目次
- 1.オフィスエントランスは企業の顔
- 2.オシャレなデザインのオフィスエントランスについて考えてみる
- 3.大胆な色使いもあり?企業イメージにあったデザインのオフィスエントランスを
- 4.オシャレなデザインのオフィスエントランスを創るうえでNGなことは?
- 5.低予算でも工夫次第でオフィスエントランスのオシャレ度アップ!
- 6.スモールオフィスでもオフィスエントランスにこだわるべきか?
1.オフィスエントランスは企業の顔
従業員にとって、日々当たり前のように通過する場所であるエントランス。家でいうところの玄関口、いつ誰に見られても良いよう常にベストな状態を保つべき空間です。常に清掃員がいる大企業ならば良いのですが、社内で管理せざるを得ない場合、見慣れ過ぎてしまっているがゆえに見落としがちな点も多いもの。
自分たちのエントランスは来客にどのような印象を抱かれるのか、一度あえて客観的な気持ちになって見渡してみることをお勧めします。肝心な第一印象に関わる最も重要であり、「企業イメージをアピールするならばエントランスで勝負すべし」と言っても過言ではありません。
それでは一体、どのようなオフィスエントランスを創り上げていけば良いのでしょうか?
2.オシャレなデザインのオフィスエントランスについて考えてみる
ここでも欠かせない「オシャレ」というキーワード。
受付係がいるのであれば、係のファッションもエントランスの一部になりますし、カウンターに設置されるペンや名簿、電話機など小物のデザインにもこだわりたいものです。
まずはどのようなテーマが社風に合っているのか、漠然とでもテイストを絞っていくと、少しずつどこをどのように改善すれば良いかが見えてきます。それを踏まえた上で「オシャレ」なエッセンスを取り入れ、来訪客の記憶に残る素敵なエントランスを手掛けてみましょう。
モダン・クール・ナチュラル・ポップ・ユニークetc…統一感を持たせるためにも、テーマ選びは非常に重要なファクターです。これらに加えて「入りやすさ」「親しみやすさ」などが揃えば、文句なしのオシャレなエントランスの完成です。
3.大胆な色使いもあり?企業イメージにあったデザインのオフィスエントランスを
テーマを考える上で欠かせないのは、やはりコーポレートカラーです。例えば街中を歩いていてコンビニやカフェを探そうとするならば、当然そのお店のロゴ看板やテーマカラーを頼りに見つけようとするかと思いますが、それほどまでに色の印象は強力なのです。
自分たちの企業イメージ・理念・他社との差別化など、これらを視覚的にアピールするべく、エントランスにはぜひコーポレートカラーを取り入れてみてください。色の持つイメージをいくつか例に挙げてみましょう。
●赤・オレンジ
活気・刺激・食欲・燃える炎のイメージを与えます。攻撃的な色とも捉えられるので、大胆さを狙う際にあえて取り入れるのも良いですし、差し色として組み合わせてファッショナブルさを狙いたいときにも。
●青・水色
知的・クール・安心感などの落ち着いた雰囲気から、IT企業に比較的多く用いられます。反対に青は食欲を削いでしまう色合いなでもあるがゆえ、飲食関連ではあまり採用されにくい色味です。
●黄
友好的・活気・楽しさとポジティブな印象を与える色であるのと同時に、注意看板でも多用され、人目を引き付けやすい色とも言えます。
●緑・茶
ナチュラル・安心感・森林を連想させる色でもあることから、成長や癒しの意味合いも込められる色です。同じ寒色の青とは違い、くつろぎを感じさせる緑はカフェなどの飲食業でも多く採用されています。
●ピンク
「女性的」と性別が限定されやすい傾向にある色ですが、子育て・介護サービスなど優しさを表したい業種には向いています。アダルトコンテンツを連想させることもあるので、フォントや絵柄との組み合わせには注意。
●モノトーン
黒ならば威厳や高級感、白であれば清潔感・透明感・信頼感など。厳粛さが求められる業種であったり、デザインと合わせてモダンさを表現するのに有効です。
ご紹介したのはほんの一部にしか過ぎませんが、企業の色を前面に押し出すのにもっとも適している場所は、やはりエントランスに他なりません。単色でシンプルに配置するのも良いですし、新進気鋭のイメージや独創性を重視するならば、思い切って大胆な色組み合わせに挑戦してみるのも大いに効果的です。
自社ならではのオリジナリティを存分に発揮させ、唯一無二のオシャレなエントランスで来訪客をお迎えしましょう。床や壁などは面積も大きいだけに、プロに相談するのがおすすめです。
4.オシャレなデザインのオフィスエントランスを創るうえでNGなことは?
デザイン改革の方向性が決まり、いよいよ素晴らしいエントランスが完成…でも実は、これだけでは不十分。日々の努力なくして「オシャレ」を保つことはできません。出入りの激しい場所であるがゆえに、汚れやほこりも溜まりやすいですし、専用の納品口や裏口のないオフィスでは、つい後回しにしていた段ボールやゴミ袋を端に寄せて放置…などということをしてしまいがち。
これではどんなに内装がオシャレであっても、残念な印象を与えてしまうばかりです。
一般家庭であっても、玄関先が汚いと家主までだらしがないというレッテルを貼られかねませんが、まさにオフィスであっても同様のことが言えます。せっかく経営理念を込めたエントランスを創るのであれば、手入れも欠かさずおこないましょう。
5.低予算でも工夫次第でオフィスエントランスのオシャレ度アップ!
さて、見直しの機会を得たならば大々的なイメージアップを図りたいところではありますが、避けては通れないのが予算問題。しかし、工夫次第では「オシャレ=お金がかかる」という概念を覆すことも可能です。
カウンターのような大きなアイテムはIKEAやニトリで見繕い、さらにDIYによりペンキやニスでイメージチェンジに挑戦してみるのも楽しいものです。IKEAは小物類も充実していますし、北欧雑貨が手ごろな価格で入手できることで人気のフライングタイガーコペンハーゲンでも、個性的なアイテムに出会えることでしょう。
また、100円均一店のセリアの雑貨も、オシャレ雑貨目当てに数店舗をはしごする「セリアパトロール」なる用語が定着するほどの人気ぶり。飽きてしまったり気分転換を図りたくなった際、容易に入れ替えられるところもプチプラならではの強みです。
限られた予算内で、それなりのお値段のものと安価なアイテムを織り交ぜて、プチプラがプチプラに見えない効果を狙う。これが低予算問題を上手に切り抜けるコツなので、ぜひ実践してみてくださいね。
6.スモールオフィスでもオフィスエントランスにこだわるべきか?
明確な受付のようなものがない小規模オフィスにてエントランス映えを狙うには、どのような工夫をすれば良いのでしょう。小さなテナントのひと間であったり、マンションやアパートの一室をオフィスとして利用している場合、勝手に内・外装を変えてしまうわけにもいきません。そんなときはドア周りに着目してみましょう。
社名入りのドアプレートをオシャレなものに変えてみたり、オブジェや観葉植物を飾るだけでも大きな変化をもたらせるのは、小さな空間だからこそ。ガラス部分もカッティングシートによるデザインを取り入れれば、将来移転する際にも剝がして元に戻せます。
エントランスからオフィス内部が見えてしまう間取りなら、ワークスペースとの調和を意識したインテリアにすると良いでしょう。「エントランスが企業の顔」という点においてオフィスの大小は関係ありません。
スモールオフィスならではのオシャレの楽しみ方を見出して、従業員・来訪客ともに気持ち良く日々の業務をこなせる環境を整えていきましょう!