いま、フリーランスが考えたいオシャレなオフィスデザインとは?

平成から令和に変わり、昭和世代にとっては「自分たちの生まれた世代がずいぶん過去のことになってしまった…」と嘆いている方が案外多いかもしれません。

2 JUN 2019

出典:https://www.architecturaldigest.in

目次

1.フリーランスの人口とは?

厚生労働省が発行している「フリーランス白書2018(一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会)」によると、『日本には現在、1000万人余りのフリーランス(副業・兼業を含む)がいると言われています。国内労働力人口の約6分の1にあたる数で、経済規模にすると20.1兆円という試算もあります。米国では、1億6千万人の労働力人口のうち5,730万人が既にフリーランス化しており、2027年にはフリーランス人口が過半数になるという予測が出ています。
(中略)

また、今後は人生100年時代と捉えるならば、65歳で定年退職した後のセカンドキャリアでは、誰もがフリーランスとして働いていく可能性があります。変化の激しい時代においては、自身のキャリアを勤め先の人事部の判断に預けて、一社に依存すること自体がリスクです。

定年を待たずして、若いうちから自律的に自身のキャリアと向き合うことが大切だという考え方は、ミレニアル世代を中心に拡がり始めています。そのような中、今年1月には厚生労働省によりモデル就業規則の改定案が公表されました。

「副業元年」と言われ、大企業から中小企業まで副業解禁する企業が次々と現れているため、すきま時間で副業をする副業系フリーランスは今後ますます増えていくと考えられます』とあります。

つまり、要約すると「日本の労働人口のおよそ6人に1人がフリーランス」ということになります。トヨタ自動車の豊田章男社長が、5月に日本自動車工業会の会長として行った記者会見で、「終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきた」といった趣旨の発言をして物議を醸しています。

多くの人がうすうす勘づいていたけれど、トヨタ自動車のトップが公の場で発言したことに遅まきながら危機感を抱いた人も少なくないはずです。

2.フリーランスと会社員のオフィスの違いとは?

冒頭の引用元となる一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会によると、「フリーランス」の意味を広義で捉え、以下のように定義しています。

「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」および「広義のフリーランスには、大きく分けて独立系フリーランスと副業系フリーランスがいる。

企業や組織に属さず雇用関係を持たない独立系フリーランスには、法人経営者(法人成りしている人)、個人事業主、すきまワーカー(開業届未提出の個人)がいて、たいていが業務委託契約や準委任契約で仕事を請け負う。

取引先によって様々な肩書や職種で多岐にわたる仕事をし、複線的にキャリアを築いているパラレルキャリアの独立系フリーランスもいる。一方、副業系フリーランスは、基本的に主となる企業や組織に雇用され、すきま時間を使って個人の名前で仕事をしている。

副業系フリーランスには、1社に雇用されながら起業する人、1社に雇用されながら他の組織や個人と契約を結ぶ人、2社以上に雇用される人がいる。」とあります。

フリーランスと会社員の決定的な違いはいくつか挙げられます。そこで、オフィスという観点で見てみると「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態」のフリーランスは、そもそも自分のオフィスを構える必要がないケースも珍しくなくなりつつあります。

要約すると、フリーランスのオフィスは

・事務所を借りる(本人のみまたは共通、間借りなど)
・シェアオフィスを契約する
・バーチャルオフィスを契約する
・自宅の一室
・ノマドワーカー(特定のオフィスを持たない)

に大別されるのではないでしょうか。自宅の1室をオフィスとして使っても構わないし、仕事仲間や人脈づくりの一環としてシェアオフィスを契約しても構わないのです。もちろん、専用の事務所を借りて仕事ができれば、より集中して作業ができることは間違いありません。また、ノマドワーカーとして、海外を含めて自由に活動するのも今どきの働き方といえそうです。

つまり、フリーランスとして働く以上、業務内容や売上、先行投資を含め「自分にとって働きやすい環境」を創り上げればいいのです。それこそがフリーランスとして働く大きな魅力のひとつです。

3.フリーランスが考えたいオシャレなオフィスデザインとは?

フリーランスがある程度自由にオシャレなオフィスデザインするとしたら…。前述の区分のなかでは下記3つに絞られてくると予想されます。*住居として借りている部屋を、事務所として使用するのは契約上NGというケースが多いので省いています。

●自宅の一室(実家・持ち家)

自由度:★★★★☆
親などの親族、あるいは自分自身で所有している物件(マンション、戸建て)であれば、予算と条件が許される範囲であれば自由に理想のオシャレなオフィスを創り上げることができます。まさしく自分だけの城であり、センスがもっとも発揮できるまたとない機会です。1度できあがるとリニューアルするのは大変(時間がなく、とてもそれどころではなくなる)です。デスクやチェアなどはもちろん、照明や壁紙、音響設備、壁掛け時計をはじめとする小物類に至るまで。ありとあらゆるところまでこだわってもいいでしょう。スペースに余裕があれば、来客用のミーティングできる場所があれば理想的です。IEKAとニトリ、そしてホームセンター、そしてネット(通販、オークション)をうまく使い分けることで、予算を抑えつつかなり個性が主張できます。

●事務所(賃貸/単独)

自由度:★★★☆☆
賃貸ということで、持ち家よりも自由度は大幅に制限されます。壁に穴を開けたり、壁紙を貼り替えるといった行為はまず行えないと思って間違いありません(例外として、古い家やアパートなどをリノベーションする前提ということもあるようです)。このような限られた条件のなかで「オシャレなオフィスを創り上げる」にはどうすればよいか?自分なりにテーマを決めて統一感にこだわることをオススメします。「海外のカフェ風」「アンティークショップ風」「ハワイアンスタイル風」「和風モダン」など、ある程度テーマを絞り込むことで、オフィスデスクやチェア、小物類などの必要なものを手に入れるときのイメージがわきやすくなります。

●事務所(賃貸/共同)

自由度:★★☆☆☆
賃貸+フリーランスのメンバー数人で共同利用ということで、個々のスペースを区切るのか、それとも共有スペースで仕事をするのかによって意味合いがずいぶん変わってきます。まず前者の場合、個々のスペースが確保できるという点においては「事務所(賃貸/単独)」のミニマム版と考えることができそうです。ただ、共同利用者がいるだけにほどほどにしておいた方がいいかもしれません。そして後者の場合。共同利用者同士で話し合い、落としどころを探っていくのが平和的解決といえそうです。オフィスデザインのプロに関わってもらい、各メンバーの意見の調整および集約をしたうえで、設計図を描いてもらいます。別途費用は掛かりますが、オシャレかつハイセンスなオフィスが期待できそうです。

4.素人に見極めができるのか?それともプロに任せるべきか

ミーティングなどで「来客があるかどうか」、「自分にとって理想の城を構えたいのか」、「独立して気分をあげて仕事をしたいのか」。理由はさまざまだと思いますが、「自宅の一室(実家・持ち家)」および「事務所(賃貸/単独)」では独自に、事務所(賃貸/共同)ではオフィスデザインのプロに任せた方がよいのではないかと考えます。

自分だけ(自分たちのため)の理想のオフィスを思い描けるのがフリーランスの特権でもあります。妥協できるところと譲れないところ、この2つの要素を見極めつつ、理想のオシャレなオフィスを創り上げてください。

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