目次
- 1.オフィスデザインを自分たちで手がけるのが向いている会社の特徴とは?
- 2.オフィスデザインを自分たちで行おこなうメリット/デメリット
- 3.1人でおこなうべきか、チームでおこなうべきか?
- 4.プロに任せた方がいい会社の特徴とは?
- 5.結論:迷ったときはオフィスデザインのプロに任せるべきなのか?
1.オフィスデザインを自分たちで手がけるのが向いている会社の特徴とは?
ココにたどり着いたということは、あなた(または貴社)が少なからずオフィスデザインに興味を持っているということでしょう。そして、どのような職場環境にしてゆくべきか、ネットでさまざまな情報を仕入れている最中かと思います。
端的に「オフィス・デザイン」などというキーワードで画像検索をしてみても、実にたくさんの事例が出てくるものです。しかし、いざ気に入ったテイストのものがあったとして、どこからどのように着手すればよいのか、これがまた悩みどころ。
そんなオフィスデザイン、自分たちで手がけるのが向いている会社とは…?
ズバリ、この悩みを“楽しみ”にシフトしていける人材がいるかどうかが最も重要だったりするのです。例えばクリエイター系の企業であれば、この感覚がお分かりいただけるのではないでしょうか。空間デザインの経験がなくともモノ創りの喜びを知っている人間であれば、オフィスデザインに関してもインスピレーションを発揮させることができるかもしれません。
また、それ以外の業種でも過去にそのような職歴がある者が社内にいれば、きっと力になってくれるでしょう。現在では空間デザイン用のフリーソフトも出回っていますので、大体のイメージ図を作成することが可能な時代。最近のツールは素人でも使いやすくなってきてはいるものの、やはり3D設計やCAD経験があるとかなり有利です。
もちろんこういったキャリアがなくとも、デッサンが得意であればアナログでも構いませんので、まずは図面におこせることがベスト。ここではひとまず、向き不向きを「楽しめるかどうか」でジャッジすることにしましたが、実はこれが大きなアドバンテージであることは間違いありません。
最終的な作品の善し悪しには「作者がどのような心境で創り上げたのか」が大きく反映するのです。
2.オフィスデザインを自分たちで行おこなうメリット/デメリット
出典:https://kongres-magazine.eu/
それではデザインを楽しめる人材がいたという前提で、自分たちでオフィスデザインをおこなうメリット/デメリットはどのような事項があるかをチェックしていきましょう。
◎メリット
・業者を入れない分コストが削減できる
デザインも部材も全部自分たちで賄うことになりますので、最安値で仕入れるなどの努力により、大幅にコストを抑えてリノベーションすることが可能となります。
・社員である自分たちだからこそ、理解できるポイントがある
日々自分たち使っている環境からこそ、プロにも勝る着眼点で現状の良い点悪い点をすぐに挙げられるのは非常に有利です。現場の生の声や、来訪客からの意見をただちに吸収しデバッグできます。
・「デザイン」という1つの作業を経て、組織力を高められる
通常業務でもチーム編成をする職種の場合は同じことが言えますが、やはり1つの目標に向かってみなで作業するというのは、結束力が強まるもの。また、コンペ方式を取ってデザインを競い合うのも、よい刺激をもたらすきっかけとなるでしょう。
◎デメリット
・「オフィスデザイン」に時間を
割く分、通常業務が滞ってしまう
どうしても本業以外の作業をすることになってしまいますから、この問題はやむを得ません。繁忙期を避けるなどの対策を取って、極力通常業務に影響を出さずに進めていくしかありません。
・空間設計の経験が乏しいと、寸法ミスや物理的に不可能なデザインをしてしまう
見かけの美しさばかりに囚われて最も陥りやすいのがこの類。例えばドアから搬入できない什器や機材を購入してしまったり、デザインしてみたデコレーションが物理的に作成不可・設置不可だったり…という致命的なミスをしてしまうパターンが多く見受けられます。
・デザインにエゴを出しすぎてしまう
これはクリエイターであれば、誰しも一度は経験し、挫折したことがあるでしょう。モノを創り上げるという作業は非常にやりがいがあり、完成した際の喜びはひとしおですが、あくまでデザインの主人公は「オフィス」です。企業イメージや社外からの印象も考慮しなくてはなりません。
・内装工事を伴う場合、DIYの難易度が大きく跳ね上がってしまう
床材や壁紙の変更まで視野に入れていた場合、果たして自分たちでどこまでできるでしょうか。器用な人ならばこなせる場合もありますが、クロス材は柄合わせもしなければなりません。また、専用の大きなカッティングマシンなどを調達するのも困難と言えるでしょう。
3.1人でおこなうべきか、チームでおこなうべきか?
前項のでは、「オフィスデザイン」なるひとつの社内プロジェクトを実施するにあたって、組織力が高まるといったメリットについて触れました。1人でおこなうべきか、チームでおこなうべきかに関しては、クリエイター目線で申せばそれぞれに良さがあると考えます。
実際に何人くらいの編成でおこなうかは、社員数やデザインに手を割くことのできる人員数によりけりでしょう。この問題に関しては、自社の社員たちの傾向や力量を見計らい、上層部で判断されるのが妥当かと思います。
4.プロに任せた方がいい会社の特徴とは?
やはり自分たちでオフィスデザインをおこなうにあたり、どうしても通常業務と並行することになりますので、大なり小なり生産性への影響は否めません。ただしオフィスの改善によってもたらされる効果は壮大ですから、単純に費用や一時的な生産性低下だけを懸念して断念するのは非常にもったいないことです。
今後の会社の“顔”役を担う部分、これを自分たちでやるべきではない会社の特徴は、一番最初に触れた話とは逆説で「デザインを楽しめない」場合である、といっても大袈裟ではありません。
また、前項のデメリット箇所にもあるように、設計ミスや内装DIYなどが発生するとなれば、慣れていない作業な分当然多くの時間を費やしてしまうもの。
少しでも不安要素が思い当たる場合には、ひとまず相談だけでもプロにしてみるのが一番の近道です。
5.結論:迷ったときはオフィスデザインのプロに任せるべきなのか?
出典:ttps://kongres-magazine.eu/
企業が外注をするに伴って、気がかりとなるのは当然コストパフォーマンスかと思います。プロに任せるとなると、当然のことながら費用が発生してしまうものですが、過去の事例から判断すると結果的にはオフィスデザインへの投資が成功するというパターンがほとんどです。
この根拠は、社外からのイメージ向上による集客率UP・動線改善による作業効率UPにより結果的にはデザイン費用を上回る利益がもたらされるために尽きます。空間デザインというのは恐らくみなさまが想像している以上に多くのノウハウを必要とするもので、1つが狂っただけですべての調和が台無しになってしまうことだってあり得るのです。
例えばほんの少し観葉植物を設置する程度であればプロの力がなくとも可能ですが、やはり企業イメージを保ちつつ新しい環境へシフトするのは、それ相応のエネルギーを必要とする作業。自分たちでトライ&エラーを繰り返す(時間とお金を浪費してしまう)よりも、一度の外注で完成品へ持っていく方が、実に効率的で忙しい現代社会に適合したスタイルであると提唱します。
ある程度のイメージを持って相談される方もいらっしゃいますが、まるっきり1からデザインを依頼される方も少なくありません。もちろん完成後についても必要なメンテナンスやアドバイスetc…多岐にわたってバックアップさせていただくことが可能です。
大切な企業の“顔”だからこそ、まずはプロに任せてみてはいかがでしょうか?