1. はじめに
オフィスの移転をすることが決定。
予算を組んで、要件定義をだし理想の物件をみつけ、担当会社を探し出し、なんやかんやで引っ越し大成功!
イケてる移転担当者としては、そうなりたいものですね。
とは言えなかなかそう上手くもいかず、つまづくところもたくさんです。
まずそもそも最初のステップ。
予算、どれくらい必要なのかわかりますか?
もちろん多ければ多いほど選択肢も増えますし良いのですが、自由に使えるわけもなく、移転担当者はウンウンうなりがち。
何にどれくらい必要で、自社の規模なら総額いくら位で。情報が開示されづらい業界ですので相場感もわかりづらいかと思います。
たまたま調べる機会があったのですが私も全くわからず。
ですので、ざっくり大体の相場感を書いとこうと思います。
あくまでざっくり。
やりたいことに合わせて好きに増減させてください。
2. もくじ
- はじめに
- もくじ
- なににかかるの?
- 現オフィスの退去時にかかる費用
- 引越しにかかる費用
- 新オフィスにかかる費用
- まとめ
3. なににかかるの?
移転にかかる費用は大きくわけて3つ。
- 退去費用
- 引越し費用
- 新規開設費用
です。
それぞれどんなもんか、みていきましょう。
4. 現オフィスの退去時にかかる費用
今のオフィスからでるのにも大きなお金がかかります。
ビルによっても大きく変わってきますので入居前に確認し、しっかり書面に残すようにしましょう。
また、引っ越す6ヶ月前には申告していないといけない場合が多いです。
3ヶ月前に申告した場合、残りの3ヶ月分の賃料が発生する。なんてケースもありますのでここもご注意を。
4-1. 原状回復工事費
坪単価2.5~3万円程度。
大型のタワービルなどの場合は4~5万円が目安になります。
回復箇所による場合もあり、また指定業者がいる場合もあるので、しっかりと確認&交渉しましょう。
裏ワザで0に近い金額にできる場合もあります。
詳しくはご相談を。
4-2. 明け渡し日までの家賃
明け渡し期間まで賃料が発生する場合、一般的には日割りにします。
賃料 × 期間/30で計算どうぞ。
4-3. 明け渡し日までの水道光熱費など
このへんもいっしょですね。
ご確認を。
5. 引っ越しにかかる費用
旧オフィスから新オフィスに移動する際にかかる費用です。
ある程度自分たちでやっちゃえる部分なので、ここで工夫してライバルに差をつけよう!
5-1. 引越し費用
社員一人あたり2~3万円程度が目安。
持っていくものの大きさや数にもよります。
ここを自分たちでやっちゃって節約やったぜ!なんて会社もありますね。
わりとほんとに大変なので、大枠のコストで見るとどっちがいいか微妙なところですが。
自分でやりたいかどうか、ですね。
5-2. 什器などの廃棄処理費
2tトラック1台あたり8万円程度。
業者の選定、自分たちである程度行うなどしてお安くできる部分です。
費用面でも環境面でも、捨てるものを減らす工夫をしたいものですね。
6. 新オフィスにかかる費用
快適で効率的で、かつイケてるオフィスにしたいですよね。
とはいえ理想像を目指すとそれだけお金もかかるもの。
結局は、価格とクオリティのバランスが大切かと思います。
そのためにも、しっかり予算感を見定めましょう。
わたしたちも、予算1000万円なら1500万円くらいの、価格以上の価値がでるようがんばって工夫します。
6-1. 内装工事費
壁や床をつくったりから、塗装や壁紙など仕上げまで。
一般的には坪当たり10万円みとけば大丈夫。
凝ったことをやろうとしたら20万円ほど。
私たちも出来る限り工夫して値段以上のものを提供するようにしますが、要望次第では高くつきがちです。
6-2. 家具購入費
個人用の椅子と机まわりで10~15万円ほど。
フリーアドレス制など工夫で大きく減らせます。
一日に長い時間使用するなら、体の負担が少ない良い家具を使用したいですね。
逆に少ししか使わない人には数千円の椅子でも充分だったりもします。
オフィスチェアについての記事も書きましたので、そちらも参考にしてください。
6-3. インフラ整備費
電気や電話、LANなど。
社員ひとりあたり5~7万円程度。
6-4. 委託金
保証金などですね。
賃料の12ヵ月が標準的。
ガンガン交渉して限界まで値切りましょう。
その辺も協力します。
7. まとめ
以上、だいたいざっくりの予算感でした。
やりたいことによって大きく異なりますので、あくまで目安程度に。
一般的な価格を表記したので、「ハイグレードなイケてるオフィスにしたい!」って人はコレより多めに見ておいてください。
物件を選ぶ前、使用予算の決定をする前に一度オフィスデザイン会社に相談するのも手だと思います。
展望や働き方、予算上限からピッタリな物件を見つけ出してくれるはず。
そのへんは無料でやってくれる会社も多いですよ。
それでは。