするのが得意分野ですから、経験豊富なスタッフであれば住宅のインテリアにも精通していますから、絶妙なバランスでアットホームな職場づくりを提案することが可能です。

    スリッパで過ごしやすい床材のチョイス、リラックスして働きやすい照明の提案など、どんなことでもご相談ください。依頼してよかったと思っていただけるような、そんなオフィスづくりのお手伝いをさせていただければ幸いです。

  57. 今すぐオフィスをデザインすべき企業の特徴とは?

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    1.今すぐオフィスをデザインすべき企業の特徴とは?


    出典:https://iidamidamerica.ticketleap.com/

    新年の抱負、もうお決まりでしょうか?2019年は新元号「令和」の時代が始まり、増税もあり…ビジネスの場においても多くの変化があったことかと思います。刻々と移り行く世の中、これからの企業はどのようなスタイルであるべきか。

    このようなことを考案していくと、オフィスデザインを見直すことは、実は大きな効果をもたらすきっかけとなるものです。今いちど、改めてご自身のオフィスを見渡してみてください。

    どこか旧時代的な箇所や、不便さ・マンネリ化を感じている部分はないでしょうか。何か少しでも思い当たることがあれば、ぜひ今すぐオフィスのデザインを改革すべきターニングポイントだと捉えましょう。

    今回は、オフィスデザインがいかに多様なメリットをもたらすかについて、掘り下げてお話していきます。

    2.オフィスをデザインする必要性とは?


    出典:https://www.archdaily.com/

    企業の原動力となるスタッフが集まるオフィスは、人体に例えるならば「脳」といっても過言ではない場所。さまざまな情報が伝達・処理され、仕事が成り立っていくという点においては、大企業でも少人数オフィスであっても同様です。

    なかには、来客向けに専用の部屋を用意してあるし、オフィス内には部外者が立ち入ることはないからと、つい「見えない場所」扱いをしてしまうこともある空間ですが、それではまるで物置部屋同然となってしまいます。

    いくら他者の目に触れることはないからといって、企業の原動力となる場所…およびその原動力となっている社員を、そのような環境下で働かせるというのはいかがなものでしょうか。

    やはり人間である以上、毎日そのような場所で作業をしていると、いつしかモチベーション低下にも繋がりかねません。誰しも、清潔感があって整理整頓された綺麗な場所の方が、新しいアイディアも生まれやすしですし、脳の活性化に関係することも医学的な研究で証明されているようです。

    「デザイン」と聞くとオシャレなオフィスを連想し、クリエイター関連以外には必要ないと切り捨ててしまいがち。ですが、本来オフィスデザインというものはクリエイティブ業にのみ必要とされるものではなく、どんな業種であっても従業員の発想力の根源として大いに貢献してくれる、とても大切なファクターなのです。

    ぜひとも生産性を向上すべく、社員のためのオフィスづくりにも目を向けてみてください。

    3.オフィスをデザインすることで期待できる効果とは?


    出典:https://www.inc.com/

    前項では社内環境・仕事効率向上のためのオフィスの在り方を提案しました。働く現場が美しくよみがえるだけで、そこに属する人々のモチベーションがアップし、ひいては日々の営業成績にも良い影響をもたらしてくれる「オフィスデザイン」。

    これだけでもすでに期待できる効果は相当なものですが、さらにその上を目指すべく、エントランスや応接室、休憩スペースなどにまで目を向けられると完璧です。昨今のオフィスの傾向として、とりわけ外資系企業のオフィスデザインには、日本企業が見習うべきポイントが数多く存在します。

    とりわけ大手海外企業のエントランスには、非常にインパクトが強く、さらにデザイン性の高いものを採用していることがスタンダードとなっていますが、このあたりは日本人の感覚と大きく異なる点かと思います。

    古くから存在する日本企業のエントランスというと、小綺麗にはされていても、社名が掲げてある以外はどこもさほど違いがない、良く言えばシンプルで少々渋さすら感じる意匠が多いもの。

    おそらく日本人の奥ゆかしさや堅実さを表した結果なのだとは思いますが、これに対して外資系企業は、自社のカラーをアピールするのにエントランス以上にふさわしい場所はないと考え、他社との差別化を図るさまざまな工夫を凝らしているのです。

    目覚ましく進化しているグローバル化において、この点こそぜひとも我々日本人が見習っていくべき点ではないでしょうか。自社に訪問してくれた人が、ひと目でどのような社風かを理解し、かつ強く記憶に刻み付けてくれるオフィス。

    広告塔の役割も果たすものであると思って、今あるエントランスに一工夫加えてみてはいかがでしょうか?限られたスペースでどのようなアプローチをしていくかも、デザインの醍醐味です。

    4.素人でもオフィスデザインは可能なのか?


    出典:https://www.pinterest.jp/

    思い立ったが吉日ということわざもあるように、オフィスデザインを一新してみようという試みは非常に素晴らしいものです。そんな「デザイン」ですが、素人の手でも実践することは可能なのでしょうか?

    結論からすれば答えは「YES」です。しかし、会社の予算の都合も考慮してとりかかる必要が発生しますので、トライ&エラーで無駄買いをしてしまうことだけは避けなければなりません。

    漠然と始めるのではなく、具体案を突き詰めて、かつ日常の業務と並行せざるを得ない点においては、少々難儀をきたすこともあるかと思います。まずコンセプトを明確にするという点では、あらゆるプロが必ずやっていることです。

    アイディアを出すべく、インターネットや専門誌などを利用して、どのようなデザインが主流なのかを市場調査してみるのも良いでしょう。このような作業が長けた者が社内にいればスムーズですが、未経験の場合、いきなり大きな面積を担う箇所に手をつけるのではなく、身近なデスク周りなど、小さなスペースから始めてみるのがおススメ。

    来訪者の目に触れる部分においては、いきなり大幅な変更を加えるのではなく、季節の花を添えるなど、ちょっとした変化から導入していく方がリスクを伴うことがなく安心です。

    このような些細な変化でも、モチベーションアップに有効ではありますが、やはり大々的にデザインを見直したいとなると、オフィスデザインのプロの力を借りたいと思うようになるかもしれません。

    5.オフィスデザインのプロに依頼すべき理由とは?


    出典:https://www.opus-group.com/

    さて、素人とプロの根本的な違いとはいったい何でしょう?例えば我々の場合は、クライアントからオフィスのデザインを依頼される、いわばオフィスのプロデザイナーという立ち位置にあるわけですが、そのデザイナーによっても持ち味はさまざま。

    ですがその個々の持ち味が売りとなる面も数多く、それゆえ唯一無二の空間を創造できるのがデザイナーそれぞれの強みです。漠然と、どういったオフィスに変革したいかを話し合う際、素人どうしではうまく意思の疎通が図れなかったり、互いに連想するイメージが食い違うこともしばしば。

    デザイナーの場合、ただ図案を描いているばかりではなく、このようなコミュニケーションも業務の一環なため、あいまいな意見からすらも具体案を提示することに手慣れています。

    このプロセスはリフォームの時間短縮にも繋がりますし、先ほども述べたように自分たちでトライ&エラーを繰り返して予算を使い果たしてしまうよりも、実は早くてリーズナブルに仕上がることも…。

    デザイン料が発生するデメリットに注目されがちですが、従業員どうしで試行錯誤しながら日々の業務を並行する方が、生産性を低下させ、かえって赤字を作りかねません。

    効率面だけでなく、ノウハウの面においても我々プロはさまざまな現場を体験してきていますから、インスピレーションの源においては豊富だという自負もあります。「餅は餅屋」という気持ちになって、せっかく思い立ったオフィス改革、ぜひともプロに任せてみてはいかがでしょうか?

    きっと皆さまに、今まで想像だにしなかった新しい感性をお届けできるはずです。

  58. オフィスをデザインすることで散らかるのを防げるか?

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    1.整理整頓+デザインされたオフィスは散らからない?


    出典:http://simplycleanoffices.com/

    年に一度、これを恒例行事とする職場が数多くあることかと思いますが、毎年大変な目に遭われてはいないでしょうか…。漠然と「いつかやろう」と思っていると、慌ただしい日々の中オフィス内はどんどん散らかって、後で自分たちの首を絞めてしまうもの。

    それを未然に防ぐためにも、常日頃からの整理整頓が大切なわけですが、実はこの部分にも、個人の努力だけではなく、オフィスデザインの善し悪しが関わってくるのです。具体的にどのようなデザインを目指せばよいか、まずは散らかったオフィスのデメリットに焦点をあててみたいと思いますので、ここからいくつ自分たちのオフィスに当てはまる事柄があるかどうか、チェックしてみましょう。

    2.オフィスが散らかることのデメリットとは?


    出典:https://www.inc.com/

    「汚部屋」という造語から派生して、「汚フィス」などと言われてしまう散らかった汚いオフィス…メディアなどで他人事として見るぶんには笑いで済まされるかもしれませんが、実際に自社で起こっていることとなると、真剣に考えなくてはなりません。

    実際に、整理整頓がなされていないオフィスでは、どのような弊害が生まれるのか具体例を挙げてみます。

    *見栄えが悪い

    いうまでもなく、一番はこれに尽きます。日常的にクライアントなど外部の人が出入りする場合、当然のことながら散らかっているオフィスを見れば嫌悪感を抱きます。「いやいや、ウチの事務所には部外者は入ってこないし…」なんていう油断は禁物。

    情報化された社会では、社内環境についての話などはいくらでもリークされてしまうもの。就職・転職情報サイトの口コミでも、オフィスが汚いという点で悪い評価を下されている企業を数多く見かけます。

    このような類のサイトは、社名を検索すれば比較的上位にあがってきますので、結果として部外者にも知られてしまうことになりかねません。

    *作業効率を低下させる

    組織というチームワークである以上、時には他人の案件を代打で任されることだってあり得ます。自分のデスクだからと言って、好き放題に散らかしてしまっていると、いざ他のスタッフがあなたのデスクから書類を借りたいときなどに、迷惑をかけてしまいます。

    資料がきちんと元の場所に戻されていなかったり、通路に物を山積みにしていたり…忙しさにかまけてついやってしまいがちですが、動線を無駄に増やすことに繋がります。また、脳科学の分野においては、人は視覚的に散らかった様を認識すると、その無秩序な情報量からストレスを受け、注意力の低下や気分障害を引き起こしてしまう可能性があるという研究結果も出ているそう。

    *人間関係を悪化させる

    作業効率が低下すると、当然のことながら個々の負担が増え、それがストレスに直結します。ストレスを抱える社員が多くなれば、当然社内の人間関係もギスギスするもの。また、大抵この手の問題は、「いつも散らかす犯人」と「いつも片づけ係になってしまう人」が固定されてくるものではないでしょうか?

    こうなってくると要注意!日々の積み重ねがやがて大きな不満になると、業務に影響のないレベルでは済まなくなるかもしれません。「人間関係の悪化」と「作業効率の低下」は、改善されない以上無限ループになりえる非常に厄介な問題です。

    いかがでしょう?たった3点の例だけでも、これだけの多大なデメリットを含んでいるのです。そしてそもそも、散らかったオフィスに何一つ「メリット」などありません。

    3.散らかりやすいオフィスの特徴とは?


    出典:https://www.earningdiary.com/

    整理整頓しなければならないことはわかっていても、どうしてもうまく片づけられない…。何かと散らかりやすいオフィスの特徴として、収納スペースがないorきちんと機能していないパターンが挙げられます。

    収納スペースといっても、大小形状は様々で、広義的は資料室も収納スペースともとらえられますし、本棚・キャビネット、手の届く間近なところではデスクのひきだしなどが当てはまるでしょう。

    必要な収納がない場合は新たに用意する必要がありますし、すでにあるはずなのにうまく使いこなせていないのならば、現在どのような使用がされているかを今いちど確認してみましょう。

    案外、置き方の向きや積み重ね方の工夫不足で、キャパシティを無駄にしてしまっていることがほとんどです。デジタル化が進む現代でも、まだまだ紙媒体に頼らなければならない場面は数多く、配布資料や冊子類がデスクを占拠してしまうこともしばしばあります。

    これらをどう保管するのか、部署内でルールが徹底されていないと「汚フィス」を生む要因に。・古くなったけれど処分できない資料はきちんと期限を定めてデータ化し、社内ネットワーク内で閲覧可能にして印刷物は破棄。

    ・当番制や「片付け週間」などを設け、定期的に本棚の整理や並べなおしをおこなう。・文具類などの細かいものは、引き出しの中に区分けを作ってその都度所定の位置に戻す。
    ・収納箇所に誰が見ても明確なラベリングをする。

    たったこれだけのルールでも、意外と整理整頓ははかどるものなのです。

    4.整理整頓+デザインされたオフィスを創るメリットとは?


    出典:https://www.homedit.com/

    散らかっているオフィスのデメリットや原因が追究できたところで、さらにデザイン面を向上させると、どのような効果が得られるでしょうか?まず第一に、洗練されたデザインのオフィスなら、自然とキレイに保とうとする意欲が生まれるという点です。

    前項にて、個人個人の努力も大切であることをお伝えしましたが、やはり心理的にもベースとなるデザインが優れている方が、整理整頓へのモチベーションが上がるのは言うまでもないでしょう。

    私生活においても、新居やリフォーム後など基礎部分がキレイなころは、とりわけ掃除やインテリアにも精が出ますよね。仕事場においてもそれは同様です。さらにオフィスのデザインともなれば、見栄えとともに実用性をも考慮すべきもの。

    どんなに美しい内装になったとしても、作業効率が向上しなければオフィスデザインとは言えないのです。「美しく保とうという気持ちになれるデザイン」と「適切な収納を兼ね備えた画期的なデザイン」

    この2つが組み合わさることにより、初めて仕事場として最良の空間を手に入れることができるはずです。

    5.オフィスデザインのプロなら散らからないオフィスをデザイン可能か?


    出典:https://www.officelovin.com/

    動線や収納への不満はいくらでもあるけれど、いざ改善しようとなるどどこから手を付ければいいのかがわからない…無秩序なオフィスにイライラしながらも、なかなか妥協点が見いだせないまま時間だけが過ぎてしまう…

    多くの方が、こんな悩みに直面するでしょう。思い切って断捨離してみるのもアリかもしれませんが、慣れ切ってしまった空間を客観視することは意外と難しく、かつ日常業務にも追われていると、中途半端なところで企画倒れしてしまうことが多々あります。

    実際に我々も、このような状況から依頼をいただいたことが幾度もありました。日々さまざまなオフィスのデザインを手掛けていると、どのお客様でも大抵の悩みどころは同じなようで、もはや「散らからないオフィス」というのはどんな業種であってもマスト案件です。

    まず一度、散らかった状態のオフィスをプロに見せてみませんか?その散らかりの原因は何なのか、どこをどうすれば誰もが整理整頓しやすくなるのか…経験豊かな第三者目線をもって、たちまち解決案を導き出すことが可能です。

    オシャレで整理整頓もはかどるオフィスを手に入れて、「大掃除」いらずの年末を過ごされてみてはいかがでしょうか?

  59. 働く人を幸せにする「オフィスデザイン」とは?

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    1.人が働くために費やす時間はどれくらい?


    出典:https://www.pexels.com/

    今もなお王道とされている、9時~17時勤務。休憩や通勤に費やされる時間も「拘束時間」と捉えて単純に見積もった場合でも、おおよそ9~10時間は最低でも仕事上で時間を使っているという計算になるでしょう。

    そこへさらに残業が発生すれば、24時間ある1日のうち、半分は「働いている」状態であると言えます。「家にはほぼ寝に帰るだけ」なんていう意見もよく聞きますが、あながち間違ってはいないのかもしれません…。

    2.ストレスなく、心地良く働くことは当然の権利?


    出典:https://www.freepik.com/

    1日の大半を仕事に費やす現役時代。太古の昔から、日が出れば狩りに出て、日没とともに帰ってくるというライフスタイルは不動のモノであり、ある意味本能と言えばそうなのかもしれません。

    ですが現代社会に生きる我々は、日照時間よりも時計に左右されることの方が多いはず。したがって、必ずしもバイオリズムにのっとって生きられるかと問えば、そうとは限らないのが悩ましい部分でもあります。

    急速に発展した世の中とは裏腹に、我々人間の体は思った以上にデリケート。こればかりは簡単には進化できないのが現状です。バイオリズムが狂ってしまうと、自律神経や原因不明の不調など、さまざまなストレスから大打撃を受けてしまうなんていうことも。

    もちろん適度なストレスは必要なものですし、溜まりすぎたストレスは自身で管理をするのも大切ではありますが、今や雇用側も、従業員の労働環境改善を工夫していかなければならない時代です。

    互いがWIN-WINの関係で心地よく働くためにも、ストレッサーとなるものは極力排除せねばなりません。それではいったい、どのような解決策があるのでしょうか?

    3.働く人を幸せにする「オフィスデザイン」とは?


    出典:http://www.laceainarie.com/

    ひとことにオフィスワークと言っても、その内容はさまざま。1人でおこなうデスクワーク、複数人とディスカッション、全体会議、個別のミーティング、来訪客との打ち合わせ…大まかにあげてみても、実に多様な業務があります。

    黙々と1人作業に没頭するのと、複数人で意見しながら進めていくのとでは、座席に求める居心地は異なるわけです。普段働いていて、PCモニターが対面の人とのいい壁になっていると感じることはないでしょうか?

    コミュニケーションがとりやすい空間も大切ではあるのですが、「この資料だけは早急に片づけてしまいたい」なんていう際、1人で集中して打ち込める空間があると非常にありがたいものです。

    そんなとき、オフィス内における“視線”をデザインの力でコントロールしてしまうという方法が有効です。部屋数に余裕があれば、デスクとはまた別に、デバイスを持っていけるワークスペースを設けてみるのも良いですし、間取り上やむを得ないのであれば、威圧感のない程度にパーテーションを利用するのもおすすめです。

    反対に、チームワークを発揮すべき事案の際は、明るくフラットなミーティングルームがあると良いでしょう。上下関係がある社内において、四方を囲われた会議室というのは、目下の者にとってはとりわけ圧迫感を感じてしまいがち。

    幅広い層からたくさんのアイディアを引き出すためにも「明るくフラット」な空間であることは非常に重要な要素です。みなさんも会社訪問やドラマなどで、ガラス張りの会議室を目にしたことはないでしょうか?

    室内に人がいることが通路からでもわかるくらいの解放感が、安心感と意見のしやすさにも関係します。使用するガラスの材質(透明度や厚みなど)は、周囲のインテリアや防音性などを考慮して選択するのがよいでしょう。

    これらはほんの一例に過ぎませんが、単独時とチームワーク時のメリハリがつけられるオフィス環境は、効率が良い=拘束時間を削減できる、幸せに通じる近道であると言えます。

    4.働く人を不幸にする「オフィスデザイン」とは?


    出典:https://www.hcamag.com/

    では一体どのようなオフィスデザインが、従業員を不幸にしてしまうのでしょうか?先の項目ではメリハリによって仕事効率を上げることを提案しましたが、まずひとつは、そのまるっきり逆の環境がNGだということは、言うまでもないでしょう。

    とりわけワークライフバランスを重視する現代人にとって、業務の上で無駄な時間が発生することほど嫌なものはありません。なぜならば、それがたった数分であったとしても、頭の回転が優れた人ほど新しいアイディアを見出すことができるからです。

    また、せっかくサラリーをもらっていても、それを消費する時間や趣味すら持てないと嘆く声も少なくありません。見栄えをよくすることとともに、動線をも意識して、日々の業務を無駄なくスムーズにこなせる空間を目指すことがポイントです。

    そして「オフィスデザイン」には、空間や什器類だけでなく、従業員1人1人も含まれているということを忘れてはなりません。いくら洗練されたオフィスがあったとしても、それを使用する側が管理を怠ってしまうと、せっかくのデザインも台無しになってしまいます。

    デスクなど、例え個人的なスペースであったとしても、常に整理整頓を心掛け、くれぐれも書類が山積みにされているなんていう状態はやめましょう。担当者の離席中、代わりの社員が書類を必要とする場面があるかもしれません。

    オフィスという1つのチームである以上、個人だけではなく、誰が見ても物の所在が明らかであるようくらい、綺麗に整理されていることが望ましいです。また昨今では、スメルハラスメント(略してスメハラ)なんていう言葉も、頻繁に耳にするようになりました。

    特に外回りの営業マンがいる場合、汗をかいてしまうことはやむを得ません。制汗スプレーを使用するなど、もちろん個人での対策は必要不可欠ではありますが、空調や空気清浄機などの導入も検討しましょう。

    香水のつけすぎも同様に注意が必要です。設備の充実と、個々のちょっとした配慮が合わさることこそが、より良いオフィスづくりへの第一歩となるのです。

    5.オフィスデザインのプロに託す意義とは?


    出典:https://archicgi.com/

    何が満足で何が不満か、従業員数が多ければ多いほど、意見をまとめるのは容易ではありません。否、実際にはまとめるところまでは素人でもなんとかなるもの。ではそれをいかにして実現させていくか…このプロセスこそが、最たる悩みとなるのではないでしょうか。

    例えば、「椅子の座り心地が悪い」といった意見であれば、買い替えをするだけで済みますが、オフィスの動線や、トイレの混雑を解消してほしいなどといった問題は、ポンと何かを買い足しただけでは解決できません。

    このように内装工事の規模になると、専門的な知識が必要不可欠になりますし、トライ&エラーで予算を無駄にするわけにもいかなくなります。この問題をあえて外注とする意義は、「無駄を省く」部分にあるでしょう。

    デザインプランニングは、ただできあがった空間を明け渡して終わりではなく、以後お客様に満足していただけたかを見届けてこそ“完成”と呼べるもの。この経験が、プロの持つ大きなアドバンテージであり、確かなデザインをあなたのオフィスに提供することが可能にします。

    まずは社内アンケートをとるなどし、一番多く不満の声があがった点だけでも、改善への一歩を踏み出してみてみませんか?

  60. 今どきの女性が「オフィスに求めるもの」とは?

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    1. 今どきの女性が「オフィスに求めるもの」とは?


    出典:https://www.forbes.com/

    女性の社会進出が急速に進んだ現代において、今どきの働く女性はどのようなオフィスを望ましいと感じるでしょう?

    産休・育児休暇などの制度面については、企業側も法律の関係上早々に対処しているかと思われます。そこで今回は、オフィスそのものの環境面にスポットをあてて考えてみたいと思います。

    この環境面、意外とまだまだ追いついていないオフィスが少なくはないのが現状です。

    2. 今どきの女性が「こんなオフィスで働いてみたい」と思うポイントは?


    出典:https://www.nicepik.com/

    男性の場合、仕事さえはかどればオフィス環境は二の次で構わないという意見が多いのに対し、効率性も見栄えもどちらも妥協しない傾向にあるのが女心。

    よく、女性のほうがマルチタスクに優れているなんていう話も聞きますが、ワークライフバランスに関しても、女性のほうが総合的な満足度を求める傾向にあるのは間違いないでしょう。

    『家』か『会社』かの二択で切り替える男性と違い、女性は『会社』で過ごす間も、彩りを欠かしたくはないのです。そしてそれをモチベーションへと昇華させる感性を持ち合わせています。

    ではその彩りに必要不可欠な要素と言えば、オフィスそのもののデザインでしょう。日々使用するデスク周りはもちろん、明るく清潔感があり、かつ親しみやすい内装であること。

    日々仕事に追われて肌ストレスも気がかりな女性にとって、明るさは顔色をよく見せてくれるという利点もあります。また、これまでも度々植物の設置をおすすめしてきましたが、やはりこれも女性には嬉しい要素のひとつ。

    流行などの変化に敏感だからこそ、こういった細かな部分にささやかな喜びを感じられるのも、女性ならではです。(男性の場合、よほどの園芸好きでもない限り、職場に鉢一つ増えたことに気が付かない方も多いのではないでしょうか?)

    3. 今どきの女性が「これはありえない」と思うオフィスとは?


    出典:https://www.contemporist.com/

    女性の心をつかむために非常に有効である「インテリア改革」。しかし、業務においてはどうしてもマスト案件とはなりにくいのが悩みどころです。特にこの手の問題に疎い世代に提案をしてみても、返答を渋られてしまうこともしばしば…。

    それでも、最低限ココだけは真っ先に解決させなければならないという箇所があるのです。それは『お手洗い』…。

    古いテナントビルでは、意外にもまだまだ男女兼用のトイレしかないことも珍しくなく、デリケートな部分であるがゆえ、口には出せずとも多く不満をかかえている女性が多いのが現状です。

    トイレにまつわる不満は他にも、離席=トイレに行ったと悟られてしまう恥ずかしさ、事務所とお手洗いが隣接していて音漏れが気になる、何分くらいトイレにいたかが知られてしまうのが嫌、化粧直しをしているだけなのに長いと勘違いされてしまうのではないか、などという不安感にまつわるものが圧倒的。

    極論を言ってしまえば、オフィスごとお引越しをしてしまうのが一番の解決策ではあるのですが、予算の都合上、トイレ問題だけのためにお金を動かすのは難しいのではないでしょうか。

    そこでせめてもの対策として、流水音が流れる装置を付けてみたり、トイレの入り口前をさえぎることのできるパーテーションを設置することをおすすめします。

    また男女共用の場合、化粧直しをするのにも、次の人が待っているかもしれないと気になって、満足に済ませられないこともままあります。需要に応じて、休憩スペースの一角などに簡易的にでも鏡を設けてメイクスペースを作ってあげるだけでも、女性従業員からの好感度はグっと上昇するはずです。

    いつも人目にさらされている働く女性にとって、トイレは身だしなみを整える場所でもあります。それだけに、インテリア改革の第一歩としてふさわしいのはトイレと言っても過言ではありません。

    4. 男性社員が気をつけなければならないことは?


    出典:https://talglobal.com/

    業界によってはまだまだ女性社員の入社が珍しかったり、男性の比率が多い企業も多々あるでしょう。もちろん男性も女性も、お互いが譲り合ってより良い環境を作り上げていけるのがベストではありますし、女性側にも「男性ばかりの企業」に入社したという心構えは必要かと思います。

    ですが、ハラスメント問題などもあり、ちょっとした発言にも気を付けなければならない昨今では、お互いどこまで自分の意見を主張して良いものか、手のうちの探り合い状態になってしまっている面もあるのではないでしょうか。

    そんななか、女性に嬉しいちょっとした気遣いのうちのひとつが、まずオフィスを清潔に保つこと。これだけでも人間が抱く印象は大きく変わるものです。

    本棚に雑に戻して端が折れてしまっていた資料など、女性の方が意外と細かな部分に目が行き届く傾向にあります。備品の扱いなども、丁寧にするように心がけたいものです。

    そうすることによりお互いの好感度もあがりますし、受付嬢に女性が採用されている例が多いことからもわかるように、女性の笑顔というものは職場を明るくしてくれるもの。

    無論、過度に媚びを売らなければいけないわけではなく、整理整頓などのちょっとした気配りにより、自然に円滑な職場関係が築けることが理想ですから、まず男性社員は「清潔感」を意識し始めてくれさえすれば、きっと良い相乗効果が生まれるはずです。

    5. 今どきの女性が魅力的だと感じるオフィスの事例


    出典:https://spacestor.com/
    ▲Money.co.ukは、主にイギリス国内における価格比較サイドなどを運営している企業。女性が好むピンク系統も、こういった取り入れ方だと甘くなり過ぎません。カラフルな棚の扉は、既製品に素材を張り付けてカスタムしたもの。お気に入りのカラーが見つからずとも、プチDIYしてしまえばいいのです。


    出典:https://www.domusweb.it/
    ▲こちらはデンマークのco-workingスペースですが、企業のオフィスにも取り入れやすいアースカラーの配色が魅力的。白は綺麗に保つのが難しいと敬遠されがちですが、清潔感にも通じる色なので、ぜひ取り入れていただきたい配色です。


    出典:https://www.vogue.com/
    ▲スウェーデンはストックホルムにある会員制co-workingスペースであるAlma Workspace。窓がないため自然光は入りませんが、オシャレな照明で落ち着いたテイストを演出しています。間取りの都合上、オフィスに窓が少ない企業は調光を工夫してみてはいかがでしょうか。


    出典:https://officepictures.wordpress.com/
    ▲南アフリカ共和国のUnion Swiss Officeは、スイス発の自然派スキンケア開発企業。異素材どうしを組み合わせた近未来的なインテリアの中に、さりげなく蝶のモチーフが取り入れられたり、花瓶が添えられているところが女性心をくすぐります。

    事例として4つのまったく異なるテイストのインテリアを挙げてみましたが、みなさんのオフィスに取り入れられそうなヒントを見つけることはできたでしょうか?

    海外と比較すると広さに制限がありがちな日本ではありますが、配色や調光などは小さな間取りでも手本にできる要素がたくさんあります。

    ちょっと興味を持ち始めたときこそが、オフィス改革のチャンスですから、これをきっかけに女性社員にインテリアの話題をもちかけてみてはいかがでしょうか?

  61. 働き方改革時代にふさわしいオシャレなオフィスとは?

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    1.そもそも、「働き方改革」とは?


    出典:https://www.cio.com/

    厚生労働省の説明を要約すると、「少子高齢化による人口減少や、育児・介護と労働の両立など、労働者のニーズの多様化に合わせた働き方を選択できる社会を目指すとしたもの」ということですが、具体的には残業の廃止や有休消化など、企業にとってはこれまで以上にコンプライアンスの見直しが重視されるようになりました。

    中小企業に関しては、来年までに対応するよう猶予が残されていますが、まだ適応されてから半年足らずの法律です。経営する側にとっては混乱も起こりうる反面、雇用される側にとっては労働環境が良い方向へ一歩前進したと実感されている方も多いでしょう。

    そんな「働き方改革」、まさに現代の日本においては大きなターニングポイントとなったわけですが、これに応じてより一層「働きやすい環境」を整えるべく、オフィスインテリアの見直しをしてみるいい機会でもあります。

    2.働き方改革時代にふさわしいオシャレなオフィスとは?


    出典:https://elonahome.com/

    この改革にともない、今後、従業員の雇用形態にもさまざまな変化が出てくることは間違いありません。となればあくまで「会社」という集団組織でありつつも、「個」をも尊重できる環境に見直していく必要がでてきます。

    無論、組織を無視して従業員の自由にさせるべきだというネガティブな意味ではなく、会社に属する1人1人が、生き生きとして働ける環境を創り上げていくべきだということです。

    人口減少による労働力の低下や、残業廃止による生産性の低下の懸念など、経営者にしてみれば不安を感じてしまう面も多々あるかと思いますが、例え労働時間がかつてより短くなるにせよ、出勤中の仕事効率を上げられるような、居心地の良いオフィスを用意すれば従業員のモチベーションアップにつながります。

    と同時に、今まで何が無駄だったのかを見直すことも可能です。これまで残業ありきでなければこなせなかった業務に対する打開策も発見できるでしょう。
    そこで重要なのは、やはり「風通しがよいオフィス」であること。

    癒しを感じられる観葉植物や、オフィスファニチャーを天然素材のものへとシフトしていくのもおすすめです。ワークチェアの座り心地はどうでしょう。目を酷使しがちな事務職員にとって、快適な椅子やデスク回りはもっとも大切です。

    植物は使い方次第では目隠しの役割を担うこともでき、特に手狭なオフィスにとってはパーテーションを多用するよりも、グリーンで仕切りを設けたほうが空間を圧迫せずに済み、オシャレ効果も得られます。

    公私ともに疲れてしまいがちな現代社会だからこそ、リラックスしながら効率よく働けるオフィスデザインを目指しましょう。

    3.居心地の良いオフィスづくりを改めて考えてみる


    出典:https://elonahome.com/

    今回は居心地の良さという概念を、新時代に向けた「風通しがよいオフィス」という解釈で考えてみたいと思います。これは社内における人間関係も含めて、いかにストレスのない環境をつくりあげるかがポイントとなってきます。

    環境というものは、これひとつが悪いだけでもついイライラを他人にぶつけてしまったり、人間にとって非常に大切な要素です。他人どうしが同じ空間を共有するのですから、そういった負の感情を少しでも減らすには、やはりオシャレな演出で職場に楽しみを沿えるのが一番の近道です。

    とりわけPC作業でブルーライトを浴びることが多いならば、調光を自然色に近い色合いにするのも良いでしょう。照明も青白いものから電球のような黄色みのあるものまでさまざまな種類が売られていますが、太陽光~電球色のような温かみのある色にすると、人相もよく映りますし、部屋全体にも明るい印象を持たせられます。

    また、それ以外では休憩スペースの充実を希望する声も少なくありません。休憩時間をコミュニケーションにあてて一息つくのも楽しみのひとつではありますが、時には1人でゆっくり目をつぶってくつろぎたいという人は意外に多いもの。

    インターネットカフェのような本格的な仕切りを作るのは、よほどの広さがないと容易ではありませんが、長テーブルに植木を添えてささやかな仕切りを設けるなど、左右の人の目を気にせず、心を無にできる場所を設置してみるのはいかがでしょう。

    どうしても「付き合い」により、休憩時であっても単独行動したいとは言い出しにくいのが日本人の性分ですから、企業側からこうした配慮があると大変重宝されますよ。

    4.今どきの居心地の悪いオフィスとは?


    出典:https://plannedofficeinteriors.co.uk/

    それでは反対に、どういったオフィスだと居心地が悪いと思われてしまうのでしょうか。人間とは不思議なもので、とりわけ不満がないときよりも、ストレスに満ち溢れているときのほうが、些細な点ですら気に障ってしまうもの。

    これは特にクレーム処理経験のある方にとっては、イメージしてもらいやすいのではないでしょうか。幸先よさそうにも感じられる「働き方改革」ではありますが、まだ始まったばかりですべてが思い描いたとおりにいかない面も、まだまだ残されているでしょう。

    そこへ加えて「個」の意見も強まるわけですから、時にはそれに対して葛藤や衝突が起こりうることだってないとは限りません。そんな過渡期だからこそ、旧来のオフィス環境を見直し、ストレスフリーな空間へとシフトしていくべきなのです。

    例えば視覚的な情報量の過剰さ。これは整理整頓も含め、オフィスの壁一面にあまりにも掲示物があふれかえっていると、見た目に落ち着かないものです。
    こういった情報が壁面に羅列されていると空間を狭く見せてしまう要因にもなり、精神的にも圧迫感を与えてしまいがち。従業員のルーティンや連絡事項などは、すべてネットワーク上で管理すれば解決できます。

    また、電源確保が必要な現代のオフィスでついやってしまいがちなのが、延長コードの雑な配線。とりあえず天井からつるしてみたり、何本ものコードを適当にPC裏や通路の端に追いやっていたりはしていないでしょうか?

    こういったものは配線レールやケーブルボックスで、極力目につかないようきれいにまとめましょう。ちょっとの手間で見た目をスッキリさせるだけでも、じゅうぶん「オシャレ」への第一歩につながります。

    5.今後、オフィスの在り方はどうなっていくと思われるか?


    出典:https://www.bytestart.co.uk/

    事務用品も一昔前と比べて見栄えが良くなってきた昨今、今後間違いなく「オシャレ」がスタンダードとなっていくでしょう。例えば電車内においても、エステや脱毛などの広告があふれかえっており、世間から見た女性に対する理想像が現実以上に上げられていることは歴然です。(女性たちの実情はさておき“新常識”が独り歩きしている事実は、ある種の洗脳効果といえるかもしれません…)

    同様に企業である以上、流行にも目を向けなければなりませんから、仮にオシャレに興味がない経営者だったとしても、周囲のレベルが底上げされていくにつれ、いずれ、否応なしにオフィスデザインの見直しをせざるを得ない事態に直面するときがやってくるでしょう。

    そんなとき、今までまったくインテリアに関心のなかった者が試行錯誤するとなれば、困難を極め、かつ多大な時間も失ってしまいます。今やどんな企業でも、WEBに関してはデザイナーに任せるのが一般的かと思われますが、同様にオフィスデザインもその道に長けた者に任せることは、非常に有効な手段です。

    専門家ならではの見識で、企業イメージや業務内容をうかがいながら、間取りにフィットした素敵な空間を提供いたします。ぜひ新たな時代に向けて、オフィスインテリアのリセットを検討してみてはいかがでしょうか?

  62. 令和時代に起業したベンチャー企業が目指すべきオシャレなオフィスとは?

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    1. 年間に起業する割合とは?

    終身雇用が当たり前だった時代も過去のものとなり、働き方改革やライフスタイルの多様化により、『雇われる』だけの就労以外の働き方を模索しようとする人が増えてきました。

    情報量も増え、コミュニケーション手段が急成長した平成の時を経て、新しいアイディアが次々と生み出されるのは、社会全体を通して自然な流れであるとも言えます。

    ここ数年間における国内年間起業数は約20万前後と言われています。景気にも左右されがちなので年度によって若干の変動はありますが、毎年これほどの数の事業が誕生しているのは決して少なくはありません。

    当然のことながら、この約20万の起業家の中には同業者もいるのですから、この中でいかにして生き残っていけるかが重要な課題となります。

    2. ベンチャー企業で資金がなくてもオシャレなオフィスを創るべき理由


    出典:https://housemethod.com/

    起業したての新しい会社に不足しているのは実績面。学歴や資格、過去の実績などは誰しもがうたう部分なので、もっと視覚的に、自社ならではの色をアピールできる手法を考えてみましょう。

    中でもオフィスは『自社の顔』として来訪者に強い印象を与えることができる絶好の舞台です。起業したては何かと物入りのため、資金調達にも苦労させられる時期ですが、いち早く社会的信頼を得たいスタートダッシュの時だからこそ、きちんとしたオフィスを構えることは何よりの先行投資。

    『令和』という新時代にふさわしい、オシャレでフレッシュなデザインを取り入れられれば、他社との差別化を図る絶好のチャンスになるのです。だからと言って何も高額な製品で埋め尽くさねばならないというわけではありません。第三者目線から見て、いかに好印象に映り、どのような趣向の企業であるかが読み取れればじゅうぶんですから、手始めに2~3ほどアピールポイントを考えて、そこからイメージを膨らませていくと良いでしょう。

    自社にしっくりくる色合いや素材のコンセプトが見えてきたら、あとは必要な品物をそろえるのみ。テーマさえブレないように心掛ければ、手を伸ばしやすい価格帯のインテリアショップで揃えたとしても“こなれ感”を演出することは、そう難しいことではありません。

    3. ベンチャー企業が参考にしたい助成金とは?


    出典:https://www.officeforstudents.org.uk/

    起業において避けては通れない資金問題。とりわけ鮮度が肝要なベンチャー企業であるからこそ、懊悩に時間を費やしすぎてスタートアップのタイミングを逃してしまうのは、あまりにももったいないことです。

    まず思い付くのが融資を受けるかどうかですが、返済の悩みもついて回ります。そこで、補助金や助成金などの制度に着目してみましょう。金融機関からの融資と違い、後払いにはなりますが、なにより返済が不要である点が大きなメリットであると言えます。

    主には経済産業省が実施している支援がありますが、他にも民間企業によるものも存在します。また、自治体によって条件は異なりますが、特定のジャンルの事業に特化した政策を用意している場合もあります。

    いずれも事業計画書の提出が必要になりますので、円滑に審査を受けるためにも計画書作りの知識は万全にしておきましょう。役所などで起業家に向けたセミナーを受講できる自治体もありますので、所在する地方自治体の情報は、こまめにチェックすることをおすすめします。

    その他、「クラウドファウンディング」で支援者を募ってみるのも、令和のベンチャーらしさあふれる面白い試みと言えるでしょう。一見、身も蓋もない言い方に思われるかもしれませんが、『考えるよりまず行動』というスタンスが、意外にも多くの成功者を生み出しているのです。

    4. オシャレなオフィスに期待できる効果とは?


    出典:http://realamazing.net/

    見栄を張るというと少々聞こえは悪いですが、「世は張り物」という言葉もあるように、まだ実績のないベンチャー企業にとって、せめて門構えくらいは背伸びをしたいのが本音でしょう。
    未完成さが垣間見えるオフィスより、始めから準備万端なオフィスの方が、これからクライアントになるであろう側の信頼を得やすいのは言うまでもありません。実績がないからこそ、最初の受け口が肝心というわけです。

    ときに世間からは頼りない印象を抱かれてしまいかねない初々しさも、スマートなオフィスデザインで払拭してしまえば良いのです。それに何より、努力して整えたオシャレな環境でスタートを切ることは、身も心も引き締まり、自信やモチベーションアップに繋がること請け合いです。

    ここはぜひとも『自分へのご褒美』と『新事業への抱負』の意味合いを込め、オフィスデザイン創造に力を注ぎましょう!

    5. ベンチャー企業が参考にしたいオシャレオフィスを紹介

    ●Uber Technologies Inc. (アメリカ・サンフランシスコ)

    創立2009年のUBERは、世界各国で配車サービスを展開している企業ですが、無機質さとウッドの温かみが絶妙なバランスで配置されています。黒を基調とした暗めの調光のエントランスと、明るいオフィスのギャップが魅力です。


    出典:https://www.officelovin.com/


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    ●Genentech inc. (アメリカ・サンフランシスコ)

    創立は1976年と、現在注目度の高いバイオ系ベンチャーの中でも先駆け的存在の企業。広大な敷地にいくつものビルを構えており、全面的にガラス窓をもちいた開放的な空間が特徴です。

    出典:https://www.pivotinteriors.com/


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    ●Sea Limited. (シンガポール)

    創立2009年のGarena Online Private Limitedが元となる、オンラインゲームや電子商取引に特化したスタートアップ企業。差し色を効果的に使用した社内には観葉植物も多く取り入れられています。娯楽スペースや、きちんと区分けされた仮眠室まで用意されている手厚さにも注目です。


    出典:https://www.straitstimes.com/


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    出典:https://www.straitstimes.com/


    出典:https://www.straitstimes.com/

    ●Informa plc (イギリス・ロンドン)

    元は17世紀以前のコーヒーショップから発展したという、異例な歴史を持つ多国籍企業。現在の事業は医療から市場調査、学術出版と多岐にわたります。各部屋ごとに少しずつ異なる素材を用いつつも、コーポレートカラーであるブルー系の配色は欠かさない設計に。

    出典:https://hundven-clements-news.com/


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    6. オフィスデザインのプロに任せるのが一番安心なのか?


    出典:https://www.pinterest.jp/

    自ら考案して素敵なオフィス作りをするのは、とりわけインテリア好きにはたまらないほど心躍るものです。しかし、初期のスタッフ不足や、1人で起業する方にとっては、そればかりに労力を費やせないのが悩みどころ。

    とは言え、片手間で済ませた妥協だらけのオフィスでスタートを切ることだけは避けたいものですね。そんなジレンマを解決するには、専門業者に任せて業務に集中するというのも有効な手段です。

    では、一体どこからどこまでを委託すれば良いのでしょう?さまざまな例がありますが、基本的には以下の4パターンの利用が多いです。

    ①業種やコンセプトを大まかに伝えたうえで予算を見積もり、内外装・備品含むデザインの全てを発注
    ②オフィスファニチャーは入手済みなので、リフォーム工事な大掛かりな部分のみを依頼
    ③既に内装は決まっているないし変更不可のため、調度品のセレクト及びコーディネートを依頼
    ④極力自分で見繕うが、アドバイザーとしてレイアウトなど専門的な面をお任せ

    起業したての方の中には、こういったことに不慣れで不安を感じる方も多くいらっしゃることでしょう。
    まずは相談・見積もりから着手してみるだけでも、具体的にオフィスデザインとはどういうことから始めるべきなのか、イメージをつかんでもらいやすいのではないかと思います。

  63. 工夫次第でオシャレ度アップ!オフィスエントランスのデザインにこだわる

    工夫次第でオシャレ度アップ!オフィスエントランスのデザインにこだわる はコメントを受け付けていません

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    1.オフィスエントランスは企業の顔

    従業員にとって、日々当たり前のように通過する場所であるエントランス。家でいうところの玄関口、いつ誰に見られても良いよう常にベストな状態を保つべき空間です。常に清掃員がいる大企業ならば良いのですが、社内で管理せざるを得ない場合、見慣れ過ぎてしまっているがゆえに見落としがちな点も多いもの。

    自分たちのエントランスは来客にどのような印象を抱かれるのか、一度あえて客観的な気持ちになって見渡してみることをお勧めします。肝心な第一印象に関わる最も重要であり、「企業イメージをアピールするならばエントランスで勝負すべし」と言っても過言ではありません。

    それでは一体、どのようなオフィスエントランスを創り上げていけば良いのでしょうか?

    2.オシャレなデザインのオフィスエントランスについて考えてみる


    出典:https://www.pinterest.jp/

    ここでも欠かせない「オシャレ」というキーワード。

    受付係がいるのであれば、係のファッションもエントランスの一部になりますし、カウンターに設置されるペンや名簿、電話機など小物のデザインにもこだわりたいものです。

    まずはどのようなテーマが社風に合っているのか、漠然とでもテイストを絞っていくと、少しずつどこをどのように改善すれば良いかが見えてきます。それを踏まえた上で「オシャレ」なエッセンスを取り入れ、来訪客の記憶に残る素敵なエントランスを手掛けてみましょう。

    モダン・クール・ナチュラル・ポップ・ユニークetc…統一感を持たせるためにも、テーマ選びは非常に重要なファクターです。これらに加えて「入りやすさ」「親しみやすさ」などが揃えば、文句なしのオシャレなエントランスの完成です。

    3.大胆な色使いもあり?企業イメージにあったデザインのオフィスエントランスを


    出典:https://www.archdaily.com/

    テーマを考える上で欠かせないのは、やはりコーポレートカラーです。例えば街中を歩いていてコンビニやカフェを探そうとするならば、当然そのお店のロゴ看板やテーマカラーを頼りに見つけようとするかと思いますが、それほどまでに色の印象は強力なのです。

    自分たちの企業イメージ・理念・他社との差別化など、これらを視覚的にアピールするべく、エントランスにはぜひコーポレートカラーを取り入れてみてください。色の持つイメージをいくつか例に挙げてみましょう。

    ●赤・オレンジ

    活気・刺激・食欲・燃える炎のイメージを与えます。攻撃的な色とも捉えられるので、大胆さを狙う際にあえて取り入れるのも良いですし、差し色として組み合わせてファッショナブルさを狙いたいときにも。

    ●青・水色

     
    知的・クール・安心感などの落ち着いた雰囲気から、IT企業に比較的多く用いられます。反対に青は食欲を削いでしまう色合いなでもあるがゆえ、飲食関連ではあまり採用されにくい色味です。

    ●黄

     
    友好的・活気・楽しさとポジティブな印象を与える色であるのと同時に、注意看板でも多用され、人目を引き付けやすい色とも言えます。

    ●緑・茶

    ナチュラル・安心感・森林を連想させる色でもあることから、成長や癒しの意味合いも込められる色です。同じ寒色の青とは違い、くつろぎを感じさせる緑はカフェなどの飲食業でも多く採用されています。

    ●ピンク

     
    「女性的」と性別が限定されやすい傾向にある色ですが、子育て・介護サービスなど優しさを表したい業種には向いています。アダルトコンテンツを連想させることもあるので、フォントや絵柄との組み合わせには注意。

    ●モノトーン

    黒ならば威厳や高級感、白であれば清潔感・透明感・信頼感など。厳粛さが求められる業種であったり、デザインと合わせてモダンさを表現するのに有効です。 

    ご紹介したのはほんの一部にしか過ぎませんが、企業の色を前面に押し出すのにもっとも適している場所は、やはりエントランスに他なりません。単色でシンプルに配置するのも良いですし、新進気鋭のイメージや独創性を重視するならば、思い切って大胆な色組み合わせに挑戦してみるのも大いに効果的です。

    自社ならではのオリジナリティを存分に発揮させ、唯一無二のオシャレなエントランスで来訪客をお迎えしましょう。床や壁などは面積も大きいだけに、プロに相談するのがおすすめです。

    4.オシャレなデザインのオフィスエントランスを創るうえでNGなことは?


    出典:https://thekeypeople.com/

    デザイン改革の方向性が決まり、いよいよ素晴らしいエントランスが完成…でも実は、これだけでは不十分。日々の努力なくして「オシャレ」を保つことはできません。出入りの激しい場所であるがゆえに、汚れやほこりも溜まりやすいですし、専用の納品口や裏口のないオフィスでは、つい後回しにしていた段ボールやゴミ袋を端に寄せて放置…などということをしてしまいがち。

    これではどんなに内装がオシャレであっても、残念な印象を与えてしまうばかりです。

    一般家庭であっても、玄関先が汚いと家主までだらしがないというレッテルを貼られかねませんが、まさにオフィスであっても同様のことが言えます。せっかく経営理念を込めたエントランスを創るのであれば、手入れも欠かさずおこないましょう。

    5.低予算でも工夫次第でオフィスエントランスのオシャレ度アップ!


    出典:https://www.her.ie/

    さて、見直しの機会を得たならば大々的なイメージアップを図りたいところではありますが、避けては通れないのが予算問題。しかし、工夫次第では「オシャレ=お金がかかる」という概念を覆すことも可能です。

    カウンターのような大きなアイテムはIKEAやニトリで見繕い、さらにDIYによりペンキやニスでイメージチェンジに挑戦してみるのも楽しいものです。IKEAは小物類も充実していますし、北欧雑貨が手ごろな価格で入手できることで人気のフライングタイガーコペンハーゲンでも、個性的なアイテムに出会えることでしょう。

    また、100円均一店のセリアの雑貨も、オシャレ雑貨目当てに数店舗をはしごする「セリアパトロール」なる用語が定着するほどの人気ぶり。飽きてしまったり気分転換を図りたくなった際、容易に入れ替えられるところもプチプラならではの強みです。

    限られた予算内で、それなりのお値段のものと安価なアイテムを織り交ぜて、プチプラがプチプラに見えない効果を狙う。これが低予算問題を上手に切り抜けるコツなので、ぜひ実践してみてくださいね。

    6.スモールオフィスでもオフィスエントランスにこだわるべきか?


    出典:https://www.cushingco.com/

    明確な受付のようなものがない小規模オフィスにてエントランス映えを狙うには、どのような工夫をすれば良いのでしょう。小さなテナントのひと間であったり、マンションやアパートの一室をオフィスとして利用している場合、勝手に内・外装を変えてしまうわけにもいきません。そんなときはドア周りに着目してみましょう。

    社名入りのドアプレートをオシャレなものに変えてみたり、オブジェや観葉植物を飾るだけでも大きな変化をもたらせるのは、小さな空間だからこそ。ガラス部分もカッティングシートによるデザインを取り入れれば、将来移転する際にも剝がして元に戻せます。

    エントランスからオフィス内部が見えてしまう間取りなら、ワークスペースとの調和を意識したインテリアにすると良いでしょう。「エントランスが企業の顔」という点においてオフィスの大小は関係ありません。

    スモールオフィスならではのオシャレの楽しみ方を見出して、従業員・来訪客ともに気持ち良く日々の業務をこなせる環境を整えていきましょう!

  64. 猛暑日のオフィスを涼しく演出するオシャレなデザインのアイテム

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    1. 年々増加傾向にある猛暑日とは?

    気象庁のホームページ によれば日本においての猛暑日とは、1日の最高気温が35℃以上になる日を指すそうです。
    昨年と比較し梅雨の時期が長かった今年は、7月下旬の梅雨明けと共に気温もいっきに上昇し、すでに皆様も暑さと奮闘する日々をお過ごしのことでしょう。
    地域によっては40℃近くにまで到達することもあるこの時期、体調管理と仕事の両立を、いかにして乗り越えるかが大きな課題となってきます。

    2. 男女間で起こるエアコン温度調整バトルと、オススメの設定温度とは?


    出典:https://www.telegraph.co.uk/

    熱中症予防に欠かせないエアコンですが、自宅でもオフィスでもありがちなのが、男女間で起こる温度調整バトルです。一般的には、男性の方が温度を下げたがるのに対し、女性はお肌の乾燥や冷え性を防ぐべく、極力エコモードでの運転を好む傾向に。

    確かに外回りからひんやりしたオフィスへ戻り、汗がひいていく瞬間はまさに地獄から天国へやってきたような心地よさではあります…が、これは商業施設でも同様で、常に動き回っている店員さんに温度を合わせるとお客さんにとっては寒く感じてしまうもの。活動量の多い営業職と、デスクワーク主体の事務職の人が同じオフィス内で過ごしていると、どうあっても一方が譲歩せねばならない状況になりがちです。

    しかし乾燥や冷え性は女性だけの敵ではありません。環境省によれば室温の目安は28℃との事ですが、これだと全く涼しくないと感じてしまう場合、設定温度だけにとらわれるのではなく湿度にも注目してみましょう。

    高温多湿な日本においては、湿度設定を変えるだけでも効果てきめんです。

    3. エアコンのあたりすぎによる夏風邪に注意!体に快適な温度とは?


    出典:https://airconmalaysia.com/

    便利なエアコンも、あたりすぎると夏風邪の原因となり、かえって体調を崩すことにもなりかねません。席によっては天井からダイレクトに風があたってしまい、真夏なのに長袖やひざ掛けが手放せないなんていう人も…。

    最近の空調には自動運転やエコモードなど、機械が勝手に適切な温度・湿度を保ってくれるセンサー機能もありますから、これらを活用するのもひとつです。実際に電気代の面においても、急激に冷やしてOFFにしてはまた付けて…を繰り返すより、一定の室温を保って常時運転させている方が経済的。

    ちなみに先程挙げた環境省による28℃推奨は、エアコンの設定温度のことではなく、あくまで室温を28℃に保つという意味合いです。リモコン上の表記でなく、窓や吹き出し口の向き・風量にも着目し、みんなで部屋全体が寒すぎない快適な温度を見つけていくことが肝要です。

    間取りが広い場合ならば、むやみに温度を下げるのではなく、サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させてみるのも有効です。

    4. 猛暑日のオフィスを涼しく演出するオシャレなデザインのアイテムとは?


    出典:https://www.amerec.com/

    さて、あくまで「オシャレ」をキープしつつも、いかにしてこの季節を乗り越えるか…。ここでいくつか体感・気分共々涼しさを演出できる、とっておきのアイテムをご紹介します。

    ◎アロマの力で爽やかな空間を


    出典:https://onlineshop.treeoflife.co.jp/

    生活の木 『空間消臭アロマ シトラスミント93.8』

    天然のエッセンシャルオイルのみで作られた消臭オイル。清涼感あるミントの香りが夏のオフィスに漂えば気分もリフレッシュでき、不快なアンモニア臭も抑えてくれるので一石二鳥です。


    出典:https://onlineshop.treeoflife.co.jp/

    生活の木 『アロモア ウッド』

    約6~40畳と、かなりの広さに対応するアロマディフューザー。ここではウッドデザインをご紹介していますが、他にもカラーバリエーションがあるのでオフィスの雰囲気に合わせて選べます。年間を通して使えるアイテムなので、夏が過ぎても季節に応じた精油をセットし、活躍してくれること間違いなしです。


    出典:https://www.charis-shop.com/

    カリス成城 『アロマブリーズ Nova t Cincia (バラ柄) ピンク タイマー付き』

    上記のような大型ディフューザーの設置が難しい場合には、こちらのハンディタイプがおすすめです。スタンド付きで卓上でも使用でき、手軽なサイズ感なので外出先でも重宝します。


    出典:https://www.low-ya.com/

    LOWYA 『AC メタルファン』

    流行のメタルデザインのレトロな扇風機。デザインもさることながら、静音設計でオフィスでの使用にうってつけ。扇風機はその形状ゆえに目に入りやすいアイテムですから、洗礼されたデザインのものをセレクトし、インテリアとの調和を図りましょう。


    出典:https://www.e-goods.co.jp/

    e-goods 『メタルサーキュレーター 12インチ』

    同じくメタルデザインのサーキュレーター。こちらは足元や棚上などにも設置可能なタイプです。置き場所や間取りに合わせて形状を選んでみてはいかがでしょうか。


    出典:https://www.amazon.co.jp/

    ドウシシャ 『ピエリア タワーファン ナチュラルウッド』

    スリムなデザインが設置場所に困らない、タワータイプのサーキュレーター。ウッドデザインなのでナチュラルテイストなインテリアにおすすめです。ウッドの色味もナチュラルとダークから選択可。一般的な扇風機と比較すると風量は弱めなので、冷え過ぎを好まない人向けです。

    5. 反対に、野暮に見えてしまうアイテムとは?


    出典:https://krystalfawn.com/

    何かと電気に頼らざるを得ない夏場のオフィス。せっかくオシャレなアイテムを導入しても、案外配線周りが盲点になりがちです。延長コードを多用せざるを得ない状況なのは致し方ありませんが、それが表に見えてしまうと散らかった印象を与えてしまいます。

    コードそのものも消耗品ですから、せっかくの機会に少しでもオシャレなデザインのものに入れ替えてみてはいかがでしょうか。家電量販店やバラエティグッズショップを覗けばカラーバリエーションも豊富にあるので、インテリアと一体化する色を選択し、壁や巾木に添わせるなどの工夫を凝らし、できるだけコードが目立たないように取り回すとスッキリします。

    また、街中で配られているようなプロモーション用のうちわも夏ならではですが、できるだけデスクに散乱させておかない方が無難です。作りがチープでロゴや広告が目立つので、せっかくのインテリアがこれ1つで台無しになってしまいかねません。少々荒っぽい表現ではありますが、「俗っぽい」「生活臭のする」ものはできるだけ排除し、視覚的にもスッキリ涼しげに映るオフィス作りを目指しましょう。

    6. オシャレなデザインのオフィスをキープするのは意外と大変?


    出典:https://puruspro.com/

    ただでさえ日々の使用で散らかるオフィス、暑い日にオシャレにかまけている暇などないと、悲観的になってしまう気持ちも理解できます。しかし職場である以上、第三者の目も気にしなければなりません。ぜひとも初心に返り、夏だからこそ爽やかに感じられるようなオフィスをキープすべきです。

    特に9月決算を控えている企業にとっては最も慌ただしい時期ですから、いつでもサッと簡単に整理整頓をするだけでオシャレさを取り戻せるように、日頃からルーティンを決めて苦労を最小限に抑えましょう。

    それでもなかなか綺麗にし続けるのが困難だという場合、根本的な原因は収納や間取りの無駄遣いなど、レイアウトそのものに潜んでいるかもしれません。“ただオシャレのみを追求するだけに留まらず、「見栄えのよさ」と「利便性」双方を両立させた空間をプロデュースする”

    それこそがオフィスデザインのプロフェッショナルの腕の見せどころだという点を、ぜひ頭の片隅に留めておいていただけたら幸いです。

  65. オフィスにあったら嬉しいモノや設備とは?

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    1.オフィスにあったら嬉しいモノとは?

    何かとストレスの多い現代社会。都心部では通勤時の満員電車が一番苦痛と感じる方も多いはず。駅構内には「通勤時間をずらして渋滞緩和を図りましょう」といった類の掲示がされているのをしばしば目にしますが、実行に移すことは容易ではありません。フレックス出勤制度を導入している企業もありますが、こちらもまだまだ浸透率は高くなさそうなのが現状です。

    乗車率が200%を超える電車に揺られ、頭の中は今日のタスクで一杯になった状態で会社へと向かう…さていつものようにオフィスにたどり着いたとき、そこにあったら嬉しいモノ。やはり『癒し』を感じられるアイテムではないでしょうか?

    出社し、デスクに座り、PCの電源をON…こんな普遍な毎日に、もし隣に植物が寄り添ってくれていたらどうでしょう。世話好きなら毎朝水やりをする楽しみにも繋がりますし、面倒臭がりにはあまりお水のいらないサボテン類、植物を置きたいけれど、日当たりの確保が難しい場合には、フェイクグリーンなどもお薦めです。フェイクと言っても、最近では本物と見紛うくらいハイクオリティな造花も数多く流通していますし、光触媒機能が付いた人工観葉植物も人気です。

    2.では、オフィスにあったら嬉しい設備とは?


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    出典:https://hypnotc.com/

    前項と合わせて、こちらも直接業務では使用しないけれど、いかに癒しを感じられるか…という目線でいくつか挙げてみます。比較的多くの声が挙がっているのは、仮眠室を含めた休憩スペースの充実。

    これは納得ですね。手狭なオフスではどうしてもソファがある部屋というと応接間しかないパターンも多く、来客のない時間帯にそこでこっそりで仮眠を…なんていう意見もありました。しかしソファでの仮眠は思った以上に疲れが取れず、かえって身体を痛めてしまいかねないデメリットも。何より応接室の設備なのですから、本来の用途と異なる使い方をするのは社内ルールに反してしまう場合もあり、得策とは言い難いです。

    そこでうまくスペースを利用して、休憩スペースを設けてみてはいかがでしょうか。例え狭くても、作業場とくっきり分け、ほんのひととき仕事を忘れられる空間があるだけでも従業員にとってはありがたいものとなります。

    またウォーターサーバーやコーヒーマシンなど、飲料を提供できるブースを求める声も多いです。コストに直接関わってくる点ではありますが、サーバー類もひと昔前よりオシャレなデザインのものが増え、カラーバリエーションも豊富になってきましたので、インテリアに馴染む機種を選んで設置すればまるで小さなカフェのような雰囲気を演出できます。こういったポイントは、案外来客者からもチェックされている部分ですから、社員に優しい企業であるというイメージ作りにも有効です。

    3.男女や世代別でも違う?


    出典:https://www.humidifiergeek.com/

    仮眠室や休憩スペースの要望は老若男女問わず多いものですが、とりわけ女性陣からのニーズが多いもの、なんと『加湿器』なのです。ここは女性ならではの観点で、やはり冷暖房はお肌の大敵ということからでしょう。

    加湿器は今や一般家庭にも広く普及しており、花粉やハウスダスト対策をしてくれるものや、アロマが使用できるタイプのものまで様々なモデルがあり、きちんとフィルターメンテナンスさえすれば女性のみならず男性にとっても健康のためになりますから、オフィスにもぜひ1台欲しい便利アイテムです。

    オフィスインテリアに関しても、男性は使い勝手のみを追い求める傾向が強いのに比べ、女性は雰囲気の良し悪しにも敏感なようです。好まれる色合いとしては優しい暖色系、材質は木材などのナチュラルテイストが人気です。

    逆に男性はメカニカルなデザインを好む傾向にあり、程よく金属感のあるオフィスファニチャーがカッコイイと支持されたりと、性別で好みが分かれるところですが、ここは社内の男女比を考慮したり、工夫次第ではどちらも取り入れつつオシャレさを演出できますから、コーディネートの腕の見せどころとも言えます。

    4.これがあるとNG!?オシャレに見えなくなるモノや設備とは?


    出典:https://www.flickr.com/

    「イマドキ」な観点から指摘をしていくと、やはり「ダサい」の筆頭にあがってしまうもの…。

    堅苦しい空気を醸し出すグレーのデスクや事務用品、電話・FAX、複合機の類…さらにこれらに使い倒した感があると残念な見栄えになってしまいます。長年使ったデスクの引き出しに凹みやサビが…それだけ今まで頑張ってくれた名誉の勲章ではあるのですが、せっかくオシャレなオフィス作りに精を出そうと思い立ったのであれば、面積の大きい目立つ物ですからぜひ見直しましょう。テープで修繕した跡なども言語道断もってのほかです。

    その他デスク周りにおいても、取引先からいただいたロゴ入りのメモやペンの類など、これもゴチャゴチャと散らかった印象を与えてしまいがち。だからと言って別に捨ててしまわなくとも、要は使わないときにきっちりと隠せれば良いのです。

    複合機もリースの場合がほとんどでしょうし、デザインを変える訳にもいきませんから、配置を工夫してみたり、汚れや傷には常に気を配って清潔さを保つだけでも好印象です。

    オシャレではないロゴ入り文具は、デスクの上に出しっぱなしにせず、常に整理整頓を心掛けるだけで解決できます。ただ、あまりにも数が増えてしまい隠しきれなくなってしまった際は、断捨離も覚悟しましょう。

    またありがちですが、エントランスやオフィス内に段ボールを放置しておくことも絶対にやめたいものです。納品物が多いとついやってしまいがちですが、すぐに開封できない状況にある際は、せめて来客の目にはつかないように。こんなときはサッと出せるパーテーションやカバー等があると重宝します。

    同様に、開封した段ボールのゴミを畳んで目につくところに立てかけておくのもNGです。

    5. 反対に、これがあるとオシャレに見えるモノや設備とは?


    出典:https://www.knowledgenile.com/

    さて、「ダサい」物はとにかく隠すという方向性で提案しましたが、やはりオシャレさを貫くことは清潔感を保つこととも同等と言って過言ではなさそうです。デスク周りや電子機器の整理整頓は部分的な解決策ですが、空間全体としてはやはり調光も非常に重要なポイントです。

    味気ない蛍光灯をオシャレなライトに変えてみるだけでも、全体の印象が良くなることはもちろん、蛍光灯は人の顔色を悪く映してしまうため、太陽光や白熱球に近い優しい白~暖色系の照明に取り換えてみるだけでも、従業員の表情が生き生きして見えるようになりますよ。照明選びの際は、色温度(ケルビン)に注目してみましょう。

    大きな窓があり日照に恵まれたオフィスであれば、窓周りにも一工夫してみてはいかがでしょう。一般家庭ではカーテンを採用する事が多いかと思いますが、オフィスではロールスクリーンやブラインドがお手入れも簡単でお薦めです。とにかく明るく綺麗で風通しの良さそうなオフィスであること、もはやこれこそがオシャレへの近道です。

    6.社内で完結するか、オフィスデザインのプロに任せるべきか?


    出典:https://www.azuremagazine.com/

    今回ご紹介した内容は、植物・休憩スペース・飲み物・調光etc…「無くても良いけどあったら嬉しい」オプション的立ち位置の物がメインでしたが、皆様のオフィスの現状ではどの程度取り入れてみることが可能でしょうか?

    どれも比較的導入のハードルは低いものかと思われますが、簡単そうだからこそどれをチョイスしたらいいかという悩みも発生しがち。またカテゴリもバラバラゆえ、参考にしたい資料を調べているうちに各所のコンセプトが統一しにくく、予想以上に難航してしまうかもしれません。しかもそれを仕事の片手間にこなすとなれば、どうしても妥協せざるを得ない部分も出てくるでしょう。

    そんなとき、専門家の力を借りられれば、本職に集中する時間を確保しつつも、憧れのオシャレオフィスをいち早く創り出すことが可能となります。もちろんプロに任せると言っても、きちんと企業側の意見を反映させた上でのコーディネートを提案をしますので、面倒な悩みごとはスピーディーに解決し、毎日が楽しいと感じられる社内環境を具現化させましょう!

  66. 平成生まれ、令和元年社会人デビューの若者の琴線に触れるオシャレなデザインのオフィスとは?

    平成生まれ、令和元年社会人デビューの若者の琴線に触れるオシャレなデザインのオフィスとは? はコメントを受け付けていません

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    1.平成生まれの若者の特徴とは?昭和時代とは何が違うのか?


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    33年の歴史に幕を閉じた『平成』という時代…。平成元年に生まれた人達も、今や会社の中核を担う世代となりつつあります。そして、それより10歳程下の世代が新入社員として入社する時期を迎えた今、企業の中で『平成生まれ』は、もはや珍しくない存在となっています。

    それでも昭和生まれからしてみると、どうしても平成生まれとのギャップを感じる度に「これだから平成生まれは…」なんてレッテルを貼ってしまうという話も珍しいことではありません。昭和といえども64年も続いた長い時代だったのですから、昭和の初期と後期では生き様も異なるわけで、いきなり平成で区切られてしまうというのも、気の毒な印象を持ちます。

    では一体、どういった点でギャップを感じてしまうのか?
    最も大きい点を挙げるならば、やはりコミュニーション手段の違いでしょう。一昔前、日本はPCの導入こそ海外先進国と比べて遅れをとっていましたが、やがてガラケーが普及し始めると、携帯電話市場では世界屈指の所有率を誇るようになりました。

    それがやがてスマートフォンへと置き換わり、様々なアプリで他者との交流が図れるようになったのが、令和元年の現在です。昭和生まれがビジネスで電話やFAXを主とし、付帯的にメールを使っていたところへ、今度はデジタルネイティブと呼ばれる世代がLINEをはじめとするチャット機能をビジネスツールとして使うようになったのです。

    2.いまの若い世代の考える「オシャレなデザインのオフィス」とは?


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    コミュニケーション手段が変わった訳ですから、当然ながらオフィス内のレイアウトも昭和時代とはまったく異なるものとなりました。例えば平成のトレンディドラマのオフィスシーンを観てみるとどうでしょうか。

    デスクの上には書類の山々や大量のフォルダで対面の人との間に壁が…辛うじてPCがあったとしてもブラウン管モニターがどっしりと鎮座。壁面に掲示される許可証や賞状の類は、「いかにも」な額縁に納められ、見やすくて利便性だけでいえば申し分はないものの、どこか薄汚れて無機質なホワイトボードに社員たちの行動予定が書きなぐられている…。こんな光景のオフィス、今や絶滅危惧種も同然です。

    対して現代的なオフィスだと、デスク上でもっとも大きな物でもせいぜい液晶モニター程度ですから、ひと昔と比べて随分とスッキリしています。社員の行動予定も社内サーバーで共有管理できますし、掲示物があったとしても手書きではなくソフトで作成した見やすい物がある程度ですから、仮に同じ間取りであったとしても空間そのものにゆとりが生まれ、風通しが良く明るい印象となります。

    若い世代にとって、無意識的にシンプルであることが当たり前の基準となっているので、必然的に物だらけのオフィスをオシャレだと認識することはまずあり得ません。物が減れば当然オフィスファニチャーや内装等に対する視覚的面積が広がりますから、まずはそこから改善していく事が若者ウケの良いオフィスを手掛ける一番の近道と言えます。

    3.若い世代の会社選びに「オシャレなデザインのオフィス」は重要なのか?


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    仕事とプライベートをくっきりと区別することを好む傾向にある若い世代の社員達に対し、企業側が工夫できる点はまず居心地の良い職場環境の整備です。

    無論これは意見の通りやすさや人事に関わり等、企業方針の在り方や複合的な問題でもあるので、 すべてをすぐに若者向けへ改善するのは難しいでしょう。ならばまずはオフィスのインテリアからイメージチェンジを図ってみるのはいかがでしょうか。

    企業訪問や入社案内等、就職活動に励む若者にとって、目で見たオフィスの雰囲気というのはとても印象深いものになるはずです。短絡的かと思われるかもしれませんが、無機質で事務的過ぎる会社では「何となくお堅くて怖そうな上司がいそうだな…」といったネガティブなイメージが、オシャレで明るい雰囲気の会社ならば「社風も良く優しい先輩たちに恵まれそうだな…」という希望が芽生えるものです。

    まずは第一印象のところからでも改善をしてみるというのは、求人をする側にとっても非常に大きな一歩であることは間違いありません。

    4.むしろ逆効果?「オシャレなデザイン」のジェネレーションギャップとは?