その点、ベンチャー企業のオフィスは起業時のメンバーが自由な裁量の元でデザインすることができます。
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もちろん、起業時はオフィスに資金を投じる余裕ないというケースも少なくないでしょう。「こんなところで働いてみたい」と思わせるオフィスデザインを構えるベンチャー企業は、何より勢いがあり、今まさにぐんぐん成長しているあることの「証」といえるのではないでしょうか?そんな魅力的なオフィスをデザインした企業をご紹介いたします!
ウォンテッドリー株式会社
求人→採用という枠を超えて、「Wantedly」というプロジェクトやスキルに応じて、企業と人がマッチングするサービスを展開するウォンテッドリー株式会社。経験年数よりもセンスやコミュニケーション能力次第で、若い人にも可能性が広げたのは同社の功績といえるでしょう。そんな同社のオフィスは、日本にあるとは思えない、まるで海外にいるかのような洗練されたデザインとなっています。モノトーン調の色彩を軸に、デスクやソファ、床材等の素材は赤味の強いブラウン系でまとめられているあたりが、シンプルでクールな雰囲気の中にも温かみを感じさせる絶妙なさじ加減とエッセンスになっています。「人と人」が繋がることで新たなイノベーションが生まれる。そんな期待感を抱かせてくれるベンチャー企業のオフィスといえるのではないでしょうか?
freee株式会社
出典:https://www.green-japan.com/
「freee」といえば、クラウド会計ソフトウェアでナンバーワンのシェアを誇っている企業でもあるのです。しかも、個人事業主から500人規模の企業までをカバーするいう点においても、日本の「働く」の一躍を担い、支えていることが分かります。そんなfreee株式会社のオフィスは、明るく、開放的なデザインが特徴的です。ホワイトを基調としつつも、床材をはじめとする木材には明るめの色合いが採用されており、全体的に温かみのある印象。リラックススペースにはゆったり座れるソファが置かれていたり、オフィス内に卓球台が設置されていたりと、ベンチャー企業ならではの柔軟は発想が感じられる居心地の良いオフィスとなっています。
スマートニュース株式会社
出典:http://about.smartnews.com/ja/2015/10/13/jingumae-office-story/
各メディアやブログなど、ありとあらゆるジャンルのニュースを網羅し、タブごとにカテゴリーが整理されて、読みたいニュースを手軽にチェックできるサービスとアプリを展開中。インターネット上でさまざまなメディアがスマートニュース(通称「スマニュー」)に掲載されることでアクセス数が変わるなど、影響力のあるサービスとして要注目のベンチャー企業なのです。そんな同社のオフィスは、モノトーン調+鮮やかなグリーン+レッドが基調。長テーブルの席もあれば、無印良品などでも販売されているビーンバックが置かれたフロアでは寝転がって仕事することも可能なほど広々としたスペースも。その反面、受験時代の自習室を彷彿とさせるような1つ1つの席がパーティションで区切られたブースもあったり、じつに多種多様なオフィスワークが可能なデザインとなっています。
LINE株式会社
出典:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1704
LINEといえば、いまやメール以上に老若男女あらゆる世代に使われている連絡手段。日本国内でも約6,800万人(2016年1月時点)が利用しており、現時点ではさらにユーザー数が増えているとみて間違いないでしょう。もはやライフラインのひとつとして生活には欠かせないツールとなりつつあります。そんなLINE株式会社の本社オフィスは、2017年4月に移転したばかり。業務スペースはモノトーンを基調に、色合いを抑えたシンプルなデザイン。ミーティングルームやカフェスペースなどは、天井の素材や配管が剥き出しとなった無骨なデザインとなっています。オフィス内に保育園があり、コーポレートカラーの鮮やかなグリーンに明るめな木目のブラウンの床材を採用するなど、温かみのあるデザインとなっています。ここ数年で、社員数が3倍になったという同社は、福利厚生の充実にも抜かりはないようです。
株式会社一休
出典:http://blog.kushii.net/archives/2024679.html
高級な宿泊施設の予約サイトとして定着している「一休」。創業が1998年と、間もなく20年を迎える同社は、このほか、webサイト上でビジネスホテル予約や、別荘、コンドミニアム、古民家、レストラン等の予約ができるサービスを運用している企業が株式会社一休です。同社のオフィスは、ミーティングルームがガラス張りであったり、ワークスペースと休憩スペースの床材が色(素材)分けされていたりと、さりげなくユニークです。会議室は使わないけれど、4〜5人でちょっとした打ち合わせがしたい・・・そんな簡易ミーティングスペースが充実しているのも同社の大きな魅力といえるでしょう。シンプルな造りながら、デスクやチェアなど、さりげなく上質なものが選ばれている点も、高級なものを扱う同社ならではのこだわりと気配りなのかもしれません。
このように、企業理念や成長ペース、経営陣の方針など、ありとあらゆる思いが結晶したのがオフィスとして形になったことが伺えます。起きているあいだの大半はオフィスで過ごすという方も少なくないはず。ベンチャー企業に転職する際、どれほどこだわって魅力的なオフィスデザインを創り上げたのか?を判断材料のひとつとして視野に入れるのも、いまや必要な時代となったのかもしれません。