スタンディングワークに適したオフィスデザインとは?

最近のオフィススタイルで話題になっているスタンディングワーク。座りっぱなしのワークスタイルよりも健康的、且つ生産性があがるとして、欧米では多くのオフィスが取り入れています。

8 OCT 2018

目次

1.スタンディングワークとは?


出典:http://notebooks.com/2011/05/03/standing-desk-guide-measurements-examples-and-benefits/

最近のオフィススタイルで話題になっているスタンディングワーク。座りっぱなしのワークスタイルよりも健康的、且つ生産性があがるとして、欧米では多くのオフィスが取り入れています。日本でも、マイクロソフトや楽天などの大企業が導入をはじめたことをきっかけに、注目され始めました。

スタンディングワークとは、これまで座ってしていた作業を、立って行うワークスタイルです。昇降して高さが変えられるデスクを用いて、座ったり立ったりしながら作業できるようになっています。北欧のデンマークやスウェーデンでは、企業の95%が取り入れているといいます。アメリカでも一般的に普及されているワークスタイルです。

なぜスタンディングワークが普及されたのかというと、そこには旧来のオフィススタイルでの健康への懸念があります。デンマークやスウェーデンなどの北欧では、労働環境に関するガイドラインに沿って政府機関が国内のオフィスをチェックし、健康被害の可能性がある企業にはペナルティが課せられます。これを受け、健康に良いとされるスタンディングデスクの浸透率が高いのです。

またアメリカでは、オフィスワークにおいての「座りすぎ」は、死亡リスクが高まるという報告がなされ、6時間以上座り続けている人は、座っている時間が3時間未満の人に比べて、女性で34%、男性で17%ほど死亡リスクが高まるという記事が発表されました。

この記事は多くの企業に影響を与えました。さらに、グーグル・フェイスブックその他シリコンバレーの企業では、従来のデスクをスタンディングデスクに替える従業員が増え、その動きは全米へ広がりを見せています。

日本でも、厚生労働省が推進する働き方改革により、従業員の健康管理が義務化され、スマートライフプロジェクト、ストレスチェックの義務化、職場における腰痛予防対策指針など、企業の健康への取り組みを推進しています。この法改正やガイドラインの発信が、スタンディングワークスタイルの導入を後押ししているようです。

では、長時間座っていることでどのような健康被害が考えられるのでしょう。2013年TEDカンファレンスにおいて、ビジネスライターのニロファー・マーチャントが発信した「座りすぎはかつての喫煙と同様に危険な行為」として、ウォーク&トーク・ミーティングを推奨するプレゼンテーションを行ったことに端を発します。

マーチャント氏が提起したこの課題と提案は、デスクワークの知られざる危険性として米国企業の職場環境をめぐる注目すべき話題の1つとなっているといいます。この話題から座り続けるリスクへの研究が深まり、健康へ及ぼす弊害が明らかになるにつれ、オフィス機器メーカー各社も様々なスタンディングデスクを開発するようになりました。

さらに、「長時間座って仕事をすると死亡リスクが高くなる」「座りすぎは喫煙行為と同じぐらい危険」といった複数の書籍や記事が発表され、ついには「座りすぎは死につながる症候群(sedentary death syndrome)」「座ることは喫煙と同じ!(Sitting is the New Smoking!)」などの言葉も誕生し、グーグル、フェイスブックなどのシリコンバレーの企業も上下昇降デスクの導入を開始します。

最近流行しているのは、ウォーキングマシンと一体化した、歩きながら仕事ができるデスクであり、スタンディングワークスタイルも進化しているようです。

とはいえ、座り仕事が健康を害するとしても、立ちっぱなしで仕事をすることも疲れてしまいそうです。しかし、実際には「座りっぱなし」で疲労は蓄積しているといいます。厚生労働省の調べによると、オフィスワーカーの約7割が目や首、肩、腰などの身体的疲労を抱えているといい、その原因は。1日の大半を過ごすオフィスでの姿勢だと指摘しています。

腰痛の原因となる椎間板にかかる負担は、立ち姿勢よりも座り姿勢の方が明らかに大きく、しかも死亡率まで影響すると言われています。

長時間座る人は、定期的に運動をしていても座る時間の短い人に比べ死亡リスクが高く、1日6時間座って過ごす人は、座る時間が3時間未満の人に比べ、死亡リスクが女性で34%、男性で17%高く、死因はガンよりも心疾患の比率が高いそうです。

座りっぱなしが、腰や肩への負担を増やし、しかも運動不足による心疾患のリスクが高くなるというのであれば、スタンディングワークはホワイト企業企業のステイタスとなるかもしれません。

2. スタンディングワークの魅力とは?


出典:http://www.smallbiztechnology.com/archive/2016/02/should-you-switch-to-a-standing-desk-a-look-at-the-pros-and-cons-to-help-you-decide.html/#.WWhU3NOLTBI

では実際に、スタンディングワークにはどんな魅力があるのでしょう。具体的にみてみましょう。

第一には、健康に良いということがあります。立って仕事をすることで、腰や肩に余計な負担がかからず、疲れにくいと言われています。次に、立って仕事をすることで座っている時よりも鼠蹊部の圧迫が少なくなり、心臓への血流が阻害されにくくなります。座りっぱなしでいる時よりも運動量が多くなり、やはり心臓への負担を削減することが可能です。

そして、スタンディングワークを導入した企業が声を揃えて言うことに、生産性の向上があります。

立って仕事や会議をすることで、無駄に過ごす時間が少なくなり、会議が早く進むそうです。立ったままで何もしないと言うのは、思いの外苦痛です。座ったままの会議であれば、発言することがなくてもただ座っていれば時間が過ぎますが、立ったまま時間を過ごすというのはなかなか難しいでしょう。

おのずと会議を早く終わらせたいという心理が働き、また、立っていることで脳への刺激となり、活発なディスカッションが生まれます。結果的に、会議を早く終えることができ、その分他の仕事ができるようになります。

マイクロソフトでは、会議は必ずスタンディングで行うといいます。そうすることで、コミュニケーションが活発になり、会議も仕事も早く終えることができ、時短にも貢献しているようです。

また、立つということは脳を活性化する働きがあるとも言われています。この効果が、スタッフの集中力を高め、生産性を向上させると期待されています。
スタンディングワークは、働き方改革の推進にも役立っていると言えるでしょう。

また、スタンディングワークに向いている職業というのは存在します。実際に、スタンディングワークに飛びついたのが、シリコンバレーの第一線で働くエンジニア達です。彼らは座りっぱなしでいる時間が多いこともありますが、何よりもひらめきや集中力を必要とします。彼らの理想とするワーク位スタイルが、スタンディングワークに合致したと言えるでしょう。

このように、スタンディングワークはエンジニアやクリエイター、経営者やマネージャー、コンサルタントなど、頭脳作業やひらめきが必要な職種の人に向いています。集中力が必要な時、ミーティングの時はスタンディングで、調べ物や一息入れたい時は座ってと、臨機応変にスタイルを変えられることもポイントです。

反対に、庶務や経理等、座って作業をしないと、他の作業に支障が出る職種には、習字スタンディングワークスタイルは難しいでしょう。電話を取り、スケジュールを確認する、ファイルを積んで調査を行う、アナログでの作業もしなくてはならないなどだと、スタンディングでは効率良い動きを習得するまでには時間がかかるでしょう。
したがって、打ち合わせや休憩時にスタンディングで話ができる環境を作っておくと良いでしょう。

スタンディングワークの魅力は、どの職種にも100%の魅力があるかといえば、やはり人それぞれ違います。要所要所で上手に取り入れることで、本来のスタンディングデスクの良さである「生産性」「集中力の向上」「健康管理」を最大限に活かすることができるでしょう。

3. スタンディングワークのメリット/デメリット


出典:http://gahag.net/008897-businessman-back-pain/

スタンディングワークのメリットのひとつが、腰痛の軽減です。

実は、日本の8割以上が腰痛に悩んでいるといいます。腰痛の原因は、運動不足の姿勢の悪さ。この原因を、スタンディングワークは解消するといいます。

スタンディングワークは、立って仕事をするため、自然と背筋が伸び、肩や腰への負担を軽減させます。立つことは疲れることだと言う印象がありますが、一部の研究によると、定期的に姿勢を変えることで体への負荷を軽減し、むくみや疲労の抑制、姿勢改善につながると言われています。

また、立っていることで眠気防止となり、集中力が増します。数多くの「仕事の生産性も上がった」という報告はここから来ているかもしれません。

なぜ立っている姿勢が良いのでしょう。それは、人間の筋肉のつき方に理由があります。

人間の筋肉は、6割以上が下半身についています。人間の体は、二足歩行、立ち姿勢で活動するようにできているのです。また、重心を移動するために脚を動かすことで、下半身の血流がよくなり、座り姿勢よりもむくみにくいこともあげられます。

さらに、体幹トレーニングにも効果的。体をまっすぐ支えるため、腹筋の深層筋(腹横筋)が働くことでウエストが絞られます。

立っていることで普段あまり使っていなかった、ふくらはぎや太もも、お尻の筋肉や、姿勢を保持するための腹筋や背筋などが刺激されます。全身の血行がよくなり、基礎代謝が上がることで、立っているだけでカロリーを消費する体へと変化します。スタンディングワークを取り入れた人によると、ジム通いせずとも、2~3kgのダイエットができる場合もあるそうです。仕事をしながらシェイプアップ効果が期待できるのなら、積極的に取り入れたいものです。

次に、オフィススペースの有効活用とコミュニケーションの向上が挙げられます。

最近増えて来たフリーアドレス制。机や椅子を個人で固定せず、好きなところで作業ができるワークスタイルです。

必ずしも人数分のデスクを用意しなくてもよく、様々な場所での作業が可能なため、コミュニケーションの向上にも効果があるフリーアドレス制ですが、このスタイルはスタンディングワークとの相性も抜群です。

スタンディングワークに使われるカウンター式のデスクに、小さな椅子があれば、通常のデスクほど場所をとりません。スタンディングしたい人はたったまま、一旦座りたい人はスツールに腰掛けて仕事を続けることができます。

スタンディングワークとフリーアドレス制を導入することで、オフィスが開放的になることで自然とコミュニケーションが活発化します。

立ってデスクワークをしていることで、歩いている人と同じ目線の高さとなります。会話がしやすく、声がかけやすい環境となるでしょう。だらだらと話すことも少なくなり、テキパキとした仕事ができます。社内全体の活気も変化しそうです。

さらに、スタンディングワークになるとフットワークが軽くなります。椅子に座ったままだと立つことすら億劫になってしまいがちですが、立ったままでいることで、行動へ移すことが早くなるのです。

仕事の効率は、ちょっとしたことで変わります。1つの動作が早く軽くなることで、1日に換算すると生産性に大きな違いが出ているかもしれません。

また、立つと行動は、モチベーションアップにも効果があります。

心と身体は繋がっています。したがって、人は、落ち込んでいる時は背中が丸くなり、頭を垂れてしまいます。しかし、自信に溢れて元気がある時は、背筋が伸び顎を引いて前を見ます。姿勢はモチベーションと密接な関係があるのです。

精神は、その姿勢によっても変わると考えられています。悲しいことがあっても努めて笑うことで、気分は晴れます。したがって、立って仕事を行うことでおのずと姿勢が良くなり、前を見ることとなります。すると自然にモチベーションも上がるのです。

メリットしかないスタンディングワークですが、デメリットといえば何があるのでしょうか。

実は、スタンディングワークに使用するデスクですが、まだ需要が少ないこともあり、大変高価です。また、昇降式でも固定式でも、高さがあるためPC機器などの配線にも考慮が必要となります。ケーブルばかり目立って、返って雑多な印象になりかねません。

また、腰痛肩こりを抑えるスタンディングワークですが、デスクの高さを間違えると返って腰や肩に負荷がかかります。

正しい姿勢とは、顔はモニターと平行で、腕は角度が90度になるように机に乗せるのが良いと言われています。正しい姿勢をとれるデスクの高さを知っておく必要があります。
また、立っている姿勢が苦痛だと言う人も中にはいます。年齢によるもの、既往症、体調によっても立つことが苦痛な時とそうではない時があるでしょう。
スタンディングワークを強要せずに、座りたい人は座って仕事ができる環境を整えることが重要です。

そして、実際にスタンディングワークをしていると、足裏に体重がかかるため痛くなる時がやってきます。慣れるまではとても苦痛です。痛みを逃すために、おかしな姿勢を取ってしまっては、結局体を壊してしまいます。

そこで、足元に敷くヨガマットとかクッション性の高いスリッパみたいなものは必須です。

人によって、どの程度快適かの基準が異なるため、フリーアドレス制の場合は、ヨガマットなどを自分で持ち歩く必要が出てくるかもしれません。また、スタンディングワークが日常になってくると、今度は座りっぱなしが辛くなって来ます。座ると腰が痛くなるなどの症状が出て、打ち合わせ先の会議中も座っていられなくなることがあるようです。意識して座る時間を作るなど、バランスよくスタンディングワークを取り入れると良いでしょう。

4. スタンディングワークでオシャレなオフィスデザインは可能か?


出典:https://foundrmag.com/standing-desk/

最近のおしゃれなオフィスデザインのトレンドは、オフィスらしくないオフィスです。その中でも人気が高いのが、カフェ風デザイン。カウンター席やボックス席などがバランスよく配置され、開放的なデザインとなっています。

このカフェ風オフィスと相性が良いのが、スタンディングデスクです。フリーアドレス制で並べても良いですし、カウンター部分をスタンディングデスク専用にしても良いでしょう。椅子がないことで開放的となり、床や壁の素材を変えるだけでおしゃれな雰囲気を演出できます。

日本マイクロソフト社では、働き方改革の一環でスタンディングワークを導入していますが、会議室も業務スペースも、開放的で且つ集中できるオフィスデザインです。
同社の平野拓也社長は、率先してスタンディングデスクを導入しています。従って、社長室での会議はスタンディングです。
立って話し合うことで集中力が上がるため、会議時間が大幅に削減したといいます。

日本マイクロソフト社が導入しているもうひとつの施策が、テレワークです。同社の会議は、テレワークシステムを使ってどこからでも参加できます。
自分のデスクはもちろん、出張先から、家から、どこ居ても会議に参加できるので、移動時間のロスがありません。

オフィスは、テレワークで仕事がしやすいように、デスクをフリーアドレス化。会議室には大きなモニターを設置しているため、遠隔にあるサテライトオフィスとの会議も可能です。

このモデルは総務省のオフィスにも取り入れられ、同省は「環境を変えれば働き方が変わることを実感している」と発表しています。

働き方改革では、オフィス環境を整えることも使用者の努力義務となっています。スタンディングワークスタイルをとりいれた快適なオフィスは、これからの働き方改革のトレンドとなるかもしれません。

とはいえ、スタンディングワークには抵抗がある人もいるでしょう。

営業やクリエイターには良いスタンディングワークですが、経理や庶務、法務などのデスクワークでは立ちっぱなしは辛いということもあるかもしれません。

このような場合には、フリースペースや会議室にだけ導入するという方法もあります。フリースペースに簡単な作業ができるスペースをスタンディングにしておけば、気分転換の際のひらめきにもすぐに対応ができるでしょう。

例えば、企画書を作っていて煮詰まってしまったときでも、フリースペースで一息いれると良いアイディアが浮かぶことがあります。そんなちょっとした休憩のときにひらめいたことをアウトプットときにも、スタンディングワークは最適です。

マイクロソフト社のように、会議室のみスタンディングにする方法もあります。会議はできるだけ早く済ませたいもの。スタンディングにすれば、これまでだらだら話し合っていたことも、すぐに結論が出るようなディスカッションができるでしょう。

それぞれに快適の度合いは違います。スタンディングワークを強要するのではなく、バランスのとれた導入をしたいものです。

5. おしゃれなスタンディングデスクとは?


出典:http://www.npr.org/sections/health-shots/2016/03/17/470713717/stand-to-work-if-you-like-but-dont-brag-about-its-benefits

スタンディングデスクは、まだまだオフィス家具らしいものが多いのですが、フォルム自体がスマートなので、どんなオフィスとも相性が良いでしょう。カフェ風オフィスに設置する場合は、天板が木星になったものを選ぶと雰囲気にマッチします。

スタンディングデスクを選ぶ上で最も大切なことは、デザインよりも性能です。立っている姿勢1つで疲労度が変わります。細かな調整ができる、PCを置いた時の腕の位置などの確認が必要です。

また、用途に合わせて選ぶことで高価なデスクを購入することもありません。スタンディングデスクは、立ったままの作業がメインか、立ったり座ったりができるものが良いのか、スタイルに合わせて選ぶと失敗しないでしょう。

立ったまま仕事をすることが多い場合は、高さが固定されているものが手頃です。自分の高さに合うものを選びましょう。

座ることも考えるのなら、多少お値段は張りますが、昇降式のものがおすすめです。高さを一定の範囲で調整できるため、立つ場合・座る場合どちらでも対応できます。

昇降式デスクの高さ調整方法は、椅子と同じで手動式からガス式まで様々です。一番のおすすめはガス式のもので、値段もお手軽で使い勝手も良いでしょう。

また、全てをスタンディングデスクにするのではなく、とりあえずスタンディングワークをとりいれてみるのであれば、机に乗せるタイプから始めてみる方法があります。

机の上に机を重ねるもので、やはり自分にちょうど良い高さになるように調節が必要です。ものを上に乗せてもぐらつかないものを選びましょう。

天板の大きさにも注意が必要です。

スタンディングデスクは、立って作業するための机です。どうしても安定性に欠けることもあり、できれば大きめのものを選んだ方が、快適に仕事ができます。

特に、パソコンをおいて作業する場合は、座って作業するとき以上に大きめを意識して選びましょう。腕を乗せて肘が余裕で机に上に乗るようにすれば、腕の疲れを軽減できます。

天板を広めにとったほうが、体が疲れず、安定性の高いスタンディングデスクとなります。

また、コンセント等の配線処理もおしゃれなオフィスには必須のテクニックです。机の上からさまざまなコンセントがつる植物のように垂れ下がっているものは見た目によくありません。

数本をひとつにまとめる、テーブルタップをまとめるなど、見た目をスッキリさせることを意識しましょう。

スタンディングデスクは、まだまだ数が少なく、納得のいくものを選ぶのは難しいかもしれません。なりたい事務所にできるだけ近づけるためにも、オフィスデザイン会社などのアドバイスを取り入れるのも良い方法です。

6. スタンディングワークでオシャレなオフィスデザイン事例紹介


出典:https://getnavi.jp/homeappliances/155845/

アイリスオーヤマでは、自分の机でのPC作業を禁じています。PCを使いたい場合は、スタンディングデスクに設置しているPCのもとに向かうのです。

しかも、使う時間も限られ、その時間は一回につき45分だけ。立ったまま45分間の作業をこなし、再び営業等自分の仕事に戻ります。

同社では、スタンディングワークの導入により、スピーディーな作業、集中力の向上が見られたと言います。ちょっとした会議もスタンディングの丸テーブルで行っているため、無駄な会議が少なくなったそうです。

サイバーエージェント


出典:6-20170629-s1-1.jpghttps://wall.ac/interview/196

いまや日本を代表するIT企業サイバーエージェントでは、技術者向けの集中ルーム「精神とテクの部屋」、2017年2月28日にオープンした新スペースの「CREATIVE Lounge」にスタンディングデスクを配置しています。

技術者向けの集中ルーム「精神とテクの部屋」は、「短い時間で集中して仕上げる」というこの部屋のコンセプト。エンジニア・デザイナーどちらかに好みが偏らないように、木目と白を基調にした柔らかく、落ち着いた雰囲気の部屋となっています。

開放的な空間に、長机を配置され、間隔にゆとりをもって座れるようなつくりになっています。

さらに照明を柔らかい色で暗めにすることで長時間画面を見ても疲れないような配慮がされています。

高さ調節可能なデスクは、スタンディングでも、バランスボールでもエンジニアやクリエイターが集中できるよう好みによって選ぶことが可能です。木材を貴重にした、癒しと落ち着きのバランスが心地よいスペースとなっています。

「CREATIVE Lounge」は、4人がけテーブル・ソファ席・スタンディングデスクなど、様々な用途で利用可能なフリースペース。柑橘系のアロマの香りと自然光が入るリフレッシュ出来る空間で、とてもおしゃれな雰囲気です。

スペースの窓側には、スタンディングテーブルとホワイトボードが設置されたスペースが用意されています。立ちながらPC仕事をする方も多いそうです。

7. スタンディングワークでオシャレなオフィスデザインを創造できるプロとは?

これまで見てきた「スタンディングワーク」は、まだまだ新しいワークスタイルです。これらを導入させ、おしゃれなオフィスを構築するためには、スタンディングワークを導入して得られるメリットとデメリットを理解することが必要です。

さらに、企業の課題を洗い出し、スタンディングワークで解決できる問題は何か、それからオフィスデザインを考えた方が時間もお金もかかりません。

まずは内装を考え、そこにどうやってスタンディングデスクをおしゃれに配置するのかを考えます。おしゃれなスタンディングデスクを見て、どんなオフィスデザインにするのかが変わる可能性があります。

ブランドとコンセプトをデザインに落とし込み、成果という結果が現れるオフィスを構築する必要があります。

また、スタッフだけでスタンディングデスクを取り入れようとすると、かなり試行錯誤が必要でしょう。

どれだけの費用がかかるのか、どこにコストをかけるべきなのかもわかりません。快適な動線も、実際に動いてみなければわからない場合が多いでしょう。やはり、オシャレで洗練され、且つ快適で業績が上がるスタンディングワークのデザインは、プロに頼んだ方が得策ではあります。

では、プロに任せた時のメリットをみてみましょう。

・予算に応じた最適な提案を聞くことができる

オフィスのリノベーションには多かれ少なかれコストがかかります。しかし、湯水のようにお金をかけることができないのも事実です。さらに、お金をかければ良いものができるとは限りません。

プロにオフィスデザインを依頼した場合、予算に応じた様々な提案をしてくれます。
移転が伴う場合には、居抜き物件などの情報を提供してくれる場合もあります。

できれば、提案からデザイン、内装、施工等をワンストップで行うデザイン会社に依頼することをお勧めします。トータルで提案してもらえるので、予算感が把握しやすく、予想外のコスト発生を避けることができます。

・レイアウトに無駄がない

オフィスは仕事をする場であり、1日の大半を過ごす場所であり、生産が行われる場所でもあります。その目的のために、レイアウトに無駄がないことはとても重要です。特にスモールオフィスの場合、面積や空間に限りがあります。
プロ集団のオフィスデザイン会社なら、無駄がないからといって無機質ではなく、一見無駄に見えても実は大きな意味をなすデザインを行うことができます。業務スペールとくフリースペース、来客スペース、給湯室やトイレなど、リクエスト応じてメリハリをつけたレイアウトとデザインができるのです。

また、一般の人が陥りがちなのが通路の幅。いざ、使い始めたら人同士がすれ違えない、人が通るたびに圧迫感がある、デスク間が狭すぎる…そんな経験はありませんか?一度、デスクを配置してしまうと再びレイアウトするのは相当に面倒なものです。このあたりの絶妙なさじ加減もプロならではの手際で解決できるでしょう。

・業務経験が豊富

オフィスデザイン会社には、様々なオフィスデザインを担ったプロが控えています。
企業にとって初めての移転やリノベーション、課題解決でも、オフィスデザイン会社にとってはこれまでの実績の集大成を発揮できる案件となるのです。

オフィスデザイン会社では、日々様々な業種の企業のデザインを行っています。
課題解決のためのコンサルティングを行い、デザインとして形にし、美しく現実化させています。
今悩んでいる問題は、同じ業種のどこかの会社が抱えていた問題かもしれません。オフィスデザイン会社には、そんな事例や経験が集まっています。
相談することで、様々な事例と経験から最適な解決方法を提示してもらえるでしょう。

・居心地のよい空間が創り出せる

スタンディングデスクの配置や会議室の設営だけがオフィスのプロの仕事ではありません。快適な空間作り、オフィス作りも大切な役割です。観葉植物を配置する、喫煙者のスペースを確保しつつ、非喫煙者の方がたばこの臭いが気にならないレイアウトを心掛ける、水回りが汚れないようにゴミ処理の導線などを整備する…等々。その気配りは細部にまで及びます。社内の方では通常の業務と平行して行う分、なかなかそこまで気配りを行き届かせるのは大変です。住みやすい家と同様、働きやすい環境を創り上げるのもオフィスデザインのプロフェッショナルの役割なのです。

・妥協がない

社内の方がオフィスの立ち上げや引っ越し・模様替えを行うということは、通常の業務と平行する場合がほとんどでしょう。つまり、忙しいのです。忙しいところにさらにこの業務が追加されます。…ということはつまり「これくらいはまあ、いいか」という妥協の積み重ねが生じます。本来なら痛んでいるエントランスの什器を一新したり、床のケーブル類をきちんとまとめたり。そういったひとつひとつの作業を妥協することで、何となく緊張感のないオフィスが完成するのです。その状態では、1カ月もすればあっという間に散らかったオフィスになりかねません。そういった一切の妥協を許さない、許されないのがオフィスデザインのプロフェッショナルの仕事なのです。

オフィスデザイン会社は、その企業のブランドや理念を鑑みてデザインを決めます。それは、ただ見た目が良いだけではなく、機能的でスタッフのコミュニケーションが活発化し、スタッフの満足度をアップさせるプロの仕事です。

スタンディングワークは、集中力を高めコミュニケーションを活発化させ、生産性をあげると言われています。そこに、快適でセンスあるオフィスデザインが加われば、その相乗効果はすぐに目に見えることでしょう。
その高まったモチベーションが結果的に成果となって現れ、企業の業績アップ、ひいては企業の発展へとつながります。効果を上げるワークスタイルとオフィスデザインは、密接に関わっているのです。

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