平成生まれ、令和元年社会人デビューの若者の琴線に触れるオシャレなデザインのオフィスとは?

目次

1.平成生まれの若者の特徴とは?昭和時代とは何が違うのか?


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33年の歴史に幕を閉じた『平成』という時代…。平成元年に生まれた人達も、今や会社の中核を担う世代となりつつあります。そして、それより10歳程下の世代が新入社員として入社する時期を迎えた今、企業の中で『平成生まれ』は、もはや珍しくない存在となっています。

それでも昭和生まれからしてみると、どうしても平成生まれとのギャップを感じる度に「これだから平成生まれは…」なんてレッテルを貼ってしまうという話も珍しいことではありません。昭和といえども64年も続いた長い時代だったのですから、昭和の初期と後期では生き様も異なるわけで、いきなり平成で区切られてしまうというのも、気の毒な印象を持ちます。

では一体、どういった点でギャップを感じてしまうのか?
最も大きい点を挙げるならば、やはりコミュニーション手段の違いでしょう。一昔前、日本はPCの導入こそ海外先進国と比べて遅れをとっていましたが、やがてガラケーが普及し始めると、携帯電話市場では世界屈指の所有率を誇るようになりました。

それがやがてスマートフォンへと置き換わり、様々なアプリで他者との交流が図れるようになったのが、令和元年の現在です。昭和生まれがビジネスで電話やFAXを主とし、付帯的にメールを使っていたところへ、今度はデジタルネイティブと呼ばれる世代がLINEをはじめとするチャット機能をビジネスツールとして使うようになったのです。

2.いまの若い世代の考える「オシャレなデザインのオフィス」とは?


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コミュニケーション手段が変わった訳ですから、当然ながらオフィス内のレイアウトも昭和時代とはまったく異なるものとなりました。例えば平成のトレンディドラマのオフィスシーンを観てみるとどうでしょうか。

デスクの上には書類の山々や大量のフォルダで対面の人との間に壁が…辛うじてPCがあったとしてもブラウン管モニターがどっしりと鎮座。壁面に掲示される許可証や賞状の類は、「いかにも」な額縁に納められ、見やすくて利便性だけでいえば申し分はないものの、どこか薄汚れて無機質なホワイトボードに社員たちの行動予定が書きなぐられている…。こんな光景のオフィス、今や絶滅危惧種も同然です。

対して現代的なオフィスだと、デスク上でもっとも大きな物でもせいぜい液晶モニター程度ですから、ひと昔と比べて随分とスッキリしています。社員の行動予定も社内サーバーで共有管理できますし、掲示物があったとしても手書きではなくソフトで作成した見やすい物がある程度ですから、仮に同じ間取りであったとしても空間そのものにゆとりが生まれ、風通しが良く明るい印象となります。

若い世代にとって、無意識的にシンプルであることが当たり前の基準となっているので、必然的に物だらけのオフィスをオシャレだと認識することはまずあり得ません。物が減れば当然オフィスファニチャーや内装等に対する視覚的面積が広がりますから、まずはそこから改善していく事が若者ウケの良いオフィスを手掛ける一番の近道と言えます。

3.若い世代の会社選びに「オシャレなデザインのオフィス」は重要なのか?


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仕事とプライベートをくっきりと区別することを好む傾向にある若い世代の社員達に対し、企業側が工夫できる点はまず居心地の良い職場環境の整備です。

無論これは意見の通りやすさや人事に関わり等、企業方針の在り方や複合的な問題でもあるので、 すべてをすぐに若者向けへ改善するのは難しいでしょう。ならばまずはオフィスのインテリアからイメージチェンジを図ってみるのはいかがでしょうか。

企業訪問や入社案内等、就職活動に励む若者にとって、目で見たオフィスの雰囲気というのはとても印象深いものになるはずです。短絡的かと思われるかもしれませんが、無機質で事務的過ぎる会社では「何となくお堅くて怖そうな上司がいそうだな…」といったネガティブなイメージが、オシャレで明るい雰囲気の会社ならば「社風も良く優しい先輩たちに恵まれそうだな…」という希望が芽生えるものです。

まずは第一印象のところからでも改善をしてみるというのは、求人をする側にとっても非常に大きな一歩であることは間違いありません。

4.むしろ逆効果?「オシャレなデザイン」のジェネレーションギャップとは?


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どの時代の若者も流行には敏感ですから、もちろん職場がオシャレであるに越したことはありません。ただし現代の若い世代にとって、『良質な品』でさえあればいくらあっても構わないということは通用しにくいと考えておいた方が無難です。

良質な物はあればあるに越したことはないという昭和的(バブル世代的解釈)な考え方からすれば理解し難いことかもしれませんが、いくら高級品であったとしても、何でもかんでも陳列していてはモノの良さが引き立たなくなるばかりか、結局はゴテゴテと余計な物で溢れ返ってしまいます。

ミニマムに生きる傾向にある若者達にとって、1つ1つが高級であるか否かよりも、必要最低限のツールが揃った上でシンプルにまとめられているオフィスの方が、「オシャレ」に映ります。

5.これだけは避けたい「オシャレなデザインのオフィス」のNGポイントとは?

さて今回は「若者の琴線に触れるオシャレなオフィス」という点に着目してみた訳ですが、闇雲に「若者ウケ」を狙おうとしたあまり、仕事効率の悪いレイアウトになってしまう事だけは避けなければなりません。

住宅でももちろんそうですが、働く場において重要なのは『動線』です。『動線』とは主に、建築業界において使われるキーワードですが、簡単な例を挙げるとなれば、キッチンとダイニングのつながり方、玄関からトイレ・洗面所・バスルームへのアクセス等、その空間内で人がどのような経路を取るかを意味します。

一般住宅で動線を工夫するということは、家事効率や来客対応のしやすさを考慮した設計をするという点です。

いくらオシャレさが完璧であったとしても、オフィス内の動線が悪いと結果的にはストレスを生み、それが延いては人間関係の破綻や離職率につながっては元も子もありません。

皆さんもマイデスクのPCから出力した印刷物を、遠くの複合機まで取りに行かなければならない…なんていう経験をしたことはありませんか?

複合機はそう何台も置けるものではありませんから、多少遠くなってしまうのはやむを得ないにせよ、デスクや棚の配置を工夫すればある程度は解決できます。

カラーリングや材質等に着目するのはオシャレなオフィス作りにとってとても大切なことですが、同時に従業員の動きやすさも考慮しなければならないのです

6.やはり、オフィスデザインのプロに任せるのがもっとも安心なのか?


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では漠然とオフィス内を見渡して「さぁオシャレで居心地が良く、使い勝手もいいインテリアを考えよう!」と思うと、これがなかなか一筋縄にはいかないものです。

大抵は『オシャレで居心地が良い』か『使い勝手重視』かのどちらかまでになってしまうことでしょう。雑誌やネット画像で見たオシャレなオフィスが、必ずしも3点すべてを満たしているとは限りません。写真は実物をより良く見せようと意図的なカットで掲載されますし、結局は原寸大でないとイメージがしにくいからです。

仮にオシャレに敏感でインテリアセンスが良い従業員に一任することができたとしても、素人では頻繁にオフィスデザインを変える機会もありませんから、一発で誰もが納得するレイアウトを完成させるというのは至難の業。何よりレイアウト変更時は少なからず仕事効率を下げてしまう訳ですから、いくらでも時間を注げるわけではありません。

公共性の高い場所だからこそ、始めからオフィスインテリアのプロに相談してしまった方が、多数の意見をちょうどいい塩梅でまとめあげ、最小限の時間で皆の納得するオシャレなオフィスを創り出してくれるはずです。

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