出典:http://reinigungsagentur.ch/en/our-services/maintenance-office-cleaning/
始業前に出社して面倒だなあと思うことがあるかもしれません。しかし、転職して他の企業に勤めるようになったとき、この「儀式」がないと違和感を覚えるようになるのも事実です。実は、意外なところで重要な役割を果たしていることもあるんですよ!
1.役職も立場も関係なく全員参加が必須!
出典:http://www.spiffyclean.com.au/office-and-commercial-cleaning-melbourne
社員だけが毎朝のようにオフィスを清掃して、上層部が後から悠然と出社する…。伝統ある企業でしばしば見掛けることがあります。それがしきたりのようになっているとなかなか言い出せないかもしれませんが、社員からすれば不満に思うところもあるでしょう。ましてや歴史が浅い企業や中小であればなおさら…。できるかぎり全員野球ならぬ、全員参加で、なおかつ上層部の人々であるほど率先して清掃にあたるとともに、年季の入ったところを見せて格の違いを見せましょう!
2.オフィスクリーニングをサービスでも、個々のデスクまではきれいにしてくれない
出典:http://magicofcleaners.co.uk/how-to/how-to-clean-the-office-professionally-in-6-steps
企業や入居しているビルによっては、専門業者のクリーンサービスと契約し、定期的にオフィスを清掃しているケースもあるようです。しかし、早朝や土日など、限られた時間に全フロアの清掃を行う必要があるため、なかなか細かいところまで手が回りません。それだけに、自分のデスク周りやトイレなどピンポイントできれいにできるというメリットがあるかもしれません。それを有効利用しない手はありません。
3.埃やチリも積もればなんとやら…。ハウスダストの温床にも…
出典:http://www.enfieldnorse.co.uk/cleaning_office.php
掃除をサボったところで、百害あって一利なしです。日に日に埃やチリが体積していきます。そんな空間で1日の1/3、下手をすると半分以上、仮に徹夜したら丸1日以上を過ごすことになるのです。ハウスダストとしてエアコンのフィルターにも体積しますし、誰かのデスクに積み上がった書類や資料が崩れ落ちるとともに、大量の埃やチリがオフィス内に飛散します。文字通り「悲惨極まりない」光景です。オフィス内すべての人の健康と幸せのため、せめてハンディワイパーなど、簡単かつスピーディに埃やチリが取れるグッズを手元に置いて小まめに清掃しましょう!
4.デスクワーク中心の社員にとって、朝の清掃は適度な運動にもなる
出典:http://www.spiffyclean.com.au/office-and-commercial-cleaning-melbourne
出勤時の電車で熟睡、寝ぼけ眼で出社し、まだ完全に身体が目覚めていない状況で仕事を始めても、なかなか効率はあがりません。ダラダラしているうちにあっという間に午前中の時間を無駄にしてしまい、そのままランチに突入。ようやく午後からエンジンが掛かるような働き方ではなんのために朝早くから出社しているのか分かりません。そんな「ぐーたら」なデスクワーク中心の社員にとって、朝の清掃は適度な運動にもなるのです。短い時間で終わらせるにはてきぱき動くしかないからです。朝の清掃は、実は運動を兼ねていることも、お忘れなく…。
5.年末の大掃除がラクになる
出典:http://www.optimalcarecleaning.com/services/lehighton-pa-office-cleaning
小学生の頃、引き出しのなかが常に教科書やプリントなどでぎっしり詰まっていたという方こそ要注意!!大人になっても同じことを繰り返していませんか?このままだと、一生この習慣と付き合うことになりかねません(もしかしたら、もう手遅れかも…?)。そうなる前に、オフィス全体はもちろんのこと、自分のデスクも小まめにきれいにしましょう。この細かい積み重ねが年末の大掃除が短時間で済ませられるのです!昨年の大掃除で何時間掛けてもきれいにならなった…という企業やオフィスこそ、2017年の年末からは短時間で終わらせられるように頑張りましょう!
6.掃除する習慣は日常生活にも役立つ!
出典:https://grime-scrubbers.com/the-importance-of-a-clean-office/
毎日のようにオフィスを清掃する習慣が身につくにつれ、もともとはズボラだった社員も、休日は必ず自宅を清掃するようになったり、掃除機を掛けるなどの(良い意味での)生活習慣が身につくようになった例も少なくありません。自宅の部屋をきれいにしておくと、急な来客があっても困ることなく招き入れることができますよね。これがゴミ屋敷となると…。人を招くどころか、自分の生活もままならなくなります。
7.常にキレイにしていると散らかりにくくなる
出典:http://scopecleaning.com.au/office-cleaning/
普段からオフィスをきれいにしている、自分のデスク周りをきれいにしている場合はもちろん、一念発起してスッキリさせた場合ならなおさら、なかなか散らかりにくくなるものです。では、どんなときに散らかるか?それは忙しいときに散らかして、元に戻さないときが大きな分岐点です。ここで片付けをサボる→忙しくなる→片付けをサボる→忙しくなる→片付けをサボる…この負のスパイラルを繰り返すことで、散らかるオフィスやデスク周りが形成されていくのです。元に戻せるのは初期段階。できるだけ早い段階で元のきれいな状態を取り戻すように身体に感覚を染み込ませましょう!
8.銀行の融資にも社内の清掃は影響する?
毎日同じオフィスに出社していると、良くも悪くも気づかないものですが、オフィスが清潔であり、きちんと整理整頓されていることは重要なのだということを再認識&痛感させられます。銀行の人も見ていないようでしっかりチェックしているのです。急にキレイにしたからと言って、付け焼き刃では見抜かれます。なぜなら、普段から掃除をしていない人が細部に渡り行うには時間が掛かりますし、見過ごすことも少なくないからです。
9.オフィスエントランスの掃除は必須!
出典:http://www.trancemist.com/interiors/files/ostc-poland-warsaw-office-entrance.html
銀行の融資のエピソードももちろんですが、外部の方がオフィスを訪れたときに必ずといっていいほど立ち寄るのがエントランスです。共有スペースだけに後回しにされがちです。必ず当番制にするなどして、念入りに、常にキレイにすることを心掛けましょう。席次表を立てかける場合も常に最新の情報を載せるように!筆者もオフィスを訪れたときに、短縮番号に掲載されているお名前と座っている方が一致しないという経験をしました。それだけで「この会社、大丈夫かな?」と思ってしまうものなんですよね…。
10.会議室など来客する人が目にする場所は特に念入りに!
出典:http://www.londoncleanprof.co.uk/service-list/office-cleaning/
もしかしたら気づかれないような、オフィスチェアの脚の部分や窓枠の部分、備えつけられている内線電話機本体…等々も抜かりなく!会議室も付け焼き刃な掃除では、外部の人に見抜かれてしまいます。前の会議や打ち合わせが終わったら、日中でもすみかやにテーブルをキレイにしましょう。人の手垢や飲み物を置いたときの水分などが残っていると、案外目立つものです。使用感をなくす。これは飲食店(なかでもレストランなど)のクリーニングに通じるところがありそうです。
オフィスをキレイにしている企業にある程度の共通点があるように思います。それは「社員の方が来客に対してきちんと笑顔で挨拶ができること」なんです。これは、簡単そうで案外難しいものです。全社員が来客に対して好印象を与えることが理想なのですから。常日頃から意識していないとなかなか自然にはできませんし、社員に浸透させるためには「ある程度は口酸っぱく」言い続けないとすぐに挨拶できないような人が出てきてしまうからです。
掃除と挨拶、シンプルだけど、継続して高いクオリティを維持し続けることは簡単ではありません。逆に言えば、この基本がきっちり押さえられている企業は仕事にも抜かりない、安心して任せられるような気がしてなりません。掃除と挨拶と仕事のクオリティは比例するのかもしれません。