おしゃれで洗練された壁紙でオフィスをデザインする!

手軽に効果的にオフィスをリノベーションしたいのなら、壁紙を変えることも良い方法です。

18 JUL 2018

壁は、オフィスに入った時に全体の印象を決める存在。色や素材などで、「かっこよい」「おしゃれ」「素朴」「きちんとしている」など印象づけることができます。反対に、壁が汚れていたり古めかしいデザインだったりすると、暗く古い印象を与えてしまいます。暗く古い印象は、業績が悪い、ブラック企業などと思われてしまうかも。壁は、オフィスのファーストコンタクトなのです。では、おしゃれなオフィスはどのような壁紙を使っているのでしょうか。おしゃれで洗練された壁紙の使い方をみてみましょう。

目次

1.おしゃれで洗練された壁紙にするメリットとは?

昨今は賃貸物件でも壁紙を選べるものがあるようです。壁紙は部屋の印象を変え、住んでいる人のイメージを作ります。色や素材、柄などで、住んでいる人や企業がどんな性格で、何をコンセプトにしているのかを想像させるのです。

おしゃれで洗練された壁紙は、そのまま住んでいる人やオフィスのイメージにつながります。「こんなおしゃれなセンスをもっている素敵な人」「ポップで明るい人」「温かみのある親しみやすい人」「スマートでクールな人」など、ファッションのようにその人または企業を装うのです。

特に、色は人やオフィスの印象を演出します。しかし、やりすぎると好みが合わない人から誤解されてしまう危険性もあります。清潔感を演出しようとオフィスが白で統一したとします。しかし、人によってはあまりに事務的で、病院のように感じるかもしれません。赤が好きだからといって全面真っ赤な壁紙にしてしまえば、気が散って仕事ができないうえに、見た人は攻撃的な人が集まるオフィスだと誤解してしまう可能性があります。

配色は、バランスを考え、適切に行うことが大切です。色が与える印象を知り、得たい効果や印象が生まれる壁紙を選びましょう。

・暖色系の壁紙を使うと?

赤やオレンジ、黄色など、文字通り明るい系統が暖色系に分類されます。この色は、人の気持ちを高揚させる力があり、親しみやすく明るく元気な印象を与えます。暖色系の服を着ると、なんとなくうきうきした気分になるのも、暖色の効果です。壁紙を暖色系にすることで、明るくポップで自由、元気のよい印象を与えるでしょう。

しかし、暖色系でだけで壁を覆ってしまうと、ホッとする場所がなくなってしまいます。興奮したり元気になったりする効果は、反対に言えばいつでもエネルギーを放出しなければならず、暖色系のみの空間にいては疲れてしまうのです。

元気で自由、ポップで明るいイメージを伝えたいのであれば、一部の壁や空間の一角だけ暖色系を取り入れるのがよいでしょう。暖色系の差し色が、メリハリと活気のあるオフィスを演出してくれるはずです。

・寒色系を壁紙につかうと?

寒色系は青やグレー、黒、白などクールで冷たい色のことを言います。寒色系は、その色の通りクールで冷たい印象ですが、オフィスでは真面目や誠実、冷静沈着というイメージです。

したがって、弁護士事務所やコンサルティング会社など、常に冷静かつ的確な判断が求められるようなオフィスで有効な配色となります。その反面、歯科医など、小さいお子さんが治療への不安な気持ちを和らげるような配慮が求められる場面では寒色系でまとめてしまうと却って怖がらせてしまうでしょう。子供のスペースは暖色系を使うなどの工夫が必要です。

オフィスでも、寒色系だけでまとめてしまうと、やはり息が詰まってしまいます。観葉植物や一部に暖色系を使うなど、やはりバランスよく配色することが大切です。

・壁紙をコーポレートカラーにすると?

企業や組織には、客層や企業の理念に合わせたコーポレートカラーがあるものです。ロゴに使ったり、広告のメインカラーに使っている企業も多いでしょう。「この色といえばあの会社」というように、色は企業のイメージを演出しているものです。

わかりやすいのが、オレンジとグリーンといえばセブンイレブン、水色といえばローソンなど、街でコンビニを探すときに無意識にその色で見分けているものです。コーポレートカラーは、思いの外重要なものなのです。

このコーポレートカラーを企業のエントランスや玄関の壁紙に取り込むことで、訪れた人に与えるインパクトが大きいと言えます。例えば、オレンジがコーポレートカラーだとした場合、オフィスの壁紙全体がオレンジでは刺激的過ぎますが、エントランスであれば、入ったときに「やはりあの会社だ」となります。

改めて企業のコンセプトやブランドを意識するきっかけとなり、深い印象を与えることができるのです。

・会議室の壁紙を変えてみると?

会議室は、社内外のプレゼンテーションが行われるはずですが、会議のテーマによっては重い空気になってしまい、誰も発言することなく不本意な結果で終わることも多いものです。
誰もが忌憚のない意見をと促してみても、やはり重々しい雰囲気や上からの圧が大きいと、どうしても人は下を向いて口を噤んでしまいます。

そこで、会議室の壁紙の一部を変えてみるのはどうでしょう。たとえば、白い壁で白いデスク、黒のパイプ椅子である会議室の壁をグリーンにする、一部をピンクやオレンジにするなど、明るい、または癒し効果のある色に変えてみるのです。

ピンクは怒りや批判の気持ちを和らげるといい、オレンジはコミュニケーションを促す色だといいます。グリーンは癒しの色であり安心感を与える色でもあります。
こういった配色は、会議室に入ったときから効果を発揮します。どうにか論破してやろうと意気込んでいた人が、壁の一部がパステルカラーで彩られるのを見て、共感度が増加するかもしれません。

この、色の効果を期待した配色は、オフィスデザインを手がけるプロに相談することが良い方法です。効果的な色と素材の壁紙を提案してくれるでしょう。

・配色は、その色数が肝心

色の効果を狙った壁紙にしようと、多色使い過ぎてしまうのも問題です。ファッションでも、使う色3色まで、それ以上はおしゃれ上級者といわれています。これは壁紙の配色でも同じことです。多色使いにすると、ただ賑やかになってしまい効果が薄くなることに加えて、目がチカチカしてしまい集中できません。

ベストな配色は、基本となる色を1つ選び、残り2色は同系色の中から選ぶ方法。アイボリーの壁紙に、一部だけ寒色系にする、コーナーだけクール系にするなどです。柄物を選ぶときにも、同じように注意が必要です。やはり、オフィスデザインのプロに任せることで、丁度良い配色を提案してくれるでしょう。

・壁紙は照明を当てた状態で考える

壁紙は、照明を当てた状態でどうなるのかを予測して選ぶようにすると間違いがありません。白で統一したいからと白の壁紙を選んだまでは良いけれど、照明が当たると反射して明るすぎるとなっては、集中力にも居心地にも問題が出てきてしまいます。

素材によっては反射したり、影ができたりなど、思った色と違う雰囲気になることもあります。柄物を選んだのは良いけど。照明が当たるとその柄が浮き出して見えてなんとなく落ち着かない部屋になってしまうこともあるようです。

基本的に、オフィスでは照明を使います。照明を当てたら印象が変わるのか、目に優しい素材を使っているかなど、壁紙を選ぶ際には意識するとよいでしょう。

2.おしゃれで洗練された壁紙でオフィスにするメリット

内装はオフィスの雰囲気を左右します。特に壁は常に視界に入るため、最も意識して壁紙を選ぶことが大切です。おしゃれで洗練された壁紙をオフィスに使用することは、オフィス空間のデザイン性を決めます。

デザイン性の高い、おしゃれで洗練されたオフィス空間を作ることは、社員のモチベーションを上げ、優秀なスタッフを確保することにつながる効果があるといいます。

おしゃれなオフィスを作るため、オフィスで常に目に入る壁紙にこだわる企業が増えているのも納得です。

住宅でも子供部屋、寝室、リビングなど、それぞれの雰囲気や用途に合わせ壁紙を変えます。同じように、オフィスでもエントランスやミーティングルームなど、それぞれの用途に合わせて壁紙を変える事で、企業のイメージアップや社員のモチベーションアップにもつながります。

特に、居抜き物件では前の壁紙や床がそのままになっている事も多いでしょう。壁紙がくすんでいたり汚れていたりしたまま使っていては、仕事へのモチベーションが下がったり、外部からのお客様からの印象を悪くしてしまうかもしれません。壁紙を変える事は、社内外において大きなメリットがあるのです。

壁紙を変えることで、得られるメリットはデザイン要素の他にもたくさんあります。たとえば、壁紙を防寒仕様のものにすれば、寒い時期の暖房費用を節約できます。

寒い時期には一部を温かみのある色と素材に変える、または暑い時期には涼しげな色と素材にすることも、スタッフのモチベーションに影響を与えます。色の効果や素材の印象を合わせて壁紙を選ぶと良いでしょう。

具体的に、どのようなメリットがあるのか見てみましょう。

・モチベーションが向上する

壁紙の色でスタッフのモチベーションを引き出すことができます。たとえば、赤色やオレンジ色は人にエネルギッシュな印象を与えます。コミュニケーションを活発化させ、やる気を向上させます。「スタッフに覇気が感じられない」という場合は、赤やオレンジを配色に加えてみると良いでしょう。

・集中力が増し生産性アップ

集中力をアップさせ、冷静な判断を促す色が、青やグレーなどの寒色系です。会議室に青やグレーを使うことで集中力がアップし、生産性が向上します。

・優秀な人材の流出を抑えられる

壁紙はオフィスの雰囲気を左右し、社員の「過ごしやすさ」や「働きやすさ」にも影響を与えます。壁紙をおしゃれで洗練されたものに変えることで、スタッフが過ごしやすく働きやすく、さらに生産性が向上すれば、離職率を食い止めることができるでしょう。優秀な人材こそ、働く環境には敏感です。さらに、おしゃれな内装となれば優越感にも影響し、そのオフィスにふさわしい人材になろうとするものです。

・人材確保をしやすくなる

壁紙をおしゃれにすることは、社外の人たちにも良い印象を与えます。就職、または転職するとき、企業を選ぶ指針としてオフィスデザインを重視する人が増えているといいます。おしゃれなオフィスで働きたい、おしゃれなオフィスで働ける自分になりたいという人は増えており、洗練戯れたデザインのオフィスに人気が出ているようです。
オフィスをおしゃれな壁紙でデザインすることは、企業のイメージアップとなり、ブランドを高めることにつながります。おしゃれなオフィスと印象を与えることで、優秀な人材を確保しやすくなるのです。

では、職種別に効果的な壁紙はあるのでしょうか。GoogleやMicrosoftなど、ビジネスで最前線を行く企業は、斬新でおしゃれなオフィスデザインを実践しています。それらは、オフィス家具や間取りだけではなく壁紙にも取り入れているようです。

・事務系・プログラマーにはストレス軽減効果の壁紙を

事務やSE、プログラマーといったデスクワークが中心の職種は、ストレスを軽減するグリーン系の壁紙がおすすめです。観葉植物を置く方法もありますが、全体を淡いグリーンで統一する事で、作業の途中でも意識せずに癒し効果を得ることができます。

淡いグリーンの中にブルーやイエローを差し色に入れるのも効果的です。ブルーは集中力を、イエローは発想力を高めます。デスク周りにワンポイントで配置することで、スタッフのモチベーションをアップすることができるでしょう。

・外回りが多い営業職にはメリハリを

外回りが中心となる営業職には、集中力を高め、頭の切り替えがしやすくなるブルー系の壁紙がおすすめです。デスクや椅子にもブルーを配置することで、クールで冷静な判断力を促します。
さらに、外からのお客様が多い場合にはエントランスにコーポレートカラーを配置しましょう。ブランドやコンセプトを印象づけることができます。

オフィスの中では、ブルーを基調にしつつ、差し色で赤やオレンジを入れることで、エネルギーが湧き、コミュニケーションが円滑になります。営業スタッフが帰ってきて休むフリースペースには、クールダウンしたいのか、発想力を高めたいかを考えた壁紙を使うと良いでしょう。

・女性が多いオフィスには寒色と暖色を使い分けて

女性が多い職場は、女性が好きな色を使いがちですが、あまりスウィートなイメージにしてしまうと業務に集中できなくなる場合があります。たとえば、コーポレートからであるパステルカラーで統一したオフィスだと、癒し効果には有効ですが、理論立てた会議には向きません。

女性はコミュニケーションをとったり共感したりすることは得意ですが、理論立てて議論し結論へと導くことは苦手な人が多いといいます。会議室にはブルーやモノトーンの壁紙を使い、フリースペースにはグリーンやオレンジなどの暖色系を使うことで、女性ならではの能力を発揮できるオフィスになるでしょう。

・男性が多いオフィスではコミュニケーションを促す配色を

女性に比べて男性は誰かと共感することが少なく、ストレスを内に溜めてしまいがちです。エネルギッシュに動いていても、知らず知らずの内にストレスフルになってしまったということも多いようです。

男性は、一般的にクールな色を選びがちです。ブルーやグレー、モノトーンで統一したオフィスはかっこよくクールな印象ですが、冷静に物事を判断する効果もあるため、自分の中で問題を片付けてしまうタイプの人には効果がありすぎてしまうかもしれません。

意識して、オレンジやイエローグリーンなどのコミュニケーションを促す配色にすることで、共感や相談を活発化させることができるでしょう。

3.低予算や築年数の古いビルでも壁紙を交換するだけで、おしゃれで洗練された壁紙でオフィスに

おしゃれなオフィスは、人材確保やスタッフのモチベーションアップ、ブランディングに効果的です。しかし、オフィスをおしゃれにリノベーションしようとすると、オフィス家具や間取りの変更など内装にかなりの金額がかかってしまう場合があります。

また、安い居抜き物件だと築年数の古いビルであることが多く、経年の汚れがついたままだったり、時代の古い壁紙だったりします。これではどんなにおしゃれなオフィス家具を入れても、古臭さは払拭することは難しいでしょう。

しかし、壁紙を変えるだけなら低予算で済む上に、オフィスの印象を大きく変えることができます。壁紙はオフィス全体を覆うもの。スタッフからも外部からも視界に最初に入るものです。その壁紙を効果的に使うことで、低予算で効果的にオフィスをイメージアップできます。

壁紙は、デザインの他にも様々な素材があります。狙う印象に合わせて素材を選ぶと良いでしょう。

・ビニールクロス

一般的に用いられているのがこのタイプです。業者に頼まなくても自分でDIY感覚で張り替えることも可能です。発泡させてツブツブのような表面のタイプ、凹凸を作ったエンボス加工など表面加工のバリエーションが多く、耐久性と清掃性に優れています。

ビニールクロスには、オフィスに使われることが多い「量産品ビニールクロス」、デザインが選べる「中級品ビニールクロス」の2種類があります。「量産品ビニールクロス」は安く、低予算には助かる素材ですがデザインや機能が限られています。「中級品ビニールクロス」は種類が豊富です。しかし、値段は「量産品ビニールクロス」と比較して高めになっています。

料金の目安
・量産品ビニールクロス…500円~/㎡
・中級品ビニールクロス…1,000円~/㎡

・紙クロス

欧米では特に一般的に用いられている壁紙です。パルプを原料としている輸入品が主ですが、和紙やケナフなどの非木材紙を原料にしている紙クロスもあります。プリント加工やエンボス加工を施されて、デザインも豊富です。

音を吸収するため防音性に優れており、環境や健康などに配慮されているエコ壁紙としても注目を集めています。和紙を原料としたものは昨今人気を集めており、和風の雰囲気を出したい空間に良いでしょう。

料金の目安
・輸入材(アメリカ製)…2,500円~/㎡
・自然素材の和紙…1,500円~/㎡
・撥水、防汚処理済み…2,000円~/㎡

・織物(布)クロス

レーヨンなど木からとったセルロースを再生した繊維、麻、絹、綿などを編み込んだ繊維、不織布に紙を裏打ちしたものなど様々な種類がある織物クロス。壁紙そのものが自然繊維のため、湿気を吸い取ってくれる特性があり、日本の風土にマッチした壁紙です。

布の特性がそのまま特徴となります。絹のクロスは高級品ですが、暑い時は涼しく、寒い時にはあたたかく、快適な空間を作ることができるでしょう。

料金の目安:
・レーヨン:1,200円~/㎡
・不織布:2,200円~/㎡
・絹100%:10,000円~/㎡

オフィスの壁をリフォームする場合、壁紙が手頃ではありますが、他の選択肢として塗り壁やタイルがあります。塗り壁は、日本古来の技術です。左官職人がその場で仕上げるため、世界で一つのオーダーメイドの壁に仕上がります。価格は左官職人によって違うので、見積もりが必要です。

塗り壁でポピュラーなのは漆喰です。漆喰は日本古来のもので、古民家や寺院などにも利用されています。日本の風土に合っているため、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。湿度を調節するため、カビの発生を抑え、脱臭の効果もあります。

綺麗な平に仕上げることも可能ですが、鏝の使い方で様々なデザインに仕上げることが可能です。漆喰の色は柔らかな白のため、目に優しく、さまざまなオフィスに合うでしょう。

最近流行しているのが、クロスを貼ってしあげに塗る「じゅらく」です。土の色で自然の風合いを出すことができます。素材は土のため、防火性、防音性に優れています。

素朴な風合いが人気で、壁紙にもじゅらく仕上げ風のものがあります。塗り壁では予算オーバーの場合は、じゅらく風壁紙を選んでも良いでしょう。

また、タイルは給湯室やトイレにちょっとおしゃれで遊び心を演出するのに良い素材です。原料や焼き方、色合いや並べ方によって表情が変わり、防火性にも優れています。タイルは、銭湯にも使われていたようにレトロな雰囲気を出すことができます。

カラフルなものも多く、ポップなイメージを作ることができます。DIYで自分でもできるので、一部分だけなら手軽に取り組めるかもしれません。

クロス、塗り壁、タイルなど、壁を彩る素材はたくさんあります。変えるだけでイメージチェンジできるオフィスの壁。予算に合わせて最適なものをオフィスデザインにコンサルティングしてもらうことで、デザインや施工の失敗がなくなり安心です。

4.壁の一面だけ壁紙を交換して、おしゃれで洗練されたオフィスに変身!

一部の壁紙の色だけを変える「アクセントクロス」が、個人宅やカフェなどで注目されています。賃貸でも、一面だけ好きな壁紙を選べる物件が増えています。アクセントクロスとは、部屋の4面ある壁のうち、1面だけクロス(壁紙)の色やテクスチャーを変えることです。

メリハリをつけ、一部分だけで手軽に印象を変えることができるので、多少派手な色を入れてもうるさくなりません。

最近では、オフィスでもアクセントクロスを使ったデザインを採用している企業が増えています。会議室、フリースペース、エントランス、来客スペースなど、そのスペースの雰囲気をよりよくさせる配色にするなど、手軽に効果的にできるテクニックです。アクセントクロスで効果を出すためには幾つかのコツがあります。

・柄や色を選ぶ

クロスで見ると可愛くておしゃれでも、大きな面積に使用するとうるさくなってしまうこともあります。選ぶ時には全体をイメージしつつ、飽きがこないようにするには無地、にぎやかで今を楽しみたいなら柄も選択肢にいれるなど、スタイルによって選ぶことが大切です。

・アクセントクロスは視線を意識

人の目は、【正面 → 右面 → 左面 → 天井 → 床】へと動くと言われています。したがって、アクセントクロスは正面、または入ってから右の壁に入れるのがおすすめです。

そのアクセントクロスが企業のコーポレートカラーなら正面に、スタッフの作業効率やコミュニケーションを促すためなら右にして外部からの印象を和らげるなど使い分けると良いでしょう。

フリースペースは扉や衝立を入るとすぐにグリーンやポップな色が見えるように正面、黄色やブルーなど集中力を高めたい色はスタッフの視線の右に来るように配置するなど、スタッフの心理を考えることも必要です。

・効果的に色をチョイス

アクセントカラーは、一部または壁の一面だけに使用するものなので、重くなりません。したがって、赤や黒、ピンク、明るいライムグリーンなど大胆な色使いも可能です。そこで、せっかくのアクセントカラーですから色の効果を最大限に利用してみてはいかがでしょう。

部屋全体に使いづらいイエローは、発想力を高めると言われています。クリエイティブな仕事の現場には最適な色だと言えます。デスクの右側に使うことで、視界にちょうどよく入り、作業を邪魔せずに色の効果を期待できます。

オレンジも、部屋全体には使いづらい色ですが、この色はコミュニケーションを向上させ、親しみや共感を促します。オレンジを、会議室やフリースペースの一角に使うことで、ディスカッションが活発化します。

落ち着いた効果を促すグリーンは、フリースペースに使いたい色です。椅子やクッションにも使うと効果が高まるでしょう。エントランスには、温かみを持たせたい場合は暖色を使い、反対に、知的さを表したい場合は寒色を使うと、相手に感じさせたいイメージを伝えることが可能です。

では実際に、どのようにアクセントクロスを使っているのか見てみましょう。

・ニュートラルなカラーと素材で洗練さを強調

極端な配色は避け、白やグレー、セピアカラーなどのニュートラルな配色をベースに、黒やグリーン、赤などをアクセントカラーに使います。さらに、ワンポイントで金属やウッドなど素材感をプラスすることで、派手な色があっても洗練されたクールな印象になります。

・あえてカラフルな色使いでブランディング

アクセントカラーをカラフルな多色使いにすることで、その企業のコンセプトを伝えることも可能です。例えばピクシブのオフィスは、あえてカラフルな配色を内装に使うことで、様々な作品が発信される自社サ-ビスを表現しています。

・照明や床面でも演出を

アクセントカラーを置いた空間に、間接照明や観葉植物、床のクロスなどポイントを増やすことでさらにイメージが深まります。間接照明や床のクロスは、そのアクセントカラーを際立たせる効果があります。フリースペースやエントランスに使いたいテクニックです。

また、観葉植物はコントラストが激しい空間を和らげます。観葉植物の緑は、ポイントカラーにも潤滑油にもなり得る色です。空気を正常化する効果もあるので、積極的に利用すると良いでしょう。

5.おしゃれで洗練された壁紙を選ぶ際に気をつけたいポイントは?

実際に壁紙を選ぶ際、押さえておきたいポイントがあります。もちろん、オフィスデザインのプロに依頼するのならアドバイスを得られ色選びもできますが、やはり、スタッフにどのようになって欲しいのか、外部からどのように見られたいのかを明確にし、コーポレートカラーを決めておくことが大切です。

例えば、企業のイメージカラーが赤だからといって、リラックススペースに赤を使用してしまうと、スタッフはリラックスしたくてもできません。女性ターゲットの都会的でおしゃれなブランドイメージなのに、雑居ビルの内装そのままで壁紙だけ立派にしようとしても失敗します。

そこで、自分で選ぶにしてもプロに頼みにしても、押さえておきたいポイントを覚えておきましょう。効果やメリットだけを考えて壁紙を選ぶと失敗します。ポイントを知っていれば、プロのデザイナーにも依頼しやすく、コンセプトを伝えやすくなります。

・どのようなスペースにしたいのかをイメージ

作業効率を上げたいスペース、リラックススペース、エントランスなど、誰にどのように見て欲しいのかを明確にしましょう。また、床材や天井、照明などと組み合わせた時にどのように見えるのかも重要です。手持ちの家具との相性もあります。

それらの相性を考えて、色や素材の適切なものを選ぶと失敗しません。全て買い換えるのであれば問題ありませんが、予算を抑えたい移転やリノベーションであれば、あるものとの相性は大事なポイントなのです。

・大きなサンプルで確認しましょう

カタログで見るより実際の仕上がりは明るく、淡く見えることがあります。なるべく大きなサンプルで確かめましょう。

・床、壁、天井の色のバランスを考えましょう

床→壁→天井の順位、上に行くほど明るい色を使うと天井が高く広く感じられます。逆に、天井を一段暗くすると、空間に落ち着きがでます。
どんなスペースにしたいのか、どんな効果を得たいのかを考えて、配色を決めることがポイントです

・機能性とデザインで壁紙をえらぶ

アクセントクロスを効果的に使うことで、スペースにメリハリが生まれます。壁一面、あるいは一部に、異なる色や柄の壁紙を取り入れることで、うるさくなく重くない演出が可能です。

また、素材の選択は快適なスペースづくりに重要です。湿気が多いのなら呼吸できる素材、汚れが目立たない手入れができる素材、できるだけ少ない配色で温かみを出せる素材などを考えることで、

ワンランク上のおしゃれなオフィスを作ることができます。

6.おしゃれで洗練された壁紙を使ったオフィスの事例

 

実際に、壁紙のカラーや素材でおしゃれな空間を演出している企業の事例を見てみましょう。

株式会社ホールマン



出典:http://hitoba-office.com/works/438.html

モノトーンでスタイリッシュなデザイン。緊張感を持って仕事ができそうです。

ピクシブ株式会社



出典:http://ashita-office.com/office-design-100-2397#2

全体をポップにまとめたデザイン。多様な作品を広く発信する意味を込めてデザインされたと言います。

株式会社アカツキ



出典:http://blog.kushii.net/archives/1929548.html

全体をウッディな雰囲気でリラックスできる空間を演出しつつ、アクセントクロスの赤が効いています。クリエイティビティな能力が発揮できるようにデザインされています。

株式会社ワンオブゼム




出典:http://hrnabi.com/2014/04/15/250/

様々なスペースのテーマに合わせて壁紙や床材の素材をチョイス。ミーティングルームでは間接照明でやわらかなオレンジの壁紙、作業スペースはクールなブルーが使われています。

7.安心して壁紙交換を任せられる業者を選ぶにはどうすれば良いか?

壁紙を選ぶ時には、スタッフの生産性への効果を考えることも大切ですが、まずはオフィス内に置く家具類やインテリア、部屋の用途などに沿って選ぶほうが結果的にうまくいきます。

家具や間取りなどとマッチした壁紙を選ぶことで。デザイン性が高く、より洗練されたオフィス環境となります。結果、社員が働きやすくなり、お客様への印象がよくなり、新たな人材の確保にも繋がるのです。

また、壁紙の色を選ぶ時は、部屋の広さや用途が大きなポイントとなります。色の濃さは部屋の広さと密接に関わっています。広い空間では白いものはより白く、黒いものはより黒く見えるといわれています。白く明るい色は空間の広がりを感じられ、濃く暗めの色は空間を狭く落ち着いて見せるという特徴があります。

例えば、社員が仕事をしている執務スペースは白を基調とした淡い明るい色にすることで、落ついて冷静に仕事を進めることができます。アクセントカラーでコミュニケーションを向上させ、フリースペースではリラックス効果を演出します。

応接室や会議室など外部からの来客がある場合には暗めの色で落ち着いた空間を演出することできます。信頼性や高級感を出し、ブランドの向上にもつながるでしょう。
同じ淡い明るい色でも、ブルー系の色では落ち着いたモダンな雰囲気となり、グリーン系では清潔感のある安らげる空間となります。

アクセントカラーは、生産性やブランディングの効果を考えて決めると良いでしょう。一面だけであれば費用も10万円程度に抑えることが可能です。

壁紙を決めたら、業者に依頼することをおすすめします。コストを抑えるために自分で貼ることもできますが、壁は面積が広く、自分で綺麗に貼るためには時間も技術も必要です。やはり、プロに依頼したほうが無難でしょう。

オフィス移転などで他の内装工事もある場合は、他の工事と一緒に壁紙施工してもらうこともできます。壁紙の施工作業は、古い壁紙を剥がして、傷んだところを補修し、その上に新しい壁紙を貼ります。下地処理が雑になると、新しい壁紙を貼っても凹凸が残ってしまいます。湿気で剥がれてきてしまうこともあります。

これらの問題が生まれてしまうリスクがあるため、やはり、壁紙施工は選択からプロの業者に依頼することをお勧めします。自分たちで選んでしまうと、好みや価格に走ってしまいがちです。また、第三者から見ることができないため、客観的な判断ができません。

外部から見たらどう映るのか、今自社のブランドはどのように認識されているのか、客観的に判断しアドバイスできる業者を選ぶことが大切です。オフィスの壁紙なら、やはりオフィスデザインを多く手がけている業者が良いでしょう。オフィスデザインの実績があるなら、その企業のコンセプトやブランド、マーケティングを考えて、または生産性やスタッフへの効果も合わせてデザインを行います。

壁紙の取り扱いも経験が豊富ですから、期待する効果に合わせて適切な壁紙をアドバイスしてくれるでしょう。

また、アフターフォローをきちんとしてくれる業者を選ぶことも大切です。壁紙は、経年とともに汚れたり剥がれたりします。また、季節ごとにアクセントクロスを変えたい場合もあります。

そのような時も、アフターフォローがしっかりしていれば、トラブルが起きても安心です。リノベーションしたい時も、同じ業者であれば勝手がわかっているので期待するデザインを提案してくれるはずです。

壁紙はオフィスの印象を大きく変える要素の一つです。おしゃれで洗練されたオフィスの最終仕上げが壁紙だと言っても過言ではないでしょう。だからこそ、失敗のない選択をしたいものです。壁紙を変えておしゃれで洗練されたオフィスを目指すのなら、オフィスデザインのプロへの相談をおすすめします。

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