デスクワークの大きな敵、それは腰痛ではないでしょうか?20代のうちはあまり自覚症状はでないけども、30代から突然腰痛に襲われるなんてことも救いなくありません。実は筆者も慢性腰痛に悩まさせている一人です。腰痛ごときで仕事は休めない。でも座っているのもつらい腰痛。今回はその腰痛を少しでも軽減するためのオフィスグッズやオフィスチェアーをご紹介します。
日本での腰痛患者数
・腰痛に悩む日本人の数は、ここ数年1000万人超で推移している。つまり、約10人に1人が「腰痛持ち」である。
・腰痛の原因は、腰の骨や筋肉の障害、ストレス、その他の病気など様々だが、全て合わせると日本人の90%が一生に一度は腰痛を経験すると言われる。
・日本の職場において発生する病気やケガ(業務上疾病)のうち、腰痛は年間600件近く発生しており、全体の約60%を占める。
・アメリカにおいては、腰痛の発生率は全人口の15~20%で、45歳以下の就業不能原因の第1位であるとの研究報告がある。
出典:腰痛の全てが分かる総合情報サイト
なんと日本人の10人に一人が腰痛持ちというデータがあります。また業務上疾病、仕事中のケガや病気の60%が腰痛とのことなんですが、この数字とても恐ろしいですよね。街を歩いていても腰痛に悩まされているひとってそんなに意識できないですが、意外10人に1人の割合でいるそうなんです。これはすでにガンなどの国民病に近いものがあります。
1.体重分散チェア「ハラチェア」
出典:amazon.co.jp
最近では、腰痛マットレスなど多くの体重分散製品が世に出ておりますが、これはそのチェア版と言ってもいいでしょう。どうやら人が椅子に座ると、体重が骨盤に集中するようなんです。このチェアはその体重を分散せて、極力腰への負担を軽くすることができとのこと。確かにずっと椅子に座っているとお尻が痛くなってきます。その延長が腰痛につながっているとしたら効果は期待できるかもしれません。
2.アーロンチェア
当社の取り扱いブランドでもある、ハーミンミラーのアーロンチェアー。このチェアーはデザイン、機能ともに誰もが憧れるチェアですが、海外では腰痛対策チェアとしてもとても有名です。世界が認めたデザイン性の高さと一度座ったらやめられないフィット感はまさに唯一無二のオフィスチェアです。ちょっと価格としては高めですがいつかはクラウンなんてちょっと時代遅れ。いつかはアーロンですね。
3.エルゴヒューマン
座る人のためにフィットするチェア。エルゴヒューマン。そのあまりの座りごごちの良さに、香港では国会で使われているようです。アーロンチェアほどの腰を押すような感覚ないものの、この価格帯では非常に多機能のようですね。
4.アーユルチェア
こちらもちょっとお高めですが、「またいで座る」という新しいコンセプトの椅子です。ガニ股になってすわるのですが、腰はしっかりと伸びてくれます。普段使っていない筋肉が使われるようで、購入してから慣れるまではお尻が痛くなるそうですが、姿勢と腰痛がよくなればそのぐらいは我慢できそうです。
5.バランスチェア
出典:balans.jp
「座る」という行為は際限なく腰に大きな負担を与えます。一番いいのは立っているのは一番いいのですが、そういうわけにもいけないのが現実。そこでこのバランスチェア。この椅子は普通の椅子とは形が違い、背もたれがあるタイプもあるようですが、基本的には背もたれを使わず、膝で支えるようなイメージです。立っているのと座っている状態との中間の状態なので腰への負担は相当軽くなりますが、やはり膝が痛くなるようですね。でも使い続ければ姿勢とともにだいぶ改善されそうです。
結局腰痛の改善方法はあるのか?
私自身腰痛持ちなので、いろいろな改善方法を試してきました。もちろん整体院や針治療なども試してきたわけですが、何一つ改善されませんでした。また腰痛ベルトや、腹筋を鍛えるなどの方法論だけが先走りして実際何が一番効果あるのかわからないのが現実です。私がいろいろな方法を試す中で実際に感じるのは腰周りの筋肉がとても硬くなっていることです。筋肉が硬くなった状態でサポート系の器具や方法をやっても、実際に筋肉は硬いままでありやはり改善のための自己治癒力を高めることが必要なのだと思います。
デスクワークによって腰痛になる原因は、スポーツマンのような練習のしすぎによる筋肉疲労ではありません。むしろ、本来たくさん動き回ることで発達してきた体を、イスに座ったまま長時間ずっと固定させていることで、腰回りの筋肉が固まってしまうのです。
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そうやっぱり運動なんですね。運動により筋肉をほぐしていくことが一番の近道のような気がします。最終結論が「運動」みたいな形なってしまいましたが、今回ご紹介したチェアも普段の仕事をサポートする意味合いでは非常に優れた椅子だと思います。