独立や開業を目指している方にこそ知って欲しい、オフィスデザインのツボとは?

みなさんは、「デザイン」という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

3 SEP 2020

目次

1.「オフィスデザイン」とは何を意味するのか?


出典:https://www.oktra.co.uk/

みなさんは、「デザイン」という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

オフィスを設計する我々は、その仕事を「オフィスデザイン」と呼んでいます。

オフィス(職場)をデザインする…となると、漠然とファッショナブルなオフィスにすることを連想する方も多いようです。

デザイン【design】

①下絵。素描。図案。
②意匠計画。製品の材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。「建築―」「衣服を―する」
(※広辞苑より抜粋)

「美的造形性」の部分に着目すれば、それも間違いではありません。しかし「技術・生産・消費面からの各種の要求」、この部分も重要です。つまり、「総合的造形計画」が伴えば、例えそれがどのような品物になろうとも、「デザインした」と言えるのではないでしょうか。

ちょっとややこしい話になってしまいましたが、つまるところ「オフィスデザイン」とは、1つのオフィスが創られるたび、必ず通過しなければならないプロセスなのです。

2.そもそも、オフィスをデザインする必要はあるのか?


出典:https://www.rapinteriors.co.uk/

それならば、「オフィスをデザインする必要性」を問われると…?

前項でも触れたように、「美的造形性・技術・生産・消費面からの各種の要求」このうちどれか必要と感じた要素を考慮したならば、それはすでに「デザインされた」も同然です。

しかし極論を述べてしまえば、デザインの世界には「正解」が存在しません。もしくは、人の数だけたくさんの「正解」があるとも言えます。その「正解」を少しでも100%に近付けようと尽力し、できるだけたくさんの人に喜んでもらえるオフィスを創りあげること。

それこそが、我々プロにとっての「オフィスデザイン」です。働く人々にとって、1日の大半を過ごすことになるであろう空間。来客からの印象はどうか、動線レイアウトに不便はないか、間取りを活かしきれているか、会社のイメージに沿っているかetc…

さまざまな要望に適ったオフィスを創ることは、間違いなく企業の未来を明るいものにしてくれるはず。より多くの「正解」を見出したいと願うならば、ワンランク上の次元でオフィスをデザインする必要性は大いにあります。

3.オシャレに見せることだけがオフィスデザインではない


出典:https://www.space-pod.co.uk/

独立や開業を目指している方は特に、最初が肝心と思われているでしょう。その意気込みは、間違いなくオフィスデザインにも反映されるはず。オリジナリティへのこだわりは、注目度・期待値のUPとともに、ライバル社との差別化を図る有効な手段です。

そんなクライアントさんからの要望で多いのは「とにかくオシャレにしてください」というもの。独立・開業を決めたとなれば、今が一番心が燃え盛っている時期でもあります。

加えて、努力して工面した予算と、今後その場所がご自身の拠点となりうるならば、自分好みのオシャレなオフィスを構えたい気持ちは実によくわかります。

とてもワクワクする瞬間ですが、「とにかくオシャレに…」と決める前に、ほんの少しだけ、客観視してご自身のオフィスを思い描いてみてください。

・業種のイメージを無視してはいないか?

・企業として信頼を得やすいイメージになるか?

・オシャレと奇抜さをとらえ違えていないか?

・飽きが来るようなデザインではないか?

・飽きても簡易的なリフォームで解決できそうか?

・将来的に従業員数はどれくらいになるか?

・他者とのコミュニケーションが図りやすい雰囲気になるか?

・ハード面(外観)だけにとらわれていないか?

スタートからあまり抑制をかけすぎるのも良くないとは思うのです。しかし、「オシャレさ」だけでなく、使い勝手はもちろん、将来どのような規模になっているか、できるだけ継続して使っていけるデザインかどうかも考慮しましょう。

もちろん「オシャレ」なことは悪いことではありません。その際は、「とにかくオシャレに…」といった漠然としたものでなく、ニーズと業種に合った確かなイメージの確立がポイントです。

4.立地もオフィスデザインに含まれるのか?


出典:https://collectorandco.tumblr.com/

立地とコストは、ほぼ比例すると言ってもいいくらい無視できない問題です。同じ賃料でも、交通の利便性が高ければ高いほど、広い空間を入手することは難しくなってきます。

立地は、直接的にオフィスの「デザイン面」にはかかわってきませんが、企業イメージを左右させる重要なポイントになることは間違いないでしょう。

多くの企業や個人事業主が、ブランドビルのテナントに入りたがったり、東京でいえば千代田区や港区などの住所を取得したがるのも、このためです。また、比較的大都市へ簡単にアクセスできる地方の新幹線停車駅付近のエリアも人気があります。

社員数によっては交通費がネックにはなりますが、主にリモートで進められる業務であれば、たまの交通費よりも、間取りが広くて都市部よりも新鮮に感じられる空気のもとで働けます。

地域活性化のため、都市部から地方へ移住してきた起業家への助成金・補助金の類を用意している自治体もありますから、ぜひチェックしてみてください。
こういった制度を利用して、古民家などをリノベーションしてオフィスにしている企業家も存在します。都市部とはまた違ったアプローチができるのも魅力です。

6.一般の方がツボを理解してデザインできるのか?その道のプロに委ねるべきか?


出典:https://www.workspace-resource.com/

先にも説明したように、デザインの世界には「正解」が存在しません。だからこそ楽しくもあり、やりがいのある世界でもあるのですが、せっかく予算を費やしてデザインするとなれば、極限まで「正解」と感じられるモノに近付けていかないと、無駄に終わってしまうことすらあるのです。

人はなにか新しいものと遭遇した際、まずは第一印象で判断するもの。新しく参入した会社が、どのような見た目で、どのような立地にあるのか…そんなことだけで判断されてしまいがちです。

それに対抗すべく、オフィスデザインがあなたの強い味方となるわけですが、デザインの「ツボ」を理解できるかどうかで、得るものと失うものに大きな違いが生じます。

1つの正解がないからこそ、一般の方がオフィスを創ることも可能ではありますが、「ツボ」を取り違えてしまうとなかなか人が寄り付かなかったり、デザインのトライ&エラーで出費を重ねてしまうことにもなりかねません。

それを防ぐためにも、まず企業の段階では、デザイナーに委ねてみてはいかがでしょうか?

基本さえしっかりしていれば、後々の小規模リフォームは予算を抑えてDIYにする、なんていうことも容易くなります。幸先よい未来へ向けて、プロが手がけた安心感とともに、あなたのオフィスを始動させてはいかがでしょうか?

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